【必見】仕事で燃え尽き症候群になる原因と症状は?退職する前に確認せよ!
「仕事に対するやる気が出ない」「退職したい…」など、燃え尽き症候群による症状が出ていませんか?
真摯に仕事に打ち込んでいる以上、燃え尽き症候群になる可能性は否定できません。
しかし、できるなら仕事へのやる気をキープしつつ、キャリアを積み重ねていきたいですよね。
そこで今回の記事では、仕事で燃え尽き症候群になる原因や症状を公開します。
燃え尽き症候群を改善するにはどうしたらいいのかも紹介するので、仕事で思い当たる節がある人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
燃え尽き症候群(バーンアウト)とは?
燃え尽き症候群とは、仕事に真摯かつ精力的に取り組んできた人が、突然意欲や熱意を失ってしまう症状を指します。
別名バーンアウトと呼ばれ、心のエネルギーがなくなってしまうことにより、離職に繋がることも多いです。
幅広い職種で見られますが、とくに人の話を聞く介護職や医療の現場で働く人に多く見られる傾向があります。
【要確認】燃え尽き症候群の症状
燃え尽き症候群は、誰でもなってしまう可能性があります。
これから燃え尽き症候群の主な症状を紹介するので、当てはまる症状がないか確認してみましょう。
情緒的消耗感
情緒的消耗感は、燃え尽き症候群の症状の1つ。
以下のような気持ちになることが、情緒的消耗感に当てはまります。
- 「こんな仕事辞めたい」と思うことがある
- 仕事のために心にゆとりがなくなったと感じることがある
- 家を出る際「職場に行きたくない」「家にいたい」と思うことがある
- 「体も心も疲れきっている」と感じることがある
上記のように、仕事を通じて自分の力を出しきってしまい、消耗している状態にあるなら燃え尽き症候群の可能性を疑うべきかもしれません。
脱人格化
脱人格化とは、以下のような気持ちになることを指します。
- 細やかに気配りすることが面倒に感じることがある
- 自分の仕事が「つまらなくて仕方ない」と感じることがある
- 患者や職場の同僚と「何も話したくない」と思ってしまうことがある
- 仕事に対して「自分にあまり意味がない」と思うことがある
思いやりがなくなったり、威圧的な態度で接したりするような状態が、脱人格化に該当します。
達成感の低下
燃え尽き症候群になってしまった際に表れる脱人格化の症状が、個人的達成感の低下に繋がります。
たとえばサービス業の人の場合、脱人格化の症状が表れる前と後では人との接し方や振る舞いに大きな差が出ます。
周囲からの評価も格段に下がり、意気消沈してしまうことでしょう。
自己肯定感が大きく下がってしまい、目標の達成感も低下してしまうのです。
仕事で燃え尽き症候群になってしまう原因5選!
燃え尽き症候群は、具体的に何が原因で起こるものなのでしょうか。
ここでは、仕事で燃え尽き症候群になってしまう原因を5つ紹介するので、自身の置かれている環境に当てはまるものはないか確認しましょう。
仕事とプライベートの境目がないことによるもの
仕事とプライベートの境目が曖昧な場合は、燃え尽き症候群の症状が出る可能性大です。
境目がないと精神的に強い負荷がかかり、気づかない内にストレスを抱え込んでしまうことがあります。
仕事とプライベートの境目がないと、休みの日でも「連絡が来るかも」「休みだけどここまで作業しといたほうがいいかな」というようにリラックスする隙がありません。
精神的にも体力的にも負担がかかってしまうので、燃え尽き症候群になる可能性がより高まってしまいます。
人間を相手にする仕事をしていることによるもの
燃え尽き症候群は人と直接接したり、ヒューマンサービスを提供したりする職業に発症しやすいといわれています。
とくに、医療や介護、福祉、教育といった事業概要の会社または業界は、以下のような理由から燃え尽き症候群のリスクが高いです。
- 業務上、緊急の事態が発生しやすく、精神的に落ち着ける時間が少ない
- 人の命を預かる責任の重さ
- 業務上ショックを受ける現場に遭いやすい
また、人間相手の職種では責任感ややりがいを求める人も多く、自分の許容範囲を超えた業務を請け負ってしまい、燃え尽き症候群になってしまうといったケースも起こりがちです。
思ったような報酬がもらえないことによるもの
自分の頑張りに見合った報酬がもらえないことが、燃え尽き症候群の原因になる場合もあります。
生産性を上げるために力を尽くして働いても、評価に繋がらないとなれば誰だってモチベーションが下がりますよね。
思ったような報酬がもらえずに、長時間労働や過剰な業務量をこなす状態が続けば、ストレスが蓄積されていき、燃え尽き症候群に繋がる可能性が高くなります。
価値観のミスマッチ
自分が重要だと思っている業務が、上司や会社にとって同じ認識とは限りません。
そのような価値観のミスマッチがある中で業務をこなしていても、評価に繋がることもなく、モチベーションは低下してしまいます。
価値観の違いが大きければ大きいほど、仕事をしていてもむなしさが募ってしまい、燃え尽き症候群の症状が出やすくなるでしょう。
経営陣や上司が嫌い
経営陣や上司のことを好きになれないのなら、仕事をしていてもやりがいを感じにくいです。
たとえば、経営陣のやり方が理解できないなら仕事に対するモチベーションは下がりますし、上司が高圧的な人物であれば良い人間関係を築くのは難しいでしょう。
経営陣や上司が嫌いな職場環境はストレスを感じやすいことから、燃え尽き症候群になるリスクも高くなるのです。
燃え尽き症候群を改善するには?
燃え尽き症候群になって退職や休職を余儀なくされるのは、できれば避けたいですよね。
燃え尽き症候群を引き起こさないためには、企業リーダーや組織ぐるみで従業員の職場環境の見直しを行ってもらうことが必要です。
ここでは、燃え尽き症候群を回避する方法を紹介するので参考にしてみてください。
業務に対する評価を見直してもらう
可能であれば、業務に対する評価制度の見直しを人事担当者や上司にお願いしてみましょう。
相応の評価が受けられるのであれば、過剰な労働によって疲弊することはなくなりますし、仕事に対するモチベーションが下がることはありません。
意欲が低下しきって消耗状態になる可能性も低くなるはずです。
時間管理体制を見直してもらう
時間管理体制を見直してもらうことも、燃え尽き症候群にならないために有効です。
長時間労働や休日出勤などが日常的に繰り返されていれば、心も体も休まる暇がなく、いつ燃え尽き症候群になってもおかしくない状況が続くだけです。
時間管理体制を見直して最低限の休息時間が確保できないか、上司や会社に相談してみましょう。
しっかり社内で話し合う体制を作ってもらう
社内で話し合う体制が作れないか上司や会社に掛け合ってみることも、燃え尽き症候群を回避するために大事です。
チームメンバーごとや上司などとしっかり話し合える体制ができていると、自分の気づかない不調にも誰かが気づき、症状の悪化を回避できるかもしれません。
方法としては、上司が部下の状況を確認する1on1ミーティングを実施したり、業務内でフリータイムを設けて社員同士の交流を活発化したりなどがあります。
「そんなこと上司や会社に相談できない…」という人は、他の方法を探したり転職を視野に入れてみたりするのがベターです。
燃え尽き症候群で退職を考える前にもう一度会社に相談してみよう!
燃え尽き症候群は、とくに医療や介護、教師など人間と接する職種に就く人がなりやすいといわれていますが、どんな職業に就いていてもなる可能性はあります。
実際、現在進行形で仕事に対するやる気がなくなったり、誰とも会話する気になれなかったりしている人もいるかもしれません。
退職まで考えるほど疲労を感じているなら、今一度上司や会社に相談してみましょう。
会社の制度が変われば、燃え尽き症候群を改善できる可能性はあります。
転職は周囲に相談してからでも遅くはないので、自分にとって最善の道を選べるように1人で抱え込まないようにしましょう。