クローバーの花言葉は?怖いと言われる由来や枚数・色別の意味を解説
古くから「見つけた人に幸運を運んでくれる」として愛されてきた、四つ葉のクローバー。
しかし、花言葉には少し怖い意味もあることを知っていますか?
色や葉の枚数によっても意味が変わるので、花束を贈る前にチェックしてみましょう。
この記事では、クローバーの花言葉が怖いと言われる理由や、枚数・色別の意味を解説します。
Contents
クローバーの花言葉の意味は?
クローバーは、マメ科シャジクソウ属の植物です。
クローバー全般の花言葉は「約束」「幸運」「私を思って」。
花言葉はキリスト教に由来していて、3枚の葉が1つの柄についていることから「三位一体(父である神、神の子であるキリスト、聖霊)」の象徴とされてきました。
聖パトリックが教えを説く際にも用いられ、アイルランドでは国花として愛されています。
また四つ葉は十字架の象徴とされており、ヨーロッパでは夏至の夜に摘んだものは、薬草や魔除けの力があると信じられてきました。
クローバーの花言葉の意味が怖い?
クローバーには「復讐」という花言葉もあります。
「約束」や「私を思って」という気持ちが叶わなかったとき、強い思いが「復讐」に変わってしまうことに由来しているそうです。
相手に対する気持ちが強いほど、受け入れてもらえなかったときのダメージが大きく、復讐心で支配されてしまうことも。
フラワーギフトなどでクローバーを贈るときは、お祝いや感謝のメッセージを一言添えておくと、ポジティブな気持ちを伝えられるでしょう。
クローバーの花言葉は色で変わる?
4月〜7月頃に、花を咲かせるクローバー。
公園や野原などでよく見かける、白っぽい花色を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ほかにもピンクや赤っぽい花をつける種類もあり、色によって花言葉の意味も変わります。
ここでは、クローバーの花言葉を色別にチェックしてみましょう。
【白】シロツメクサ
一般的にクローバーと呼ばれているのは、白い花を咲かせるシロツメクサ(白詰草)のこと。
白クローバー、詰草、オランダ紫雲英(オランダゲンゲ)とも呼ばれていて、花言葉は「約束」「幸運」「私を思って」です。
オランダからガラス製品が贈られる際に、割れないための詰め物として使われていたため、詰草と名付けられました。
明治以降に家畜用の牧草としての栽培が始まり、その後野生化した植物です。
【紫】ムラサキツメクサ
ムラサキツメクサは、少し黒みがかったようなピンク~紫色の花をつける種類のクローバーです。
花言葉は「勤勉」「実直」「豊かな愛」。
赤クローバー、赤詰草という別名でも呼ばれています。
シロツメクサと同じく牧草として導入され、日本に定着した帰化植物です。
【赤】ベニバナツメクサ
ベニバナツメクサは、濃い赤色でキャンドルの炎のような花の形をしたクローバーの一種です。
花言葉には「胸に灯をともす」「きらめく愛」「素朴な愛らしさ」などがあります。
草丈は20cm〜50cmほどで、シロツメクサより大きく成長するところも特徴的。
ドライフラワーとしても人気がある、可愛らしいクローバーです。
【桃】モモイロツメクサ
シロツメクサの中でも、ピンクの花をつけるものはモモイロツメクサと呼ばれています。
花言葉は「善良で陽気」「豊かな愛」。
花の色は淡いピンク〜濃い紅色で、場所や環境によって花の色づき方が変わるクローバーです。
まれにシロツメクサに混ざって咲いていることがあるので、ぜひ探してみてくださいね。
クローバーの花言葉は枚数で変わる?
クローバーの学名は、三つ葉という意味の「Trifolium(トリフォリウム)」。
その名の通り、一般的な葉の枚数は3枚ですが、まれに変異して四つ葉や五つ葉などになることも。
葉の枚数によって、花言葉の意味も変わります。
それでは、葉の枚数別にクローバーの花言葉をチェックしてみましょう。
一つ葉は「始まり」
一つ葉のクローバーの花言葉は「始まり」です。
ほかにも「開拓」「初恋」など、1枚の葉にちなんで、物事の始まりを想像させるような意味があります。
また「困難に打ち勝つ」という意味もあり、前向きで明るい未来を感じさせるような花言葉です。
二つ葉は「平和」
二つ葉のクローバーの花言葉は「素敵な出会い」「平和」「調和」です。
2枚の葉のように周囲に馴染み、溶け込むような様子を重ね合わせた意味があります。
二つ葉のクローバーを見つけたら、身の回りに平和が訪れるサインかもしれませんね。
三つ葉は「愛」
三つ葉のクローバーの花言葉は「愛」。
ほかにも「信仰」「希望」など、前向きな意味が多いです。
一般的によく見かける三つ葉のクローバーは、手に入りやすく、贈り物にもぴったりですよ。
四つ葉は「幸運」
四つ葉のクローバーの花言葉は「幸運」です。
幸運のシンボルとして世界中で愛されていて、見つけると幸せな気持ちになりますよね。
発生する確率は、1万分の1という説も。
ヨーロッパでは「四つ葉のクローバーを見つけたら服の中に縫いこむ」「他の人に見つからないように、左足の靴の中にしまっておく」という言い伝えがあるそうですよ。
五つ葉は「財運」
五つ葉のクローバーの花言葉は「財運」。
発生する確率は100万分の1と言われていて、見つけた人はとてもラッキーです。
一方で「隠し持っていると不幸がやってくるが、誰かに贈ると幸せになれる」とも言われています。
見つけたときは独り占めせず、誰かにプレゼントして、幸せをお裾分けしてみましょう。
六つ葉は「名誉」
六つ葉のクローバーの花言葉は「名誉」です。
発生する確率は、1600万分の1と言われています。
珍しい六つ葉のクローバーを見つける強運の持ち主は、いつか社会的に大きく評価されるかもしれません。
七つ葉は「無限の幸福」
七つ葉のクローバーの花言葉は「無限の幸運」です。
発生する確率は、2億5000万分の1だと言われています。
「ラッキーセブン」と言われるように、縁起の良い数字として親しまれている7。
七つ葉のクローバーを見つけたら、次々と幸せが訪れそうですね。
八つ葉は「子孫繁栄」
八つ葉のクローバーの花言葉は「子孫繁栄」や「家内安全」。
「八」という漢字は末広がりで、日本でも縁起が良い数字として好まれています。
見つけた人はもちろん、その家族もみんな幸せになれそうな花言葉です。
九つ葉は「神の運」
九つ葉のクローバーの花言葉は「神の運」です。
幸せのシンボルであるクローバーですが、九つ葉になると神がかった幸運を運んでくれると言われています。
「邪を退ける」という意味もあるので、もし見つけたらお守りにするのがおすすめです。
十葉は「完成」
十葉のクローバーの花言葉は「完成」です。
「成就」という意味もあり、いままで頑張ってきたことが報われるサインかもしれません。
見つけた人には、きっと究極の幸運が訪れるでしょう。
ちなみに、クローバーの葉の枚数のギネス記録は56枚とのこと。
さらなる高みを目指して、探してみてはいかがでしょうか?
クローバーの花言葉はプレゼントにもおすすめ!幸運のシンボルを探そう
幸せの象徴として、世界中の人々に愛されているクローバー。
花言葉に込められた「約束」「私を思って」という気持ちが、叶わなかったとき「復讐」に変わるため、少し怖い意味になってしまいますが、幸運をもたらす縁起物であることには変わりません。
フラワーギフトやクローバーモチーフなどのアイテムは、大切な人へのプレゼントにもおすすめです。
公園や道端などに咲いている姿を見かけたら、ぜひ四つ葉を探してみてくださいね!
- クローバー全般の花言葉は「約束」「幸運」「私を思って」
- 幸せのシンボルだが、思いが叶わなかったとき「復讐」に変わると言われている
- 花言葉の意味は、色や葉の枚数でも変わる
- 縁起物として世界中で愛されるクローバーは、大切な人への贈り物にもぴったり