一線を引く人の心理とは?言葉の意味から特徴・一線を引くコツまで徹底解説
自分の周りに「一緒にいると壁を感じる」人はいませんか?
仲良くなりたくても一線を引かれてしまうと、どうしたらいいか分からないですよね。
この記事では、一線を引く人の心理と言葉の意味から特徴や一線を引くコツまで徹底解説します。
Contents
一線を引くとは
「一線を引く」とは、具体的にどのような状態を指す言葉なのでしょうか。
また、似たような言葉で「一線を置く」という言葉もありますが、意味が異なるので注意が必要です。
まずは「一線を引く」の言葉の意味や類語などをチェックしましょう。
「一線を引く」の言葉の意味
一線を引くとは、自分と人との間に心の距離を取ることです。
男性・女性などの性別に関係なく、自分と他人の心のエリアを分けてしまうため、一線を引く人と接していると、相手に対して高い壁を感じるかもしれません。
「一線を引く」の類語・言い換え
「一線を引く」の類語・言い換えには煙たがる、避ける、疎遠などがあります。
この言葉からも分かるように、一線を引くとは相手と距離は取るものの、完全に関係をシャットダウンしてしまうわけではないのがポイント。
また「一線を置く」と言い間違える人もいますが、一線を引くとは使い方が少し異なります。
一線を置くとは境界を付ける、区別するという意味で、心の距離だけでなく自分と他人が別物であることを示したり、褒め言葉としても使われることもある言葉です。
「一線を引く」の使い方・例文
一線を引くは、これ以上は他人を自分のエリアに入れないという境界線を表すときに使われます。
例えば「職場関係の人とは一線を引く」という使い方をします。
会社では仕事仲間として接するものの、プライベートでは一切連絡を取らないようにする場合などが該当するでしょう。
一線を引くのはなぜ?一線を引いて人付き合いする人の心理
親しくなりたい相手から一線を引かれていると感じると、どうしてなのか気になりますよね。
その場合、自分はどのように接するべきなのか付き合い方が分からないという人も多いでしょう。
まずは、一線を引く人はどうしてそうするのか、理由を知ることが大切です。
ここからは、一線を引いて人付き合いする人の心理をみていきましょう。
他人に興味がない
一線を引く人は、他人に興味がない個人主義な人が多いです。
そもそも人と一緒にいることが好きではなく、1人でいた方が楽だと感じています。
なかには複数の人と一緒に過ごしてしまうと、自分のやりたいことができなくなるので時間の無駄だと感じてしまう人も。
そのため、誰かと仲良くなってまで一緒に過ごしたいという気持ちがなく、他人から見ると一線を引かれているような気がするのです。
トラウマがある
トラウマがあることが原因で、一線を引いてしまう人もいます。
過去に恋人や友人など、誰かに裏切られてしまった経験から、どんな人に対しても「また裏切られてしまうかも」と思ってしまうのです。
裏切られて傷付くことを恐れるあまり、他人との間に一線を引いてしまうのでしょう。
人間不信
一線を引く人の中には人間不信な人もいます。
そもそも自分以外の人のことを信用できないのです。
そのため、誰かに心を開く必要性を感じることなく、一線を引いてしまいます。
また、このタイプの人たちは周囲からも「扱いづらい人だな」と思われ、逆に一線引かれてしまうことも多く、良好な人間関係を築くのが苦手な人も多いでしょう。
自信がない
自分に自信が持てないため、一線を引いてしまう人も多いです。
自分に自信が持てない人は「こんなこと言ったら相手にどう思われるかな」などと常に考えてしまい、自分の気持ちをさらけ出すことができません。
そのため、一線引いているように見えてしまうのです。
また、一線を引き続けていると、自分の気持ちや考えを誰かに肯定されたり、褒めてもらったりする機会がなくなるので、より一層自分に自信がなくなるという悪いスパイラルにハマってしまう人もいるようです。
オンとオフを分けている
オンとオフを分けるために、あえて一線を引いている人もいるでしょう。
例えば、職場とプライベートで一線を引いているという人は多いです。
職場は働いてお金を稼ぐところ、プライベートは自分の楽しみや癒しの場、などと棲み分けをしておくことで、家に帰ってまで職場の人間関係などを引きずらずに、趣味などを思いきり楽しむことができます。
一線を引く人の特徴5選
なかなか仲良くなれない人がいる場合「もしかして一線引かれているのかな?」と思うこともありますよね。
しかし「一線を引く」とは、具体的にどんな行動かが分からなくて判断できないということもあるでしょう。
そんなときは、一線を引く人の特徴をチェックして、それに当てはまっているか確認してみてください。
次は一線を引く人の特徴5選を紹介します。
自分の話をしない
一線を引く人は、基本的に自分の話はしません。
そのため、長い付き合いだとしても、その人がどんな人かよく分からないということも。
例えば、家族構成や住まい、どんなことが好きかなど、基本的な情報すら分からないことも珍しくありません。
少しでもその人のことを掘り下げて聞こうとしても、のらりくらりと話題をすり替えられてしまいます。
逆に一線を引く人は聞き上手なことも多く、会話の中では聞き役に徹していることも多いでしょう。
敬語を崩さない
敬語を崩さない人も多いです。
はじめのうちは敬語で話していても、親しくなるとタメ口になることは多いですよね。
しかし、一線を引く人は付き合いが長くなったとしても、敬語を崩すことがありません。
敬語は礼儀正しい印象を与える一方で、相手との距離感をある程度一定に保ったり、感情がダイレクトに伝わりにくくなったりする言葉遣いです。
そのため、敬語で話すことで、相手を嫌な気持ちにさせずに親しくなりすぎないような関係性を築くことができます。
無難な会話が多い
無難な会話が多いのも、一線を引く人の特徴。
このケースの場合、一線を引く人は自分に自信が持てない、傷つきたくないという心理から、自分の意見を言うことができないため、無難な会話しかできないのです。
人の話を否定することはなく「いいですね」など、無難な相槌を打つことも多いでしょう。
どんなときも冷静
一線を引く人はどんなときも冷静です。
一線を引く人は、本心を知られて相手に嫌われることを恐れていることが多く、自分の気持ちを隠そうとする傾向にあります。
そのため感情を表に出すことがないので、どんなときも冷静に見えるのです。
愚痴を言わない
愚痴を言わないのも、一線を引く人の特徴です。
悪口などネガティブな会話は、自分の弱さをさらけ出すことになりますよね。
自分の弱さをさらけ出すと、不思議と人との距離が縮まることは多いです。
悪口を言い合うことで、誰かと意気投合して仲良くなったという経験をしたことがある人もいるでしょう。
一線を引く人は、他人との距離を常にある程度一定に保ちたいと思っているため、愚痴を言って相手との距離を縮めることを避けているのです。
【シチュエーション別】一線を引く理由とメリット
一線を引くという言葉は、ネガティブな印象があるかもしれません。
しかし、ときには人との距離をある程度一定に保つことで、いい効果が生じることもあります。
特に仕事が忙しくて自分の時間が持てない・恋愛に引きずられて仕事にまで支障をきたしている人は、一線を引いてみるのも良いかもしれません。
ここからは、一線を引く理由とメリットをシチュエーション別にみていきましょう。
職場で一線を引く理由とメリット
職場で一線を引くと、充実した休日を手に入れられる可能性があります。
特に仕事以外にやりたいことがある人にはおすすめです。
飲み会に誘われたり、ときには休日も職場の人と出かけることもありますよね。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと自分の中で一線引いていれば、罪悪感を感じることなく、誘いを断って自分の時間を作ることができるようになります。
また、会社以外では煩わしい人間関係からも解放されるため、ストレスが溜まりにくくなるというメリットもあるでしょう。
好きな人・恋人に一線を引く理由とメリット
好きな人や恋人と一線を引くのもいいでしょう。
特に停滞気味の恋愛が続いてしまっているときは、相手との関係を見直すために一度一線を引いてみるのはおすすめです。
一度距離を取ってみることで、自分のことも相手のことも客観的にみることができるようになり、冷え切ってしまった関係を改善できる可能性があります。
また、恋愛に夢中になりすぎて仕事が手につかなくなってしまう人も、恋愛と一線を引くといいでしょう。
そうすることで、仕事中は恋人のことを考えずに仕事に集中できるようになりますよ。
友人関係で一線を引く理由とメリット
友人関係でも一線を引くことで、ストレスフリーな生活を手に入れられる場合があります。
付き合いだからという理由で、好きではないことを一緒にしたり、出かけることもありますよね。
しかし、一線を引くことで、無理して付き合う必要がなくなり、ストレスも少なくなります。
また、空いた時間で自分の好きなことを思い切り楽しむこともできるようになるでしょう。
【いい距離感の保ち方】他人と一線を引く方法
一線を引いた付き合いができれば、ストレスを感じることなく自分の時間も有意義につかえるようになりますよね。
しかし、一線を引いた付き合い方が分からないという人もいるでしょう。
できれば極端に避けてしまうのではなく、いい距離感を保ちたいですよね。
最後に、いい距離感を保ったまま他人と一線を引く方法を紹介します。
受け身の姿勢を保つ
常に受け身の姿勢を保つように心がけましょう。
会話をするときはなるべく短く済ませるようにし、できるだけ丁寧な話し方を意識するようにしてください。
「次の約束があるので、お先に失礼します」など伝えて、会話を短く切り上げるのがポイントです。
また、アイコンタクトは会話のきっかけになってしまうので、なるべく目を合わせないようにするなど、会話すること自体を避けるようにしましょう。
礼儀正しくふるまう
礼儀正しくふるまうのもポイントです。
職場などで、どうしても話さなくてはならない人もいるでしょう。
そんなときは丁寧な言葉遣いを心がけ、相手が嫌な気持ちにならないように礼儀正しくふるまうようにしてください。
丁寧に接すると、相手も自分に対して失礼な言動をしなくなりますよ。
聞き上手になる
他人と一線引きたい場合は、聞き上手になりましょう。
自分のことをどんどん話してしまうと、相手との距離が縮まるばかりです。
会話するときは、基本的に自分の話はせずに聞き役に回るようにしましょう。
相槌を打つなど、リアクションすることを忘れないようにすることが注意点。
自分の話をしなくても、きちんと会話に参加していると相手に思わせることがポイントですよ。
適度な距離感で付き合える恋人と出会おう
恋愛に夢中になりすぎると他のことが手につかなくなりますし、逆にマンネリ化すると関係を続けるのが辛くなってしまいますよね。
適度な距離感で付き合うことができれば、関係は長続きしやすいでしょう。
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人間関係に悩んだら、一線を引いた人付き合いを意識しよう!
一線を引いている人は、自分に自信がない人や、過去のトラウマから自分のことを知られたくないと思っている人が多いです。
基本的に自分の話はせず、会話をしたとしても無難な話題にしかならず発展しないのが特徴。
「一線を引く」という言葉にはネガティブなイメージがありますが、ときには職場や友人などと一線を引くことで、複雑な人間関係から解放されてストレスフリーな生活が送れる可能性もあります。
誰かと一線を引いてみたいという場合は、まずは聞き上手になれるよう日頃から心がけてみてくださいね。
- 一線を引くとは自分と他人の間に一定の心の距離を取ること
- 自分に自信がなく、人間不信な人が多い
- 一線を引く人は敬語を崩さず、どんなときも冷静な人が多い
- 他人と一線を引きたい場合は、会話では受け身の姿勢をとって聞き上手になろう