オダマキの花言葉に怖い意味はある?紫やピンクなど色別に解説
鮮やかな花の色が特徴的で、ガーデニングやフラワーアレンジメントに彩りを添えてくれるオダマキは人気の高い花です。
そのため、贈り物に取り入れられることも多いですが、その花言葉にはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、オダマキの花言葉について怖い意味合いはないのかをはじめ、色別の花言葉などについて詳しく紹介します。
Contents
オダマキの花言葉とは?怖い意味はある?
オダマキの花言葉には、心を伝える温かいものもあれば悲しみを含んだものも存在します。
怖いものはないのですが、受け取る相手によってはネガティブなイメージを与えてしまう場合もあるので注意が必要です。
ここではまず、オダマキ全般の花言葉を紹介します。
勝利
オダマキの花言葉の一つに「勝利」があります。
この花言葉は、オダマキの花が困難な環境でも力強く育つ姿が由来。
オダマキは厳しい自然環境に耐えながらも、美しい花を咲かせるため、その姿が勝利への決意と強さの象徴とされているのです。
試練を乗り越えた先にある成功を祝う時に贈るのに、ふさわしい花ともいわれています。
心配して震える
オダマキの花言葉には「心配して震える」という、悲しみが含まれたものもあります。
これはオダマキの花が風に揺れる様子が、人が心配で震えている姿に似ていることから、このような花言葉が付けられました。
また、この花言葉は赤色のオダマキに関連しており、感情の高ぶりを象徴する色でもある赤が、心配や緊張といった感情を強く表しているといわれています。
必ず手に入れる
「必ず手に入れる」という花言葉は、強い意志と決断力を象徴しています。
これはオダマキが、自分の根をしっかりと張り巡らせ、どんな環境でも生き抜く力を持っている姿が由来です。
オダマキの生き様のように、目標を達成するためにどんな困難にも立ち向かう強さを示しており、決して諦めない精神を象徴したこの花言葉は、目標達成や努力を続ける人への応援にもぴったりでしょう。
愚か
オダマキの花言葉の中で「愚か」は、一見ネガティブに感じられるかもしれませんが実は深い意味があります。
オダマキの英名「コランバイン(鳩のような)」は、ヨーロッパの道化芝居に登場する娘の名前「コランバイン」に由来しています。
この名前は、愚直で一途な努力を続ける姿を象徴しており、ここでの「愚か」という花言葉は、諦めずに一つのことに専念する姿勢を称える意味も含まれているのです。
【色別】オダマキの花言葉
オダマキは交配によって、さまざまな色が誕生しています。
ここでは、オダマキの代表的な色である白・赤・紫の花言葉についてその意味を詳しく見ていきましょう。
白のオダマキ
白いオダマキの花言葉は「あの方が気がかり」です。
この花言葉は、白色が純粋さや無垢を象徴するとともに、何かに心を悩ませている様子や、誰かを気にかけている気持ちを表現するのに由来しています。
オダマキの花が持つ清らかな白色は、その純粋さと共に、心配や気がかりな思いを伝えるのにぴったりです。
この花言葉は、遠くにいる大切な人や元気がない友人に贈ると、その思いやりや気遣いが伝わるでしょう。
赤のオダマキ
赤いオダマキの花言葉は「心配して震えている」です。
赤色は強い感情や情熱を表す色ですが、同時に不安や心配を伴うこともあります。
オダマキの花が風に揺れる姿は、心配で震えているように見えることから、この花言葉がつけられました。
また、ヨーロッパでは「捨てられた恋人」のシンボルとされており、愛する人への深い気遣いや心配の気持ちを表現しているとも言われています。
この花を贈ることで、相手に対する思いやりや感情の揺れ動きを伝えられますが、基本がネガティブな意味となっているので注意しましょう。
紫のオダマキ
紫のオダマキの花言葉は「勝利への決意」です。
紫色は王族や貴族に使われる高貴な色であり、強い意志や決意を象徴しています。
この花言葉は、中世ヨーロッパの騎士たちが戦場で勇気を奮い立たせるためにオダマキの葉を手にこすりつけたという伝説に由来。
紫のオダマキは、挑戦する人や困難を乗り越えようとしている人への励ましとしてぴったりです。
この花を贈ることで、相手の決意や努力を称え、応援する気持ちを伝えられるでしょう。
オダマキの花の特徴
ここでは、オダマキの花についてその特徴を詳しく紹介します。
名前の由来や見ごろの時期などを知れば、さらに花言葉の意味合いも深くなるでしょう。
オダマキの基本情報
オダマキ(Columbine)は、キンポウゲ科オダマキ属に属する多年草の植物です。
学名はAquilegiaで、日本や東アジア、ヨーロッパを原産地としています。
日本にはヤマオダマキ・ミヤマオダマキ・風鈴オダマキ・西洋オダマキといった種類が自生しており、観賞用としても広く栽培されている花です。
また、オダマキは品種改良が盛んで、さまざまな色や形の花を楽しむことができ、いろいろなフラワーアレンジにも使用されます。
名前の由来
オダマキという花名は、花の形が麻糸を巻くための道具である「苧環(おだまき)」に似ていることに由来しています。
また、糸巻きにも似ていて糸繰草(イトクリソウ)の別名も持つ花です。
さらに英名の「Columbine(コランバイン)」は「鳩のような」という意味で、つぼみの形が鳩の形に似ていることから名付けられました。
見た目の特徴
オダマキの花姿は、独特の形状と色鮮やかな花びらが特徴です。
花びらに見える部分は実は萼(がく)であり、実際の花びらは内側の小さな部分になっており、形は鐘形や筒形で、花びらの先端が外側に反り返っています。
葉は綺麗な三つ葉の形をしており、全体的に優雅で繊細な印象を与えるため写真映えも抜群です。
色は紫、赤、白など多彩で、交配によってさらに多くのバリエーションが生まれています。
開花時期・見ごろ
オダマキの開花時期は、春から初夏にかけてです。
特に5月から6月にかけてが最も見ごろで、この時期にはさまざまな色のオダマキが一斉に咲き乱れ鮮やかな光景が楽しめます。
花は花がら摘みをしながら比較的長期間楽しむことができ、日当たりの良い場所と適度な湿度がある環境で育てれば毎年美しい花を咲かせ続ける多年草です。
また、オダマキは5月29日の誕生花でもあるため、誕生日プレゼントにも取り入れてみましょう。
オダマキの花を贈るのにぴったりなシーン
オダマキはフラワーギフトとしても、よく取り入れられる花です。
生花はもちろん、ドライフラワーとしても美しい姿を見せてくれるためさまざまなアレンジが楽しめるのも魅力。
ここでは、オダマキをギフトとして贈る際に適したシチュエーションを紹介します。
勝利や成功の祝い
オダマキの花は、勝利や成功を祝う際の贈り物にぴったりです。
特に紫色のオダマキは「勝利への決意」という花言葉を持ち、中世ヨーロッパで勇気を象徴する花として知られていました。
騎士たちは戦場で勇気を奮い立たせるためにオダマキの葉を用いたと言われています。
そのため、オダマキを贈ることは目標に向かって努力し続け、困難を乗り越えた人への称賛と敬意を表せるのです。
お見舞といった気遣いを伝えるとき
赤色のオダマキの花は、お見舞いや気遣いを伝える際に最適です。
オダマキのもつ「心配して震えている」という花言葉が、愛する人や大切な人への深い気遣いや心配の気持ちを表現してくれます。
遠くに住む恋人や家族、病気や困難に直面している友人に贈ることで、お見舞いや励ましのメッセージとして贈ると、受け取った人に安心感と励ましを与えるでしょう。
自分の純粋な気持ちを伝えるとき
自分の純粋な気持ちを伝えたい場面にも、オダマキの花が最適です。
とくに白いオダマキは「あの方が気がかり」という花言葉を持ち、相手に無垢な心を伝えるのにぴったりとされています。
相手への純粋な愛情や友情、心配の気持ちを伝えられるので、初めてのデートやプロポーズなど、大切な場面はもちろん、相手に対する純粋な思いやりや気遣いを伝えたいときに取り入れてみましょう。
オダマキにはネガティブに捉えられる花言葉もある!贈る際にはメッセージも添えてきちんと気持ちを伝えよう
オダマキには、自分の心を伝える花言葉が多いのですが、中にはネガティブに捉えられてしまうものがあります。
そのため、オダマキを贈り物とする際にはメッセージカードなどを添えて、自分の気持ちをしっかり伝えるのがおすすめです。
見た目がとても美しい花なので、誤解を与えないように気持ちを込めて贈ることが大切です。
- オダマキは相手を応援したり心配したりする花言葉が多い
- 中にはネガティブに捉えられてしまうものもあるため注意が必要
- オダマキを贈る際にはメッセージも添えて誤解を生まないことが大切