「夫(妻)がムカつく!」夫婦喧嘩の原因とは?注意点や仲直りする方法
いくら仲の良い夫婦でも、一緒に生活していればそれなりに不満が溜まってしまうものです。
「夫婦げんかは犬も食わない」とはいうものの、些細な諍いを放っておいたことが原因で取返しのつかない夫婦の溝を作ってしまうかもしれません。
そこで今回の記事では、夫婦喧嘩の原因や仲直りするための方法を紹介します。
夫婦喧嘩によくある原因まとめ
まずは、夫婦喧嘩によくある原因を見ていきましょう。
育児についての違い
子供が小さいうちは何かと手間がかかるものです。
そのため、夫婦協力し合って育てていくのは当然なのですが、そのやり方の違いが喧嘩の原因になることは珍しくありません。
例えば、片方が「規則正しい生活を身につけさせたい」と思っていても、もう片方の親が寝る時間や食事時間に無頓着だとその違いのせいでお互いイライラが溜まりがちです。
とくに話し合いをせず、自分のやり方こそが正しいと思っていると、相手のスタンスの違いに苛立って喧嘩になる可能性が高いでしょう。
教育方針の違い
子供がより良い人生を歩めるように、と願うのは夫も妻も同じです。
しかし、夫婦の間で教育方針に違いがあるとそれが喧嘩の火種になってしまいます。
のんびり子育てしたい派と早期教育したい派、言い聞かせたい育児と叱らない育児など、極端な教育方針の違いがあると喧嘩になりやすいです。
家事が一方に偏って疲れた
家事分担の不公平感は代表的な夫婦喧嘩の原因の1つです。
たとえ家事が一方に偏っていてもお互いが納得済みならOKですが、なんとなく片方だけがやることになっているのであれば要注意です。
とくに共働きにも関わらず女性だけに家事が偏っている状態は、疲れや不満が溜まる原因となり、結果大きな喧嘩を引き起こしてしまうでしょう。
お金の使い方や価値観の違い
お金の使い方や価値観に違いがあると、夫婦であっても喧嘩になりやすいです。
一方が自分勝手なお金の使い方をしたり、あるいは働いている配偶者に対して給与の少なさをなじったりするのは喧嘩の原因を作っているようなもの。
夫婦や家族にとって、お金はみんなの生活を営むための重要なものです。
お互いの生活を維持するためにも、自分勝手な使い方や価値観の押し付けは控えるよう心がけましょう。
コミニュケーションが取れていない
夫や妻とのコミュニケーション不足は夫婦喧嘩を引き起こしやすいです。
必要なときに話し合いができないと、不満はどんどん溜まっていつか大きく爆発してしまうでしょう。
とくに日本の男性に多い「夫婦なんだから言わなくてもわかるだろう」というスタンスは、遠くない未来に夫婦の危機を招く原因になりかねないのです。
夫(妻)がカチンとくる発言をする
夫(妻)がカチンとくる発言をしたせいで喧嘩になることは多いです。
結婚するとお互い遠慮がなくなりがちですが、それでも思いやりを持って接するべきです。
にも関わらず、相手を馬鹿にしたり下に見たりするのはパートナーを怒らせる原因になるでしょう。
軽口も行き過ぎるとモラハラになる可能性がある、というのは夫婦生活を営む上で肝に銘じておくことをおすすめします。
許せない嘘をつかれた
嘘は信頼関係を壊す愚かな行為です。
まして夫婦関係であれば、相手の許せない嘘が喧嘩の原因になるのは当然です。
たとえ軽い嘘でも火種になりますが、「隠れて仕事を辞めていた」「浮気をしていた」といった深刻な嘘であれば、喧嘩どころか離婚原因になってしまう可能性もあるでしょう。
夫婦喧嘩の仲直り期間はどのくらい?
夫婦喧嘩の後、「仲直りしたいけどあまり早く謝るのはプライドが…」と仲直りするタイミングを伺ってしまう人もいると思います。
夫婦喧嘩の仲直りまでの期間は、だいたいどの程度が普通なのでしょうか。
一般的には喧嘩後すぐ、遅くても翌日までに仲直りするのが良いと言われています。
しかし、喧嘩の原因や規模によってはもっと長くかかってしまうことも珍しくありません。
また、原因は大したことがなくてもお互い意地を張っている、あるいはどちらかがまったく折れないといったことが続くと喧嘩が長引いてしまう可能性があります。
喧嘩は長引けば長引くほど仲直りしにくくなってしまうもの。
最悪の場合、弁護士に仲裁にはいってもらう状況にもなりかねません。
ある程度時間を置いたらきちんと謝るなど、円滑な夫婦関係のためには仲直りのデッドラインを決めておくのがおすすめです。
夫婦喧嘩が勃発したときの注意点
意見のすれ違いやコミュニケーション不足のせいで、喧嘩が起こるのはある程度仕方のないことです。
しかし、いくら喧嘩中だとしてもやってはいけないNG行動があります。
ここでは、万が一夫婦喧嘩が勃発したときの注意点を見ていきましょう。
子供の前で喧嘩しない
いくら頭にきたとしても、なるべく子供の前では喧嘩しないことをおすすめします。
両親の喧嘩が子供に与える影響は甚大です。
暴言や暴力を繰り返し見てしまうことで子供の不安や怒りが増大し、さらには情緒や学習機能にまで影響を与える可能性があります。
また、無視や不機嫌な態度といったピリピリした空気も良くありません。
信頼の対象である親が目の前で争っているのは、子供にとって辛く不安なものです。
子供のことを思っての喧嘩であっても、言い争っている姿だけは本人の前に見せないようにしましょう。
喧嘩の論点をズラさない
喧嘩がエスカレートしてしまうと、関係のないことまで話が及んでしまうのはよくあることです。
しかし、感情的になっているとはいえ喧嘩は一種の話し合いであり論点をズラすのはNG。
余計な一言が相手の怒りに火をつけ、さらに喧嘩をこじらせる原因になってしまいます。
余計なしこりを残さないためにも、何を争点としているのかを忘れないことが大切です。
相手の家族のことを悪く言わない
喧嘩に乗じて、相手の家族のことを悪く言うのは絶対避けましょう。
「お前の親が甘やかしたからだ」「あなたのお父さんと一緒で余計な一言が多い」など、相手を批判するつもりで相手の両親のことを持ち出すのはご法度です。
誰であっても親や兄弟のことを悪く言われるのは嫌なもの。
夫婦といえども、そのラインは超えないようにしましょう。
見た目批判は絶対NG!
喧嘩の最中に、相手の見た目批判をするのは絶対にNGです。
夫婦の期間が長ければ長いほど、パートナーの見た目の変化やコンプレックスに鈍感になりがちです。
しかし、相手も同じように鈍感になっているとは限りません。
むしろそこを指摘したせいで深く傷つけてしまう可能性もあります。
そもそも喧嘩に見た目は関係ないのだから、そうした部分を攻撃することはやめましょう。
夫婦喧嘩の内容を他人に話さない
夫婦喧嘩の内容は他人に話さないのがマナーです。
ちょっと愚痴のつもりでママ友や同僚に話したことであっても、回りまわって本人の耳に入ってしまうかもしれません。
「〇〇さんの旦那さん浮気したらしいわよ」と噂の対象にされてしまうことも考えられます。
また、その内容は話し手の都合のよいものに改ざんされているパターンがほとんどでしょう。
相手を嫌な気分にさせないためにも、他人に夫婦のことはあれこれ話さないのがベターです。
子供・ペット・モノに当たらない
喧嘩でイラついたとしても、子供・ペット・モノに当たるのは絶対やめましょう。
自分より弱い相手やモノに当たるのは、大人としてやってはいけないことです。
言いたいことがあるのなら、冷静にパートナーに伝えることが大事。
間違っても子供に悪口を吹き込んだり、ペットやモノに暴力的に当たることだけは避けることが肝心です。
無視しない
喧嘩が起こってしまった場合、相手が求めていることは話し合いです。
しかし、怒っているのが面倒だからと無視するのはもっともやってはいけない行為です。
もしもすぐに冷静になれないのであれば、「頭を冷やしたい」と一言伝えて一旦距離をおくことをおすすめします。
相手を無視することだけはせず、向き合う努力を心がけることが夫婦円満のコツです。
夫婦喧嘩から仲直りする方法
もし夫婦喧嘩してしまったら、しこりを残さないよう上手に仲直りすることが大切です。
最後に、スムーズに仲直りするための方法を紹介します。
一旦気持ちを落ち着かせる
夫婦喧嘩の最中はお互い頭に血が上っています。
そのままだと冷静な判断ができない可能性があるので、まずは一旦気持ちを落ち着かせましょう。
一度心が落ち着けば、喧嘩の原因を客観的に分析できるようになるはずです。
思ってもいない言葉で相手を傷つけてしまう前に、ヒートアップしたらその場を離れる判断も大切です。
自分に非があれば認めて謝る
落ちついて考えたら、やはり自分が悪かったという場合もあるでしょう。
そんなときは素直に非を認めて謝ることが大切です。
あなた自身にも言いたいことはあるかもしれませんが、まずは自分の悪かった部分を謝罪して仲直りを優先させるべきです。
謝った後なら、あなたの意見も聞き入れてもらえるかもしれませんよ。
相手に非があれば怒ったことを謝る
喧嘩の原因が相手だと、こちらから謝る気持ちにはなれないかもしれません。
しかし、仲直りしたいなら「怒ったこと」について謝るのがおすすめです。
たとえ相手が悪かったとしても、怒ったり怒鳴ったりするのはあまり良い解決法ではありませんよね。
そこを謝ればきっと相手も自分の非を認めやすくなるでしょう。
お互い少しだけ歩み寄ることが、気まずさを残さずに仲直りできるコツなのです。
喧嘩ではなく話し合う
お互い不満があったとしても喧嘩腰では問題の解決は難しいです。
何か言いたいことがあるのなら、喧嘩ではなく話し合いすることをおすすめします。
冷静に問題点を指摘し、さらに解決策まで提示すれば相手もある程度受け入れてくれるでしょう。
仲直りしたい気持ちを伝える
夫婦喧嘩は放置しておくとどんどん仲直りしづらくなってしまいます。
元のような仲良しに戻りたいなら、その気持ちを率直に伝えるようにしましょう。
喧嘩後の気まずい雰囲気で話しかけるのは勇気がいるかもしれませんが、いつまでも険悪でいるよりはましです。
「お茶を入れたから飲もう」といったことをきっかけに、仲直りしたい気持ちを伝えればきっと相手の態度も軟化するはずです。
仲直りして夫婦仲をより深めよう!
いつも仲良しでいられれば良いですが、共同生活の中で夫婦喧嘩を避けることはなかなか難しいでしょう。
もし夫婦喧嘩をしてしまった場合、「相手が謝るまで絶対許さない!」と頑なな態度をとることは、余計に関係を悪化させる可能性があるのでNGです。
また、気まずい雰囲気を放置したままなのも良くありません。
自分が悪かったら素直に謝る、たとえ相手に原因があった場合でも譲歩して意地を張らないことが仲直りのコツであり、お互いの幸福度アップにつながります。
ぜひこれまで紹介してきた仲直りの方法を参考に、たとえ夫婦喧嘩してしまっても上手く対処して夫婦の絆を深めてくださいね。
- 教育方針の違いや家事負担の偏り、コミュニケーション不足などが夫婦喧嘩の原因になりやすい
- 夫婦喧嘩は当日か遅くとも翌日までに仲直りすべし。喧嘩の期間が長引くほど修復しづらくなってしまう
- 夫婦喧嘩が勃発したとしても、子供の前での喧嘩や見た目への批判、周囲への八つ当たりは絶対NG
- 夫婦喧嘩から仲直りしたいなら、気持ちを落ち着かせてから謝罪することが大事