リアコの意味とは？ガチ恋とどう違う？実際にリアコしている人の割合を大調査

あなたは「リアコ」という言葉を知っていますか？アイドルやアニメキャラに本気で恋をしてしまう「リアコ」は、近年増加傾向にあると言われています。

しかし、リアコ勢は実際どれくらいいるのか、周囲からどう見られているのかなど、謎に包まれている部分も多いですよね。

そこで今回は、アンケート調査を実施し、リアコ経験者の実態と周囲の反応について徹底解剖しました。

「リアコ」の意味を知らない人が半数！

参考：https://happymail.co.jp/happylife/definition/real-romance-meaning/

成人女性100人を対象にアンケート調査したところ、「リアコ」の意味を知っているという人は26人、知らないという人が47人であり、約半数が「リアコ」についてよくわかっていないことが判明しました。

リアコはそもそもオタク用語であり、推しのいる人たちの間では使われることも多いですが、一般的には耳にする機会の少ない言葉です。

ゆえに、アイドルやアニメに疎い人たちにとって「リアコ」というワードは馴染みの薄いものなのかもしれません。

リアコの意味

リアコとは「リアルに恋している」あるいは「リアルに恋している人」を略したものです。

リアコは、同僚や幼馴染といった現実の知り合いではなく、アイドルや俳優、ユーチューバー、スポーツ選手など手の届かない人たちや、アニメやソーシャルゲームのキャラといった2次元の存在など、いわゆる「推し」に対してリアルな恋心を抱くことを意味します。

ちなみに、ファンへの愛情表現が豊かだったりファンサービスが多かったりと、恋愛心理を想起されやすいキャラやタレントは「リアコ製造機」と呼ばれています。

推し活・ガチ恋との違い

リアコと近い表現に「推し活」や「ガチ恋」がありますが、これらは何が違うのでしょうか。

推し活は、アイドルやキャラクターを応援したり作品を楽しんだりと、推しに関わる趣味活動すべてを指す言葉であり、そこに恋愛的な心理があるかどうかは関係ありません。

推し活をする人の中にはリアコ勢もいれば、そうした気持ちとは無縁に作品や推しを応援している人もいます。

一方ガチ恋は、リアコとニュアンスがかなり近い言葉です。

こちらも推しに対して「結婚したい」「お付き合いしたい」といった、強い恋愛感情をもつことを意味します。

場合によっては対象の共演者に嫉妬心を募らせたりと、かなり恋心をこじらせている状態の人も少なくありません。

ただ、「リアコ」が男性アイドルやキャラが対象であるのに対し「ガチ恋」は女性キャラや女性アイドルを対象として使われることが多いです。

リアコした経験がある人は意外に多い！

では、実際のところ「リアコ」を経験したことのある人はどのくらいいるのでしょうか。

こちらも成人女性100人を対象にアンケート調査したところリアコ経験者は約2割であり、経験したことがない人が5割ほどでした。

ただ、どこからがリアコかよくわからない（その他）という人も2.5割存在しており、推しに対してリアコとは確信できないものの、強めの感情を抱いたことのある人は少なくないようです。

対象は幅広く「日本の芸能人・アイドル」が最多！

アンケート調査によると、最もリアコの対象となっているのは「日本の芸能人・アイドル」で24人でした。以下、「二次元のキャラクター・アイドル」「韓国の芸能人・アイドル」「スポーツ選手」「ユーチューバー」などが続きました。

手が届かないながらも情報が入りやすく、気軽に推し活がしやすい日本の芸能人・アイドルはもっともリアコの対象になりやすいのでしょう。

他にも韓国アイドルや二次元アイドルなど、アイドルという存在はリアコの対象になりやすく「リアコ枠」と呼ばれる存在も多いです。

リアコ枠とは、彼氏のイメージがリアルに想像しやすいタイプのアイドル・キャラクターなどを指す言葉であり、メンバーの中でも「〇〇はお笑い枠」「〇〇はリアコ枠」といったようにファンの間で共通認識を持たれていることも少なくありません。

リアコが実際に叶った人も一定数いる

リアコは、基本的に手の届かない存在を対象とするため、「リアコを続ける意味とは？」と疑問に思う人もいるかもしれません。

しかし、アンケート調査では、ごく少数ながらリアコを叶えた人が存在することがわかりました。

調査では、「デートをした」という人が2人、「結婚した」という人も2人おり、僅かではあるもののリアコから現実の恋愛に発展することもあるようです。

とはいえ、なんらかのつながりがなければお付き合いに結びつけるのは至難の業。

大多数の「なにもない」というパターンが一般的であり、リアコは過剰に期待せず続けていくのが現実的だといえるでしょう。

リアコに対しての偏見はほとんどない！

リアコをしている人の中には「アイドルを本気で好きだなんて恥ずかしい」「周りに変だと思われているかも…」と悩んでいる人もいると思います。

実際のところ「リアコ」はどう思われているのか、成人女性100人にアンケート調査してみました。

結果、「何も思わない」という人が7割以上、「共感する」という人も14人いるなど、多くの人はリアコに対して偏見を持っていないという結果でした。

「推しがいる」という考えが一般にも広がりつつある今、そこにリアコのような感情を持つ人がいても不思議ではありません。

リアコだからというよりも、推しが好きすぎるあまり周囲に攻撃的になったり痛い行動が目立ったりするほうが引かれる可能性は高いです。

節度ある行動さえ心がければ、リアコであろうとなかろうと偏見を持たれる可能性はほとんどないといえるでしょう。

リアコの意味はまだ浸透していないが、リアコしている人は意外に多い！

推し活の場やSNSでは見かけることはあるものの、「リアコ」の一般浸透率はまだまだ低いようです。

そのため、リアコに邁進している女子の中には「変だと思われるかも」「リアコがバレたくない」という人も少なからずいるのではないでしょうか。

しかし、実際はリアコ経験者は案外多く、世間から「リアコ」への偏見もほとんどないことがわかりました。

リアコは推し活のひとつの形であり、決して恥ずかしいことではありません。

周囲への理解を得ながら、自分にとっての幸せな推し活を見つけていきましょう。