ノロケ話とは?ノロケ話をする人の心理やウンザリしたときの対処法を紹介
「友達や職場仲間にノロケ話ばかりする人がいて、対応に困っている」という人は少なくないでしょう。
ノロケ話をしない人からすると、どんな気持ちで話しているのか不思議に思いますよね。
今回の記事では、ノロケ話の意味やノロケ話をする人の心理、ノロケを聞く側の心理、ウンザリしたときの対処法について詳しく解説します。
Contents
ノロケ話とは
はじめに、ノロケ話の意味や具体的な内容例をチェックしてみましょう。
ノロケ話の意味
ノロケ話は漢字で『惚気話』と表記します。
『惚気る(のろける)』と『話』が組み合わさった言葉です。
『惚気る』を辞書で調べてみると、以下のように記載されています。
“のろ・ける【×惚気る】 の解説
[動カ下一]
1 自分の配偶者や恋人などとの仲を人前で得意になって話す。「手放しで—・ける」
2 色情におぼれる。女性にひかれて甘くなる。
「豊後の師匠にひどく—・けて、おれに取り持ってくれろと」〈滑・八笑人・二〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)”
引用:惚気る(のろける)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 – goo国語辞書
『惚気る』には「恋人や結婚相手との仲を得意になって話すこと」という意味があります。
つまり、ノロケ話は恋愛の自慢話のことを指します。
ノロケ話の例
ノロケ話の具体的な内容例は以下の通りです。
- 「誕生日に高級ホテルを用意してくれて、指輪もプレゼントしてくれた」
- 「他の人にはクールなんだけど、自分には思いっきり甘えてくるところがいいんだよね」
- 「毎日LINEで好きと言い合っている」
「昨日デートしてきたんだ」「今日は彼氏(彼女)と食事をする約束をしている」といった程度であれば、ノロケ話ではなく日常会話として受け止める人が多いでしょう。
しかし、パートナーとの仲の良さをアピールしたり、相手にしてもらったことを自慢げに話したりするとノロケ話と思われやすいです。
ノロケ話をする人の心理
ここでは、ノロケ話をする人の心理について紹介します。
恋人のことが好きすぎる
恋人のことが好きすぎると、常に恋人のことばかり考えてしまいます。
とくに、付き合いたての人や付き合うまでに時間がかかった人、理想の相手と付き合えた人は、恋人への好きな気持ちが溢れてノロケ話が多くなりやすいでしょう。
「大好きな恋人を他の人に取られたくない」という気持ちから、わざとノロケ話をして周りへ牽制している場合もあります。
幸せなことを自慢したい
「恋人に愛されていることやラブラブな関係を築けていることを、周りに自慢したい」という気持ちからノロケ話をする人もいます。
幸せアピールをしたいあまり、急に話題を恋愛トークに変えたり、何度も同じエピソードを話したりします。
このタイプの人は優越感に浸りたい気持ちが強く、SNSでもノロケ投稿をして恋人との幸せぶりをアピールすることが多いです。
恋人との不仲を気づかれたくない
恋人と喧嘩をしていたり、別れる寸前だったりする人も、「恋人との不仲に気づかれたくない」という心理からノロケ話をすることがあります。
このタイプの人は、プライドの高さから周りに弱みを見せたくないと思っていたり、恋人との不仲を認めたくなくて現実逃避していたりすることが多いでしょう。
恋人を大事にする人だと思われたい
「恋人を大事にする人だと思われたい」という心理が働いて、ノロケ話をする人もいます。
「彼氏が忙しい人だから、いつも料理を作り置きしてあげている」「彼女に似合いそうなものがあったのでプレゼントした」など、相手に尽くした話をして、周りの人に「恋人思い」という印象を与えようとしているのです。
承認欲求が強い人によく見られる心理ですが、中には「他の異性からの好感度をアップしたい」と思っている人もいます。
とくに意識していない
ノロケ話をする人の中には、無意識でノロケ話になっている人も少なくありません。
恋人といつも一緒に過ごしていて、恋人中心の生活になっている人は、どんな話題でも恋人とのエピソードになりがちです。
本人は普通の会話をしているつもりなので、周りがウンザリしていることに気づいていません。
ウザい?それとも聞きたい?ノロケ話を聞く側の心理
ノロケ話を鬱陶しく感じる人は多いですが、中には「むしろ他人のノロケ話を聞きたい」という人もいます。
ノロケ話を「ウザい」と感じる人、「聞きたい」と思う人の心理の違いをチェックしてみましょう。
ノロケ話を「ウザい」と感じる人の心理
ノロケ話を「ウザい」と感じるのは、「いつも同じ内容で飽きてしまう」というのが理由のひとつです。
本人は違う話をしているつもりでも、似たような内容であることが多いので、聞いていてつまらないと感じるのでしょう。
また、「他人の恋愛話に興味がない」という人は、ノロケ話を苦痛に感じがちです。
興味がないのでリアクションに困ることが多く、「いちいち知らせてこなくていいのに」と思っていることがあります。
ノロケ話を「聞きたい」と思う人の心理
ノロケ話を「聞きたい」と思う人は、ほとんどが恋バナ好きです。
恋バナが好きな人は、ノロケ話を聞くのも話すのも楽しめるので、お互いに話し合って盛り上がることができます。
また、他人の幸せを喜べる人もノロケ話を聞いて不快になりません。
自分まで幸せな気持ちになれるので、積極的にノロケ話を聞きたがることもあるでしょう。
ノロケ話にウンザリしたときの対処法
ノロケ話を「ウザい」と感じたときは、上手く対処してストレスを減らしましょう。
ここでは、ノロケ話にウンザリしたときの対処法を紹介します。
相槌を打ちつつ聞き流す
ノロケ話にウンザリしたときは、 軽く相槌を打ちつつ聞き流すのがおすすめです。
相手に「興味を持ってくれている」と勘違いされると、話が長くなる可能性があるので、大きくリアクションを取ったり話を掘り下げたりするのは避けましょう。
理由をつけて話を中断させる
ノロケ話にウンザリしたときは、「◯◯する用事があるから、また今度ね」といったように理由をつけて話を中断させる方法もあります。
理由をつけることで、相手を傷つけずにノロケ話を避けることができます。
何度か繰り返すと、『忙しい人』というイメージがついてノロケ話をしてくる回数が減ってくるでしょう。
自然な流れで話題をそらす
話を中断できないときは、自然な流れで話題をそらしてみましょう。
例えば、恋人と飲みに行ったときのノロケ話が始まったら、「あ!そういえば、今度の飲み会のことだけど」と思い出したように話題を変える方法があります。
恋人と買い物に行った話をされたら、
- 「何買ったの?」「使い心地どう?」と買ったものについて質問する
- 「そのエリアって◯◯があるよね。この前テレビで紹介してて…」と人気スポットやグルメの話をする
といったように話を変えてみましょう。
ただし、急に話をそらすと相手を傷つけてしまう恐れがあります。
人間関係に悪影響を与える可能性があるので、場の空気を壊さないように自然に話をそらしましょう。
距離を置いて冷静になる
相手のノロケ話がストレスになって、イライラしてしまうこともあるでしょう。
イライラしてしまったときは、その場を離れるのがおすすめです。
無理をすると感情が爆発して喧嘩になる可能性があるため、一度冷静になる時間を作りましょう。
相手のペースに合わせすぎず、適度な距離感を保つことも大切です。
興味がないことを態度に出す
ノロケ話がしつこいときは、はっきりと興味がないことを態度に出してみましょう。
例えば、
- 「うん」「へぇ〜」など一言だけ返す
- 笑わないでテンションを低くする
- 目を合わせない
といった態度を取ると、無関心なことを察してもらえるはずです。
ノロケ話をする人の心理を理解して上手く対処しよう
ノロケ話をされたときに、ストレートに「ウザい」と言ったりイライラしたりすると、相手との関係にヒビが入りかねません。
ノロケ話をしている人は悪気がないことも多いので、ノロケ話をする人の心理を理解して、上手に対処するのがおすすめです。
今回紹介した対処法を参考にして、自分に合う方法でノロケ話を乗り切ってくださいね!
- ノロケ話は、恋人や結婚相手との仲を自慢すること
- ノロケ話をする人の心理は、「恋人のことが好きすぎる」「幸せなことを自慢したい」「とくに意識していない」など
- ノロケ話を「ウザい」と感じる人の心理は、「いつも同じ内容で飽きる」「他人の恋愛話に興味がない」
- ノロケ話を「聞きたい」と感じる人の心理は、「恋バナが好き」「他人の幸せが嬉しい」
- ノロケ話にウンザリしたときの対処方法は、「相槌を打ちつつ聞き流す」「自然な流れで話題をそらす」「興味がないことを態度に出す」など