アスター(エゾギク)の花言葉とは?青・白など色別の意味や怖い由来があるかを解説
豊富な色彩で、公園や花壇を彩るアスター(エゾギク)をご存じですか。
見た目の可愛さからプレゼントとしても人気のある花ですが、贈る際にはアスターが持つ花言葉が気になるところです。
今回は、アスターについてどのような花言葉を持っているのか、怖い意味はないかなどを、アスターの基本的な特徴とともに紹介します。
Contents
アスター(エゾギク)の花言葉とは?
アスター(エゾギク)は、その多彩な色合いと愛らしい星形の花が特徴的です。
そんな印象的なアスターには、次のような心を動かす花言葉が存在しています。
変化
アスターに与えられた「変化」という花言葉は、その豊富な色彩や花の形状の多様性から来ています。
アスターは季節の変わり目に咲くことから、人生の新たな段階や環境の変化を受け入れ、前向きに進むことを励ますメッセージも含んでいるのです。
そのため、新しい生活の始まりや新しい職場でのスタートなど、変化を迎えるさまざまな場面で意味を発揮する花言葉として用いられています。
同感
「同感」という花言葉は、アスターの持つ自然な美しさが人々の心に共鳴し、誰もが「綺麗だ」と共感を呼び起こすことが由来とされています。
この花言葉は、理解し合うことの大切さも象徴しており、友人や家族間での信頼関係を深めるのに最適です。
食事会やパーティーなど、大切な人たちが集まる場にそっと飾っておくと、相手に対する敬意の表れにもなるでしょう。
信じる恋
「信じる恋」は、アスターの持つ繊細かつ純粋な美しさが、真実の愛を象徴するとされついた花言葉です。
愛情深く、相手を信じ抜く強さと忠誠心を持つことを表現しており、恋人たちがお互いの愛を確かめ合う特別な瞬間に贈るのにおすすめ。
プロポーズや記念日などに、プレゼントや日頃の感謝や愛情を言葉に込めて一緒に渡すと、とてもロマンチックです。
追憶
アスターの「追憶」という花言葉は、過去の大切な思い出に思いをはせる意味が込められています。
追悼と同じ意味だと思う人もいますが、アスターの場合は心に残る思い出や、かけがえのない人々に感謝や愛情を向けて、心に安らぎをもたらすことを示しているのです。
卒業や退職など、過去を振り返る多くの場面で感謝と尊敬の意を表すのに贈ると、相手への気持ちが伝わるでしょう。
アスター(エゾギク)の色別の花言葉
アスター(エゾギク)は、色ごとに異なる花言葉を持ち、それぞれの色が特定の感情やメッセージを象徴しています。
ここでは、アスターの色別の花言葉を詳しく解説し、それぞれの色がどのような意味を持つのかを見ていきましょう。
赤
赤いアスターの花言葉は「変化を好む」をとくに象徴としています。
赤色は情熱や活力を象徴し、何か新しいことを始めたいという強い意志を与えてくれるのです。
この花言葉は、新しい挑戦を始める人々にとって、励ましのメッセージとなります。
就職・進学など新生活のお祝いや、新しい挑戦を始めた人への応援として贈るのがおすすめです。
ピンク
ピンクのアスターの花言葉は「甘い夢」です。
可愛らしいピンク色が優しさ、純粋さ、そして初恋のような甘美な愛を象徴しているのが由来です。
恋人や大切な人への愛情を表現するのにおすすめなので、初めてのデートやバレンタインデー、記念日など、ロマンチックなシチュエーションでのプレゼントに最適です。
もしくはプレゼントや手紙などに、そっとピンクのアスターの柄やイラストを添えてみるのもいいでしょう。
青
青いアスターの花言葉には「信頼」という意味が込められています。
青色は安定と誠実さを表しており、深い信頼感と同時に大切な人への思いやりや保護の気持ちも示しているのです。
ビジネスのパートナー、親しい友人、または家族へのギフトとして選ばれることが多く、信頼関係を強化したいと思う相手へのプレゼントに取り入れてみましょう。
紫
紫のアスターは「恋の勝利」や「私の愛はあなたの愛より深い」という花言葉を持ちます。
紫は高貴さを象徴し、深い情熱や真剣な愛情を表現します。
また、強い自信の表れを示しているとも言われるため、プロポーズといった重要な日に贈ると、相手への気持ちをより深く表現できるでしょう。
花束やフラワーアレンジメントにする際は、ピンクのアスターも忍ばせておくと、さらに愛情を強調できます。
白
白いアスターの花言葉は「私を信じてください」とされています。
白色は純粋・誠実・真実を象徴する色で、まっさらな自分をしっかり見て欲しいという願いが込められているのです。
謝罪の意味も兼ね備えているため、ちょっとした喧嘩をしてしまった後に、謝罪を込めて贈るのもおすすめ。
または、新居で一緒に暮らし始めるなど新たな一歩を歩み始める際の、誓いとしても用いられます。
アスター(エゾギク)の花言葉に怖い意味はある?
アスター(エゾギク)には、怖い花言葉は存在しません。
相手の未来を応援したり、気持ちに寄り添ったりする花言葉ばかりなので、プレゼントに安心して取り入れられます。
ただ、一部ではアスターに「結婚しない」という花言葉があるという噂が。
しかし、先にご紹介した数々の花言葉を調べても、これに結びつくようなものは見つかりませんでした。
そのため、由来がない花言葉として、とくに気にする必要はありません。
そもそもアスター(エゾギク)の花の特徴って?
ここでは、アスターの基本情報から名前の由来、見た目の特徴、育成に適した環境、開花時期に至るまで、具体的な情報を詳しく解説します。
基本情報
アスターはキク科エゾギク(カリステファス)属の植物で、中国東北部からシベリアが原産です。
日本には江戸時代の中頃に渡来し、それ以降根づいているため歴史があると共に、人々にとっても馴染深い花となっています。
耐寒性と耐暑性がよく、ガーデニング好きはもちろん園芸初心者でも育てやすい植物です。
さまざまな色を一緒に栽培すると、開花時にはとても華やかな雰囲気を作り上げてくれます。
スタンド花や花束で映えるのはもちろん、ドライフラワーにしても綺麗な色味が残り、さまざまなアレンジに使えるのも人気のポイントです。
名前の由来
アスターの花名はギリシア語の「アストロス」(星)から来ています。
開花時に小さくて細かい花びらが放射状に広がるのを見て古代ギリシア人は、神話に登場する星々と結びつけました。
また、さまざまな色合いがある点も夜空に輝く星々を思わせる美しさを連想させると言われているのです。
ロマンチックな花言葉も持つアスターに、ぴったりな由来であるとされています。
見た目の特徴
アスターの花姿は、品種改良が重ねられたこともあり、一重咲きから八重咲きまでさまざまで、花径は数cm〜10cmほどまで成長するものもあります。
背の高さも30〜80cmと幅があるため、観葉植物としてはもちろん庭づくりをする際はいろいろなスタイルにアレンジができるでしょう。
色彩も非常に豊富で、白、ピンク、紫、赤、青といった基本色から、グラデーションがかった品種もありさまざまな色合いが楽しめます。
また、花びらが1枚ずつ細かくついているため「好き?嫌い?」で有名な花占いの花として用いられることがあるのです。
適した環境
アスターは日当たりと水はけがいい場所を好みます。
育成には肥沃で低めの湿度を保つ土壌が適しており、水はけの悪い土地では根腐れの原因となることがあるため注意しましょう。
成長につれ、葉が混みすぎてくると湿気を溜める原因になるため、取り除くといった手入れが必要になります。
また、アブラムシやウリハムシ(ウリバエ)がつきやすいため、風通しのよい場所を選ぶことで、病害虫のリスクを低減させましょう。
開花時期・見ごろ
アスターの開花時期は主に夏の終わりから秋にかけてで、最盛期は7月から8月頃になります。
そのためお盆の時期に、仏花として添えられることもありますが、不吉な意味が囁かれることはありません。
またアスターの開花時期には、さまざまな色の花が同時に咲き誇り、庭や公園を華やかに彩るのが特徴です。
開花期間は品種によって異なる場合がありますが、一般的には数週間から一か月程度花を楽しめます。
また、誕生花としては3月7日なので、プレゼントにも取り入れてみましょう。
アスター(エゾギク)にはポジティブな花言葉ばかり!色にも想いを乗せてプレゼントしよう
アスター(エゾギク)はその星のように美しい形と、ポジティブな花言葉が魅力的な花です。
色彩も豊かで、アスター全体はもちろん各色にも込められた深い花言葉はプレゼントにも最適。
受け取る人の心に寄り添ったり、応援したりするメッセージがたくさん込められています。
これらの花言葉を通じて、あなたの気持ちを大切な人へより深く伝えていきましょう。
- アスターは「好き嫌い」の花占いでも使われる身近な花
- 形や色が豊富なのでさまざまなアレンジもできてプレゼントにおすすめ
- 花言葉はポジティブなものが多く、応援・感謝・愛情など相手に寄り添うものが多い
- 「結婚しない」という花言葉が噂されるが由来などの根拠はなし