アルメリアの花言葉とは?白やピンクなどの色別の意味や特徴・種類も解説
アルメリアは、小さな花びらが集まり球体のような愛らしさが特徴的な春の花です。
見た目のかわいらしさや、鮮やかな色味からプレゼントにも適している花ですが、花言葉にはどんな意味合いがあるのでしょうか。
この記事では、アルメリアの花言葉や特徴、種類を詳しく解説します。
プレゼントで贈る際の注意点も、シーンで紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
Contents
アルメリアの花言葉とは?怖い意味はある?
アルメリアは日本語の花言葉としては、温かみのある意味を多く持っています。
しかし、英語の花言葉としては悲しみを伝える意味を含む場合も。
ここでは、和訳・英訳としてそれぞれの意味を見ていきましょう。
日本語の花言葉
アルメリアの日本語での花言葉は「思いやり」「心遣い」「歓待」「共感」といった、相手を思いやる意味が多くなっています。
アルメリアは、まるで花同士が寄り添うように咲く姿をしている花です。
そのためお互いを思いやっているように見え、こうした花言葉が付いたのではないかと言われています。
大切な人に感謝を伝えたいときにはもちろん、玄関や入り口に飾り「歓待」の気持ちを示すのも良いでしょう。
英語の花言葉
アルメリアの英語での花言葉は「Sympathy」で、日本語と同じく「思いやり」や「共感」といった意味が込められています。
一方で「Sympathy」には「弔意」「弔問」「お悔やみ」「同情」といったネガティブな場面で使う意味も含まれます。
西洋文化においてアルメリアは、しばしば葬儀や追悼の場で用いられることがあるため、海外の人へのプレゼントに使用する場合は注意が必要です。
アルメリアの色別の花言葉
アルメリアは色の種類が豊富な花で、色別によって花言葉も異なります。
ここでは、メジャーな色である白・赤・ピンクの花言葉を見ていきましょう。
白
白いアルメリアの花言葉は「純粋」「心の平和」とされています。
白色は純粋無垢な印象を与えることから、この花言葉がつけられているのです。
また、白い花は一般的に清潔感や誠実さを象徴するため、新たな始まりや清らかな愛を伝えるギフトとしても最適。
他には「倹約」「節約」といった花言葉もあり、控えめながらもしっかりした花を咲かせる堅実な印象からきているとも言われています。
赤
赤いアルメリアは「共感」「歓待」の意味を持っています。
赤色は感情の高まりや活力を表す色として知られており、アルメリアの赤い花もそのエネルギーと情熱を他人に伝えるために適しているのです。
また「情熱」「勇気」を象徴するとも言われているため、何か新しいことを始める際の応援や、愛の告白など、強い気持ちを表現したいときに選ばれることも多くなっています。
ピンク
ピンクのアルメリアの花言葉は「思いやり」「共感」です。
またピンクには「慈愛」「優美」といった意味が含まれているため、誰かを思いやる温かな感情や、繊細な心を象徴としています。
この色のアルメリアは、親しい友人や家族、恋人に対して感謝の気持ちや愛情を伝えるのに最適です。
ピンクのアルメリアを通じて、心からの愛や感謝を表現しましょう。
アルメリアの花の特徴
ここではアルメリアの特徴について詳しく解説します。
基本情報や名前の由来などを知ることで、より花言葉への理解も深めていきましょう。
基本情報
アルメリアはイソマツ科、ハマカンザシ属(アルメリア属)に属する植物で、その耐塩性と耐久性から海辺の庭園でよく見られます。
また比較的乾燥にも強く、手入れが簡単な点が魅力です。
成長すると高さは20〜60cmに達し、密集して生えるため、地被植物としても利用されます。
育てやすさと美しさから、観葉植物としてガーデニング初心者にもおすすめの植物です。
見た目の特徴
アルメリアの花姿は小さくて丸い花びらが集まって、ボール状に近い形になります。
色は白、ピンク、赤など多彩で、その鮮やかな色合いが庭を明るく彩ると人気の植物です。
細長い葉は束になって生え、緑色が鮮やかで、花とのコントラストが美しく観賞用にもおすすめ。
花茎はしっかり直立し、風にも強いので、屋外での栽培に適しています。
名前の由来
アルメリアの花名は、ケルト語の「armar」(海・海岸)に由来しています。
これは、アルメリアの花が海辺の潮風などにも強く自生できるからです。
和名では「浜簪(ハマカンザシ)」とされ、こちらも海や海岸の近くで花が咲くことから由来してつけられました。
また英語名も海のナデシコという意味で「sea pink」と呼ばれ、世界各地で、海に関連した名前がつけられています。
開花時期
アルメリアの開花時期は、主に春から初夏にかけての3〜5月です。
温かさに敏感なため、温暖な地域では冬の終わりから花をつけ始めることもあります。
アルメリアは開花期間が長く、花が枯れた後も枯れた花を取り除くことで再び花を咲かせられるのが特徴。
長い期間、鮮やかな色を保てるので、ガーデニングが趣味の人たちの間でも人気が高い花です。
アルメリアの花の種類
- アルメリア・マリチマ
- アルメリア・シュードアルメリア
- アルメリア・ジュニペリフォリア
アルメリアには、ポピュラーな「アルメリア・マリチマ」の他に、以上のような種類があります。
いずれも暑さにも強さにも強いため、育てやすい品種です。
大きな違いとしては、草丈が数センチ〜数十センチの大型種までと幅広いため、自宅の雰囲気や育てる場所に合わせて選びましょう。
アルメリアの花のプレゼントシーン
アルメリアはその魅力的な見た目と象徴的な花言葉で、さまざまなギフトシーンにぴったりの花です。
ここでは、アルメリアをプレゼントするのに適しているシーンをいくつか紹介します。
誕生日のプレゼントに
アルメリアは2月29日、3月2日、3月30日の誕生花です。
相手に寄り添い、幸せや成功を願う花言葉を持っているため、誕生日のプレゼントにも最適でしょう。
新しい一年のスタートに、幸運を願ってこの花を贈ることで、相手を想う気持ちも伝わります。
花の美しい色彩は、お祝いの場をさらに華やかに彩すため、花束やフラワーギフトに取り入れるのもおすすめです。
感謝の気持ちを伝えるときに
アルメリアの花は、その堅牢で力強い生命力から「ずっとあなたを思う」という花言葉も持っています。
長期間にわたって支えてくれた人や、特別な恩人に対して感謝の気持ちを表現する際にはアルメリアを選ぶのがおすすめです。
日頃言葉にできない感謝の気持ちを伝えたいときに贈れば、より強い絆を築けるでしょう。
慰めの気持ちを伝えるときに
アルメリアには「弔意」や「お悔やみ」という花言葉も存在し、悲しみに寄り添うメッセージを込めてプレゼントできます。
とくに、白や青のアルメリアは、その落ち着いた色合いが心を落ち着ける効果を持ち、慰めや共感の気持ちを静かに伝えてくれるのです。
大切な人が試練に直面しているときに、この花を通じて「あなたは一人じゃない」というメッセージを送ることで、心の支えになるでしょう。
アルメリアは他人を思いやる花言葉を持つ一方でネガティブな意味も!贈るシーンには注意しよう
アルメリアの花は、その美しい見た目と多彩な花言葉で人気の花です。
相手に寄り添い思いやる慈悲深い花言葉がある一方で「弔意」や「お悔やみ」といったネガティブな意味を含む花言葉も存在します。
贈るシーンに応じて配慮することはもちろん、とくに英語圏の人へアルメリアを選ぶ際は、これらの花言葉の持つ意味に注意し、相手の心情や状況を思いやることが大切です。
- アルメリアの花言葉は心に寄り添うものが多いが、一部「追悼」の意味が含まれる
- 英訳圏は特に「追悼」の意味合いが広がっているためプレゼントするときには注意
- 和訳では感謝や幸運を願う花言葉のほうが一般的