全国お花見スポット12選!おすすめの持ち物や食べ物も解説
春のレジャーといえば「お花見」。
毎年楽しみにしている方も多いことでしょう。
そこでこの記事では来たる春に向け、お花見の持ち物や便利グッズを紹介します。
お花見での定番の食べ物や、日本全国の人気お花見スポットも紹介しますので、ぜひ今年のお花見の参考にしてくださいね。
お花見とは
お花見とは、主に桜の鑑賞を楽しむ日本古来の風習です。
起源は奈良時代とも言われており、当時は桜ではなく梅の鑑賞を楽しんでいました。
ちなみに、現代のように桜を見るようになったのは平安時代のころ。
また、桜の美しさを楽しむようになったのも平安時代からで、それ以前は田んぼの神様へのおもてなしとして花見が行われていたと言われています。
お花見の持ち物や便利グッズ
続いてはお花見をする時に必須の持ち物や、あると便利なアイテムを紹介します。
お花見の予定が決まったら、みんなで手分けをして持ち寄りましょう!
レジャーシート
お花見の必須アイテムとしてまず挙げられるのが、レジャーシートです。
レジャーシートがあれば、場所を問わずゆっくりと座ってお花見を楽しめます。
雨が降った後で地面が湿っている時も、レジャーシートがあれば安心です。
さまざまなサイズのレジャーシートがありますが、周囲の方と譲り合ってお花見ができるよう、人数に合わせたサイズを用意しましょう。
紙皿、割り箸などの食器類
お花見をしながら何かを食べるなら、紙皿や割り箸などの食器類も必須です。
料理をシェアしたり、お菓子を分け合ったりと、みんなで飲食を楽しめます。
また、簡易的な食器類であれば、使用後に捨てられるのも便利なポイント。
紙皿や割り箸のほか、紙コップ、使い捨てできるスプーンやフォークなども、必要に応じて用意すると良いでしょう。
ウェットティッシュ、アルコール
ウェットティッシュやアルコールスプレーなど、衛生グッズもお花見に欠かせないアイテムです。
料理を取り分けたり食べたりする時、清潔な手で食品を扱えます。
また、食べこぼしたり汚れたりした時にもあると便利です。
公園などの屋外では、すぐに手を洗えない可能性もあるため、多めに用意しておきましょう。
ゴミ袋
続いてお花見に持って行きたいアイテムが、ゴミ袋です。
ゴミ袋やポリ袋があれば、いちいちゴミ箱に捨てに行かずとも、ゴミをまとめられます。
最近ではお花見のゴミを捨てて帰れないケースが増えているため、ゴミを持ち帰るためにも、必須のアイテムといえるでしょう。
また、ゴミ袋があれば汚れてしまったレジャーシートを持ち帰る際にも便利です。
折り畳み椅子やテーブル
折り畳み式の簡易椅子も、お花見をする時にあると便利なアイテムの一つ。
長時間レジャーシートの上に座っているとお尻が疲れますが、椅子があれば快適に過ごせます。
また、簡易テーブルもあるとお花見で活躍します。
食べ物や飲み物を地面に置いておくとこぼす危険がありますが、テーブルがあれば安定した状態で置いておけるでしょう。
膝掛けやホッカイロなどの防寒グッズ
桜が咲く季節と言っても、春先はまだまだ冷えることが多いです。
お花見を楽しむなら、膝掛けやホッカイロなどの防寒グッズも用意しておくと良いでしょう。
また、防寒グッズに頼るだけでなく、きちんと厚めのアウターで防寒対策をしていくのもおすすめです。
特に、夜桜を楽しみたい場合は体が冷えないようにきちんと対策をして行きましょう。
お花見定番の食べ物
桜よりも宴会を楽しみにしている「花より団子派」の方は少なくないはず。
そんな方のために、お花見での定番の食べ物を紹介します。
当日のテイクアウトやお弁当メニューの参考にしてくださいね。
三色団子
春っぽい色合いが印象的な三色団子は、お花見にぴったりな食べ物です。
上からピンク、白、緑の順番になっており、ピンクは桜・桃の葉、白は白酒、緑はよもぎを表していると言われています。
また、白は冬の雪景色、緑は葉が生い茂る夏を表しているという説も。
3色の中に秋がないのは「飽きがこない」という洒落に由来していると言われています。
桜餅
春の和スイーツといえば、桜色が印象的な桜餅を思い浮かべる方も多いのでは?
元々、桜餅は寺院へ墓参りに来る方への贈り物だったそうですが、お寺の近くにある川の桜並木が見事だったことから、春やお花見に親しまれるスイーツになりました。
ちなみに、関東ではこしあんを二つ折りにした薄皮で包んだ「長命寺」、関西では米由来の皮で大福のようにあんを包んだ「道明寺」として親しまれています。
おにぎり、いなり寿司
春に由来するものではありませんが、おにぎりはピクニックの定番食。
手を汚さずに片手で食べられる上、バリエーションが豊富なので大人も子供も喜びます。
また、いなり寿司も手掴みで食べやすく、ピクニックに便利な一品。
どちらも春らしい具材を入れたり、桜でんぶで春っぽい彩りにしたりすれば、お花見らしいアレンジを楽しめます。
サンドイッチ
サンドイッチも片手で食べやすく、お花見にぴったりなメニューです。
簡単に作れる上、野菜・魚・肉・卵などさまざまな具材を入れられ、栄養バランスが良いのもおすすめのポイント。
フルーツや生クリームをサンドすれば、スイーツ代わりにもなります。
見た目も華やかなので、SNS映えも抜群。
テイクアウトも良いですが、それぞれが作って持ち寄るとさらに盛り上がるでしょう。
やきそば
お花見スポットでは屋台が出ていることもありますが、そんな屋台グルメの定番といえばやきそばです。
やきそばはスープがないため麺が伸びにくく、屋外での飲食にぴったり。
また、屋台で購入すればアツアツの出来立てを楽しめます。
お花見しながらバーベキューを楽しむ場合は、自分たちで調理しても良いですね。
からあげ
からあげもお花見の定番メニューの一つです。
おにぎりのおかずになるのはもちろん、お酒のおつまみとしても活躍するため、大人から子供まで満足できます。
持ち寄る場合はシンプルな味に加え、少し変わり種のフレーバーを選ぶのもおすすめです。
出来立てを食べたい場合は屋台で購入するのも良いでしょう。
全国のおすすめお花見スポット12選
最後に、桜の名所と呼ばれる全国のお花見スポットを紹介します。
地域によって桜の開花時期が異なるため、旅行がてら遠方の桜名所を訪れるのもおすすめですよ。
五稜郭公園(北海道)
「五稜郭公園」は、北海道を代表するお花見スポットです。
春になると約1600本もの桜が星型要塞を彩ります。
公園内を散策したり、ボートでお堀を満喫したりするだけでなく、隣接する五稜郭タワーからは桜色の星型を見られるのも魅力的です。
桜の開花時期は4月下旬から5月上旬くらいなので、ゴールデンウィークに訪れるのも良いでしょう。
住所 | 函館市五稜郭町44番地 |
アクセス | 函館市電 五稜郭公園前下車 徒歩15分 |
弘前公園(青森県)
「弘前公園」は弘前城跡を公園として解放したお花見スポット。
総面積は49ヘクタールもあり、例年4月下旬から5月上旬にかけて約2600本の桜が咲き誇ります。
また、桜の開花に合わせて「弘前さくらまつり」が開催されており、屋台やイベントを楽しめるのもポイント。
さまざまな種類の桜、外濠や内濠に浮かぶ花びらとともに、賑やかな雰囲気を堪能できます。
住所 | 青森県弘前町大字下白銀町1 |
アクセス | JR弘前駅のバスターミナル 徒歩20分 |
白石川堤一目千本桜(宮城県)
「白石川堤一目千本桜」は、1990年に「さくら名所100選」にも選ばれたことがある東北屈指の桜の名所。
約8kmに渡ってソメイヨシノが連なる景色は圧巻です。
JR大河原駅から一つ隣のJR船岡駅まで、桜を眺めながらゆったりと散歩をするのもおすすめ。
屋台も多数出店されており、食べ歩きをしながら桜を堪能することができます。
住所 | 宮城県柴田郡大河原町 |
アクセス | JR大河原駅 徒歩3分 |
高田城址公園(新潟県)
「高田城址公園」は、徳川家康の六男・松平忠輝が築城した高田城の城跡に作られた公園。
東京ドーム約14個分の広さを誇り、4月上旬から4月中旬にかけて約4000本もの桜を見れます。
また、同公園は「日本三大夜桜」の1つに選ばれた夜景が見どころ。
3000個のぼんぼりにライトアップされた夜桜や水面に映る桜の姿など、幻想的な雰囲気を楽しめます。
住所 | 新潟県上越市本城町44-1 |
アクセス | JR高田駅 徒歩20分 |
上野公園(東京都)
「上野公園」こと「上野恩賜公園」は、東京屈指の人気お花見スポット。
江戸時代から桜の名所として親しまれており、約50種類の桜を楽しめます。
ソメイヨシノが散り始めた頃に満開を迎えるしだれ桜は必見。
毎年多くの花見客が訪れることでも知られている大変賑やかな場所なので、ワイワイ盛り上がりたい方におすすめです。
住所 | 東京都台東区上野公園5-20 |
アクセス | JR上野駅不忍口 徒歩5分 |
櫻木神社(千葉県)
「櫻木神社」は平安時代に創建された、野田市最古の神社。
開運や良縁のご利益があることで知られていますが、同神社は1年中桜が楽しめるお花見スポットとしても人気です。
春はソメイヨシノやしだれ桜、秋から冬にかけては十月桜が満開に。
境内で購入できるお守りや御朱印も桜をモチーフにしたものが多く、思い切り桜を満喫できます。
住所 | 千葉県野田市桜台210 |
アクセス | 東武アーバンパークライン野田駅 徒歩10分 |
河口湖(山梨県)
「河口湖」というと「さかさ富士」が有名ですが、実はお花見にもおすすめのスポットです。
湖岸には桜並木があり、毎年「さくら祭り」や「クラフト市」が開催されています。
また、河口湖の北岸からは、富士山と河口湖を背景に桜を見られるのもポイント。
日が暮れると桜がライトアップされるため、日中とは違った表情を楽しめます。
住所 | 山梨県南都留郡富士河口湖川口湖畔 |
アクセス | 富士急行 河口湖駅より富士急行バスで約21分 |
吉野山(奈良県)
世界遺産として知られる奈良県の「吉野山」も、絶景が見られる桜の名所。
春になると山を全て覆い尽くすように、約30000本の桜が咲き乱れます。
咲き始めは4月の上旬ごろからで、山の下の方から上に向かって順に開花していくのも特徴的。
吉野山にある吉見神社や、近くにある茶屋から桜を眺めるのもおすすめです。
住所 | 奈良県吉野郡吉野町吉野山 |
アクセス | 近畿日本鉄道 吉野駅 徒歩すぐ |
大阪城(大阪府)
大阪の観光名所としても人気の「大阪城」は、実は「日本さくら名所100選」に選出されたお花見スポットの一つ。
3月の下旬あたりから桜が咲き始め、4月中旬にかけて約3000本の桜が花を咲かせます。
大きな青空、そして大阪城の天守閣と共に眺める桜は絶景。
別途有料で楽しめる、西の丸庭園内のライトアップされた桜も必見です。
住所 | 大阪府大阪市中央区大阪城1-1 |
アクセス | JR大阪環状線 大阪城公園駅 徒歩18分 |
円山公園(京都府)
「円山公園」は京都市内にある最古の公園です。
園内の中央には「祇園の夜桜」と呼ばれる有名なしだれ桜があり、お花見の季節になると多くの観光客や花見客で賑わいます。
昼間は咲き誇る桜や水面に浮かぶ花びら、夜はライトアップされた夜桜が見どころ。
京都の中心部から近い位置にあるため、観光がてら足を運ぶのも良いでしょう。
住所 | 京都府京都市東山区円山町473 |
アクセス | JR京都駅から市バス206系統で「祇園」下車 |
錦帯橋(山口県)
「錦帯橋(きんたいきょう)」は、山口県岩国市の錦川にかかる木造橋。
江戸時代から用いられている木組の技法で作られた端で、五連のアーチが印象的です。
そんな錦帯橋そのものも観光スポットですが、橋の周りにはたくさん桜があり、春はお花見スポットとしても大人気。
橋と川を背景に桜を見たり、橋の上から川を流れる桜を見たりと、さまざまな楽しみ方ができます。
住所 | 山口県岩国市岩国1 |
アクセス | JR川西駅 徒歩15分 |
西公園(福岡県)
「西公園」は福岡市のほぼ中央にある大きな公園。
3月の下旬から4月の上旬にかけて約1300本の桜が咲くお花見スポットで「さくら名所100選」にも選ばれています。
公園内にある光雲神社を参拝したり、展望台から博多湾を一望したりと、お花見以外の魅力もたくさん。
屋台も出店されるため、グルメも楽しめます。
住所 | 福岡県福岡市中央区西公園 |
アクセス | 地下鉄 大濠公園駅 徒歩15分 |
お花見の必須アイテムを準備して桜の名所でお花見を楽しもう!
お花見は日本ならではの素敵なレジャーの一つです。
桜を眺めたり、桜の下で宴会をしたりしながら、春を思い切り楽しみましょう。
また、お花見を存分に楽しむためには事前の準備が重要です。
レジャーシート、紙皿などの必須アイテムはもちろん、体を冷やさないための防寒対策や、マナーを守るためのゴミ袋などもしっかり準備してから臨みましょう。
スケジュールに余裕がある方はこの記事を参考に、ぜひ遠方の桜の名所にも足を運んでみてくださいね。
- お花見は奈良時代から親しまれる日本古来の風習
- お花見をする時はレジャーシートや使い捨て食器があると便利
- 簡易テーブルや簡易椅子があると快適に過ごせる
- 夜桜を楽しみたい時は防寒対策が必須
- お花見グルメは三色団子やおにぎり、サンドイッチなどが定番