前向きになる方法10選!ネガティブ思考になる理由やポジティブになる言葉も紹介
「前向きになりたい!」と思っても、ネガティブな気持ちから抜け出せない時ってありますよね。
ポジティブになろうとしているのに、なぜ気持ちを切り替えられないのでしょうか。
この記事では、前向きになれない理由や、ポジティブになるために取り入れたい前向きになる方法を紹介するとともに、ポジティブになれる言葉も紹介しています。
Contents
前向きになれない理由
前向きになりたいと思っても、すぐに考え方を変えるのは難しいものです。
なぜなら、ポジティブになるには気持ちを切り替える気力や、安定した精神状態が必要ですが、ネガティブな時には気持ちが不安定になっているからです。
まず、ネガティブな時にはなぜ前向きになれないのか、理由や心理を解説しましょう。
自分だけではどうにもならない悩みがある
自分だけではどうにもならない悩みで頭がいっぱいになっている時は、前向きになれません。
自分がコントロールできる問題ではないので、常に気持ちが落ち込みがちになるでしょう。
例えば、病気や家族の問題、悲惨なニュースなどは、ネガティブから抜け出せない原因になります。
他にも次のような悩みがある時は、前向きになれないでしょう。
恋愛の悩み
恋人とのすれ違いや失恋、片思いなど、恋愛の悩みは代表的な「自分だけではどうにもならない悩み」です。
恋愛がうまく進んでいる間はポジティブな気分になれますが、うまくいかなくなると全てのことがネガティブに感じられるようになります。
思い通りにならない相手の気持ちや状況、感情的になってしまう自分の気持ちで情緒が不安定になり、前向きにはなれないでしょう。
仕事の悩み
仕事に関する悩みは、毎日のことなので日々積み重なる上に、自分だけではコントロールできないことが多くネガティブな気持ちのループになります。
職場の人間関係や待遇への不満、業績などは、自分だけが努力しても結果が出にくく、前向きになれなくなってきます。
一時的に気持ちを切り替えても、職場に行けばまたネガティブになるので、気分転換が難しいでしょう。
過去の嫌な体験
過去の失敗など、嫌な体験に心が囚われている時は、気持ちを切り替えて前進することができません。
過ぎてしまったことなので変えることは不可能ですし「ああすれば良かった」などと考え始めると、きりがなくなって他のことを考えられなくなります。
大きなトラウマになると、これから起こることが全てネガティブに思えるようになるので、前向きになれなくなるでしょう。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低く自分に自信が持てない人は、すぐに「どうせ自分には無理だ」などと物事を否定的に考えてしまうため、前向きになれません。
他の人から見れば成功しているように見える人でも、自分にとって高すぎるハードルを設定していて、達成できない自分を悲観していることもあります。
将来に希望が持てず自分を信じられないので、ポジティブになれないでしょう。
余裕がない
肉体的や精神的に疲れきっていて余裕がない時は、ポジティブになる気力が湧いてきません。
多忙すぎる仕事や、精神的にショックを受けるような出来事で心や身体が弱っている時は、どれほど気分を奮い立たせようとしても、身体や心がついてこないのです。
自分でも気づかないうちに小さなストレスが蓄積し、ある日急に全くやる気が起きなくなったり、興味が持てなくなったりするケースもあります。
前向きな人の特徴
ポジティブな人とネガティブな人の違いは、どこだと思いますか。
同じ行動や出来事でも、ポジティブな人とネガティブな人では捉え方が全く異なります。
ポジティブな人の心理を理解すれば、ネガティブから抜け出すヒントが見つかるかもしれません。
続いては、前向きな人の特徴を紹介しましょう。
社交的でコミュニケーションをとるのが好き
前向きな人は社交的で、人とコミュニケーションをとるのが好きです。
親しい人だけでなく、人が集まる場所に積極的に出かけて出会いを作り、いろいろな人との会話を楽しみます。
知らない人や自分の周りにいないタイプの人でも、物怖じせずに話しかけられるでしょう。
人との交流で気づきを得たり情報を得たりすることが多いので、視野が広く多様なコミュニティとのつながりがあります。
フットワークが軽く好奇心旺盛
ネガティブな人は行動を起こす前にいろいろと考えてしまって、なかなか実行できませんが、前向きな人は頭に浮かんだアイデアについてあれこれ考える前に行動に移します。
フットワークが軽く好奇心が旺盛なので、心配するよりも「とりあえずやってみよう」と考え行動を起こすのです。
失敗を恐れずいろいろなことにチャレンジしているので、経験豊富で自分に自信があるでしょう。
いつも笑顔で明るい
ポジティブな人は基本的にいつも笑顔で明るく、周りの雰囲気も自然に明るくなります。
多少嫌なことがあっても、スルーしたりすぐに頭を切り替えたりする余裕があるので、一時的に落ち込むことがあっても、長く続くことはないでしょう。
前向きな人の周りには、ポジティブなエネルギーに惹かれる同性や異性が集まりやすく、モテる人やムードメイカーが多いです。
責任感が強く最後まで投げ出さない
前向きな人は責任感が強く、一度引き受けたことは最後まで投げ出しません。
うまくいかないことや挫折もありますが、諦めずにいつも前進しようとします。
柔軟性があり、考え方を変えてみたり失敗から学んだりできるので、困難なことでも突破口が見つかるでしょう。
責任が重い役割や難しい仕事でも、嫌がらずに積極的に引き受け、自分自身の成長の糧にすることもあります。
【習慣編】前向きになる方法5選
ネガティブな状態から抜け出せない時に、生活習慣にある行動を取り入れることで少しずつ前向きな考えができるようになる可能性があります。
すぐに効果は出なくても、毎日実践することによって自分の意識が変化していくのを感じるでしょう。
続いては、日常生活の中で取り入れられる前向きになるための方法を紹介します。
ネガティブな言葉を使わない
毎日の生活で、なるべくポジティブな言葉を使うようにすれば、自然に気持ちも前向きになります。
日本には「発した言葉は現実化する」という「言霊(ことだま)」思想がありますが、実際にネガティブな人はマイナスな発言を多くしています。
「絶対ダメ」など否定的な言葉を使っていると、本当に何もできなくなったりやる気が出なくなったりするので、なるべく使わないように気をつけましょう。
ストレス解消法をみつける
ストレスをためたままでいると、ネガティブな精神状態から抜け出せないので、上手にストレスを解消して気分転換する方法をみつけましょう。
集中して取り組む趣味や友人とのおしゃべりでもいいですし、散歩やお気に入りの音楽を聞くことなど、自分に合った方法を試してみて下さい。
ストレスを解消して気持ちがリセットされると、前向きになる気力も満ちてきます。
適度に身体を動かす
ネガティブな時は、身体を動かすのが億劫に感じることもありますが、適度に身体を動かすと気分が前向きになります。
軽い運動で血流が良くなると気分がスッキリしますし、セロトニンやエンドルフィンなど、ポジティブな気持ちを作るのに役立つ神経伝達物質が分泌されます。
無理のない程度で身体を動かすルーティーンを作り、ポジティブな意識を目覚めさせるのもおすすめです。
規則正しい生活を送る
規則正しい生活を送り、十分な睡眠やバランスがとれた食事をとるようにすれば、肉体面だけでなくメンタル面でも元気になり前向きになれます。
アルコールを控えめにするなど健康に気を配り、決まった時間にベッドに入って質の良い睡眠で身体も心も休めましょう。
食物繊維で腸内環境を良くしたり、ストレスを感じると大量に消費されるビタミンCを補ったりすれば、脳が健康になりポジティブになるのに役立ちます。
小さな親切を実践する
困っている人に声をかけたり忙しそうな人を手伝ってあげたりして、小さな親切を実践するのも前向きになれる行動の1つ。
それは、他人のために何かすると自己肯定感がアップするからです。
また大抵の場合、親切にされた人から感謝されたり好意的に扱われたりするので、ポジティブな気分になります。
募金をしたり普段あまり話さない人に笑顔で挨拶をしたりするだけでも、気分が変わるでしょう。
【思考編】前向きになる方法5選
前向きになるために意識を変えるのは良いことですが、注意したいのはネガティブな自分を否定しないことです。
ネガティブな考えはリスクを回避するための知恵とも言えますし、自分の素の姿でもあるので、ネガティブな自分も受け入れつつ少しずつポジティブな考えを取り入れましょう。
次は前向き思考になるための方法を紹介します。
ネガティブな気持ちをリセットする
ネガティブな精神状態をいきなり前向きにしようとしても、後ろ向きな気持ちが強い間は、うまくできません。
最初はネガティブな気持ちをリセットし「ネガティブでもポジティブでもないフラットな状態」を目指しましょう。
マイナスからいきなりプラスにするのではなく、マイナスからゼロへ、ゼロからプラスへと緩やかな変化をイメージします。
フラットな状態になるには、呼吸法やストレス解消法などで気持ちを安定させましょう。
成功体験にフォーカスする
ネガティブな時は、自分の気持ちをできないことや失敗ではなく、成功体験にフォーカスして前向きな気分になれるようにしましょう。
「あれができた時は嬉しかった」「上司に褒められた」など、小さくても誇らしく思える経験を思い出すよう心がけます。
寝る前に「道を教えたら感謝された」など、その日に良かったと感じたことを思い出したり、書き出したりするのも良いでしょう。
ポジティブな考え方を育てる
心理療法の1つ「リフレーミング」は、ポジティブな考えを育てるのに役立ちます。
「リフレーミング」とは自分の考え方を1つの視点として、その視点とは違う視点から物事を捉えてみること。
例えば、仕事でミスをした際に「失敗して最悪だ」と思うだけでなく「間違えやすいポイントを覚えた」などと、別の見方をしてみるのです。
習慣化すれば、前向きな考え方ができるようになるでしょう。
できないことよりできることを考える
したことがないことや、困難に思えることに取り組む場合、できない理由を挙げて何もしないままでいる方が簡単です。
しかし、できないことよりできることを考えるようにしてみると、前向きな気分になってチャレンジしてみようと思う意欲が湧いてきます。
小さなことでも、今の自分にできることやできそうなことをイメージしてみれば、ポジティブな発想が浮かぶかもしれません。
他人と自分を比べるのを止める
他人と自分を比べて劣等感や焦りを感じることは誰にでもありますが、ネガティブな時は意識的に止めましょう。
人間にはそれぞれ個性があり、得意なことや不得意なこと、そのレベルも人それぞれです。
他の人ができて自分ができないからといって、引け目に感じる必要はありません。
それより自分自身に目を向けて、得意なことや人に喜ばれることなどを見つければ、前向きな気持ちで毎日を過ごせるでしょう。
前向きな気持ちになる言葉一覧
ネガティブな時は、前向きな言葉からポジティブになるためのパワーをもらうのもおすすめの方法です。
毎日自分に言い聞かせると元気になれる言葉もありますし、有名な人の言葉やドラマなどの名セリフにも、勇気を与えてくれる言葉がたくさんあります。
最後は、前向きな気持ちになるポジティブな言葉一覧を紹介しましょう。
自分に言い聞かせる言葉
ネガティブな時や出かける前、寝る前などに、自分にポジティブな言葉をかけると、言葉からパワーを得て前向きな気分になれます。
自分の言葉で肯定的な気持ちを起こす「アファメーション」には、セルフイメージを向上させポジティブな気分になれる力があります。
- すべて上手くいっています
- やればできる
- 今日もいい日だった
- 生きていることに感謝しよう
- すごくワクワクする
偉人やアスリートの言葉
数々の挫折やネガティブな体験を乗り越えて偉業を成し遂げた偉人やアスリートたちには、説得力がある名言を残している人が大勢います。
そんな偉人たちの言葉を挫けそうな時に思い出せば、ポジティブになれます。
- 「小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道だ。」イチロー選手
- 「失敗しなくちゃ成功はしないわよ」ココ・シャネル
- 「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」本田宗一郎
映画やアニメの名セリフ
映画やアニメなどのセリフから、前向きに生きるヒントをもらう人も多いでしょう。
最後は心が折れそうな時に思い出したい、前向きになれる名セリフを紹介します。
- 「誰かを愛して誰かを失った人は、何も失っていない人よりも美しい」映画『イルマーレ』より
- 「先のこと考えるのやめたんだ。わかってたけど、大事なのは結局…今だ」『宇宙兄弟』より
- 「信じ続けてさえいればいつか必ず夢は叶う」映画『シンデレラ』より
前向きになる方法を取り入れネガティブな自分から少しずつポジティブ思考に切り替えていこう!
ネガティブな時に前向きになれないのは、どうにもならない悩みで頭がいっぱいになっているから。
自己肯定感が低い人や、とても疲れた状態でも気持ちを切り替えるのは難しいでしょう。
そんな時はポジティブな人の特徴や心理を理解すると、ヒントが見つかるかもしれません。
毎日の行動や思考にポジティブになる習慣を加えて、少しずつ考え方を変化させましょう。
元気が出る言葉を自分に送るのもおすすめです。
前向きになる方法を取り入れて、ネガティブな自分からゆっくりとポジティブ思考に切り替えましょう。
- ネガティブな時に前向きになれないのは、気力や平常心が欠けているから
- ポジティブな人の特徴を理解して前向きになろう
- 前向きになる行動と思考の習慣を取り入れて、ポジティブな考え方を育てよう
- アファメーションや有名人の名言、ドラマなどの名セリフが自己肯定感を高める
- 前向きになる方法を取り入れネガティブから少しずつポジティブになろう