恋愛心理学「カリギュラ効果」とは?恋愛テクニックの使い方や注意点を解説
「絶対に見ないで」と言われると、つい見たくなってしまうのが人間の本能です。
禁止されると逆にしたくなる心理現象を『カリギュラ効果』といいます。
恋愛心理学においてカリギュラ効果は、相手の興味を引く心理テクニックの1つです。
「好きな人に振り向いて欲しい」「もっと仲良くなりたい」といった恋の悩みがある人には必見の恋愛テクニックといえるでしょう。
この記事では、『カリギュラ効果』とは何なのか、使い方や注意点を詳しく解説します。
また、カリギュラ効果以外の恋愛テクニックも紹介するので、ぜひ参考にして恋の駆け引きを楽しんでみてくださいね。
Contents
「カリギュラ効果」とは?
『カリギュラ効果』とは、禁止されると逆にやりたくなってしまう心理現象のことです。
カリギュラ効果は心理学用語で別名『心理的リアクタンス』とも呼ばれます。
心理的リアクタンスとは、選択の自由を奪われると命令に反発しようとする性質のことです。
人間には自己効力感と呼ばれる「自分の能力なら、これくらいはできる」という本能が備わっています。
自己効力感を守ろうとする働きが心理的リアクタンスを引き起こしているのです。
語源
『カリギュラ効果』は1980年にアメリカで公開された映画「カリギュラ」が語源です。
「カリギュラ」は過激な描写が多かったため、一部の地域では上映禁止となりますが、それがかえって話題になりヒットを記録しました。
この出来事が由来となって、禁止されると余計に興味がひかれる心理効果を『カリギュラ効果』と呼ぶようになったのです。
カリギュラ効果の使い方
押してばかりの恋愛に行き詰まったら、駆け引きやテクニックを試してみるのもいいでしょう。
カリギュラ効果は相手に興味を抱かせたり、親密な関係を築いたりできる恋愛テクニックです。
ここでは、恋愛で役に立つカリギュラ効果の使い方を解説します。
秘密を共有する
他人には知られてはいけない2人だけの秘密を共有することで、心の距離がグッと縮まります。
「他人には知られてはいけない」という禁止された状況が、カリギュラ効果を起こすからです。
その証拠に不倫や浮気が盛り上がってしまうのは、2人だけの秘密を共有しているからといえるでしょう。
実際に恋愛に活用するときには、相手に自分の弱い部分をさらけ出したり、悩みを打ち明けたりするのが効果的です。
秘密を打ち明けられた立場からすると「気を許してくれているんだ」と信頼を感じて、絆が深まることにも繋がります。
デート・会話を自分から終わる
好きな人とのデートは名残惜しくて、いつまでも一緒にいたくなるものですよね。
その気持ちをこらえて、デートや会話は自分から終わらせてみましょう。
「今日はここまで」と切り上げられることで、相手にカリギュラ効果を与えて「もっと一緒にいたい」と感じさせることができます。
ただし、冷たく伝えると相手は「嫌われたのかな?」と不安になるので「まだ一緒にいたいけど」と寂しい気持ちを添えることも忘れないようにしましょう。
たまにお願いを断る
好きな人からのお願い事は、良い印象を与えたくて張り切って引き受けてしまう人が多いのではないでしょうか。
しかし、たまにお願いを断るのも、カリギュラ効果を与えられる恋愛テクニックです。
例えば、好きな相手からのデートのお誘いを思い切って断ってみましょう。
会うことを禁止された状態になって、相手は「もっと会いたい」と感じるはずです。
ただし、断るときは「本当は行きたいんだけれど」といった言葉を添えないと、今後誘われなくなる可能性もあるので注意しましょう。
たまにつれない態度をする
無視したり、そっけなくしたりと、たまにつれない態度をとってみるのもいいでしょう。
相手にとって「仲良くできない」状況にすることで「もっと仲良くしたい」と思わせることができます。
ただし、そんな状況が長く続くと相手は不安になるだけなので、つれない態度をとったらその日のうちにフォローするのがポイントです。
あえて気になる人は褒めない
好意を抱いている相手が美女やイケメンだったら、褒められることには慣れているはず。
あえて気になる人は褒めないのも、カリギュラ効果を狙った恋愛テクニックです。
とくに綺麗な女性は、男性から容姿を褒められるのが当然になっている場合が多いでしょう。
あえて褒めないことで「私を恋愛対象だと思わないなんて、どんな男?」と興味を湧かせる心理効果が期待できます。
自分から連絡して返信は遅くする
好きな人からのLINEの返信が遅くて、そわそわした経験がある人も多いでしょう。
自分から連絡して、あえて返信を遅くすることでカリギュラ効果が期待できます。
返信が遅ければ「どうしたんだろう?」「いつもは早いのに」と相手は不安になるはずです。
待ちに待って返信が来たときには、安心感と嬉しさで「もっと連絡したい」と感じるでしょう。
モテるアピールする
気になる相手と、ある程度親しい関係性ならモテるアピールをするのも恋愛テクニックになります。
「この前デートしたんだけど」「男(女)友達と遊んだんだけど」など、気になる相手にヤキモチを焼かせましょう。
「他に好きな人がいるのかも」と不安にさせることで「自分のものにしたい」と気持ちをたきつけるのです。
ただし、アピールが過剰だと、軽い人だと思われたり、恋を諦められたりする可能性もあるので匂わせる程度にしましょう。
カリギュラ効果を使うときの注意点
カリギュラ効果は、使う相手を間違えると思うような結果にならないこともあります。
また、使い方を間違えてしまうと逆効果になってしまう場合も…。
ここでは、カリギュラ効果を使うときの注意点を解説するので、実践する前によく理解しておきましょう。
誰にでも効果を発揮するわけではない
カリギュラ効果は、誰にでも効果を発揮するわけではありません。
そもそも、禁止されることに反発する心理が、カリギュラ効果を引き起こしています。
禁止されることを苦痛に感じない人や状況では、カリギュラ効果は発揮されません。
具体的にカリギュラ効果が起きにくいタイプに、
- 他人から命令されても気にならない人
- 「限定」や「秘密」などの煽り文句に惹かれない人
- そもそもあなたに興味がない人
などが挙げられます。
カリギュラ効果を上手に使いたければ、相手の考え方や関係性をよく理解した上で使いましょう。
禁止しすぎて逆効果になることも…
「絶対に浮気しないで」と彼氏に念を押しすぎて、かえって浮気されてしまうケースも少なくありません。
カリギュラ効果だと意識せずに使ってしまい、禁止しすぎて逆効果になることもあります。
人には、カリギュラ効果が起きにくいタイプもいますが、禁止されることで過剰に反発するタイプもいます。
そのような場合は「〇〇しないで」という否定の言葉ではなく、「〇〇までなら大丈夫」と肯定的な言葉を選ぶことでカリギュラ効果を避けられるでしょう。
カリギュラ効果以外の恋愛テクニック
恋愛に役立つ心理現象はカリギュラ効果だけではありません。
最後にカリギュラ効果以外の恋愛テクニックを紹介します。
どれも恋愛心理学に基づいた効果的な方法なので、使い方やタイミングをよく理解して恋の駆け引きを楽しみましょう。
好意を返したくなる「好意の返報性」
「好意の返報性」とは、相手からの好意を自分も好意で返そうとする心理作用です。
バレンタインデーにチョコを貰ったら、ホワイトデーにお返しをするのは好意の返報性の代表例といえます。
相手の良いところを素直に褒めたり、目があったら微笑んだりと愛情表現をして、こちらの好意をアピールしましょう。
また、同じ人に接する回数が多いほど、好印象を持ちやすくなる「単純接触効果」も併せて狙うのがおすすめです。
会う回数を増やして好意をアピールしていれば、相手も好意で応えようとして自然と距離は縮まるでしょう。
ただし、相手にとって印象が悪かったり、嫌われたりしていると逆効果を生み出すことになります。
一方的な思いにならないよう注意しましょう。
ドキドキを共有する「吊り橋効果」
「吊り橋効果」は有名な恋愛テクニックとして聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
揺れる吊り橋を渡るときに、お互いにドキドキを共有することで、恋愛感情が生まれやすくなる心理現象のことです。
遊園地のジェットコースターに乗ったり、スリルのあるホラー映画を観たりとドキドキする体験を一緒にしてみましょう。
意識させたい相手とのデートは、ぜひ吊り橋効果を狙ってくださいね。
嫉妬心を利用する「ストラテジー」
「他の人に奪われるかも」と思うと惜しくなって恋心が燃え上がることもあるでしょう。
親しい仲だけれど、そこから関係が進展しないというときにおすすめなのが、戦略的に嫉妬心を利用する恋愛テクニックです。
あえて好きな人に恋愛相談をしたり、他の異性と仲良く話したりと嫉妬するような行動をとってみましょう。
他の異性との関係を匂わされた相手は「自分のものにしたい」と嫉妬して気持ちを掻き立てられるはずです。
とくに男性は恋愛において独占欲が強い傾向があるので、男性心理をくすぐることができます。
ただし、他人の嫉妬心を煽るのは不信感を抱かれたり、傷つけてしまったりする可能性があるので上級者テクニックと考えておきましょう。
ギャップ萌えを引き出す「ゲインロス効果」
異性のギャップにキュンとしたり、惹かれたりするのは男性も女性も同じです。
最初から評価が高い状態よりも、評価が低い状態のほうが良い印象を抱きますよね。
この心理効果をゲインロス効果といいます。
例えば、最初は話しにくいイメージでも「話してみると意外と気さくだ」と感じれば、「明るい人だ」「良い人だ」と思えますよね。
相手からの評価を上げるために、あえて最初は良い印象を与えないのも恋愛テクニックの1つです。
カリギュラ効果はマッチングアプリでも使える!
カリギュラ効果はマッチングアプリにも使うことができます。
出会いがない人はマッチングアプリで、カリギュラ効果を使ってみてください!
効果的な恋愛テクニックを活用すれば、きっと素敵な恋愛をすることができるでしょう。
しかし、どのマッチングアプリを使えばいいのかわかりませんよね。
おすすめはマッチングアプリ【ハッピーメール】です。
累計会員数3,000万突破しているので多くの出会いが期待できます。
24時間サポート体制のある老舗マッチングサービスなので、初めての人も安心してご利用いただけますよ。
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カリギュラ効果は恋のスパイスに最適!
押してばかりで恋が成就しない人は、心理学に基づいた恋愛テクニックや駆け引きを試してみるのもいいでしょう。
カリギュラ効果は人間の心理に基づいているので、多くの人に対して効果が期待できます。
ただし、恋愛テクニックに頼りすぎてしまうと、本当の自分を見失ってしまうかもしれません。
カリギュラ効果は恋愛を楽しくするスパイス程度に使うのが最適です。
「好き」という真っ直ぐな気持ちは忘れずに、たまにカリギュラ効果を使って刺激的な恋愛を楽しみましょう!
- カリギュラ効果とは、禁止されると逆にやりたくなってしまう心理現象
- カリギュラ効果を使った恋愛テクニックとして「秘密を共有する」「モテるアピールをする」などがある
- カリギュラ効果は使う相手を間違えたり、使いすぎたりすると逆効果!
- カリギュラ効果以外にも「好意の返報性」「ゲインロス効果」などの恋愛テクニックがある