同棲前に両親へ挨拶するタイミング・服装・場所・セリフ【完全ガイド】
大好きな恋人と交際を続けていくうちに、同棲を考えるようになるカップルは多いですよね。
しかし、結婚するならお互いの両親に挨拶をするのは当たり前ですが、「同棲の場合はどうなの?」と疑問に思う人も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、両親に同棲の挨拶をする必要性について紹介していきます。
また、同棲の挨拶に行くタイミングや注意点、挨拶する際の流れも解説していくので、一緒に住むことを決めたカップルは要チェックです。
Contents
そもそも同棲するのに両親への挨拶は必要?
両親への挨拶が必要な場面といえば、お互いの家族ともつながることになる結婚を思い浮かべる人が多いでしょう。
一方で、ただ恋人と一緒に暮らすだけの同棲なら、親への挨拶は必要ないと考える人も少なくありません。
しかし、結婚前提ではない同棲の場合でも、お互いの両親への挨拶はしておくのがベターです。
親に内緒で同棲していると、何となく後ろめたさを感じて、堂々と生活することができませんし、生活費が足りないなどの問題が起こっても親に相談しづらくなってしまいます。
これでは同棲生活を心から楽しむことはできないでしょう。
また、お互いが結婚の意思を固めていても、結婚報告の前に同棲の事実がバレてしまうと、隠していたことの不信感から結婚に反対される可能性もあります。
こういったリスクを回避するためにも、恋人との同棲を決めた場合はお互いの両親に挨拶するのがおすすめです。
きちんとお互いの両親に挨拶をして許可をもらったうえで、堂々と同棲生活を送りましょう。
両親に同棲の挨拶をするタイミングは「物件が決まる前」
両親に同棲の挨拶をするタイミングは、2人が一緒に暮らしはじめる賃貸物件を決める前がベターです。
同棲の挨拶の際、物件を先に決めてから「同棲します」と伝えてしまうと、自分の意見を両親に押し付けることになり、ただの事後報告になってしまいます。
これでは相手のご両親に、自分勝手で思いやりのない人と思われてしまうため、快く同棲を認めてもらうのは難しくなるでしょう。
両親から反対されると、たとえ同棲をはじめてもお互いに重い気持ちになってしまい、幸せな生活を送ることはできません。
そのため、同棲の挨拶に行くときは、あくまでも相手のご両親に同棲の許しを請うというスタンスで話を進めるのが鉄則です。
また、反対されたからと、親を無視して勝手に同棲をはじめてしまうと、両親との関係にしこりが生まれて信頼を損ねることになりかねません。
幸せな同棲生活を送るためにも、物件を決めるより先に同棲の挨拶をして、両親に許しをもらいましょう。
同棲の挨拶に行くときの服装
ここからは、同棲の挨拶に行くときの服装について解説します。
しっかりチェックして、相手のご両親に好印象を与えましょう。
男性の服装
同棲の挨拶に行くときの男性の服装は、スーツまたはジャケットにスラックスの組み合わせがベストです。
ご両親にとって大切なお嬢さんを預かるという大事なお願い事をする場面のため、セーターやトレーナーなどのラフな印象のものは避けましょう。
また、清潔感にこだわることも大切です。
ヒゲや髪型をすっきりと整えて、洋服のほつれやシワ、靴の汚れなどにも気を配りましょう。
見た目の印象が不潔だと、内面までだらしない人に思われやすいので注意してください。
女性の服装
同棲の挨拶に行くときの女性の服装は、露出度の少ないワンピースやスカートスーツがベストです。
清楚な雰囲気を感じさせる色や柄を選び、派手な印象になるものは避けましょう。
また、女性の場合も清潔感に重点を置くことが大切です。
彼の実家に素足であがることがないよう、靴下もしくはストッキングを着用したり、ナチュラルメイクを心がけたりすると好印象を与えられる可能性が高いでしょう。
第一印象がいいとその後もいい関係性を維持しやすくなるため、自信のない人は年上の女性や自分の親にアドバイスをもらいながら服装を決めるのがおすすめです。
両親に同棲の挨拶をするときの場所
同棲前に両親へ挨拶するときは、以下の場所が一般的です。
実家
同棲前に両親へ挨拶するときの場所は、お互いの実家を訪問するのが一般的です。
結婚の両家顔合わせをする場面なら、お店を予約してかしこまった雰囲気で両家の親を招待しておこなうケースがほとんどですが、同棲の場合はそこまで形式張る必要はありません。
実家なら周りを気にせず、いろいろな話ができるのも魅力です。
レストランの個室
同棲前の挨拶に伺うときは、お互いの実家が一般的ではありますが、人によってはお店を予約するよう頼まれることもあります。
その場合は、できるだけ個室のあるお店を選ぶようにしましょう。
個室なら周りの人たちを気にせず、ゆっくりと話しができます。
パートナーと相談して、相手のご両親の好みに合ったお店を予約するといいでしょう。
同棲の挨拶のときに渡す手土産の選び方
同棲の挨拶に伺うときは手土産を持っていくのがマナーです。
菓子折りや果物の詰め合わせ、お酒など、ご両親の好みのものを選んで持参してください。
選ぶ際は、
- 家族の人数に合っているか
- 賞味期限が短すぎないか
- 高価すぎないか
といったことに注意して選ぶようにしましょう。
手土産の相場は3,000~5,000円が一般的です。
あまり高価なものだと、ご両親に気を使わせてしまうことになるので注意してください。
また、地元の名産品をお土産にするのもおすすめです。
故郷のものをお土産にすると、生い立ちや街の様子を尋ねられることが多く、和やかな雰囲気になり会話も弾むでしょう。
両親に同棲の挨拶をするときの流れ
ここからは、両親に同棲の挨拶をするときの一連の流れをまとめましたので、順を追って解説していきます。
①自分の親に相談してアポをとる
まずは、同棲の挨拶に行くことを自分の親に伝えて、正式な日にちを決めましょう。
2人で大体の日にちを決めておき、その2週間くらい前に同棲の挨拶に行く旨を伝えます。
正式な日にちや時間は、パートナーと相手のご両親で決めてもらうようにするといいでしょう。
2週間くらい前に日にちが決まっていれば、手土産を準備したり挨拶の際のシミュレーションをしたりと、当日に向けて準備することができます。
また、ご両親にとっても心の準備ができるため、話をスムーズに進めることができるでしょう。
②恋人と待ち合わせをして約束の場所に行く
挨拶当日は、恋人と待ち合わせをして2人で約束の場所へ向かいましょう。
1人だと道に迷ってしまい約束の時間に遅れることも考えられます。
そうなれば相手を待たせることになってしまうため、悪印象を与えることになりかねません。
また、1人で向かうことになれば、緊張したまま顔を合わせることになるでしょう。
終始こわばった表情をしていれば、あなたの魅力が半減してしまいます。
第一印象を悪くしないためにも、予定時間の30分前くらいには恋人と落ち合って、服装の乱れをチェックしたり緊張をほぐし合ったりするのがおすすめです。
約束の時間よりも5分前くらいに到着するのが礼儀ですので、遅れないように気をつけてくださいね。
③自己紹介をしてお土産を恋人の父親に渡す
ご両親に対面した際は、「〇〇と申します。お忙しい中お時間を頂きありがとうございます」と軽く挨拶をしましょう。
その後、部屋に通されたり席に座ったりしてから、きちんと自己紹介をします。
ご両親の顔を見ながら笑顔で話すように心がけると、第一印象がよくなるのでおすすめです。
自己紹介がすんだら、恋人の父親にお土産を渡します。
このとき「つまらないものですが」とネガティブな言葉を使うのはNGです。
「ご両親がお好きだと伺ったので…」というふうに、相手の親を思って選んだことを伝えましょう。
そうすることで、場の雰囲気がよくなり会話が弾みやすくなります。
④世間話で軽く盛り上がったところで本題に入る
しばらく世間話をしたら、きりのいいタイミングでいよいよ本題に入ります。
「そろそろ本題に…」と付け加えて話しはじめると、ご両親もその場を立つことなく真剣に耳を傾けてくれるでしょう。
このとき、どちらか一方だけが話すのではなく、パートナーと一緒にお願いすることで2人の気持ちをしっかりと伝えることができます。
同棲の承諾を得るには、2人の同棲したい理由を説明しなければ、相手のご両親に納得してもらうことはできません。
真剣さをアピールするためにも「結婚を前提に」という言葉を入れてお願いするのがポイントです。
結婚の意思も伝えず、ただ付き合うためだけに同棲したいとお願いしても、同棲を許してもらうことはできないでしょう。
とくに女性側のご両親は猛反対されるはずです。
できれば「一年後には結婚したいと考えています」といった具合に、具体的な時期を入れて伝えるようにすると、相手の親御さんは安心します。
結婚はまだ考えていないカップルでも、将来を見据えていることを伝えるのがベターです。
⑤最後にしっかり挨拶をして解散する
同棲の挨拶が終わったら、最後に「本日はお時間頂き、ありがとうございました」としっかり挨拶をしてから解散するようにしましょう。
たとえ同棲を認めてもらえなくても、きちんと最後まで礼儀正しく対応することで誠実さをアピールできます。
その場では同棲に反対されたとしても、根気よくお願いすることで認めてもらえることもあるので、反対されたからと投げやりな態度をとるのは謹んでください。
両親に同棲の挨拶をするときのセリフ
最後に、相手の両親に同棲の挨拶をするときのセリフを紹介します。
どんなふうに挨拶すればいいか悩んでいる人は参考にしてください。
彼女の両親に挨拶するときの例文
〇〇さん(彼女の名前)と〇年ほどお付き合いさせて頂いている△△(自分の名前)と申します。
本日はお忙しい中お時間を頂いてありがとうございました。
2人の将来を考えた結果、結婚前の準備期間として一緒に暮らしたいと考えております。
どうかお許し頂けないでしょうか。
このように、彼女のことは「〇〇さん」と「さん」づけで呼びます。
恋人だからと呼び捨てにしてはいけません。
相手のご両親のことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶのもNGです。
相手の親のことは「〇〇さんのお父様・お母様」「〇〇さんのご両親」と呼びましょう。
また、「同棲」という言葉はあまりいい印象を持たれないことが多いため、「一緒に暮らす」と表現するようにしてください。
彼氏の両親に挨拶するときの例文
△△さん(彼氏の名前)と結婚を前提にお付き合いさせて頂いている〇〇(自分の名前)と申します。
今日はお時間を頂きまして、ありがとうございます。
先日、△△さんが私の両親へ挨拶をしてくださり、両親も△△さんの誠実なお人柄に惹かれております。
どうか2人で暮らすことをお許しいただけないでしょうか。
自分の両親にはすでに許可を得ている旨を伝えることで、相手のご両親も安心して同棲を認めてくれるでしょう。
また、彼氏のことを褒めると、相手の親御さんも悪い気はしないので、きっと和やかな雰囲気のまま承諾を得られるはずですよ。
同棲の挨拶をする順番は彼女の家を先にするのがよい
同棲前の挨拶の順番は、彼女の両親から先におこなうとスムーズに進めることができます。
親世代ともなると「同棲するくらいなら結婚すればいい」と考える人もいて、入籍していない男女が一緒に暮らすことに、ふしだらなイメージを持つ人も少なくありません。
とくに妊娠する可能性がある女性側の両親は、同棲に対してシビアになっている人が多いです。
そのため、彼女の家へ先に挨拶に行き、ご両親の許可を得ておくことで、男性側の両親にも賛成してもらいやすくなるでしょう。
順風満帆な同棲生活を送るためにも、今回の記事を参考にして同棲前の挨拶を成功させてくださいね。
- 同棲生活を堂々とおこなうためにも、お互いの両親への挨拶はしておくのがベター
- 同棲前に両親へ挨拶するタイミングは「物件を決める前」がベスト
- 同棲の挨拶に行くときの男性の服装は、スーツもしくはジャケットとスラックスの組み合わせがベスト
- 同棲の挨拶に行くときの女性の服装は、ワンピースもしくはスカートスーツがベスト
- 同棲の挨拶をする順番は彼女の家を先にするのがよい