結婚相手に求める理想の収入はどのくらい?婚活中男女200人に大調査!
結婚を考える上で、「パートナーの収入」は重要な要素のひとつです。
いくら好きでも、生活が苦しいのは避けたいもの。かといって、高すぎる収入ばかりを求めても現実的ではありません。
そこで、この記事では成人男女200人に「結婚相手に求める理想の収入」についてアンケート調査をしました。
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結婚相手に求める理想の年収は男女ともに「800-900万円」
婚活中の女性100人にアンケート調査したところ、相手に求める理想の年収としてもっとも多かったラインは「800〜900万円」でした。
次いで多かったのは「700万〜800万」「600万〜700万」であり、1000万円以上とはいわないまでも、多くの女性が婚活相手には最低でも600万円以上の年収はあってほしいと考えていることがわかります。
いくら女性の社会進出が増えたとはいえ、未だ男性のほうが収入・キャリア面では有利であり、共働きだとしても男性側に安定した収入を求める傾向はしばらく続くでしょう。
一方、男性にも同じくアンケート調査したところ、こちらももっとも多かった回答が「800万〜900万円」でした。
次いで多かったのは「700万〜800万」であり、男性側の理想は「700万〜900万」のラインに集中していることがわかります。
ただ男性の場合「300万〜400万」「400万〜500万」といったやや低めの年収を理想としている人も25%以上存在しています。
これは、男性側の収入がある程度安定しており「自分が稼ぐ主体となる」と考えている人がいるからでしょう。
とはいえ、男性も女性も理想としては「800万〜900万円」を望む人がもっとも多く、自分の収入だけでなく相手にもそれなりに稼いでほしいと思う傾向が強いことがわかります。
女性が結婚相手に妥協できる年収は「400-500万円」が最多!
女性の場合、結婚相手に妥協できる最低年収は「400万〜500万円」が最多でした。
女性は結婚後キャリアを諦めなければならないパターンも多く、生活していくには男性の年収に頼らざるを得ないのが現実です。
そのため、あまりに低い年収の人が相手では安心できないというのが本音でしょう。
万が一、結婚や出産で自分の収入が途絶えてもなんとかやっていける程度には稼いでくれる相手、というのが女性の妥協できるラインなのです。
男性が結婚相手に妥協できる年収は「300-400万円」が最多!
男性の結婚相手に妥協できる年収は「300万〜400万円」がもっとも多い回答でした。
女性の理想よりやや低い年収でもOKなのは、やはり男性の場合キャリアが途絶えにくいため、相手の収入と自分の収入を合わせれば何とかなると考える人が多いからでしょう。
また、特徴的なのは女性の回答ではゼロだった「0〜100万円」でも妥協できるという人が少数派ながらも存在する点です。
これは、男性自身が高収入である、もしくは相手に収入よりも家庭での仕事をやってほしいという専業主婦を希望する男性が存在するためと考えられます。
とはいえ、多くの男性は女性にもある程度の収入を求めるため、収入ゼロで婚活に挑むのは狭き門と捉えておくのがベターです。
女性は交際相手に年収を教えることに抵抗がない人が多いが、男性は抵抗がある人が半数以上
婚活では、相手の収入が知りたい・あらかじめ聞いておきたいという人もいるでしょう。
そこで、交際相手に年収を教えることに抵抗感を持つ人はどのくらいいるのか、調べてみました。
婚活中の女性・男性それぞれに「交際相手に本当の年収を教えられるか?」聞いてみたところ、女性は半数以上が「教えることに抵抗がない」という一方で、男性は6割近くが「教えない」と回答しました。
このように、収入を教えるかどうかについては男女間で認識に差があるため、付き合いはじめに直接聞くのは避けるのがベターかもしれません。
ただし、中には収入で先入観を持ってほしくないという気持ちから、実際の収入よりも高め・低めに伝えるという人もいることは知っておいたほうが良いでしょう。
婚活相手に求める理想の年齢は男女ともに「29-32歳」が最多!
婚活中の女性100人にアンケート調査したところ、理想の年齢としてもっとも多く挙げられたのは「29〜32歳」でした。
当人の年齢にもよりますが、一般的な適齢期ともいえる30歳前後の異性が理想の相手として求められやすいようです。
同じく男性側の婚活相手に求める理想の年齢も「29〜32歳」が最多でした。
では、この30歳前後の世代はどのくらいの収入を得ているのでしょうか。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によれば、「25~29歳」の平均年収は389万円、「30~34歳」が425万円であり多くの人が理想として掲げている「800万~900万円」とはかなり差があることがわかります。
つまり、理想の年齢と収入を同時に叶えることは困難であり、「800万〜900万円」を相手に求めるのは男女ともに現実的とはいえません。
本気で結婚相手を見つけるつもりなら、現実に即した条件にまで下げることがある程度必要になってくるでしょう。
出典 | 国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」 |
【体験談】婚活市場で体験した年収に関するエピソード
最後に、婚活経験者または婚活中の男女が体験した年収にまつわるエピソードを紹介します。
- 女性でも年収350万くらいじゃないとマッチングアプリ弾かれます。(20代 婚活女性)
- マッチングアプリや婚活パーティ、結婚相談所など一通り利用していましたが、正社員であれば女性の年収額は気にしないという人が多いように感じました。私は都内の正社員で300万と低い額だったので、公開したり非公開にしたりとしていたのですが、相手からの申込み数に影響はなかったです。(20代 婚活女性)
- 私は結婚相手を経済力だけで選んで失敗したかなと思っています。いくつもの不動産持ちの資産家プラス年収2000万くらいの歳の離れた人と籍を入れましたが、お金があるだけで全然幸せじゃない。物理的、将来的にも安心。だけど夫と一緒に頑張って家庭を築いていくとか、話し合いをして問題解決していく環境がなくて心がすさんできました。普通の年収であれば人となりを見るのが大切だと思う。(30代 既婚女性)
- 自分より年収が低い男性は初めから対象にならなかった。自分がキャリアを築いていたので、対象となる男性が少なかった。(30代 婚活女性)
- 結婚を意識して相手を探している時は絶対に高年収と意気込んでいたが、価値観や性格が合い人間的魅力のあふれる相手(後にすぐ結婚した)に出会ったらそういった物質的な経済観念の理想は全く気にならなくなった。(30代既婚女性)
- 自分の年収が300万円程度と低いにも関わらず、相手に求める年収が1000万以上という女性がいてドン引きしました。(30代婚活男性)
- マッチングアプリで出会った女性に500万円以上は必須と言われた。年収が低かったときは、マッチングアプリでのマッチング率が悪かったように思う。(20代婚活男性)
婚活において、年収は重要な要素のひとつです。
しかし、上記のエピソードから分かるように、年収に対する捉え方は男女間、そして個人間によりさまざまです。
また、年収ばかりにこだわると、「理想の相手と出会えない」、「価値観や性格が合わない相手と結婚してしまう」というリスクがあります。
年収以外にも価値観や性格、ライフスタイル、結婚生活への考え方などを総合的に判断して相手を選ぶことが大切です。
日本の平均年収は「458万円」高望みしすぎないことが大切!
婚活中はつい相手への理想が高くなりがちです。
アンケート調査でも男女ともに相手に求める理想の年収は「800万〜900万円」であり、高収入を求めている人が多いことがわかります。
しかし、全年齢を含めた給与所得者の平均年収は「458万円」であり、年齢階層別でも600万以上の層は存在していません。
もちろん、これは平均値なので中には年収が800万円を超える人もいるでしょう。
しかし、年齢も加味すれば20代・30代で800万円以上の人はごく僅かであり、600万以上でも高収入層に当たることがわかります。
成婚を目指すなら現実的な状況を理解し、相手に高望みし過ぎないことが大切です。
また、いくら収入が理想通りであってもそのほかの部分が自分に合うとも限りません。
収入が多いことを優先すれば年齢や価値観の違い、相手が激務の可能性といったデメリットがあることを理解し、収入以上に本当に結婚生活に必要なことを見極めることをおすすめします。
【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:婚活中の男女
アンケート母数:男性100名・女性100名(合計200名)
実施日:2024年6月6日
調査実施主体:ハッピーメール(https://happymail.co.jp/)
調査会社:株式会社アイベック
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