【椿(ツバキ)の花言葉】赤・白・ピンク色ごとの意味、誕生花、由来を紹介
植物の育ちにくい真冬に華を添える「椿(ツバキ)」。
椿は、古くから日本にゆかりのある花で、庭木や茶花、椿油などたくさんの楽しみ方があります。
今回の記事では、椿の花言葉・誕生花・花名の由来について解説するので、ぜひ贈りものや装花の参考にしてくださいね。
Contents
椿の花言葉とは?
椿の花言葉は、「気取らない優美さ」「控えめな素晴らしさ」「控えめな優しさ」「誇り」です。
存在感のある花姿とは裏腹に、古き良き日本の『和の心』をイメージさせる花言葉が揃っているのは、無臭に近いほど控えめな香りに由来しています。
ちなみに、日本と同じアジア圏に位置する韓国では、椿の花言葉は「虚勢を張らない」「真実の愛」「慎重」とされ、やはり花言葉から深みと品位が感じられますね。
椿の花言葉は怖い意味もある?
椿には怖い花言葉があると言われており、それは裏花言葉の「罪を犯す女」です。
1848年、著者のアレクサンドル・デュマ・フィスが実体験をもとに書いたフランスの恋愛小説『椿姫』に登場する、高級娼婦の行動にちなんでつけられたものです。
高級娼婦は、ある青年と出会い恋に落ちるものの父親に別れを命じられ、未練を残さないように辞めていた娼婦に戻ることにしました。
青年は、椿姫の行動に「裏切られた」と悲しみにくれ、別れを決意しますが実は娼婦の愛ある裏切りだったことにのちに気付くことになります。
怖い裏花言葉と言われていますが、怖さよりも切なさを感じますね。
プレゼントには注意
日本人の心をくすぐる花言葉が多い椿ですが、プレゼントには注意が必要です。
咲き終えた椿は、がく・茎を残して花ごと落ちることから「首が落ちる」と例えられます。
別名で『首切り花』と呼ばれ、病気療養中の人へのお見舞いや還暦祝い、祖父・祖母の誕生日祝いなど、『ゲン担ぎ』を想定したプレゼントには避けるのがベターです。
このような情報を踏まえたうえでシーンを選んでプレゼントするか、椿モチーフのギフト・椿茶・椿油など、花が落ちないプレゼントにするか検討しましょう。
【色別】椿の花言葉は?
椿といえば赤い花が定番であり、他の色を見かける機会は少ないかもしれません。
しかし、いくつかの花色が存在するので色別の花言葉も確認しておきましょう。
赤い椿の花言葉
赤い椿の花言葉は、
- 謙虚な美徳
- 気取らない優美さ
- 控えめな素晴らしさ
椿の花言葉全般と同じものが多いです。
ちなみに、英語圏における椿の花言葉は「perfection(完成・完備)」「admiration(賞賛・敬意)」であり、椿の美しさを称えています。
白い椿の花言葉
白い椿の花言葉は、
- 至上の愛らしさ
- 申し分のない魅力
- 完璧な美しさ・完全なる美しさ
一点の曇りもない純白の椿にふさわしい花言葉が並びます。
純白の花色をウエディングドレス姿に見立てた『晴姿』という白椿の品種もあり、結婚式の装花にもおすすめです。
ピンクの椿の花言葉
ピンクの椿の花言葉は、
- 控えめな美
- 控えめな愛
- 慎み深い
三歩後ろを歩く、古き良き大和撫子の姿が目に浮かびますね。
八重咲きのピンクの椿には『乙女椿』という品種名がつけられており、誰もが女性らしさを感じる花色の椿といえます。
椿の詳しい情報まとめ
最後に、椿の基本情報を紹介します。
科・属 | ツバキ科・ツバキ属 |
和名 | 椿 |
英名 | Camellia |
原産地 | 日本 |
開花期 | 9月~10月、11月~4月 |
椿の特徴
椿は、冬から早春にかけて咲く日本原産の常緑広葉高木です。
ひとつの枝につき一輪のみ花を咲かせる特徴があり、時間をかけて満開になります。
花姿・葉の形はサザンカ(山茶花)によく似ていますが、椿の花には厚みがあり、葉・葉脈の色にも透明感があるのが特徴です。
また、10月〜12月までしか咲かないサザンカに比べて開花期も長く、「早咲き」「遅咲き」の2つに分かれています。
早咲き | 9月~10月ごろ |
遅咲き | 11月~4月ごろ |
「早咲き」「遅咲き」の椿をひとつずつ地植えすれば、半年近くも美しい花姿を観賞することができるでしょう。
椿は『冬のバラ』という名前でも親しまれており、花色の異なる椿を地植えすると、殺風景になりがちな冬の庭を華やかに彩ることが可能です。
椿の種類
椿の品種は日本だけで2200種類・海外も含めて5000種類以上あるといわれています。
なかでも、人気のある代表的な品種を紹介するので、分布地・用途などの違いも併せて参考にしてくださいね。
椿の種類(品種) | 特徴 |
藪椿(ヤブツバキ) |
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雪椿(ユキツバキ) |
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乙女椿(オトメツバキ) |
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侘助(ワビスケ) |
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玉之浦(タマノウラ) |
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太郎冠者(タロウカジャ) |
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草紙洗(ソウシアライ) |
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金花茶(キンカチャ) |
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夏椿(ナツツバキ) |
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花名の由来
椿の花名は、3つの説があります。
- 葉の光沢感に由来している、「艶葉気(ツヤハキ)」
- 葉が丈夫なことから「強葉気(ツバキ)」
- 葉が厚いことから「厚葉気(アツバギ)」
が転じた説です。
花姿の特徴が捉えられており、どれも力強さを感じますね。
椿の誕生花
フラワーギフトを贈るときに、相手の誕生花を選ぶとより喜んでもらえるでしょう。
誕生日ごとに誕生花となる椿の色が違うので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
誕生日 | 誕生花(色) |
1月1日 | 椿(白) |
1月2日 | 椿(赤) |
1月25日 | 椿(白) |
2月3日 | 椿全般 |
11月11日 | 椿(白) |
12月10日 | 椿全般 |
12月21日 | 椿(白) |
好きな人に気持ちを伝えるときも花言葉を意識しよう
好きな人に花を贈るときは花言葉に注目することで、より気持ちを伝えられます。
もし、花を贈る相手がいなくて寂しい思いをしているなら、積極的に出会いを求めましょう。
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椿(ツバキ)は実は縁起の良い花!
日本を代表する花「椿」には、控えめな日本の文化を美徳とする花言葉がたくさんあります。
その反面、咲き終えたあとは花ごと落ちてしまったり、裏花言葉が付いていたりするので、縁起が悪いという意見も少なくありません。
しかし、冬でも美しく咲いていることから神社や寺には椿が飾られています。
一説によると、5000年ほど前の縄文時代から椿は日本に自生していたとされ、『長寿』のご利益を授かれる霊木として崇められてきたそうです。
縁起が悪いと言われる側面もありますが、縁起のいい花言葉や背景を優先して贈ってみてはいかがでしょうか。
椿の美しさを和の心をもって楽しみましょう!
- 椿全般の花言葉は「気取らない優美さ」「控えめな素晴らしさ」「控えめな優しさ」「誇り」
- 怖いとされる椿の花言葉は「罪を犯す女」であり、実は切ない意味をもつ
- 赤・白・ピンク、色によって椿の花言葉は変わる
- 誕生花に合わせてフラワーギフトを選ぶのもおすすめ