考えすぎる性格は疲れる…物事を深刻に考えてしまう理由・改善方法
物事を深刻に考えすぎて疲れてしまうことってありますよね。
なんでも深刻に考えてしまい心が滅入ってしまうのも珍しいことではありません。
この記事では、物事を深刻に考えてしまう理由とその対処法について解説していきます。
日頃、考えすぎてしまう人は、解決策がきっと見つかるはずです!
記事最後には、「考えすぎる性格」を長所に捉える言葉も紹介しているので、後ろ向きにならず前を向きながら改善していきましょう。
Contents
人が物事を深刻に考えすぎる理由
人が物事を深刻に考えすぎてしまうことを、心理学の世界では「反すう思考」と表現します。
反すう思考とは、自分の欠点や失敗したことなどを繰り返し考えてしまい、物事を深刻に捉えてしまうことをいいます。
では、それはどうしてなのでしょうか。
以下でみていきましょう。
不安を感じるから
人が物事を深刻に考えすぎてしまう原因のひとつに、不安を感じることが挙げられます。
物事が悪い方向へ進むのではないかと恐怖心が生まれると、「大丈夫かな…」と判断に悩むからです。
不安が大きくなればなるほど、行動は消極的になり物事に対しても慎重になります。
結果、それほど大した事ではなくても深刻に考え過ぎてしまうのです。
病気の可能性も…
あまりにも物事を深刻に考え過ぎてしまう場合は、病気の可能性もあります。
何十回も同じことを確認したり、考えすぎたりしてあまり身の回りのことが手につかなくなってしまうと、日常生活に支障をきたすようになるでしょう。
症状が酷い場合は、早めに専門医に受診し相談するようにしてください。
考えすぎる人に共通する性格の特徴
考えすぎて疲れてしまうのは心身ともによくありません。
実はこの考えすぎる人には共通する性格の特徴があります。
考えすぎる人の特徴を5つ紹介するので当てはまるものがないか確認してみましょう。
ひとつでも思い当たるものがあれば、次項の改善方法に進んでくださいね。
人に頼るのが苦手
考えすぎる人は、人に頼るのがとても苦手です。
人に任せても自分の期待する成果を出してくれるか不安に感じるからです。
「任せるよりも自分がやった方が安心」「相手に任せることで負担にならないか」など、色々考えがよぎり、人に頼れなくなってしまいます。
完璧主義
完璧主義の人は、自分が納得できるまで考え行動しますが、こだわりが強くなる分考え過ぎてしまう傾向にあります。
ひとつでも漏れやミスがあってはいけないという恐怖心から、「完璧に物事を遂行しなければいけない」という心理状態に陥りやすいです。
起こるかどうかも分からないことまで考えをめぐらしているため、疲れてしまうこともありますが、完璧でないと逆にストレスになってしまうのが完璧主義者です。
自分に自信がない
自分への自信のなさも、考えすぎる人に共通した性格的特徴です。
心理学研究者は、自己肯定感は人格の形成や気持ちの安定のために重要なものであると考え、「自己肯定感が低いと失敗体験をイメージする」と示唆しています。
つまり、自己肯定感の低さが自信のなさに繋がっていて、意見をいったり行動したりすることに対して慎重に考えすぎてしまうのです。
ネガティブで心配性
頭であれこれと物事を考えすぎてしまうと、ネガティブ思考に陥ります。
過去の体験から成功体験をイメージできず、本当に上手くいくか心配になってしまうのです。
恋愛においては、過去の失敗経験から好きな人ができてもアプローチができずにチャンスを逃してしまうことも珍しくありません。
何事もネガティブに物事を捉えてしまうので、失敗しないか慎重になってしまいます。
周りの目を気にする
周りの目を気にしてしまう人は、考えすぎてしまう傾向にあります。
少しでも周りの人からよく思われたいとあれこれ考えてしまうのです。
周りの評価を気にした行動を優先するあまり、心が折れてしまうことも少ないでしょう。
もう嫌だ!考えすぎる性格を改善する6つの方法
考えすぎる性格は、心身ともに疲れたりストレスが溜まったりとデメリットに感じることが多いでしょう。
「もうこんな性格なんて嫌だ!」と今の自分から卒業するためにおすすめの改善方法を6つ紹介します。
考える時間を区切る
考えすぎてしまう性格を改善するためには、考える時間を区切りオンオフをつけましょう。
考える時間を決めてメリハリをつけてことが改善のポイントです!
- 考える時間
- リラックスする時間
- 疲れを感じる時間
を設けて、しっかり気分転換しましょう。
そうすることで頭がリセットされ、考えもクリアされますよ。
とにかく行動に移す
考えすぎてしまう人は、考える前にとにかく行動に移すようにしましょう。
つい考えてしまうと行動を起こす前に慎重になり、思考がストップしてしまうからです。
状況を変えるためにも、とにかくまずは行動に移し、より多くの経験を得ましょう。
その積み重ねが自分の自信にも繋がってくれますよ。
考えを書き起こす
考えすぎると自分の気持ちに整理が付かなくなってしまうことがあります。
そんなときは、頭で考えていることを文字にして書き起こしてみましょう。
考えを文字に書き起こすことで、自分が今何を考えているのか視覚的に確認することができ、頭の中で考えていたことや気持ちを整理することができます。
自分の答えに自信を持つ
男性と女性では考え方や脳の構造、価値観もまったく違います。
たとえば「この情報はとても有益だ」と思っていたとしても、他人が有益と感じるかはわかりません。
考え方に正解はなく人それぞれなので、自分の答えに自信を持っていいのです。
一人で抱え込まない
考えすぎる人は、一人で考え込みやすい傾向にありますがそのままでは変わることはできません。
何でも抱え込んでしまうと考えが煮詰まり、正しい判断ができなくなります。
一人で考えるよりも人に話すことで、より良いアイディアが生まれたり、頭の中を整理することができたりするでしょう。
一人で抱え込まずに信頼できる友達・家族・恋人に相談することをおすすめします。
目標を低めに設定する
考えすぎないためにも目標を低めに設定するのもおすすめです。
「自分にはできない」と自信がない人ほど、目標達成する経験が大切になります。
目標を達成すればするほど自信がつき、自己肯定感も高まるため物事をポジティブに考えられるようになるからです。
ポジティブ思考になれば、積極的にチャレンジするようになり、行動意欲も増します。
行動意欲が増せば、考えすぎる前に行動に移すことができ改善方法すべてが上手くこなせるようになるでしょう。
短所を長所に変換!恋愛&就活で有利になる「考えすぎる性格」の言い換え表現
考えすぎてしまうことはマイナスな要素が多い分後ろ向きになりやすいでしょう。
しかし、前向きに言い換えることでマイナスだと思っていたことがプラスに働く可能性があります。
ここでは「考えすぎる性格」の言い換え表現を紹介するので、自分の性格はダメだとネガティブにならず、長所にもなり得ると捉えるようにしましょう。
人一倍責任感が強い
物事を深く考えるからこそ、その分誰よりも物事に関して責任感が強くなります。
自分の行いに責任を持つため、問題に対して真摯に向き合うことができるのです。
目標や課題を達成する力があるので、仕事ではキャリアアップする可能性があるでしょう。
計画性がある
考えすぎる性格は言い換えれば「計画的に物事を考える」ということです。
たとえば計画性のある恋人と旅行に行くと、時間内でより楽しめるよう計画的なスケジュールを組もうとします。
リサーチもしっかり行うので、穴場スポットやお洒落な場所を提案してくれて楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
丁寧に物事を進める
丁寧に物事を進めることができるのは評価されるポイントです。
恋愛においては、恋人と丁寧に愛を育もうと考えて行動してくれるため、多忙であったとしてもデートの予定を調整してくれたり、連絡をマメにしてくれたりと「愛されている」と強く実感することができます。
丁寧に扱われると大切にされていると感じより愛情が深くなるのです。
考えすぎてストレスを溜めないように気を付けよう!
物事を深刻に考えすぎてしまう理由とその改善方法について解説してきました。
考えすぎてしまうと、自分に自信を持てずネガティブ思考や心配性になってしまいます。
また周りを気にしすぎるあまり、ストレスも溜まるので、考え過ぎは身体に悪影響です。
とはいえ、考えすぎてしまう性格は、決してマイナスなことだけではありません。
強みになることもあるので、神経質になりすぎず上手に活かし弱みは改善していきましょう。