カラーの花言葉に怖い意味はある?白・ピンク・黒など色別の意味も紹介
すらっとしたシンプルなフォルムが印象的な「カラー」。
切り花としてアレンジメントやブーケに使われることが多い花です。
カラーといえば白をイメージする方が多いかもしれませんが、実はピンクや黒などさまざまな色があります。
この記事では、カラーの花言葉とともに、本数別・色別の花言葉を紹介します。
Contents
カラーってどんな花?基本情報をチェック!
- 和名: 和蘭海芋(オランダカイウ)
- 原産地:南アフリカ
- 開花時期:5~7月頃
- 誕生花:5月31日、6月27日、10月30日、11月26日
カラーは、草丈が30cm〜100cm程度になるサトイモ科の多年草。
大きく分けて湿地を好む湿地性と乾燥気味の土地を好む畑地性の2種類があり、地植えでも育てられるので、切り花だけではなくガーデニングでも楽しめます。
また、くるりと巻いた花びらのように見える部分は、実はガクが変化したもので、カラーの花は中の黄色い部分のみです。
カラーの主な種類を紹介
カラーは、赤やオレンジ、黄色、ピンク、白など色のバリエーションが豊富です。
ほかにも、黒や紫など、落ち着いた色味の種類もあります。
代表的な品種は、結婚式などでも人気の「ウェディングマーチ」。
純白で上品な品種で、細長く花が大きな点が特徴です。
同じくブライダルシーンに人気の「マジェスティックレッド」は、鮮やかなワインレッドが目を惹く品種です。
「ガーネットグロー」は濃いピンクの品種で、フォルムが美しく人気があります。
ガーネットグローは大型の品種ではないため、鉢植えとしてもおすすめです。
ほかにも、黒や紫のような絶妙な色味が特徴の「ホットチョコレート」という品種もあります。
高級感ただようホットチョコレートは珍しい品種ですが、花持ちがいいためプレゼントにもぴったりでしょう。
カラーの花言葉と由来!怖い意味はある?
カラー全般に共通する花言葉は「華麗なる美」「清浄」「乙女のしとやかさ」です。
「華麗なる美」の花言葉は、カラーという名前がギリシャ語の「カロス(究極の美)」に由来するからという説があります。
「清浄」は、白いカラーがウェディングドレスを連想させることに由来。
また「乙女のしとやかさ」は、ギリシャ神話に由来しているといわれています。
カラーの花言葉に怖い意味はある?
カラーには黒い品種があるため、怖い意味やネガティブな意味の花言葉があるのではないかと不安を持つ方もいるかもしれません。
しかし、カラーの花言葉は美しさや清らかさなどを表すものが多く、怖い意味はありません。
そのため、贈り物として選ぶ際にも、花言葉の意味を心配することなくプレゼントできるでしょう。
カラーの花言葉は本数でも異なる
カラーの花言葉は、花の本数によって意味が変わります。
アレンジメントする際に、何本のカラーを入れるか悩んだときは、本数別の花言葉を意識してみましょう。
- 1本:運命の人
- 3本:あなたを愛している
- 4本:一生の愛を捧げる
- 6本:あなたに夢中
- 8本:あなたの思いやりに感謝
- 9本:いつも一緒にいてほしい
- 11本:最愛の人
- 12本:恋人・妻になってほしい
- 40本:永遠の愛を誓う
- 100本:結婚してほしい
好きな人に贈るときや結婚のプロポーズなどにぴったりの花言葉や、日ごろお世話になっている方へ感謝を伝えるのにおすすめの花言葉もあります。
本数に込められた意味を意識して、ブーケを作ってみるのもおすすめです。
カラーに色別の花言葉はある?
色の種類が豊富なカラーには、花の色ごとにも異なる花言葉があります。
どの花言葉も、ギフトとして贈る際にはぴったりのものばかりですが、アレンジメントの色で悩んだときには、カラーの色別の花言葉を参考にしてみるのもいいでしょう。
白:清純
白のカラーは「清純」のほか、共通する花言葉でもある「清浄」の意味が込められています。
ピュアな印象を与えたり、純真無垢なウェディングドレスをイメージできるのが白のカラー。
純真な愛の気持ちや、新たな始まりを示すときのプレゼントとして贈るのがおすすめです。
紫:夢見る美しさ
鮮やかな紫色のカラーは、見る人を空想的な気持ちにさせるほどの美しさを持つことから「夢見る美しさ」という花言葉がついたといわれています。
華やかで優美な紫のカラーは、ウェディングシーンだけでなく誕生日や記念日などにもぴったり。
夢や目標を追い求めている相手へ贈れば、その夢を応援している気持ちが伝えられるでしょう。
オレンジ:歓喜
鮮やかで暖かみを感じられるオレンジのカラーは、幸福感や喜びを象徴しており、花言葉は「歓喜」です。
飾るだけで明るく活気ある雰囲気を作り出してくれるため、誕生日や記念日などお祝いシーンに最適といえるでしょう。
黄色:壮大な美
黄色のカラーが持つ花言葉は「壮大な美」。
太陽のような輝きがある黄色のカラーは、やさしさと同時にエネルギーを感じられます。
明るく鮮やかなのでお祝いシーンにもぴったりです。
また、大切な人へのプレゼントとして、美しさをたたえる花言葉とともに贈るのもいいでしょう。
ピンク:情熱
「情熱」の花言葉は、赤い花につけられることが多く、ピンク色の花につけられることは稀です。
しかし、ピンクのカラーはロマンティックな雰囲気で、情熱の花言葉が似合うお花。
全力で物事に取り組む人を応援する気持ちや、恋人・配偶者への愛情や感謝の気持ちを伝えたいときは、ピンクのカラーを贈ってみてはいかがでしょうか。
ブラウン:凛とした美しさ
ブラウンのカラーは珍しい品種で、ほかにはない落ち着いたおしゃれな印象があります。
また、重厚で安定感のあるイメージも。
そんな上品さを感じさせるブラウンのカラーは「凛とした美しさ」という花言葉を持っており、おしゃれでセンスがいい方へのプレゼントに最適です。
黒:贅沢な
シックで個性的な印象のブラックのカラーも珍しい品種のひとつで、花言葉は「贅沢な美」です。
あまり見られることがない点から「贅沢な」という花言葉がつけられたと考えられています。
艶やかさがほかのカラーと比較しても一層引き立ち、吸い込まれそうな美しさがあります。
カラーの花言葉はプレゼント向き!どんなときに渡すといい?
カラーの花言葉は、共通する花言葉も色別の花言葉も、どれも素敵なものばかりです。
そのため、プレゼントとして贈ると喜んでもらえるでしょう。
ここからは、カラーの花言葉がどんなシーンにおすすめなのか紹介します。
誕生日や長寿のお祝い・母の日に
華やかな見た目のカラーは、誕生日や長寿のお祝いなどのシーンにおすすめです。
白や黄色は、米寿や白寿などの長寿のお祝いにぴったり。
また、色や品種が豊富なので、相手の好みの色や種類を選んでブーケやアレンジメントにできるのも魅力です。
カラーは「美」をイメージする花言葉が多いので、母の日のプレゼントにも喜ばれるでしょう。
白やブラウン、オレンジなどのカラーは、男性へのプレゼントに選んでもおしゃれです。
結婚のお祝いに
結婚式の装飾やブーケにも使用されることが多いカラーは、結婚のお祝いにもおすすめのお花です。
特に白いカラーは、花嫁の美しさや純粋さを表しており人気があります。
ほかにも、花言葉の持つ意味は色によってさまざまなので、伝えたい気持ちに合わせてチョイスするといいでしょう。
開店・開業祝いや個展を開催した際のお祝いに
スタイリッシュで上品なカラーは、ビジネスシーンにも使いやすいお花です。
デザイナーにセンスのいいフラワーアレンジメントに仕立ててもらえば、開業祝いや個展開催のお祝いにも使いやすいでしょう。
カラーを利用したスタンド花にして贈るのもおすすめです。
恋人へのプレゼントにも
愛や情熱を表現する花言葉が多いカラーは、恋人へのプレゼントにも最適です。
花言葉の意味を知っていると、贈るときにどんな色で何本のカラーを使って花束を作ってもらうか、伝えたい気持ちに合わせて選択できます。
もらう側も、贈ってくれた人の気持ちをより深く知ることができますね。
カラーを長持ちさせるコツとオシャレな飾り方!
貰ったり買ったりしたカラーをできるだけ長く楽しむためには、花を生ける際や水を換えるときに切り戻しを行うのがポイントです。
カラーは水上げがいいため、水に浸けないで戻す空切りで切り戻しを行います。
切り口は斜め切りではなく、水平になるようカットして、浅水で生けましょう。
白いカラーはデンファレなどの白い花と一緒に飾ると、茎のグリーンとのコントラストが楽しめ、春から夏の季節を爽やかに彩ってくれます。
毎日切り戻していき短くなったカラーは、一枚の葉とともに濃い色味の花瓶に飾ると、ボタニカルな印象になり素敵です。
カラーの花言葉を理解してシーンや好みに合った色を選ぼう!
カラーは愛情や情熱などを示す花言葉が多く、ギフトとして選びやすい植物です。
すらりとしたスタイリッシュな雰囲気を持ち、アレンジメントにひとつ入れるだけでもグッとおしゃれな贈り物になります。
色や選ぶ本数でも少しずつ花言葉が違うので、伝えたい気持ちによって本数を変えてみるのもいいかもしれません。
ぜひ、大切な人へのプレゼントにするときは、素敵な花言葉とともにカラーを贈ってみてくださいね。
- カラー全般に共通する花言葉は「華麗なる美」「清浄」「乙女のしとやかさ」
- 色によって「壮大な美」「夢見る美しさ」「歓喜」「凛とした美しさ」などさまざまな花言葉があり本数によっても異なる
- カラーは誕生日や長寿のお祝いだけでなくビジネスや恋人へのプレゼントなどさまざまなシーンのギフトにおすすめ