結婚式の欠席メッセージ例文6つ!招待状返信に使える理由別のテンプレやマナーを紹介
せっかく結婚式に招待されても、諸事情により参加できないこともありますよね。
「相手に不快な思いをさせずに断るにはどうしたら良いんだろう」と悩む人は少なくないはず。
そこでこの記事では、結婚式を欠席するときのマナーについて解説します。
欠席メッセージの例文も紹介しますので、招待状返信の参考にしてくださいね。
Contents
結婚式の欠席メッセージで理由は書く?
結婚式の招待状を「欠席」で返信するとき、メッセージ欄に明確な理由を書いた方が良いのでしょうか?
結論から言うと、理由を明記するか否かは事情によって異なります。
妊娠・出産等のおめでたい理由は明記する
妊娠中である、または出産したばかりであるなど、喜ばしい理由の場合は欠席の理由として伝えても問題はありません。
むしろ明記することによって招待した側も納得したり、幸せな気持ちになったりする可能性があります。
妊娠・出産のほか、親族の結婚式や入学式・卒業式への参加、あらかじめ決まっていた仕事の出張、国家試験などもポジティブな理由として伝えても良いとされています。
身内の不幸や体調不良などは伝えない
結婚式はお祝い事であるため、ネガティブな理由によって欠席する場合は明確な理由を伝えるのは避けましょう。
「招待状を送ってしまって迷惑だったかな」と、相手に気を遣わせる可能性が高いです。
具体的には喪中やお葬式への参加、自身や家族の体調不良などは伏せた方がベター。
伝えるなら相手の結婚式が終わり、少し落ち着いたころに改めて連絡すると良いでしょう。
また、金銭的な理由で参加が難しい場合も、理由は伏せた方がスマートです。
結婚式の欠席メッセージの例文【理由別】
続いては、結婚式を欠席するときの返信メッセージを紹介します。
代表的な6つの理由で使える文例を紹介するので、当てはまる人はぜひ活用してくださいね。
出産が近い・産後間もないとき
「このたびはご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただきましたが
出産を控えているため(子供がまだ生後間もないので)
残念ながら欠席させていただきます
おふたりの幸せをお祈り申し上げます」
このほか「当日は子供を預けることができないため」などの言い回しもOK。
仲の良い友人の場合は「ご結婚おめでとう!」とカジュアルな言葉で祝福しても問題ありません。
仕事や試験等で都合がつかないとき
「ご結婚おめでとうございます
結婚式への参列を楽しみにしていたのですが
あいにく長期の出張の予定があり(試験の予定があり)
残念ながら欠席させていただきます
おふたりの末永い幸せをお祈りします」
「あいにく所用があり」という表現でも問題ありませんが、差し支えないなら出張や試験など明確な予定を伝えるのがおすすめです。
相手も納得できるでしょう。
身内の結婚式と日程が重なったとき
「ご結婚おめでとうございます
おふたりの晴れのお席にお招きいただきましたが
あいにく親戚の結婚式と重なりまして
欠席させいただきます
おふたりで助け合いながら幸せな家庭を築いてください」
「親戚」の部分は妹、兄など具体的な人物に変えても問題ありません。
結婚式のほか、子供の入学式や卒業式と日程が重なったときにも使える表現です。
お葬式や喪中のとき
「このたびはご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただきましたが
やむをえない事情により欠席させていただきます
お二人の晴れのお席に伺えず残念です
末永くお幸せに」
お葬式や喪中など不祝儀のときは、具体的な理由を書くのは控えましょう。
「やむをえない事情」と伝えるのがベストです。
また、最後にお祝いメッセージを添えると印象がよくなります。
体調不良や病気のとき
「ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただきましたが
やむをえない事情があり
残念ながら欠席させていただきます
おふたりの幸せをお祈り申し上げます」
体調不良や病気が理由の場合も、相手に気を遣わせるためハッキリと伝えるのは控えましょう。
こちらも「やむをえない事情」と表現してOKです。
旅行の予定や金銭面が理由のとき
「ご結婚おめでとうございます
せっかくお招きいただきましたが
あいにく先約があり欠席させていただきます
おふたりの末永いお幸せをお祈りいたします」
あらかじめ予定していた旅行や金銭的な理由で参加できない場合、欠席の理由は伝えない方が良いです。
「先約があり」か「やむをえない事情」と伝えつつ、お祝いの気持ちもしっかりと伝えましょう。
結婚式の欠席メッセージの返信マナー
結婚式の欠席連絡には、守るべきマナーがあります。
欠席しない場合にも活かせる返信マナーなので、しっかりチェックしてくださいね。
ハガキを送る前にメール等で連絡する
結婚式を欠席する場合は、ハガキで伝えるのではなく事前に電話やメールで伝えましょう。
最近は手軽に返信できるWEB招待状も増えていますが、その場合も同じです。
新郎新婦は結婚式に列席してくれることを前提に招待状を送っているため、ハガキで欠席を知ると悲しい思いをします。
また、招待状を送って良いか確認された時点で参加できないとわかっているなら、その場で断るとスムーズです。
返信期限を守る
新郎新婦は返信ハガキを元に会場のレイアウトや料理、引き出物などの準備を進めます。
そのため、結婚式招待状の返信期限は必ず守りましょう。
とはいえ、欠席の連絡をすぐに送ると「出席する気がなかったんだな」と思われてしまい、関係がこじれる可能性があります。
欠席の連絡を入れる場合は、招待状を受け取ってから1〜2週間ほど空けて返信すると良いでしょう。
句読点や言葉遣いに注意する
招待状の返信には、出席・欠席にかかわらず注意すべき表現があります。
まずは「。」や「、」などの句読点。
区切りを連想させるため、招待状の返信では使わないのが一般的です。
また「終わる、切れる」など縁起の悪い忌み言葉や「時々、久々」など音が重なることで再婚を連想させる重ね言葉もタブー。
忌み言葉を使ってしまうケースは稀ですが、重ね言葉はうっかり使いがちなので気をつけましょう。
結婚式を欠席する際のご祝儀や電報のマナー
結婚式を欠席するのは、心苦しいものです。
そんなときは、ご祝儀や祝電を送ると良いでしょう。
最後に欠席する際のご祝儀の渡し方や電報のマナーをご紹介します。
事前に欠席を伝えている場合、ご祝儀はなしでもOK
新郎新婦は招待状を送る前の段階で、結婚式に来れるか否かを確認するのが一般的です。
その段階で欠席を伝えているのなら、ご祝儀は送らなくても問題ありません。
というのも、参加者としてカウントされていないため準備の費用は発生しておらず、特に新郎新婦側に迷惑がかかることはないからです。
また、招待状を受け取っていても、事前に打診がなかった場合はご祝儀を送らなくても良いでしょう。
どうしても気になる場合は、後日結婚祝いなどを送るのがおすすめです。
出席の予定だったが欠席する場合はご祝儀を送る
招待状の返信で出席と伝えていたのにもかかわらず欠席する場合は、必ずご祝儀を送りましょう。
すでに料理や引き出物の準備が進んでいると、新郎新婦側にキャンセル料が発生する可能性があります。
そのためご祝儀の相場である3〜5万円程度、つまり満額を包むのがベストです。
相手が自分の結婚式に参加しているのなら、同額を包むのも良いでしょう。
同時にお詫びの言葉を添えると、相手へ失礼になりません。
ご祝儀は結婚式前に送るのがベスト
ご祝儀を結婚式で直接渡さない場合は、結婚式の前に送りましょう。
一般的にご祝儀は結婚式の費用に当てられるため、結婚式が落ち着いたころに受け取るよりも、結婚式前に受け取った方が都合が良いです。
また、ご祝儀を送る場合は普通郵便ではなく、現金書留で送るのがマナー。
きちんとご祝儀袋に包み、一筆添えて送ると丁寧な印象になります。
結婚式前に直接会う機会があるなら、そのタイミングで渡すのも良いでしょう。
祝電で気持ちを伝えるのもおすすめ
ご祝儀を送る必要はなくても、何らかの形でお祝いの気持ちを伝えたい場合は、祝電を送るのがおすすめです。
お祝いの言葉を直接伝えられなくても、披露宴に合わせてメッセージで伝えられます。
また、最近はメッセージだけでなくプリザーブドフラワーやぬいぐるみなど、可愛らしい祝電が増えています。
相手のイメージに合わせた祝電を送ると、結婚式には参加できずとも祝福の気持ちは伝わるでしょう。
結婚式を欠席する場合もマナーは大切!祝福の気持ちはしっかり伝えよう
結婚式を欠席する場合、相手との信頼関係を保つためにも欠席マナーを守ることが大切です。
ご紹介したメッセージ例を参考に丁寧に欠席を伝えつつ、祝福の気持ちはハッキリと伝えるようにしてくださいね。
言葉だけでなく、祝電や結婚祝いなどで伝えるのもおすすめです。
また、欠席を伝えるときの連絡マナーも大切なポイント。
必ず期限内に返信し、結婚式の返信にふさわしくない言葉は使わないように気をつけましょう。
- 結婚式を欠席する場合、妊娠や出産などのおめでたい理由は明記する
- 身内の不幸や体調不良など、ネガティブな欠席理由は伏せたほうが良い
- 欠席の連絡は返信ハガキを送る前に事前に連絡するとスマート
- 出席予定だったのに欠席する場合は、必ずご祝儀を送る
- お祝いの気持ちを祝電で伝えるのもおすすめ