ジューンブライドの意味や由来とは?6月に結婚式を挙げるメリットを大調査

「ジューンブライド(June bride)」には、結婚にまつわる素敵な言い伝えがあります。
言葉の意味を知っていると、6月の結婚式に憧れることがあるでしょう。
しかし、日本では梅雨の時期と重なるため、悩んでしまう人が多いかもしれません。
今回は、成人男女200人を対象に「ジューンブライド」に関するアンケート調査を実施しました。
結婚式を挙げる予定があるカップルは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
ジューンブライドとは
「ジューンブライド」とは、ヨーロッパ発祥の結婚にまつわる言い伝えのことです。
日本で広まったのは1960年代からで、6月に結婚式を挙げるカップルが増えるきっかけになったといわれています。
まずは、ジューンブライドの意味や由来からチェックしていきましょう。
ジューンブライドの意味・由来
ジューンブライドとは「6月の花嫁」「6月の結婚」を意味し、6月に結婚すると一生涯幸せな生活が送れると言い伝えられています。
由来は諸説ありますが、JUNE(6月)の語源とされるローマ神話の女神「ユノ(JUNO)」という説が有力です。
ユノは結婚や出産、育児の象徴とされており、6月を守護しています。
6月に結婚するとユノのご加護を受けられるため、幸せになれるといわれているのです。
ジューンブライドに憧れる男性は約3割・女性は約4割
未婚男女200人にジューンブライドに憧れるか聞いたところ、「いいえ」と回答した人のほうが多い結果となりました。
梅雨シーズンである6月の結婚式には、ネガティブなイメージを抱きやすいのかもしれません。
とはいえ、「はい」と回答した男性は約3割、女性は約4割で、一定の割合を占めています。
ジューンブライドに憧れがある人は決して少なくないため、結婚式を挙げる予定があるカップルは、自分の理想を相手に伝えてみるといいでしょう。
6月に結婚式を挙げるカップルの割合はどのくらい?
既婚男女200人に、何月に結婚式を挙げたか聞いたところ、「6月」は全体の約2割を占めて1位でした。
未婚男女へのアンケートでは、ジューンブライドに憧れている人は少数派でしたが、月別にみると6月に結婚式を挙げるカップルが多いようです。
結婚にまつわる素敵な言い伝えを知ると、ネガティブなイメージが払拭されるのでしょう。
次いで2位は「10月」、3位は「11月」という結果になりました。
10月・11月は夏の暑さが和らぎ、屋外でも過ごしやすい時期です。
ガーデンやテラスといった屋外での演出が選びやすく、紅葉の美しい景色は和装によく似合うため、結婚式を挙げる人が多いのかもしれません。
6月に結婚式を挙げるメリット
6月に結婚式を挙げた既婚男女に対して、よかったと感じたことを聞いたところ、「過ごしやすい気温で快適だった」が最多回答でした。
次いで「費用が比較的安く抑えられた」、「縁起がよく特別感のある結婚式になった」の順番となっています。
ここでは、6月に結婚式を挙げるメリットについて詳しく見ていきましょう。
過ごしやすい温度で快適に過ごせる
梅雨シーズンの6月は湿度が高くなるものの、真夏の7月〜8月よりも気温が穏やかです。
汗をかきにくいので、新婦はメイク崩れに悩まされることがなく、選べるドレスの幅が広がるのが嬉しいポイントといえます。
新郎は暑さに苦しむことなく、タキシードを素敵に着こなせるでしょう。
6月は7月~8月と比べて熱中症のリスクが低いことから、ゲストへの負担も抑えられます。
過ごしやすい温度で快適に過ごせるため、満足度の高い人が多いのかもしれません。
費用を安く抑えられる
ハッピーメール(株式会社アイベック)のアンケート調査では、ジューンブライドを叶えた人が多くいましたが、一般的に6月は結婚式のオフシーズンにあたります。
結婚式場では低価格のプランやジューンブライド特典が用意されていることがあり、ハイシーズンに比べると費用が安くなる時期です。
結婚式の費用を抑えたいカップルであれば、6月の挙式に大きな魅力を感じるでしょう。
節約したいのなら、ぜひオフシーズンを検討してみてください。
縁起がいい
冒頭で解説したように、ジューンブライドには「6月に結婚すると女神ユノのご加護を受けられて幸せになれる」という意味があります。
それを知っているカップルは、6月に結婚式を挙げたとき縁起がいいと感じるでしょう。
雨にはネガティブな印象を抱きがちですが、日本には「雨降って地固まる」ということわざがあります。
悪いことが起きたあとは、かえっていい状態になることを意味する慣用句です。
挙式中に雨が降ったら、より2人の絆が強くなったと捉えられるため、落ち込まずに過ごしましょう。
6月に結婚式を挙げるデメリット
6月に結婚式を挙げた既婚男女に対して、よくなかったと感じたことを聞いたところ、「野外演出を選べなかった」が最多回答でした。
次いで、「ゲストの服や髪が雨で濡れてしまった」、「予定より参列者が少なくなった」となっており、上位3位の割合はほぼ同程度でした。
その他では、「とくになし」という回答が見られたため、当日は問題なく結婚式を実施できた人もいるようです。
続いては、6月に結婚式を挙げるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
野外演出を選びづらい
6月は梅雨シーズンのため、結婚式で野外演出を選びづらいのがデメリットのひとつです。
バルーンリリースやガーデンビュッフェなどを企画しても、雨が降ってしまうと中止になる可能性があります。
天候が心配な場合は、屋内でも楽しめる演出にすると安心です。
6月の結婚式で野外演出を希望するカップルは、全天候型のガーデンやテラスがある式場を選ぶといいでしょう。
ゲストの服や髪が雨で濡れてしまう
6月の結婚式では、ゲストの服や髪が雨で濡れてしまうことが少なくありません。
男性も女性もせっかくセットした髪型が崩れたり、ブラックスーツやドレスが汚れたりすれば、いい気分ではいられないものです。
雨が降ってしまうと、せっかくの結婚式なのにオシャレを楽しめないでしょう。
ゲストに少しでも満足してもらうためには、
- 受付でタオルやハンカチを配る
- 化粧室にアメニティを置いておく
- 送迎サービスを準備する
といった対応をとるのがおすすめです。
予定より参列者が少なくなる可能性がある
季節の変わり目であり、梅雨シーズンでもある6月は、気温や気圧の変化の影響で体の不調を感じる人が多くなる時期です。
そのため挙式当日、体調を崩してしまい、予定より参列者が少なくなる可能性があります。
また、梅雨前線による大雨のせいで交通機関が乱れてしまい、ゲストが欠席する場合もあるでしょう。
とくに遠方からくるゲストは、天候によって参列できなくなることが考えられます。
ジューンブライドに憧れているカップルは、招待客に雨天時の対策や注意点を伝えたり、交通手段の情報を提供したりすることが大切です。
ジューンブライドを叶えた多くの夫婦が幸せになっている
6月に結婚式を挙げた既婚男女43人に、配偶者と現在も幸せに暮らしているか聞いたところ、「はい」という回答が9割以上を占めていました。
素敵な言い伝えがあるジューンブライドを意識しているカップルからは、記念日を大切にしようとする姿勢がうかがえます。
2人の絆を深めようとする気持ちがあるからこそ、幸せに暮らしている夫婦が多いのかもしれません。
みんなが実践したジューンブライドの演出
6月に結婚式を挙げた既婚男女に、「結婚式に特別な演出を組み込んだ人はその内容を教えてください」と聞いたところ、以下のような回答が寄せられました。
- 「季節を感じるような梅雨シーズンの花で装飾してもらいました」
- 「父の好きな音楽を流したことです」
- 「雨上がりの虹を意識したステージ演出」
- 「雨が降ってもいいように傘を使った演出を用意していた」
- 「6月の印象があるアジサイのようなカラードレスを着ました」
今回のアンケート調査では、アジサイを演出に取り入れた人が多くいました。
色鮮やかなアジサイには「和気あいあい」「家族」といった花言葉があり、結婚式にぴったりです。
しかし、「移り気」「浮気」という意味もあるため、気になる人は白やピンクのアジサイを選ぶといいでしょう。
白いアジサイの花言葉は「寛容」、ピンクのアジサイの花言葉は「強い愛情」です。
他にも、梅雨を意識して「傘」や「虹」を演出に使ったり、父の日のお祝いを兼ねて父親へのサプライズ演出を組み込んだりする人もいました。
ジューンブライドに合わせて結婚式を挙げる場合は、6月にちなんだ演出をすると特別な思い出になるでしょう。
梅雨対策をして素敵なジューンブライドを迎えよう!
ジューンブライドには素敵な言い伝えがあるものの、日本の6月は梅雨シーズンで結婚式に向いていないイメージがあります。
しかし今回のアンケート調査では、1年のなかで6月に結婚式を挙げている人がもっとも多いことがわかりました。
天候の心配はありますが、快適に過ごせたり費用を安く抑えられたりする点を、よかったと感じている人は少なくありません。
雨が降ったときのことを考慮して企画すると、新郎新婦もゲストも満足度の高い結婚式になるでしょう。
本記事で紹介したアンケート結果を参考に、梅雨対策をして素敵なジューンブライドを迎えてくださいね!
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:成人男性・成人女性
アンケート母数:男女200名
実施日:2025年03月21日
調査実施主体:ハッピーメール(https://happymail.co.jp/)
調査会社:株式会社アイベック
- ジューンブライドに憧れる男性は約3割・女性は約4割
- 6月に結婚式をするメリットとして、「過ごしやすい温度で快適に過ごせる」「費用が安く抑えられる」「縁起がいい」などが挙げられる
- 6月に結婚式をするデメリットとして、「野外演出を選びづらい」「ゲストの服や髪が濡れる」「予定より参列者が少なくなる可能性がある」などが挙げられる
- ジューンブライドを叶えた夫婦の9割以上が幸せになっている
- ジューンブライドに合わせて結婚式を挙げるなら、「虹」「傘」「父の日」など、6月にちなんだ演出を取り入れるのがおすすめ