徳を積む方法とは?徳を積むことで得られる効果や具体的な行動方法も
「徳を積む」という言葉はよく耳にしますが、具体的にどんなことをすれば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか。
徳を積むとどのようなメリットがあるのかも気になるところです。
そこで今回の記事では、徳を積む意味やメリット、徳を積む基本的な方法、具体的な行動方法について詳しく紹介します。
徳を積むのはメリットだらけ!?
はじめに、「徳を積む」の意味や、徳を積むメリットについて紹介します。
「徳を積む」とは?
「徳を積む」とは「良い行いを積み重ねる」という意味を指す言葉で、徳を積むと自分自身に良いことが返ってくるといわれています。
仏教や儒教など東洋思想の考え方の一つで、徳の積み方には陰徳と陽徳があります。
【陰徳】
見返りを求めたり自慢したりせず、人が見ていなくても良い行いをすること
【陽徳】
人に感謝されたり、喜ばれたりするような良いことをすること
徳を積むメリット
徳を積む行動をとることで、どんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、徳を積むメリットを4つ紹介します。
【運気がアップする】
徳を積むと自分に良いことが返ってくるといわれているため、運気がアップするのがメリットの一つです。
欲しいものが手に入る・お金の巡りが良くなるなど、嬉しいことが起こる可能性があるでしょう。
【人望が得られる】
徳を積むと周りからの評価が高まり、人望が厚くなるメリットもあります。
人望が厚い人は信頼を得ているため、揉め事が起きにくくなります。
周りの人と良好な人間関係を築きやすくなるので、自分が困ったときに助けてくれる人が現れやすくなるでしょう。
【出会いに恵まれる】
徳を積むと自分の周りに人が集まりやすくなり、良い出会いに恵まれることもあります。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、優しくて親切な人や一緒にいて明るく楽しい気持ちになれる人が集まってくる可能性があるでしょう。
良い人たちに囲まれることで、より幸せな人生を歩みやすくなるでしょう。
【ポジティブ思考になれる】
良い行いをすると気分が良くなり、ポジティブ思考になれるのもメリットの一つです。
人のため、世の中のためになる行動をすると自己肯定感が高まり、自分に自信が持てるようになります。
徳を積み続けることで前向きな生き方ができるようになり、人生を楽しみやすくなるでしょう。
推し活・オタ活のために徳を積む人もいる
最近では、推し活やオタ活をしている人たちの中で「徳を積む」という言葉がよく使われています。
ゲームのガチャやコンサートのチケットなど、運が必要になる場面で良い結果を出せるように、日頃から良い行いをして徳を積むことがあるようです。
また、「推しにふさわしい人間になりたい」という理由から、徳を積んで良い人間になろうとする人もいます。
【徳を積む方法】基本的な積み方は5つ
徳を積む方法には、基本的に5つの積み方があります。
それぞれのポイントをチェックしてみましょう。
体施(たいせ)
体施は自分の体を動かして、人や世の中のためになる良い行いをすることです。
例えば、困っている人を助ける・子供の世話をする・汚れている場所を綺麗にするといった行為が当てはまります。
物施(ぶっせ)
物施は、物を施すことです。
見返りを求めず、相手のことを考えて喜んでもらえるものをあげるのがポイントです。
プレゼントをする・自分のものを人に譲る・手土産を持っていくといった行為が当てはまります。
顔施(がんせ)
顔施は人と接するときに、優しく穏やかな表情を見せることです。
いつも柔らかな表情をしている人は話しやすく、安心感や心地良さを与えられます。
念施(ねんせ)
念施は人や世の中の幸せを心から願うことです。
友達の恋愛がうまくいくように願う・会社の発展を願う・世界平和を願うといったことが当てはまります。
法施(ほっせ)
法施はより良い人生を送るための教えを他人に説くことです。
職場の人に仕事のアドバイスをする・友達の悩み相談に乗るといったことが当てはまります。
具体的な徳を積む方法
ここでは、具体的な徳の積み方を紹介します。
日常生活の中でできることが多いので、自分に合う方法を実践してみましょう。
ゴミ拾いや掃除をする
徳を積む方法の1つ目は、ゴミ拾いや掃除をすることです。
自分が使う場所を綺麗にするだけでなく、会社でゴミが落ちていたら率先して拾う、公共トイレを綺麗に使うといったことを心がけると、より徳を積めるでしょう。
自己研鑽(じこけんさん)をする
徳を積む方法の2つ目は、自己研鑽をすることです。
知識やスキルを深く極め、自分自身を鍛えましょう。
自分に磨きをかけることで人助けができるようになり、徳を積むことにつながります。
相手が喜ぶことをしてあげる
徳を積む方法の3つ目は、相手が喜ぶことをしてあげることです。
相手の好みに合わせてプレゼントを贈る、重い荷物を持ってあげるなど、相手を思いやって喜ぶことをしてあげましょう。
相手の幸せを願う
徳を積む方法の4つ目は、相手の幸せを願うことです。
他人の幸せを願うことで自分自身も前向きな気持ちになり、良い関係を築きやすくなります。
ひがみや妬みといったネガティブな感情は、幸せを引き寄せません。
心に余裕を持って、素直に他人の幸せを願いましょう。
募金・寄付・お布施をする
徳を積む方法の5つ目は、困っている人を助けるために募金やお金の寄付をしたり、神社仏閣にお布施をしたりすることです。
募金や寄付、お布施は、体施・物施といった徳の積み方になります。
徳積みに金額の大きさは重要ではありません。
買い物するときに募金箱にお釣りを入れる・寄付付きの商品を購入するといった手軽にできる方法もあるので、自分がやりやすい方法で徳を積んでいきましょう。
献血をする
徳を積む方法の6つ目は、献血をすることです。
献血は人の命を救うことにつながり、社会の役に立つことでもあります。
献血以外にも善意で行うボランティアは徳積みになるため、無理のない範囲で参加してみましょう。
誰にでも平等に接する
徳を積む方法の7つ目は、誰にでも平等に接することです。
嫌いだから挨拶をしない、得がないから親切にしないといった態度をとると、ネガティブなことが自分に返ってきてしまう可能性があります。
人と接するときは好き嫌いや損得、優劣で判断せず、分け隔てなく接するようにしましょう。
笑顔で接する
徳を積む方法の8つ目は、笑顔で接することです。
笑顔で接することは顔施となり、周りの人に良い影響を与えられます。
普段から鏡を見て練習をしておくと、自然な笑顔を作りやすくなるでしょう。
物を大切にする
徳を積む方法の9つ目は、物を大切にすることです。
物には作った人の気持ちがこもっており、長く使う人は徳を積みやすいといわれています。
人に優しく親切にするように、物も大切に扱うようにしましょう。
日常的に徳を積む方法はたくさんある!できることから始めて徳を積もう
「徳を積む」というと、「すごく良いことをしないといけない」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、ゴミを拾う・困っている人を助ける・幸せを願うなど、誰にでもできることで徳を積むことはできます。
日頃から他人や世の中のことを思いやり、役に立つように意識すると、徳を積みやすくなるでしょう。
日常的にできることで徳を積めるので、できることから始めてみましょう!
- 「徳を積む」とは良い行いを積み重ねることを指し、徳を積むと自分自身に良いことが返ってくるといわれている
- 徳を積むメリットは、運気がアップする・人望が得られる・出会いに恵まれる・ポジティブ思考になれる
- 徳を積むための基本的な方法は、体施・物施・顔施・念施・法施の5つ
- 具体的な徳を積む方法は、ゴミ拾いや掃除をする・自己研鑽をする・募金や寄付、お布施をする・物を大切にするなど
- 日常的にできることで徳を積めるため、できることから始めてみるのがおすすめ