マリッジブルーとはどんな症状?原因や解消方法を紹介【女性100人アンケート】
「結婚が決まって幸せいっぱいなはずなのに、何となく気持ちが晴れない…」そんな気分になってしまうのはマリッジブルーのせいかもしれません。
マリッジブルーとは結婚前の不安定な精神状態を意味する言葉であり、誰にでも起こり得る症状です。
そこで今回の記事では、マリッジブルーの原因や解消方法をアンケートをもとに解説していきます。
Contents
マリッジブルーとは?
マリッジブルーは一般的に花嫁に起こりやすいといわれています。
生活環境が変化するだけでなく、苗字の変更やキャリアへの影響など、結婚が女性の人生に及ぼす影響が大きいからです。
目まぐるしい周囲の変化に不安になってしまうのは当然であり、ある程度は仕方のないことといえるでしょう。
しかし、重症なマリッジブルーを放置してしまうのはNGです。
なぜマリッジブルーになってしまうのか、その原因を見極めて適切な対応をとれば、きっと希望をもって結婚生活に望めるようになるはずです。
男性もマリッジブルーになる
女性特有なイメージの強いマリッジブルーですが、実は新郎である男性にとっても無関係ではありません。
男性のマリッジブルーは、結婚への責任感や金銭的なプレッシャーなどが引き金となることが多いです。
また、多忙な仕事の合間を縫って結婚の準備をしなければならないという余裕のなさも、マリッジブルーの要因となることがあります。
結婚前は幸せいっぱいの期間のはずですが、同時に相手を幸せにしなければならないという焦りや段取りの多さなど、とくに真面目な人にとっては心理的に追いつめられやすい時期でもあります。
男性も女性も自分だけで抱え過ぎずに、相手や周囲を上手に頼ることがマリッジブルーを悪化させないために大切だといえそうです。
マリッジブルーってどんな症状?
そもそも、マリッジブルーとはどんな症状が見られるものなのでしょうか。
ここではマリッジブルーによって生じる代表的な心身への影響を見ていきましょう。
イライラする
マリッジブルーのせいでイライラしてしまう人は多いです。
結婚前は周囲の人達への報告や結婚式、新生活の準備など、やることがたくさんあります。
そのため、思ったように準備が進まないことでイライラが溜まってしまうことも珍しくありません。
もし、婚約者の何気ない言動にイライラしてしまうようなら、マリッジブルーを疑ってみてください。
気持ちが下がる
なんとなく気持ちが下がる、落ち込んでしまうのもマリッジブルーの症状の1つです。
新しい生活というのは、どんな人でも多少不安を感じてしまうもの。
それがたとえ結婚という幸せなきっかけであっても、心配事が湧いてきてしまうこともあるでしょう。
さらには意識せずとも涙が出てきてしまう、日常生活にも支障が出てしまうということがあれば、本格的にマリッジブルー対策を立てることが必要です。
眠れない
マリッジブルーのせいで眠れなくなってしまう人もいます。
上手く結婚生活が送れるだろうか、本当に婚姻届を出していいのだろうか、と新しい生活への不安が募り睡眠に影響することもあるでしょう。
相手にとくに不満がないのであれば、それは誰もが感じる新生活への不安です。
下手に情報収集するとかえって悩みが増す可能性もあるので、できれば身近な人に相談することをおすすめします。
食欲がわかない
食欲がわかないというのもマリッジブルーの代表的な症状です。
不安や気がかりは食欲に影響しやすいもの。
結婚式への緊張感や環境の変化へのストレスが、食欲を減退させてしまうのです。
ただ、あまりに食べないと健康面に影響してしまうので、食べやすいものだけでも摂取することを心がけましょう。
マリッジブルーになる原因
マリッジブルーを引き起こす原因は以下のとおりです。
新生活に不安がある
マリッジブルーの代表的な原因といえば、新生活への不安でしょう。
とくに女性の場合、これまで親しんできた苗字が変わったり、仕事や住居を変えざるをえなかったりと、ライフスタイルの変化が大きく不安定になりやすいです。
また、家事や育児といった結婚生活に伴う責任もマリッジブルーを引き起こす要因になります。
経済的な不安がある
結婚はなにかとお金がかかるものです。
結婚式代、引っ越しや新生活の準備金、ハネムーンの代金など、たくさんの出費があることから心配になってしまう人もいるでしょう。
また、結婚後は自分勝手にお金を使えないなど、計画的に支出を考えなければいけません。そうした経済面でのあれこれがマリッジブルーを引き起こすこともあるのです。
結婚準備にストレスがある
結婚準備自体がストレスとなって、マリッジブルーを引き起こすパターンもあります。
とくに結婚式・披露宴を考えているカップルの場合、会場選びにはじまって、招待客のリストアップや引き出物・料理の選定などやることが目白押しです。
また、新生活にむけて新居や家具・家電の準備もしなければなりません。
こうした結婚準備は誰にとってもストレスであり、イライラや落ち込みといったマリッジブルーの原因となりやすいです。
結婚相手・家族に不満がある
結婚が決まったのに気分が晴れないのは、結婚相手や家族に不満があるのではないでしょうか。
例えば、結婚式準備の段階で大きな意見の食い違いがあった、親がやたらと口を出してくるなど、結婚が決まったことで見えてきた価値観のズレがマリッジブルーを引き起こしてしまうことは珍しくありません。
パートナーやその家族へのモヤモヤがどうしても拭えないのなら、現在の関係性や結婚そのものを見直すことも考えたほうがよいでしょう。
自由な時間がなくなるのが嫌
結婚すると、どうしても自由な時間は減少してしまいます。
独身時代のように好きに過ごせなくなることから、結婚に不安を感じてしまう人も少なくありません。
ただ、自由時間が減ってしまうのは相手も同じこと。
お互いにとって心地よい結婚生活が見つけられるよう、結婚後の時間の使い方を一緒に話し合ってみることをおすすめします。
マリッジブルーになった経験はある?
成人女性100人を対象にアンケート調査したところ、マリッジブルーになった経験はあるか?という問いに対して「ある」と答えた人は42人でした。
だいたい4割程度がマリッジブルーを経験しており、マリッジブルー自体はそれほど珍しくないものだといえるでしょう。
もし結婚を控えてマリッジブルーのような症状が見られても、焦らず「誰にでも起こり得るものなのだ」と、冷静に対策をとることが大事です。
マリッジブルーを解消する方法
最後に、マリッジブルーを解消する方法を紹介しておきます。
パートナーと話し合う
もしマリッジブルーになってしまったら、何よりもまずパートナーと話し合うことをおすすめします。
パートナーはこれからの人生を共に歩む仲間です。
あなたの不安な気持ちを聞けば、きっと親身になって受け止めてくれるはずです。
今のうちに素直な気持ちを伝えておいたほうが、結婚後の生活も上手くいきやすいでしょう。
先輩花嫁に相談する
マリッジブルーの不安は、同じ不安を経験した人に聞くのが一番です。
先輩花嫁なら、マリッジブルーの不安な気持ちやその乗り越え方を具体的にアドバイスしてくれるでしょう。
また、共感してもらえるだけでもずいぶん気持ちが軽くなるはずです。
マリッジブルーは下手に自分ひとりで解決しようとせず、身近な先輩に相談してみることをおすすめします。
不安になる原因を特定する
マリッジブルーは、その原因を特定することも大事です。
今何が不安なのか、どんなことが気がかりなのか、具体的に一度書き出してみましょう。
自分の気持ちを整理することで、不安を引き起こしている要因への対処法や解決策が見つかるかもしれません。
もちろん、一人で解決するのが難しい事柄はパートナーに相談することを考えましょう。
気分転換をする
新生活への漠然とした不安など、どうしようもないことがマリッジブルーの原因となっていることもあるでしょう。
そんなときは、上手に気分転換することをおすすめします。
一人旅行やカラオケを楽しんだり、友達と遊んだりと、自分が一番ストレス発散できる方法で気分転換してください。
楽しい未来を想像する
環境が変わることへの不安は、人間をネガティブにさせてしまうものです。
しかし、悪いことばかり考えていてはマリッジブルーから抜け出せなくなってしまいます。
ぜひ、結婚後の楽しい未来を想像することを心がけてみてください。
新居用に好きな小物を用意してみる、あるいは結婚後の記念日の過ごし方を想像してみるなど、ポジティブな未来を考えることができれば、きっと結婚へも前向きになれるはずです。
マリッジブルーを乗り越えて楽しい結婚生活を送ろう!
結婚前に不安になるのは珍しいことではありません。
もし「自分はマリッジブルーかも…」と思ったら、その原因を特定しパートナーと話し合ってみることをおすすめします。
もし相手がマリッジブルーになってしまった場合も、同じく支え合うことが大事でしょう。
また、新しい生活に不安を覚えるのは誰にでもあることです。
過剰にネガティブにならず、上手に気分転換することで不安な気持ちも薄らいでくるはず。
マリッジブルーを乗り越えることができれば、きっと結婚生活は楽しいものになるでしょう。
- マリッジブルーとは、結婚前に不安やイライラを感じてしまう精神状態のこと
- マリッジブルーの代表的な症状としては、イライラ・気分が下がる・不眠・食欲減退などがある
- 新生活や経済面での不安、あるいは結婚準備のストレスなどがマリッジブルーの原因になりやすい
- マリッジブルーを解消するには、パートナーとの話し合いや上手なストレス解消法を心がけることが大事