自分と向き合うってどんな意味?得られるメリットと自分と向き合う方法
自分と向き合うというのは簡単なようで難しいものです。
加えて、そもそもの言葉の意味を間違って解釈してしまっている人も少なくありません。
そこで今回は、自分と向き合うという意味について記事にまとめ、自分と向き合うことで得られるメリットや具体的な方法まで解説していきます。
自分と向き合うことは自分自身の成長につながるため、人間力をもっと高めたいと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
自分と向き合うってどんな意味?
自分と向き合うというのは、「自分の本心を確かめる」という意味です。
そもそも、自分自身のことは自分が一番理解しているはずですが、より深く自分のことを知ろうとした場合、自分の気持ちと向き合うことが必要です。
- なぜ今の仕事をしているのか?
- なぜ今の恋人と付き合っているのか?
- なぜ今の友達と交流しているのか?
このように、自分の置かれている状況や環境に対して深く考えることが、「自分と向き合う」という行動になります。
そして、自分と向き合うことで置かれている現状に自分が満足していないことに気づく可能性があり、自分と向き合わなければ気づけないこともあるのです。
自分と向き合う=辛い・怖いと感じる部分も
自分と向き合うという行為は楽しいことばかりではなく、ときには辛い・怖いと感じてしまうこともあります。
なぜなら、
- 嫉妬深い
- ただ注目されたい
- 他人任せにしている
など、自分の心にある醜い感情が見えてしまうこともあるからです。普段では気づかない日常に隠されていた本心が浮き彫りになることで、自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。
それでも自分と向き合った方が良いのは、そうすることでさまざまなメリットが得られ、自分の成長につながっていくことが期待できるからです。
自分と向き合うべきタイミングとは
自分と向き合うことは、人生において常に必要な作業ではありません。
以下のタイミングで向き合うことで、自分の知りたかった答えを見つけることができるでしょう。
自信を失ってしまったとき
自信を失った状態だと自分の気持ちが整理できなくなりまた自信を失うという、悩ましい負のループに陥ってしまうことになります。
そんなとき、自分と向き合えば自分の長所を発見し、失った自信を取り戻すことができるでしょう。
また、自信を失ったときは何もかもがうまくいかないと悲観するよりも、新しい目標を見つけて行動する方がポジティブです。
そんな中、自分と向き合う時間を作れば自分自身を深く理解できるため、自分が本当にやりたいと思うことが見えてきます。
今のままで良いのか悩んだとき
今のままで良いのか悩んだときは、自分と向き合う最適なタイミングです。
- 「商品開発の仕事で帰りが遅いが、育児を優先すべきではないだろうか」
- 「企業のプロジェクトリーダーとして、部下に厳しく接するべきだろうか」
- 「価値観の違う恋人がいるが、このまま付き合っていて良いのだろうか」
- 「今の仕事を続けるより、スキルを活かせる仕事に転職するべきだろうか」
このように、現状の環境に不満や悩み、疑問を抱えているなら、自分と向き合って自身に問いかけてみてください。
そうすれば、新たな目標や意外な解決策が見つかり、自分の選択するべき道が分かってくるでしょう。
自分と向き合うことがもたらすメリット
自分と向き合うことで、一体どんなメリットがあるのでしょうか。
以下で、3つのメリットについて解説します。
自分を上手くコントロールできるようになる
自分と向き合えば、「どうすれば頑張ることができるのか」「どうすれば失敗から立ち直ることができるのか」など、自分の感情を深く理解できるようになります。
自分への理解が深まれば、自分を上手くコントロールできるようになり、自己管理能力が高まります。
仕事でミスして落ち込んだとしても自分なりの最善の立ち直り方が分かっているので、すぐにモチベーションを取り戻すことができるのです。
長所・短所を理解でき前進できるようになる
自分と向き合って自身の本心を知ることで、自分の長所・短所を理解できるため、長所を伸ばしたり短所を克服したりする方法が具体的に見えてきます。
長所・短所は自覚しにくいため、自分と向き合ってそれを明確にすることには大きなメリットがあるのです。
「仕事において自分の長所をどう活かすか」「短所をカバーするにはどうするべきか」などのことを考えるきっかけとなり、現状からステップアップできるようになるでしょう。
何がしたいのか明確になり行動を起こしやすくなる
人間は何も考えずいつも通り生きていると固定観念にとらわれて自分の思った行動ができていないことが多いです。
また、そもそも自分がしたいことがはっきりしておらず、どのように行動すれば良いか分かっていないケースもあります。
自分と向き合って状況が整理されれば、自分が本当は何をしたいのか明確になり、行動を起こしやすくできるでしょう。
たとえば、転職に悩んでいるときに自分と向き合えば、「転職をすべきかどうか」「新しい仕事に何を求めるか」など、自分の望みや目的がはっきりするのです。
自分と向き合うために試してほしい方法
自分と向き合おうと思っても、どう向き合えば良いのか分からない人も多いでしょう。
そんなときの対処法として、以下のことを実践して自分と向き合ってみてください。
自分の素直な感情をノートに書き出す
自分の本音というのは一時的なものであり、時間が経過すれば感情は上書きされて、本音を忘れてしまいます。
そこで、時間が経過しても忘れることのないよう、自分の素直な感情をノートに書き出してみると良いでしょう。
ノートに書くことで可視化されますから、今まで見えなかった自分の気持ちが明確に見えるようになり、自分のことを理解しやすくなるのです。
一人の時間を大切にする
色々な人と常に接しているといったような他人の価値観や考え方に影響を受けやすい環境では、気持ちが流されてしまう可能性があるため、自分と向き合いたいと思ったときは一人の時間を大切にしましょう。
ただし、いくら一人の時間を大切にしてもスマホやパソコンなどを使用していては、さまざまな情報が目に入ってきてしまいます。
自分と向き合うときには作業しながらではなく、一人でただ自分の気持ちに耳を傾けるようにしましょう。
身近な人に自分の長所・短所を質問してみる
自分のことは自分以上に家族・友人・恋人など、身近で密接な関係の人が良く理解していることがあります。
そのため、身近な人に自分の長所・短所を質問してみると、今まで自覚していなかった自分の意外な内面に気づけることがあるのです。
自分の内面を理解できれば、過去の出来事や悩みごとに対する本質が見えてくるため、自分にとって進むべき道と必要な行動も見えてくるでしょう。
やりたいことに積極的になる
自分と向き合うためには、周囲の目を気にしないようにして、自分のやりたいことに対して積極的になりましょう。
- チケットを買って対象レジャー施設に遊びに行く
- 海外旅行に行って世界の文化を学ぶ
- 開催中の趣味イベントに参加する
このように、やりたいことに積極的になるということは、自分に素直になるということであり、普段から素直な気持ちで行動していれば、自然に自分と向き合っている状況が作り出せます。
自分と向き合うヒントとなる本・映画・アプリを紹介
最後に、自分と向き合うためのヒントとなるおすすめの本や映画、さらに配信リリースされているアプリを紹介します。
【本】もう迷わない!20代からの自分と向き合う技術
出典元:https://gb-books.net/blog/2012/08/01/93
謎解き起業家という個性的な肩書きで知られる著者・岡田充弘さんの一冊です。
- 自分のやりたいことや強みが曖昧
- 自分を表現するのが苦手
など、この本ではごく普通の現代の若者像をイメージし、その人たちに向けて書かれています。
そのため、本の内容と自分がマッチしやすく、若手の社会人たちや就職活動を開始する学生にとくにおすすめです。
【映画】最高の人生の見つけ方
出典元:https://eiga.com/movie/53285/
「人生で喜びを得たか?」「自分の人生は他人に喜びを与えたか?」など、数々の名言が印象に残る映画です。
「大切な人とのつながりの尊さ」「お互いの理解を深めることの大切さ」など、物語の中から人生で後悔しないために必要なことを学ぶことができます。
今までの自分の人生について、そしてこれからの在り方について考えるきっかけとなる作品でしょう。
【アプリ】Awarefy(アウェアファイ)
自分と向き合うことを目的としたアプリもプレスリリースされています。
「Awarefy(アウェアファイ)」は毎日の中で感じたことを記録でき、その記録を元にしたレポートによって新たな自分を発見することができます。
自身の感情の波やストレスの原因などを振り返ることができるので、「自分と向き合いたい」と感じたときはぜひ取り入れてみてください。
- iPhone:https://apps.apple.com/jp/app/apple-store/id1513802951
- Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=app.awarefy.awarefyapp
自分と向き合うことで仕事・恋愛など進むべき道が見えてくる!
自分と向き合うことは、たとえるなら「自分自身の生き方講座」であり、自分と向き合うことで仕事・恋愛など進むべき道が見えてきます。
充実した人生を送るためには後悔しないことが大切です。人生の中では時折選択を迫られることがあります。
自分と向き合うことで自分の取るべき行動が見えてきますし、本当に自分のやりたいことを見つけることができるのです。
- 自分と向き合うというのは、「自分の本心を確かめる」という意味
- 自分と向き合うことで、ときには自分の欠点や醜い感情が浮き彫りになってしまうこともある
- 常に自分と向き合う必要はなく、「自信を失ってしまったとき」「今のままで良いのか悩んだとき」などに向き合うと良い
- 自分と向き合うことで、「自分を上手くコントロールできるようになる」などのメリットを得られる
- 自分と向き合うためには、「自分の素直な感情をノートに書き出す」などの方法がおすすめ