【アネモネの花言葉】怖い意味がある?赤・白・青など種類、色別の意味とは
見た目の華やかさ、可愛らしさから愛される花の一つでもある「アネモネ」。
品種が多く、花の色・咲き方のバリエーションが豊富なので花束やフラワーアレンジメント、苗などさまざまな楽しみ方ができます。
しかし、見た目のキュートさからは意図しないような怖い花言葉があるのもアネモネの特徴です。
今回の記事では、アネモネについての情報やアネモネ全般のいい意味・怖い意味の花言葉、色別の花言葉を紹介します。
Contents
アネモネとは?
アネモネは、秋になると球根から芽を出し、2月頃から花を咲かせるため、寒さに強く花持ちがよい球根花です。
草丈15〜50cm程度と幅広い長さのものがあります。
アネモネという花名はギリシャ語の「アネモス(風)」が語源になっています。
ギリシャ神話が由来になっているという説もあるので、少し触れてみましょう。
夫のゼピュロスが、妻である花の女神フローラの世話人だったアネモネを愛してしまいます。
そのことを知ったフローラがアネモネを追放してしまうのです。
結果、ゼピュロスがアネモネを花に変えてしまった、というのがギリシャ神話におけるアネモネの由来です。
また、英語圏では「Wind flower(風の花)」と呼ばれるのが一般的だそうです。
これは、春の風が吹くころに咲き、風が吹く場所を好む特徴があることが由来とされています。
ちなみに、花びらに見える部分は萼片(ガクヘン)で、アネモネには花びらはありません。
科・属名 | キンポウゲ科・アネモネ属(イチリンソウ属) |
和名 | 紅花翁草(ベニバナオキナグサ)・花一華(ハナイチゲ)・牡丹一華(ボタンイチゲ) |
英名 | Anemone |
学名 | Anemone coronaria |
原産地 | ヨーロッパ南部〜地中海東部沿岸地域 |
開花期(流通時期) | 2月~5月(鉢植え:2月頃〜/切り花:12月~1月頃) |
誕生花 | 1月22日・3月12日・3月13日・4月6日 |
アネモネの種類
アネモネは、日本では10種程度あると言われていて、海外になると約120種ものアネモネが存在します。
春に向けて、秋に球根を植える「植え球根」として扱うのが一般的です。
また、アネモネの花や咲き方にもさまざまあります。
色は後ほど色別花言葉で紹介していますが、定番の赤や青、紫といった種類があります。
咲き方は、一重咲き・八重咲き・万重咲きなどです。
代表的な園芸品種は「アネモネ・コロナリア」で、アネモネというと一般的にはアネモネ・コロナリアを指します。
他にも、アネモネには以下のような種類があります。
モナリザ |
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デカン |
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ポルト |
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ミストラル |
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セントブリジット |
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【全般】アネモネの花言葉とは?
アネモネ全般の花言葉は、「純真無垢」「期待」「あなたを愛します」「恋の苦しみ」「見放された」など、たくさんあります。
キュートな見た目からは想像し難い怖い花言葉もあるため、贈るときには気をつけたいところです。
ここでは、いい花言葉と怖い花言葉について紹介します。
アネモネのいい花言葉は?
アネモネ全般には、純粋な気持ちが伝わる花言葉がついています。
- 純情無垢
- 可能性
- 無邪気
- 期待
- あなたを愛します
どれを送っても相手は、とても喜んでくれるものばかりです。
とくに「あなたを愛します」というまっすぐな愛が伝わる花言葉は、好きな人や恋人へのフラワーギフトに向いていますね。
アネモネの怖い花言葉は?
アネモネには怖い花言葉もあり、印象としては怖いというより、悲しい花言葉かもしれません。
- はかない恋
- 恋の苦しみ
- 薄れゆく希望
- 嫉妬のための無実の犠牲
- 見放された
アネモネの怖い花言葉は、ギリシャ神話が関係していると言われています。
愛を失い嘆き悲しんだり、嫉妬から怒り哀れんだりと、怖くも悲しい結末を迎えてしまった物語が「アネモネ」の怖い花言葉の由来です。
【色別】アネモネの色ごとの花言葉は?
アネモネには、赤・青・白・オレンジ・ピンク・紫・黒といった、さまざまな色があります。
それぞれの色にちなんだ花言葉があるので、紹介します。
赤いアネモネの花言葉
まずは、定番でもある「赤いアネモネ」の花言葉です。
- 根気
- 辛抱
- 君を愛す
赤いアネモネは「君を愛す」という恋愛にぴったりの花言葉があります。
好きな人への告白やプロポーズにおすすめです。
青いアネモネの花言葉
「青いアネモネ」の花言葉は以下の通りです。
- あなたを信じて待つ
- 待望
- 固い誓い
青いアネモネには、「固い誓い」「あなたを信じて待つ」など強い気持ちを表す花言葉があります。
遠距離恋愛中の恋人、大事な約束をした友達への贈りものにぴったりですね。
白いアネモネの花言葉
ピュアな印象を持つ「白いアネモネ」の花言葉は、
- 真実
- 期待
- 希望
- 真心
誠実さを表せる花言葉ばかりなので、どんな人・シーンにも贈りやすい花色といえるでしょう。
オレンジ・ピンクのアネモネの花言葉
ピンクのアネモネの花言葉は「待ち望む」になります。
可愛らしい花色と謙虚な花言葉は、大切な女性へのプレゼントにおすすめです。
一方で、オレンジのアネモネには花言葉はありません。
そのためアネモネ全般の花言葉がつけられています。
紫・黒のアネモネの花言葉
花には珍しいダークな紫・黒のアネモネもあります。
「紫のアネモネ」の花言葉は、
- 悲しみ
- あなたを信じて待つ
- 信じて従う
ネガティブな花言葉が目立ちますが、色合いが大人っぽく高貴な印象を与えるので、美しさを求めて人気です。
また、黒色のアネモネは自然界には存在しないため、花言葉はありません。
紫のアネモネの「あなたを信じて待つ」が使われる場合もあるようです。
アネモネをプレゼントするときは注意しよう!
アネモネはいい花言葉もありますが、怖い花言葉も持っています。
アネモネをプレゼントするときは、いい花言葉を持つ色のアネモネを選んで、花言葉の意味をメッセージに添えると気持ちが伝わりやすくなるでしょう。
また、花言葉以外にも注意したいのが有毒成分です。
アネモネには「プロトアネモニン」という有毒成分が、アネモネの全体と汁液に含まれており、皮膚に付着すると水泡や皮膚炎を引き起こす恐れがあります。
アネモネを贈るときは、以下の点に気をつけるようにしましょう。
- 小さなお子さんの手の届かないところに飾る
(ペットも注意が必要) - 切り戻しするときはゴム手袋をつける
など、注意点を伝えておくと安心です。
- アネモネは2月~5月に咲く植物で、花色や咲き方が違う品種が多く揃っている
- アネモネの花言葉には、「あなたを愛します」「純情無垢」などのいい意味がある
- 怖い意味には、「恋の苦しみ」「見放された」などがある
- アネモネの色ごとに花言葉あるので贈るときの参考にしよう
- アネモネには、有毒成分があるので贈る際には注意しよう