惚気話の意味とは?のろける人の心理や聞きたくないときの対処法
恋人ができると幸せな気分になるものです。
誰かに話を聞いてほしくてついのろけ話をしてしまいがちですが、あまりに頻繁だと聞かされる方はうんざりしてしまいます。
そもそもなぜ人はのろけたくなるのでしょうか。
今回の記事では、惚気話の意味とのろける人の心理、聞きたくないときの対処法について解説します。
Contents
惚気話の意味は?
「惚気話」と漢字で書くと堅苦しく見えますが、「のろけばなし」と読みます。
「惚気る」は「のろける」で、パートナーとの仲の良さを自慢することをいい、「惚気話」とは恋の自慢話のことです。
「のろける」の「のろ」は動きが鈍いことを意味する「鈍い」に繋がり、恋に夢中で精神的に鈍くなっていることを意味しています。
恋にうつつを抜かして、周りの人にどう思われているかまで気が回らなくなってしまうと、つい惚気話をしてしまうというわけですね。
惚気話をする人の心理
誰でも恋人ができるとのろけたくなるものですが、なぜそんな気持ちになってしまうのでしょうか。
ここでは、惚気話をする人の心理について見ていきましょう。
優越感を得たい
異性にモテることに価値を感じている人にとって、恋人の存在は一種のステイタスになります。
そのため惚気話で「恋人がいる自分はすごいだろう」とアピールして優越感を得ているわけです。
自慢したいのは異性に愛されている自分ですから、惚気る内容は特別なことである必要はなく、些細なことでも逐一報告しなければ気が済まないのです。
自分の幸せを実感したい
片思いが長かったりずっと恋人ができなかったりした場合、自分の幸せを実感したくて惚気話をすることもあります。
幸せ過ぎると夢のように感じてピンと来ないこともありますよね。
人に話して共有することで「本当に付き合っているんだ」とようやく信じられるのでしょう。
人から「幸せだね」「よかったね」と言われて、やっと現実を受け入れられるわけです。
自己承認欲求を満たしたい
なかには恋人との幸せな日常を他人に賞賛してもらうことで自己承認欲求を満たしたいという人もいます。
恋人がいるという現状だけでは満足できず、幸せな自分をみんなにも祝福してほしいと貪欲に願ってしまうのです。
その背景には自己肯定感の低さがあると考えられます。
自分で自分を肯定できないと、代わりに他人に肯定してもらわなければなりません。
そのため、他人に評価してもらえるよう自己アピールしなければならず、どうしても自慢話が多くなってしまうのです。
惚気話がうざいと感じる原因は?
惚気話を聞かされて嬉しいという人はそれほど多くはいないでしょう。
簡単な報告なら好意的に受け止められますが、延々と語られるとうんざりしてしまいます。
なぜ惚気話は歓迎されにくいのでしょうか。
ここでは、惚気話がうざいと感じる原因を見てみましょう。
同じ話の繰り返しに聞こえる
惚気話は同じ話の繰り返しに聞こえがちです。
話す本人は新たな出来事を報告しているつもりでも、他人からすればいずれも似通った幸せエピソードでしかありません。
そのため「またいつもの話か」とうんざりしてしまうのです。
聞くメリットがない
そもそも人の惚気話は、他人にとって聞くメリットがありません。
雑談程度の話なら場を明るくしてくれますが、たいていの惚気話は簡単には終わりません。
それでも結婚報告会など、聞き手が祝福モードであれば、喜んで聞いてもらえるでしょう。
しかし、何気ない日常会話でいきなり始まると反応に困ってしまいます。
話し手はスッキリするでしょうが、聞き手はただ時間を消耗するだけです。
惚気話に興味がない
恋愛関係は極めてプライベートな間柄ですから、よほど親しい友人でなければ話を聞かされてもピンと来ないものです。
ましてや友人の恋人と会ったこともなければ、惚気話に興味が持てないのは当然でしょう。
赤の他人の恋バナで興味を持てるのは奇想天外な展開がある時だけです。
日常の何気ないエピソードや痴話喧嘩を延々と聞かされて、うざいと感じない人はいないでしょう。
惚気話をされたときの対処法
ちょっとした幸せ報告は微笑ましいものですが、延々と聞かされるのは避けたいものです。
友人知人の惚気話にはどのように付き合っていけばいいのでしょうか。
最後に、惚気話をされたときの対処法について解説します。
適当に聞き流す
惚気話が始まったら親身にならず、適当に聞き流すのがおすすめです。
仲のいい友達だと「こんなことがあった」「喧嘩した」と言われると、誰でもつい真剣に聞いてしまいます。
普段はあまり惚気話をしない相手なら親身になって話を聞いてもいいかもしれませんが、隙あらば惚気るタイプには適当な相槌だけで済ませましょう。
話に食いつかないことで興味がないことをアピールできます。
理由を添えて話を中断する
聞き流してもおかまいなしに話してくる相手には、理由を添えて話を中断しましょう。
LINEやメールが来たふりをして「用事ができた」と言って席を立てば、自然に話を終わらせられます。
社交辞令でも「話が聞けなくて残念」といったリップサービスはしないようにしましょう。
「時間があれば聞いてくれるんだ」と思われてしまうと毎回話を聞かされますし、その都度、用事を作っては話を中断しなければならなくなります。
別れ際には「飲み会の予定決めたいから今度連絡するね」など違う話をしたいことをアピールしておきましょう。
そうすれば次に話すときにまた惚気話が始まっても「飲み会のことなんだけど」と話題を切り替えやすくなります。
話をすり替える
自分の話にすり替えていく会話泥棒は、普段であれば好かれませんが惚気話が止まらないときには使えるテクニックにもなります。
惚気話のなかで出てきたワードにかこつけて「○○といえば」と話をすり替え、違う話題に誘導してみましょう。
このときのコツは、話し手が興味を持ちそうな流れに持っていくことです。
「この間○○にデートで行ったんだ」という流れなら「○○といえば今度イベント開催されるけど、あなたの好きな××も来るね」といった具合です。
相手が新たな話題に乗ってくれば自然と惚気話を終わらせられるでしょう。
距離を置く
何をやってもダメなら、そっと距離を置きましょう。
嫌な思いをしてまで一緒に時間を過ごす必要はありません。
何より惚気話が原因で相手を嫌いになってしまっては、あまりにもったいないからです。
人が惚気話をするのは付き合い始めて舞い上がっている胸キュン期だけですから、相手が落ち着くまで忙しいふりをして近づかないようにしましょう。
中には四六時中、惚気話をしている人もいますが、自己肯定感が低かったり自分で幸せを実感できなかったり、内面的な問題を抱えている場合も多くあります。
それを踏まえて今後の付き合い方を考えるといいでしょう。
もしかしたら付き合いをやめるタイミングが来ていることに気づくかもしれません。
そっけない態度を取る
惚気話が始まったら我慢して付き合ってあげる人もいますが、「また始まった」と言ってしまう人もいます。
相手が親しい友人なら、時にはそっけない態度を取る方が良いこともあるでしょう。
周りが親切心から付き合ってあげていると、本人は嫌がられていることに気づけません。
仲のいい相手ならそれとなく態度で示して気づかせてあげる方が相手のためになるはずです。
惚気話がうざいと感じたらうまく対処しよう!
誰でも素敵な恋人ができれば自慢したくなるものです。
周囲の目を気にせず自分がどれだけ幸せか言いたくなってしまうのは、まさに恋に溺れている状態といえるでしょう。
しかし、それはあくまでその人個人の問題で、話を聞かされる方はたまったものではありません。
惚気話がうざいと感じたらうまく対処するようにしましょう。
周囲がみんな親切心から話を聞いてあげてしまうと、本人はうざがられていることに気づけません。
時には呆れた態度を取って気づかせてあげる方が親切とも取れます。
相手構わず惚気話をしようと思える時期もそう長くは続きません。
その間だけ距離を置くなどして上手に付き合っていきましょう。
- 「惚気話」とは恋の自慢話のこと
- 惚気話をする人の心理は、優越感を得たい・自分の幸せを実感したい・自己承認欲求を満たしたい
- 惚気話がうざいと感じる原因は、同じ話の繰り返しに聞こえる・聞くメリットがない・惚気話に興味がない
- 惚気話をされたときの対処法は、適当に聞き流す・理由を添えて話を中断する・話をすり替える・距離を置く・そっけない態度を取る