ストーカー被害に気をつけて!自分でできる対策やNG行動、相談先を紹介
「もしかしてストーカー…?」とヒヤッとした経験がある人は、少なくないのではないでしょうか。
近年ストーカーは増加しており、たくさんの人が怖い思いをしています。
この記事では、自分でできる対策やストーカーにやってはいけない行動を解説します。
適切な相談先も紹介するので、自分の身を守るための参考にしてくださいね。
Contents
自分でできるストーカー対策
ストーカーに遭っている人も遭っていない人も、自分でできる対策を徹底することが大切です。
自己防衛対策を身につけておくことで、ストーカー被害を防げることもあります。
自分でできるストーカー対策を4つ紹介するので、参考にして身の回りの安全性を高めてくださいね。
個人情報の管理を徹底する
SNSが流行りに流行っている令和の時代、いつどこで誰に見られているか分かりません。
職場や住んでいる所は、簡単に特定されてしまいます。
住所が載っている郵便物などは、他人の目に触れられないようにシュレッダーやハサミで細かくしてから捨てるように心がけましょう。
携帯電話の番号は簡単に人に教えず、パスワードも定期的に変えて、個人情報の管理を徹底してくださいね。
相手を拒否している姿勢を見せる
拒否している姿勢を相手に見せないと、ストーカー行為はどんどんエスカレートします。
しつこいメッセージや無言電話が続くようなら、アカウントをもう1つ作ったり携帯番号を変えたりして拒否するようにしましょう。
また、感情的にならないのも大切です。
何をされても毅然とした振る舞いで冷静に対応することで、ストーカーも諦めてくれるかもしれません。
身を守るグッズを持つ
自分の身を自分で守るためにも、防犯グッズを持ち歩くようにしましょう。
すぐに鳴らせるように鞄の外側に防犯ブザーを付けておき、それでも不安を感じたときは電話中のフリをするのが効果的。
いざというときに身を守れるように、護身術を身につけておくのも1つの対処法でしょう。
いつでも110番できるように、スマホを握っておくのが安心です。
外から部屋の中が見えないようにする
外から家の中が見えないように、在宅中はカーテンをしっかり閉めておくのが、被害防止対策の基本です。
遮光性の高いカーテンを選んで、二重にするのがおすすめ。
家の中が外から見える状態だと、何曜日に外出しているか、何時に就寝するのかなど、生活リズムがモロバレです。
家を自分の落ち着ける場所にしておくために、カーテンを閉めて戸締りもしっかりしておくようにしましょう。
ストーカー対策で絶対やってはいけない行動
ストーカー被害に遭うと恐怖から感情的になり、とっさに様々な手段で応戦しようとする人が多いです。
しかし、ストーカー相手に絶対にやってはいけない行動がいくつかあります。
下手をすると衝動的にした行動が、ストーカーに火を付けることになりかねません。
ストーカーに対するNG行動を6つ紹介するので、参考にして冷静に対処してくださいね。
ストーカーを突然無視する
いきなりストーカーを無視すると、逆上してどんな行動に出るか分かりません。
例えば、しつこく連絡をしてくる場合、既読を付けるだけで返信をしないでおけば、ストーカーは「何か事情があるんだな」と捉えます。
しかし、いきなりブロックをしたりアカウントを削除したりすると、連絡できないことに怒って家まで押しかけてくるかもしれません。
拒否している姿勢を見せることは大切ですが、相手の神経を逆撫でするような行動をとるのは危険です。
叫んだり騒いだり過度な反応
ストーカー相手に感情的になるのはNGです。
あまりのストーキングで恐怖心に満ちたストーカー被害者は、つい「もうやめて!」「この人ストーカーです!」などと叫んでしまうことも。
しかし、叫んだり騒いだりすると、ストーカーは「誤解だ」「なんで分かってくれないんだ」とさらに接近してきます。
ストーカーには感情的にならず、落ち着いて対応するのが安全です。
SNSで近況情報を発信する
SNSはあなたの個人情報や趣味、位置情報などが詰まったストーカーにとってオイシイ材料です。
ストーカー被害に遭っているときは、自分の情報をできるだけ外部に出さないようにSNSの利用は控えましょう。
「ストーカーに付きまとわれている」と告発するような投稿をするのはもってのほか。
ストーカーが逆上するようなことをするのは危険です。
家族・知り合いに介入してもらう
友達や家族が介入して、ストーカーを説得しようとするのはとても危険です。
元恋人が復縁を迫ってくるのを、友達を介してやめるように説得すると、ストーカーは「こいつが邪魔をしているんだ」と考えます。
「こいつさえいなければ上手くいくのに」と友達にまで被害が及ぶかもしれません。
第三者の協力を得たいときは、警察や弁護士などに頼るようにして、相談先を間違えないようにしましょう。
連絡先・SNSアカウントを変える
しつこくメッセージや無言電話が来ている場合、連絡先を急に変えるとストーカーはパニックになります。
唯一の連絡手段が遮断されると、どうにかして相手に接近しようとしたり、怒り狂ってネットで名指しの誹謗中傷をしたりするかもしれません。
警察や弁護士に相談して、もう安心だなと思うまでは連絡先を変えずに放置しておきましょう。
即警察に連絡する
警察はストーカー被害の証拠が揃っていないと、ストーカーを捕まえるために動いてはくれません。
あまりにも証拠が不足していると、ストーカーに注意喚起するだけで終わってしまうことも。
注意喚起だけで済んでしまうと、ストーカーは逆に「何で警察に言うんだよ!」と怒ってエスカレートしてしまいます。
録音やメッセージのスクショなどの証拠を揃えて、捕まえてくれる保証があるのかを警察に確かめるようにしてくださいね。
ネットワーク・SNS時代の現代においては、特定の人の位置情報や個人情報は簡単に特定できてしまいます。
ストーカー被害に遭わないためにも、具体的な対策方法を普段からしっかり理解しておくことが大切です。
小さなトラブルが大きな事件に発展する前に、私たちにできる対策を今一度把握しておきましょう!
下記では『今すぐできるストーカー対策』を動画にて解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
ストーカー相談は専門家へ
ストーカーはどんな行動をとるのか、計り知れない思考の持ち主です。
ストーカー被害に遭い身の危険を感じたら、自分だけで解決しようとせず相談窓口に駆け込みましょう。
警察署だけではなく、他にも頼れる機関がたくさんあります。
ストーカー相談に対応してくれる業種を紹介するので、自分の状況に合わせて頼ってくださいね。
警察
身近で相談しやすいのは警察です。
確実な証拠を持って相談に行けば、適切な対処法を教えてくれるうえに、自宅周辺のパトロールも強化してくれます。
「こんなことで動いてくれるのかな」と思う人が多いかもしれませんが、1番近くにいる警察には頼るべきです。
確実に動いてもらうために、確固たる証拠を持って相談しにいきましょう。
弁護士
ストーカーが誰なのか分かっている場合は、弁護士に相談することもできます。
弁護士はストーカーに内容証明を送り「ストーカー行為をしましたよね」と認めさせて、慰謝料を請求することができます。
法律のプロである弁護士は、相談者の確実な証拠に基づいて動いてくれるので、ストーカー被害の証拠になるものは捨てずに取っておきましょう。
探偵
ストーカーが誰なのか分からない場合は、探偵に相談することから始めましょう。
誰にストーキングされているのか分からないままだと、警察や弁護士へ相談しても埒が明かず、被害が続くケースもあります。
探偵に相談して犯人を突き止め、探偵が集めてくれたストーカーの情報を元に警察に相談しに行くのがスムーズで効果的です。
日頃からストーカー対策を徹底するようにしよう!
ストーカーはいつどんな行動に出るか分かりません。
「もしかしてストーカーがいるかも?」と思い始めたときにはすでに手遅れで、いきなり家に押しかけられることもあります。
ストーカー被害を受けないために、日頃から個人情報の管理や防犯グッズの常備をしておきましょう。
常に最新の注意を払って、自分の身を守ってくださいね。
- 個人情報をしっかり守り、私生活を他人に見られないように徹底しよう
- ストーカーをいきなり無視する、友達を介入し説得するのは逆上させるNG行動
- 警察の他にも弁護士や探偵など、頼りになる機関はたくさんある
- ストーカー被害に遭う前に、できる対策をして自分の身を守ろう