結婚したくない人の心理とは?男女に共通する7つの理由と特徴を解説
時代の流れとともに結婚に対する意識は変わり、最近では結婚したくないと考える男性たち・女性たちが増えています。
結婚したくないと考えるのはどうしてなのでしょうか。
今回は、結婚したくない人の割合・結婚したくない7つの理由・結婚したくない人の特徴・結婚しないメリット・デメリットを紹介します。
Contents
結婚したくない人の割合
社会保障・人口問題研究所がほぼ5年ごとに実施している「出生動向基本調査」では、未婚男女を対象に結婚に対する実態調査を行っています。
2021年に実施された「第16回出生動向基本調査」によると、未婚男女別の結婚したい人・結婚したくない人の割合は以下のようになっています。
“設問「自分の一生を通じて考えた場合、あなたの結婚に対するお考えは、次のうちどちらですか。」
- 「いずれ結婚するつもり」
男性:81.4%(前回85.7%)
女性:84.3%(前回 89.3%)
- 「 一生結婚するつもりはない」
男性:17.3%(前回12.0%)
女性:14.6%(前回8.0%)
対象者:18~34歳未婚者(男性・女性)
引用:社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(独身者調査)」”
「いずれ結婚するつもり」と回答した人の割合は男女ともに80%以上いるため、ほとんどの未婚男女は結婚する意思があることがわかります。
しかし、前回(2015年)の割合と比べると結婚したくないと考える人の割合は男女ともに増加しており、とくに女性の方が結婚したくないと考えているようです。
また、「一生結婚するつもりはない」と回答した男女は2002年の調査から増加傾向にあるため、結婚したくないと考える人は多くなっていると考えられます。
【男女共通】結婚したくない7つの理由
ここでは、男女で共通する結婚したくない理由を7つ紹介します。
自由にお金を使いたいから
生活費や貯蓄にまわすお金が増えたり、お小遣い制になって好きなことに使うお金が減ったりするなど、独身生活の頃とはお金の使い方が変わってしまうケースは多いです。
そのため、自由にお金を使いたいから結婚したくないと考える人もいます。
一人でいるほうが楽だから
人に気を遣いたくない・マイペースで過ごしたいという人は、一人でいるほうが楽だからというのが結婚したくない理由になることがあります。
「パートナーでも、ずっと一緒にいたら息苦しくなりそう…」と考えてしまい、気楽な独身生活を選んでいるのでしょう。
結婚したい相手がいないから
「結婚したい相手がいなければ、頑張ってまで結婚しなくてもいい」と考えている人もいます。
結婚願望が強い人は、自分から積極的に恋活・婚活をして結婚相手を見つけることも少なくありません。
しかし、そもそも恋愛に興味がない・婚活するのが面倒くさいという人は、結婚へのモチベーションは低いでしょう。
自由な時間を制限されたくないから
結婚すると家族の予定が優先されるようになり、時間を制限されて自分の好きなことができなくなる場合もあります。
仕事帰りや休日に自由に過ごす時間が少なくなると、一人で過ごしたり友達と遊んだりするのが少なくなることもあるでしょう。
そのため、「自由な時間を制限されたくない」と考えて、結婚生活への憧れがなくなっている人もいます。
子供が欲しいと思わないから
子供が欲しくない人でも幸せな結婚生活を送っている人はいますが、「子供は欲しくないから、恋人関係でずっと一緒にいられれば十分」と考える人もいます。
子供の願望がない場合は、結婚の必要性をあまり感じないのかもしれませんね。
結婚に対してネガティブなイメージがあるから
周囲の人から結婚生活やパートナーの愚痴、子供を育てる大変さなどを聞かされる機会が多いと、幸せな結婚のイメージが持てなくなることがあります。
そのため、「わざわざ苦労するくらいなら一人でいた方がいい」「自分には結婚が向いていない」と考えてしまう人もいます。
相手の親族との付き合いが煩わしいから
結婚はパートナーだけでなく、相手の親族とのつながりも深くなります。
「プライバシーに口を挟んでくるのがいや」「価値観や性格が合わなくてストレスを感じる」など、結婚後の親族トラブルはよく聞く話です。
相手の親族との付き合いが煩わしいという気持ちがあると、結婚への興味が薄れることもあるでしょう。
【男女共通】結婚したくない人の特徴
ここでは、結婚したくない人の特徴を紹介します。
仕事や趣味が充実している
結婚したくない人は、仕事や趣味が充実していることが多いです。
とくに、家庭があると叶えにくい夢や目標がある人は、結婚願望が薄くなりがちです。
自分にとってやりがい・生きがいを感じるものがあるため、結婚しなくても幸せだと思えるのかもしれません。
一人の時間が好き
一人で過ごす時間が好きな人も、結婚への憧れを持っていないことがあります。
もともと人付き合いが苦手・一人の時間がないとストレスが溜まるという人は、家庭を持つことに不安を感じやすいでしょう。
理想が高い
結婚相手への理想が高すぎる人も、結婚から遠のいてしまうことがあります。
年収・性格・学歴・容姿など結婚相手への条件が多いと、なかなか出会いが見つかりません。
自分の結婚観を相手に押し付けすぎて、せっかくのチャンスを逃す人もいるでしょう。
「妥協するくらいなら結婚しなくていい」という考えから、生涯独身を選ぶ人もいます。
結婚しないメリット
ここでは、結婚しないメリットを紹介します。
仕事や趣味を優先できる
結婚しなければパートナーや子供のことを考えず、自分の仕事や趣味に没頭できます。
使える時間が多くあれば、その分スキルを磨いたり新しいことにチャレンジしたりしてキャリアを積むこともできるでしょう。
1人の時間を最大限に活かして自分を成長させられるのは、独身者の大きな強みです。
自由にお金を使える
結婚すると家庭のためにお金を使うようになり、自分の欲しいものをなかなか買えないことも多いです。
独身であれば誰にも気を使わずに自分の稼いだお金を自由に使えるので、生活でのストレスが少なくなります。
また、結婚資金や子供の学費など大きな支出がないため、お金を貯めやすいのもメリットといえるでしょう。
一人の相手に縛られずに恋愛できる
結婚すると家族として安定した関係性を築けますが、恋愛のようなドキドキ感を味わいにくくなります。
そのため、結婚して落ち着くよりも刺激ある恋愛を楽しみたい人にとって、結婚しないで一人の相手に縛られずに恋愛することはメリットになるでしょう。
結婚しないデメリット
最後に、結婚しないデメリットを紹介します。
親を安心させられない
「結婚して幸せな人生を歩んでほしい」と考えて、子供の結婚を望む親は多いです。
ずっと独身でいるよりも、結婚して生涯を共にするパートナーがいる方が親は安心できるでしょう。
そんな親の気持ちがわかっていると、結婚して安心させられないことはデメリットに感じるかもしれません。
世間体が気になる
世の中には「結婚して当たり前」と考えている人が多くいます。
独身でいると、「自立していない」「何か欠点があるのかもしれない」とマイナスイメージを持たれることもあります。
そのため、世間体や周囲の人からの評価が気になる人だと、結婚しないことはデメリットに感じるでしょう。
老後が不安
独身のままで老後を迎えると、病気になったときに頼れる家族がいなくて困ることがあります。
また、定年退職して家にいる時間が増えたとき、話し相手がいない孤独を味わうこともあるでしょう。
女性は男性よりも給与水準が低い傾向があるため、独身女性の場合は老後資金が少なくて生活が苦しくなる可能性もあるかもしれません。
そのため、若いうちは自由で楽しい独身生活でも、老後の不安が大きいとデメリットに感じる人もいるでしょう。
結婚するかしないかは自由!後悔のない選択をしよう
結婚する人が大半のため、結婚しないと親や周囲の人に心配されることがあるかもしれません。
しかし、結婚するかしないかは自由です。
日本の未婚率は高まっていることから、結婚しなくても理解を示す人は増えてくる可能性もあります。
大切なのは、自分が後悔しない選択をすることです。
今回紹介した情報を参考にして、自分なりの幸せを掴んでくださいね!
- 「いずれ結婚するつもり」と考える男女は多いが、一生結婚するつもりはないと考える男女は年々増加傾向にある
- 結婚したくない理由は、自由にお金や時間を使いたい・一人でいる方が楽・結婚に対してネガティブなイメージがあるなど
- 仕事や趣味が充実している人・一人の時間が好きな人・理想が高い人は、結婚したくないと考えることがある
- 結婚しないと仕事や趣味に没頭することができ、自由にお金を使ったり恋愛できたりするメリットがある
- 結婚しないと親を安心させられず、世間体が気になったり老後に不安を感じたりするデメリットがある