必要とされたい…の心理とは?必要とされる人になるための方法も紹介!
家族や友達に対して、もしくは職場などで「必要とされたい」と感じたことはありませんか?
また、その欲求を満たすために、役に立とうと頑張ったり、愛されたいと求めたりしたこともあるのではないでしょうか。
この記事では、必要とされたいと思う心理状況について、また、必要とされる人になる方法も紹介します。
Contents
誰かに「必要とされたい」男性女性の心理とは?
「誰かに必要とされたい」と感じる心理状況には、様々なパターンがあります。
ここでは、代表的な4つのパターンを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
彼氏や彼女、家族や友人に愛されたい
家族からの愛情が不足していたり、友人から必要とされないと感じてしまうと、人は「誰でも良いから必要とされたい」という心理になってしまいます。
このような心理になってしまうのは、愛情不足を感じていることが原因でしょう。
愛情に飢えている人は、一瞬でも周囲の人に必要とされることで、愛情で満たされた気分になるのです。しかし、一時的に愛情を感じてしまうと、逆に「もっと誰かに必要とされたい」という気持ちになってしまいます。
安心感や幸福感を得たい
人は不安を感じているとき、誰かに必要とされることで、安心感や幸福感を得ようとする傾向があります。
特に一人暮らしを始めたばかりなどの、孤独感のある状況だと、人は不安を感じやすくなるのです。
しかし誰かに必要とされたとしても、不安の元を解消しない限り、不安感がなくなることはないでしょう。
存在意義を感じたい
存在意義とは、自分が存在している意味や必要性、重要性、存在価値のことです。
家族や仲の良い人たち、職場などのグループの中で、自分の存在意義が感じられなくなると「周囲の人たちから必要とされたい」という心理状況になります。
自分を認めて欲しい
「誰かに必要とされたい」という気持ちは「自分を認めてほしい」という承認欲求と似ていますよね。
自分が積み重ねてきたことが「誰かに認められないと満足できない」という心理状態のことです。
特に自分の価値を高く想定している完璧主義の人や自信家、日頃から無理して努力をしている人はその傾向が強くなるでしょう。
「必要とされたい」欲求が強い人の特徴
ここでは、「必要とされたい」欲求が強い人の特徴を解説します。
自分に当てはまる部分がないか確認してみましょう。
依存体質である
「必要とされたい」欲求が強い人は、依存体質であることが多いでしょう。依存性が強い人は、何か困ったことがあるとすぐ人に頼ろうとします。
また、好きな人がいる場合は、その人と常に連絡を取りたいと考える傾向があります。少しでも連絡がないと心配になり、自分がいないところで何をしているのか気になり、不安が大きくなるのでしょう。
寂しがり屋
寂しがり屋も「誰かに必要とされたい」という気持ちが強い傾向にあります。
「常に誰かと一緒にいないと不安になる」「誰かにかまってほしい」「いつも欲求不満」という孤独感が強いのもこのタイプの特徴といえるでしょう。
自己肯定感の低さ
自己肯定感とは、自分の価値観を認め、自分を尊重する感覚のことを指します。
「必要とされたい」欲求が強い人は、自己肯定感が低い傾向があります。自分の価値は低いと感じているため、他人からの評価に敏感です。
いつも「自分はダメな人間だ」「今日もうまくいかなかった」と感じる人は、自己肯定感が低いタイプだといえます。
深く考える癖がある
物事を深く考えるのは悪いことではないですが、「必要とされたい」欲求が強い人は深く考えすぎる傾向があります。
自分にとって悪い将来を想像してしまい、さらにネガティブになるという負の連鎖に入ってしまうことも。とくに夜になると、物事を悪い方向に考えてしまう人が多いでしょう。
愛情不足である
「誰かに必要とされたい」と強く感じる人の中には、小さいころに親を亡くして、十分に愛情を受けられなかった人もいるでしょう。
幼少期に愛情不足で育った人は、大人になってから恋愛面で「誰かに必要とされたい」という、強い愛情を求めるようになりがちです。
「必要とされる人」になるためには?
ここでは、「必要とされる人」になるためのポイントを5つ紹介します。
話し上手よりも聞き上手
必要とされる人になるためには、話上手よりも聞き上手になることが大切です。自分の話ばかりせず、話を聞いてあげることができる人は相手に好印象を与えることができるでしょう。
話し上手は相手を楽しませることができますが、聞き上手になったほうが「必要とされる人」になれるということです。
相手としっかり向き合うこと
自分が「必要とされる人」になりたいなら、まずは相手のことを尊重し、しっかりと向き合うことが大切です。
前述した通り、聞き上手なほうが必要とされる人になれます。しかし、相手の話にうなずくだけで、自分の気持ちは心にしまったまま、という接し方では相手との距離を縮めることはできません。
必要とされる人とは、しっかり相手と向き合い、何を求めているのか考え、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見も伝えることができる人のことをいいます。
受け身の姿勢をやめること
常に受け身の姿勢で人と付き合っていると、なかなか必要とされる人にはなれないでしょう。
積極的に相手とコミュニケーションをとれることが「必要とされる人」になるための重要なポイントといえます。
視野を広げて物事を考えよう
不安になり「誰かに必要とされたい」と感じている人は、視野が狭くなっている可能性があります。
まずは落ち着いて周りを見渡し、家族や友人、仕事、趣味など、いろんなことに思考をめぐらせてみましょう。
もちろん自分の心に目を向けることも大切です。冷静に周囲や自分を観察することで、視野が広がり「本当はどうしたいのか」が見えてくるはずです。
自分をもっと大切にしよう
人から大切にされたいと思うなら、まずは自分自身を大切にしましょう。
自分を大切にすることで、自分の良いところも見えてくるはずです。自分の魅力に気付くことができれば、自己肯定感も高くなり、考え方もポジティブになるでしょう。
「必要とされたい」心を満たす対処法
ここでは、誰かに必要とされたくて「心が苦しい」「どうにかしたい」と悩んでいる人のための対処法を紹介します。
必要とされたい気持ちばかりに囚われないこと
ネガティブな感情に支配されてしまうと、心はとてもつらくなりますよね。
「誰かに必要とされたい」「愛されたい」という感情はネガティブな感情とは限りませんが、心が苦しくなったときは解放してあげましょう。
広い視野でまわりを見渡し、ほかの感情に目を向けてみましょう。もっと素敵な感情、やりたいこと、興味のあること、大切なことが見えてくるはずですよ。
仕事や趣味に打ち込んでみる
「誰かに必要とされたい」という心理的欲求は、対象を変えてみることで、簡単にツライ気持ちから解放される可能性があります。
なので、仕事や趣味に時間をかけて打ち込んでみるのもおすすめです。同じ趣味の仲間を見つけて、一緒に楽しむのも良いかもしれませんね。
受け身ではなく自分から行動してみること
「誰かに必要とされたい」と思うなら、自分から行動することが大切です。学校や職場、いろんなコミュニティで積極的に人と関わるようにしてみましょう。
多くの人と関わることで、いろいろな分野の人間関係が生まれ、あなたを必要としてくれる人がみつかるかもしれませんよ。
思い切って必要とされたい気持ちを伝えてみる
「この人に必要とされたい」と思うなら、その気持ちを正直に伝えてみるのもいいでしょう。
気持ちを口に出して、正直な気持ちを打ち明けることで、お互いさらに良い関係になれるのではないでしょうか。
英語で「必要とされたい」をいうと?
「必要とされたい」は、英語で「want to be needed」といいます。
「あなたに」という場合は「by you」とすればいいでしょう。
例文①:Want to be needed
意味:必要とされたい
例文②:I just want to be needed by you.
私は貴方に必要とされたいだけです。
参考:Weblio 辞書
自分を大切にできる人は相手も大切にできるのです!内面をさらに磨いて必要とされる人になりましょう!
誰かに必要とされたいなら、まずは自分を大切にすることから始めてみましょう。
自分を大切にすることで、自分の素敵な魅力に気づけるはず。魅力を磨いていけば、自然と人は集まり、きっと今よりたくさんの人があなたを必要としてくれるでしょう。