「何もかもめんどくさい」と感じる心理と原因とは?嫌になったときの対処法

仕事や人間関係の悩みが大きくなると、「何もかもめんどくさい」と思ってしまうこともあるでしょう。
では、「何もかもめんどくさい」と感じたら、一体どう行動するのが正解なのでしょうか。
この記事では、「何もかもめんどくさい」と感じる心理や原因、嫌になったときの対処法を解説します。
ストレスの多さからヤケになってしまう前に、きちんと対処する術を身につけましょう。
Contents
「何もかもめんどくさい」と感じてしまう心理と原因
まずは、「何もかもめんどくさい」と感じてしまう心理と原因を解説します。
自分に当てはまっているものがないか、チェックしてみてください。
頑張っても成果が出ない
頑張っても成果が出ないと、「何もかもめんどくさい」と思ってしまいやすいです。
人は、実績を手に入れたり成長を実感したりするからこそ、モチベーションを維持することができます。
言い換えれば、成果に結びつかない努力を継続できる人は、ほとんどいないでしょう。
いつまでたっても成果が出ないようだと、「何もかもめんどくさい」と思ってしまうのも無理はありません。
成果が出ても認められない
成果を認められない場合も、「何もかもめんどくさい」と思ってしまいがちです。
実績を出すことができても周囲が認めてくれなければ、「何のためにやってるんだろう」「頑張っても意味がない」と腐ってしまいがちになるでしょう。
実績と評価が結びついていないと、いつしか努力することを無駄に感じてしまい、行動意欲を失ってしまうのです。
目標がない
目標がないことが原因で、「何もかもめんどくさい」と感じることもあるでしょう。
人は、やっていることに意味を感じないと、努力を継続できません。
目標がないまま漠然と取り組んでいるだけでは、モチベーションが低下していってしまうのです。
その結果、「何もかもめんどくさい」と思いやすくなってしまいます。
やることが多い
いつまでも仕事が終わらなかったり、やらなければいけない家事が溜まっていたりすることもあるでしょう。
そうなると、ストレスや疲労がどんどん溜まってしまいます。
仕事量の多さにうんざりして、「何もかもめんどくさい」と全てを投げ出したくなることもあるでしょう。
人間関係がうまくいっていない
人間関係が影響して、「何もかもめんどくさい」と感じることもあります。
誰かと喧嘩したり人間関係がこじれたりすると、「もう人と関わるのが面倒!」「1人になりたい!」と考えてしまうこともあるでしょう。
そうなると次第にネガティブな気持ちが大きくなり、人間関係だけでなく身の回りのこと全てが嫌になる可能性があります。
優しい性格をしている
優しい性格の人ほど、「何もかもめんどくさい」となりやすい傾向があります。
なぜなら、優しい人は自分を後回しにして、周りの手助けを優先しがちだからです。
そうなると、たくさんの仕事を抱えたり、自分の気持ちを我慢したりすることも増えていくでしょう。
そして、「何もかもめんどくさい」と全てを投げ出したくなるのです。
体調不良・病気
体調不良や病気のときも、「何もかもめんどくさい」と感じやすいです。
心身が不調になると体を動かすのが億劫になるうえに、気持ちが落ち込んでしまうことも多くなります。
気力が湧かないまま無理に頑張っていても、そのうち「もう嫌だ!」となってしまうでしょう。
「何もかもめんどくさい」と感じたときの対処法
「何もかもめんどくさい」と思いながら頑張るのは、精神的にしんどいですよね。
ここでは、「何もかもめんどくさい」と感じたときの対処法を解説します。
休息する時間を設ける
「何もかもめんどくさい」と思ったら、休息する時間を設けましょう。
一度ストレスの原因から距離を取って心身を休めれば、気力が回復するかもしれません。
気力が回復した後に、どのように行動するべきか冷静に考えてみましょう。
生活環境を変える
「何もかもめんどくさい」と感じたら、生活環境を変えるのも効果的です。
引っ越しをしたり模様替えをしたりするなど、環境を変えるだけでも心身が回復する可能性があります。
その際、なるべく日当たりがいい環境にすることを心がけるといいでしょう。
日光を浴びる時間は心の健康に影響を与えるので、日差しに当たりやすい部屋作りをしてみてください。
親しい人に相談する
「何もかもめんどくさい」という思考から脱するために、親しい人に相談するのもいいでしょう。
信頼している人に悩みや弱音を聞いてもらえれば、多少は心が軽くなるかもしれません。
また、親しい人からの助言で解決策が見出せることもあるでしょう。
人脈を広げてみる
人脈を広げれば、「何もかもめんどくさい」と感じる可能性を減らすことができます。
なぜなら、新しく作ったコミュニティが、精神的な逃げ場になってくれることがあるからです。
趣味や好きなことが共通しているグループに所属して、「ストレス解消の場」や「いざというときの逃げ場」として使うようにしましょう。
タスクを見直す
「何もかもめんどくさい」とならないために、タスクを見直すことも大切です。
無駄を省いて効率よく仕事をこなせるようになれば、負担やストレスが減るでしょう。
「まとめてこなせる業務がないか探す」「無理に仕事を引き受けない」などを心がけて、仕事の量や質を見直してみてください。
苦手な人と距離を置く
人間関係が原因で「何もかもめんどくさい」と感じているのなら、苦手な人とは距離を置くようにしましょう。
苦手な人と関わらないようにするだけで、精神的なストレスがかなり減るはずです。
職場に苦手な人がいる場合は、上司に相談して配置換えを検討してもらうのもいいでしょう。
医療機関を受診する
どうしても気持ちが回復しない場合は、何らかの病気にかかってしまっている可能性があります。
「ちょっとやばいかも」と思ったら、すぐに病院を受診しましょう。
放っておくと、症状が悪化してしまう可能性があります。
「自分で治せる」とは思わず、専門医の指示に従うのが賢明です。
「何もかもめんどくさい」と感じたときにやってはいけないNG行動
最後に、「何もかもめんどくさい」と感じたときにやってはいけないNG行動を解説します。
状況を悪化させないためにも、しっかりと目を通しておきましょう。
無理をする
「何もかもめんどくさい!」と思いながらも無理をするのはNGです。
無理をして何とかタスクをこなそうとする行為は、その場しのぎにしかなりません。
いつかしわ寄せがきて、心身が限界を迎えてしまうことも考えられます。
あまり無理しないようにして、精神的に余裕を持てる状態を作りましょう。
自分を責める
「何もかもめんどくさい」となったとしても、自分を責めてはいけません。
「気力が湧かない→自分を責める→さらに気力を失う」という悪循環に陥る可能性があります。
自分自身を責めても、心が傷つくだけで何も良い方向には転びません。
自分を責めるのはやめて、建設的な解決策を探しましょう。
無駄な心配をする
「何もかもめんどくさい」と気力を失っているときに、漠然と将来のことが心配になる人もいるでしょう。
「この先大丈夫だろうか」「自分はやっていけるだろうか」と、ネガティブな気持ちに支配されてしまう人も少なくありません。
無駄な心配をするのはやめてください。
将来に対する漠然とした不安は、余計に気力を低下させてしまう可能性があります。
先のことは考えず、目の前のことに集中するのがベターです。
自暴自棄になる
何もかも面倒になっても、自暴自棄にだけはなってはいけません。
夜遅くまでお酒を飲んだりお金を無駄に浪費したりすると、この先更なる困難が訪れてしまう可能性があります。
場合によっては、取り返しのつかない事態を招いてしまうかもしれません。
衝動的な行動を取る前に一度冷静になり、身の回りの大事なものを失わないように心がけましょう。
「何もかもめんどくさい」と感じたときは、ゆっくり休養しよう
「何もかもめんどくさい」となったときに無理をしても、あまり良いことはありません。
体を壊したり余計に心が落ち込んだりするなど、更なる状況の悪化を招いてしまう可能性があります。
「何もかもめんどくさい」と感じたら、一度ゆっくりと休養することが大切です。
気力を回復させた後にどのように行動するべきかを考え、前向きな気持ちで物事に取り組めるようになりましょう。
- 「何もかもめんどくさい」と感じてしまう心理と原因は、「頑張っても成果が出ない」「成果が出ても認められない」「目標がない」など
- 「何もかもめんどくさい」と感じたときの対処法は、「休息する時間を設ける」「生活環境を変える」「親しい人に相談する」など
- 「何もかもめんどくさい」と感じたときにやってはいけないNG行動は、「無理をする」「自分を責める」「無駄な心配をする」など