スリーサイズの測り方は?場所別の正しい測定方法や注意点を紹介
自分のスタイルは、男女問わず気になるもの。
とくに女性はスリーサイズに悩んでいるという方も多いでしょう。
理想のスリーサイズに近づくためには、まず自分の正しいスリーサイズを把握することが大切です。
今回は、スリーサイズの正しい測定方法やスタイルアップのポイントについて紹介します。
Contents
スリーサイズはどこを測る?
スリーサイズとは和製英語で、胸囲・腹囲・腰囲それぞれのサイズのことです。
レディースの場合「バスト・ウエスト・ヒップ」と呼び、メンズの場合「チェスト・ウエスト・ヒップ」と呼ばれます。
日本のサイズ単位がセンチメートルであるのに対し、アメリカやヨーロッパではインチとなるため、衣類を購入する際は注意が必要です。
日本人のスリーサイズの平均値は?
身長や体重とちがって、スリーサイズの平均値はあまり知られていません。
日本人のスリーサイズの平均値はどのくらいなのでしょうか。
平均値を知っておけば、ダイエットやボディメイクの目標も設定しやすくなります。
男性と女性、それぞれの平均値を見てみましょう。
男性の平均値
そもそも日本人男性がスリーサイズを気にし始めたのは最近のこと。
かっこいい外見はもちろん、健康のためにウエストを気にする方も多くなってきました。
男性のスリーサイズ平均値(20代)はチェスト88.7cm、ウエスト75.4cm、ヒップ90.5cmとなっています。
女性の平均値
日本人女性のスリーサイズ平均値と身長、体重の平均値は、バスト84cm、ウエスト63cm、ヒップ86cm、身長158cm、体重50kgになっています。
スリーサイズは身長など個人の体型によっても変わるので、平均値だからといってこちらの数値を目指すのが一概に正解とはいえないでしょう。
スリーサイズに黄金比があるって本当?
スリーサイズはバスト:ウエスト:ヒップが、1:0.7:1になるのが黄金比とされています。
黄金比はウエストに1.43を掛けることで導き出せるため、理想のバストとヒップの目安にすることが可能です。
黄金比を知っていれば、より美しいボディラインを目指しやすくなるでしょう。
自分にとって理想のスリーサイズを知りたい方は、さっそく計算してみてください。
スリーサイズの正しい測り方!
ここからはスリーサイズの正しい測り方について解説します。
バスト・ウエスト・ヒップそれぞれの測り方とポイントもご紹介しますので、ぜひ採寸時の参考にしてみてください。
まずは、計測時に準備するものから見てみましょう。
計測時に準備するもの
スリーサイズの計測は正確に測るため、なるべく薄着の状態で行いましょう。
バストを測る際は、下着のパッドも外しておく必要があります。
もし、自分で測るのが難しい場合は、誰かに手伝ってもらってください。
計測時に準備するものは、以下のふたつです。
- メジャー
スリーサイズを測る場合、硬くて曲がりにくいメジャーだと身体のラインに沿わせにくいため、正確な数値を測ることはできません。
メジャーを選ぶ際は、できるだけ自由自在に曲げられてやわらかいものを選びましょう。
- 鏡
鏡は全身が映る姿見が好ましいですが、長さが足りない場合は頭からウエストまでの半身が映るものでも代用できます。
鏡を用いて、正しい姿勢で測れているか、メジャーを水平に使用できているかなどを確認しながら計測しましょう。
バストサイズの測り方
バストを計測する際は、メジャーが乳頭部分を通るように沿わせて測ります。
ブラジャーがあると正確に測れないように感じる方もいますが、外す必要はありません。
とくに、胸が大きな人や垂れてしまう人は、本来のトップバストが測れなくなるため、ブラジャーを着用したままの方が正確に計測できます。
ただし、ブラジャーにカップやパッドがついている場合は外し、補正下着の場合は楽に着けられるものに替えておいてください。
自分で計測する際、背中や脇など、確認しづらい部分のメジャーが水平になっているかどうかチェックしながら測りましょう。
ウエストサイズの測り方
ウエストは、お腹周りで一番細くなっているところにメジャーを当て、なるべくリラックスして計測しましょう。
具体的には、おへそから指2本ほど上の部分を基点とし、お腹周りを一周させます。
また、正確にウエストサイズを測るために、飲食後のお腹がふくらんでいる状態は避けてください。
ヒップサイズの測り方
ヒップはお尻の一番高い部分にメジャーを当てて計測するため、鏡の前で横向きに立って位置を把握します。
そして、背筋を伸ばして正しい姿勢でお尻周りにメジャーを沿わせて計測してください。
お尻周りはメジャーがたわみやすくなってしまうため、随時鏡で水平かどうかチェックしながら測りましょう。
スリーサイズの測り方で注意することは?
先程紹介した正しい測り方でスリーサイズを計測しても、メジャーや姿勢が歪んでいると正確に測れません。
また、計測をするタイミングやメジャーの使い方も重要です。
ここでは、スリーサイズの測り方で注意すべきポイントを解説します。
メジャーを水平に使用する
メジャーがたわんでしまったり、斜めになってしまったりすると、正確なスリーサイズは測れません。
鏡で床とメジャーが平行になっているか、しっかり確認しながら計測をしましょう。
メジャーを平行にしたままなるべく動かさないよう身体に当てて測るのがコツです。
正しい姿勢で測る
スリーサイズを測るときは、足を閉じて背筋をまっすぐ伸ばしてください。
背中が曲がってしまったり、胸を張りすぎてしまったりすると、正確なスリーサイズが測れなくなってしまいます。
鏡に対して横向きに立ち、姿勢を確認しながら測るようにしましょう。
食後に計測しない
食事や飲食のあとに計測をすると、お腹がふくらんでいる状態のため正確なウエストが測れません。
また、メジャーでお腹を圧迫してしまうと、気分が悪くなってしまうことも考えられます。
スリーサイズを計測する際は飲食後を避けて、なるべく通常の状態で測りましょう。
メジャーをきつく巻きつけない
身体にメジャーを沿わせる際は、きつく巻きつけないよう注意してください。
メジャーのしめ具合は、きつ過ぎずかつたわみがないように身体に沿わせます。
鏡に対して水平になっているか確認する際に、ピンとメジャーが張っているかもチェックしましょう。
理想のスリーサイズに近づくには?
スリーサイズを見ればおおよその体型が判断できるほど、その数値は重要です。
かわいいドレスが着たい、あんな衣装が着たいという思いからも理想のスリーサイズを目指す方は多いでしょう。
理想のスリーサイズに近づくためにはどのようなことを心がければ良いのでしょうか。
適度な運動を心がける
健康的かつ美しいウエストラインに近づくためには、適度な運動を心がけましょう。
ランニングやサイクリング、ヨガなど手軽に楽しんでできる運動であれば、長く続けやすいため効果も実感できるでしょう。
理想の体型を目指すときに重要なのは、きちんとした目標を定めて健康的に痩せることです。
焦ったり無理をしたりせず、自分のペースで身体づくりを行いましょう。
筋トレをする
ダイエットをして、ただ細くなっただけでは美しいボディラインとはいえません。
適度な筋肉と脂肪がついているウエストからヒップのラインが、より女性の魅力を引き立ててくれます。
そのため、痩せるだけのダイエットではなく、筋トレを取り入れて引き締まったボディラインを目指しましょう。
ストレッチを行う
前述したように適度な運動や筋トレを行い、筋力を鍛えることで美しいボディラインに近づけます。
合わせてストレッチを行うことで、筋肉をほぐしてしなやかで女性らしい身体づくりができるでしょう。
ウエストを細くする効果が期待できるウエストひねりなどを取り入れれば、インナーマッスルも鍛えることもできるのでおすすめです。
全体のバランスを重視する
ウエストは細ければ細いほど良いと思いがちですが、全体がアンバランスだと美しいとはいえません。
あくまでも理想のスリーサイズは数値であって、全身のボディバランスが美しいかは別の話。
数値だけにとらわれず、健康的でバランスのとれた美しいスタイルを目指しましょう。
正しいスリーサイズの測り方で体のラインをチェックしよう!
美しいスタイルを目指すためには、自分の正しいスリーサイズを把握し、健康的な身体づくりを行う必要があります。
スリーサイズを知っていれば、衣装選びの際もより自分にぴったりの服が見つけられるでしょう。
自分で測るのが難しい場合は、誰かに手伝ってもらったり、下着ショップでサイズを測ってくれるサービスなどを利用したりしてみてください。
無理なダイエットでウエストだけ細くするのではなく、全体のボディバランスを意識して、適度な運動を心がけることが大切です。
- スリーサイズは胸囲・腹囲・腰囲のことで、1:0.7:1が黄金比とされている
- 計測時はメジャーと鏡を用意し、バスト・ウエスト・ヒップの正しい位置で測る
- 計測時はメジャーを平行にフィットさせ、正しい姿勢で飲食後を避けて測る
- 理想の身体づくりは全体のバランスを見ることが大切