アベリアの花言葉とは?怖い意味があるかや花の特徴・種類も解説
公園や道路沿いで見かけることの多い、アベリア。
白や淡いピンクなどの色をした小花はとても可愛らしく、シンボルツリーとしても人気を集めています。
可憐なイメージがありますが、どんな花言葉を持っているのか気になりますよね。
この記事ではアベリアの花言葉に怖い意味があるのか、アベリアの特徴や種類についても解説していきます。
Contents
アベリアの花言葉とは?
控えめな咲き姿が愛らしいアベリアは、見ているだけで心が癒されますよね。
見た目からのイメージ通り、アベリアの花言葉に怖い意味はなく、ポジティブな意味の花言葉がつけられています。
ここでは、アベリアの花言葉を紹介していきます。
「謙虚」「謙譲」
アベリアは、小さくひっそりと咲く特徴に由来し「謙虚」「謙譲」という花言葉がつけられています。
控えめで慎ましい花姿はなんとも愛らしく、眺めているだけで笑みがこぼれそうですね。
花自体はあまり目立たないため「濃緑の葉と小花のコントラストが美しい」という印象を持つ人が多いでしょう。
しかし、アベリアの花を近くで見ると、とても繊細で可愛いので、ぜひ観賞してみてくださいね。
「強運」
アベリアは「強運」というポジティブな意味合いの花言葉もつけられています。
控えめな見た目に対して、意外にも丈夫で生命力が強い性質を持っていることが由来しているのだとか。
春〜秋と長期間に渡って咲かせられる強さは「強運」という花言葉がぴったり合いますね。
アベリアの花に怖い意味はある?
アベリアの花言葉に、怖い意味は一切ありません。
むしろ「謙虚」「謙譲」など気品を感じる意味や「強運」といったパワーを感じるので、プレゼントに選んでも喜ばれるでしょう。
しかし「アベリアの花言葉」と検索すると「怖い」というキーワードが出てくるのも事実です。
これは、アベリアと似た響きの花に「ロベリア」という品種があり、毒性があることから「悪意」という花言葉がつけられています。
響きが似ているロベリアと勘違いをしている人も多いと思われますが、アベリアには怖い意味はないので安心してください。
アベリアの花にはどんな特徴がある?
アベリアはスイカズラ科・ツクバネウツギ属に分類される園芸品種です。
19世紀中期にイタリアで作出されたといわれており、5月中旬〜10月と開花期が長く、さまざまな気候にも耐え忍ぶ丈夫さが特徴です。
ここでは、アベリアの特徴をさらに詳しく解説していきます。
7月7日の誕生花
アベリアは、7月7日の誕生花であることで知られています。
可憐に咲く花は、真上から見るとまるで七夕の星のような形をしており、とても美しく感じるでしょう。
鉢花でよく売られているので、7月が誕生日の人に贈っても喜ばれるかもしれません。
ラッパ型の可憐な花を咲かせる
アベリアの花は、ラッパのように突き出した形をしているのも特徴です。
品種によって、花が白色や淡いピンク色をしていたり、葉の色が違ったりする場合もありますが、花自体の見た目はほぼ変わりません。
ほんのり甘い香りを漂わせるので、開花期のアベリアの近くを通ると、良い匂いに心が踊るでしょう。
また、花が散った後のがく片はそのまま実に残るため、見方によっては濃桃色の花が咲いているように見えます。
そのがく片が、羽子板に使われる羽根の形に似ていることから「花衝羽根空木(ハナツクバネウツギ)」という和名がつけられています。
病害虫に強くシンボルツリーとしても人気
病害虫に強く丈夫なのも、アベリアの特徴の一つです。
暑さや寒さにも耐えられるほど頑丈で、乾燥もしにくいので、庭植えの場合は真夏を除き、ほぼ水やりの必要がありません。
年に2回程度の剪定以外は手間がかからないので、ガーデニング初心者でも育てやすい品種でしょう。
庭木や生垣にしたり、シンボルツリーの足元に植栽したりと、思い思いの楽しみ方ができるのもポイントです。
アベリアの花に種類はある?
可憐な小花がなんともキュートなアベリアは、いくつかの品種があります。
花びらの色や葉の色・模様が異なるため、一味違った印象を覚えるでしょう。
ここでは、日本で手に入りやすいアベリアの種類を紹介するので、お気に入りを見つけてみてくださいね。
代表的な品種「グランディフローラ」
グランディフローラは、大正時代に日本に入ったアベリアの代表的な品種です。
花は白〜薄桃色をしており、青々とした緑色の葉とのコントラストがとても美しく見えます。
開花期は5月中旬〜10月で、長期にわたって観賞できるのも魅力の一つです。
淡いピンクの花が可愛い「エドワードゴーチャ」
一般的なアベリアよりも花が濃いピンク色で、ふっくらとした形をしているエドワードゴーチャ。
花も葉も全体的に小型なのが特徴で、より可憐な印象を覚えるでしょう。
葉は濃い緑色をしていますが、寒い季節はオレンジ~赤紫色に色づきます。
葉の色が鮮やかな「フランシスメイソン」
フランシスメイソンは、葉の縁に黄色の斑が大きく入るのが特徴の品種です。
春・秋は葉の色がより鮮やかになるので、庭木として植栽している場合は庭の印象が明るくなります。
花は一般的なアベリアと同じく白色で、形や開花期なども変わりません。
別名:万華鏡とも呼ばれる「カレイドスコープ」
カレイドスコープは、英語で「万華鏡」を意味するアベリアの園芸品種です。
春は鮮やかなブライトイエロー、夏は少し赤みが混じったゴールデンイエロー、寒くなってくると温かみのあるブライトオレンジへと、葉の色が変化します。
季節によって違った様子を楽しめるため、カラーリーフとしても人気です。
ほかの品種に比べて冬の落葉も少なく、枝が太めでボリュームのあるまとまった樹形をしています。
冬は葉がピンクになる「コンフェティ」
葉の縁にクリームホワイト色の斑が入るのが特徴の、コンフェティ。
寒い冬時期や新葉、生育環境によって斑の部分が濃桃色になり、一気にキュートな雰囲気へと変わります。
通常期の葉の色もとてもおしゃれで、庭や花壇を華やかな印象にしてくれるでしょう。
夏の葉焼けに強く、成長もゆっくりなので、植物を育てるのが初めての人にもおすすめの品種です。
アベリアの花を贈るのにピッタリなシーン
小さな花が控えめで可愛らしいアベリアは、プレゼントにもおすすめの花の一つです。
鉢植えで売られていることが多く、丈夫で育てやすい品種のため、ガーデニング初心者の人に贈っても喜ばれるでしょう。
ただし、年に2回程度の剪定は必要なので、サプライズで贈るよりは事前に話しておいたほうが無難です。
最後に、アベリアの花を贈るのにぴったりのシーンを紹介していきます。
誕生日祝い
「謙虚」など真面目な印象のある意味や「強運」といったポジティブな花言葉を持つアベリアは、誕生日祝いのプレゼントにぴったり。
大事な家族や友人、尊敬する職場の人などにプレゼントして、お祝いの気持ちを示しましょう。
また、7月7日の誕生花なので、七夕生まれの人に贈って「誕生花なんだよ」と話題にするのも盛り上がるかもしれません。
母の日・敬老の日
可憐な印象のあるアベリアは、母の日や敬老の日のプレゼントにもおすすめです。
「謙虚」「謙譲」といった花言葉は、家族を精一杯支えてくれた母親や、優しく接してくれた祖父母を連想しますよね。
アベリアと一緒に感謝の言葉を添えて贈ると、喜んでもらえるでしょう。
鉢植えの状態から成長すると植え替えも可能で、庭木やシンボルツリーとして、いつまでも思い出に残るプレゼントとなりますよ。
日頃の感謝を伝えたいとき
お祝いシーンにかかわらず、日頃の感謝の気持ちを伝えたいときにも、アベリアの花はおすすめです。
どの花言葉もポジティブな意味があり、贈られて嫌な気持ちになる可能性はほぼありません。
開花期が春〜秋と長いので、可愛い小花をいつまでも楽しめ、喜んでもらえます。
とても丈夫で気候の変化にも強いのが特徴ですが、贈る際は水やり・肥料を与える頻度を伝えると親切ですよ。
アベリアの花言葉に怖い意味はない!素敵なメッセージを込めて大切な人に贈ろう
アベリアの花言葉は、真面目さを連想する「謙虚」「謙譲」、パワーを感じる「強運」などとポジティブな意味合いがあり、怖い意味はありません。
可憐な印象のある小花は可愛く、とても丈夫で病害虫にも強いので、誰に贈っても喜んでもらいやすいでしょう。
ガーデニング初心者の人でも育てやすい品種ですが、プレゼントに選ぶときは、ぜひ育て方のコツも添えて渡してみてくださいね。
素敵な意味を持つアベリアを大切な人に贈って、感謝の気持ちを伝えましょう。
- アベリアの花言葉は「謙虚」「謙譲」「強運」など
- ポジティブな意味合いを含んでおり、怖い意味はまったくない
- 7月7日の誕生花で、ラッパ型の花が可愛く、病害虫にも強いのが特徴
- 代表的な品種は「グランディフローラ」で、花がピンク色の「エドワードゴーチャ」や、季節で葉色が変化する「カレイドスコープ」などの品種がある
- 誕生日祝いや母の日・敬老の日のプレゼントはもちろん、日頃の感謝を伝えたいときに贈るのがおすすめ