日本の未婚率ってどのくらい?未婚率が増加した原因と40代の対処法とは
近年日本で問題となっている未婚率。どのくらいの人が生涯一度も結婚しないかご存知でしょうか?
この記事では、日本の未婚率や未婚率増加の原因、40代未婚男女の対処法をご紹介します。
将来結婚したいと思っている人は、日本の現状を知ることが婚活の第一歩にもなりますよ。
Contents
日本の未婚率の推移は国勢調査でわかる
日本の未婚率の推移は、国勢調査を確認すれば知ることができます。
そもそも国勢調査とはいったいどんなものなのでしょうか。
あわせて日本の未婚率について詳しくご紹介します。
国勢調査は5年に一度(2018/2019年は未実施)
国勢調査とは、日本に住むすべての人を対象に5年に一度行われる調査です。次回は2020年に実施されます。
国勢調査によると、50歳時の未婚率は1970年で男性1.7%・女性3.3%に対し、2015年は男性23.4%・女性14.1%となっています。
国勢調査からもわかるように、日本の未婚率は年々上昇しているのです。
30代の未婚率とは
一昔前までは、男性も女性も30歳までに結婚している人がほとんどでした。ですが、今は30代でも結婚していない人は多くいます。
2015年時点での男女別の30代未婚率は以下のとおりです。
<男性>30〜34歳:47.1%・35〜39歳:35%
<女性>30〜34歳:34.6%・35〜39歳:23.9%
次に、1985年の30代未婚率は下記のようになります。
<男性>30〜34歳:28.2%・35〜39歳:14.2%
<女性>30〜34歳:10.4%・35〜39歳:6.6%
30年の年月で未婚率が急激に上昇していることがわかります。
参照:内閣府
未婚率増加の原因とは
日本の未婚率が増加していることはわかりましたが、いったい何が原因なのでしょうか。
ここでは、日本の未婚率増加の原因をお伝えします。
女性の社会進出
一昔前までは、女性は家庭に入り子供を育てるものだと考えられていました。
しかし近年では、女性がどんどん社会進出しており、女性役員や女性社長まで多く誕生しているのです。
そのため、女性にとって結婚=幸せという考え方が減りつつあり、結婚よりも仕事を選ぶ女性が増えてきました。
そういった背景から結婚しない女性が増え、晩婚化が進み、結果として日本の未婚率も上昇しているのです。
独身主義者の増加
「結婚すると自由がなくなる」と考える男女が増えているのも未婚率増加の原因です。
特に男性は「奥さんに給料を渡さないといけない」「家族のためにも稼がないといけない」などとプレッシャーに感じることが多くあります。
そのため、結婚しても良いことがないと感じるようになり、結果として結婚しないという選択をする人が増えているのです。
また女性の中には「結婚したら子供と旦那のために生きなければいけない」「結婚したら仕事と家事を両立しないといけない」などと結婚に対してマイナスイメージを持っている人もいます。
ただし大部分の女性は、35歳以降は高齢出産となるので、それまでには結婚・妊娠したいと考えているのです。
そのため、身体的な妊娠・出産のタイムリミットぎりぎりまでは自由でいたいと考える女性も多くいます。
自由恋愛の浸透
最近よくテレビなどで事実婚という言葉を聞きますよね。
事実婚とは戸籍上の婚姻関係を持たず、家族として生計をともにすることをいいます。
以前は事実婚をするカップルはほとんどおらず、籍を入れることが大半でしたが、事実婚を選ぶカップルが年々増えたことで、未婚率がさらに上昇したのです。
また、LGBTなどに代表されるように、今まで当たり前と考えられてきた性別の枠組みを超えたカップルが誕生しており、交際→結婚という流れが当たり前ではなくなってきています。
そういった恋愛に対する自由度が増したことで、未婚率が上昇しているともいえるのです。
収入格差
現在の日本は年収300万円の時代ともいわれており、家族を養っていけるのか不安に思っている男性が多くいます。
それに対し女性は、年収500万円以上の男性を求めることが多いので、男性は年収が低くなるにつれ未婚率が上がるのです。
男性は収入が低いことへのコンプレックスを持ち、女性は収入が低い男性と結婚すると苦労すると考えることから、未婚率が上昇するという結果を引き起こしています。
生涯未婚率について
次に日本の生涯未婚率についてもお伝えします。
生涯未婚率とは50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合で、生涯ずっと未婚の人という意味ではありません。
ただし、50歳時点で未婚ということは将来結婚しない確率が高いともいえるので、生涯独身でいる人がどれくらいいるかという指標にもなっています。
生涯未婚率が男性の方が高い理由
男性の生涯未婚率が女性に比べて高い理由は2つあります。
- 女性の社会進出に伴い女性が男性に求める理想が高くなったから
- 再婚する男性が多いため未婚男性が結婚するチャンスが減るから
女性は社会進出するにつれ、自分よりも収入が高い男性を求めるようになります。また、男性は自分の収入では家族を養う自信が持てず、未婚率の上昇につながっています。
さらに、男性は一度離婚しても再婚する人が多く、そのため未婚男性は結婚のチャンスが減り、結果として生涯未婚率が上昇しているのです。
日本の再婚動向とは
近年日本では、3組に1組の夫婦が離婚するといわれています。
では、離婚した後の再婚率はどのくらいなのでしょうか。
ここで注目するべきポイントは「再婚男性と初婚女性」「初婚男性と再婚女性」のカップルの割合です。
結婚状況の調査として以下のようなデータが出ています。
- 再婚男性と初婚女性:9.7%
- 初婚男性と再婚女性:6.9%
これは結婚したカップル全体の中の、再婚男性と初婚女性・初婚男性と再婚女性の割合をあらわしています。
この調査結果を見てもわかるように、再婚男性が初婚女性と結婚する割合が高くなっています。
すなわち、未婚の男性は未婚のまま、結婚できる男性は繰り返し結婚する、という形をあらわしているのです。
そのため、男性の生涯未婚率が上昇傾向にあります。
40代の未婚率と対処法とは
30代や50代の未婚率について触れてきましたが、40代の未婚率はどうでしょうか。
また、40代男女で結婚できる人・できない人の特徴もお伝えしていきます。
40代の結婚できる確率
40代の結婚できる確率は、正確な調査がされているわけではありません。
そのため、はっきりと確率をいうことはできませんが、未婚率のデータから計算すると、およそ1%ほどではないかといわれています。
よほどのことがない限り40代で結婚するのは難しいといえるでしょう。
結婚できない40代の特徴
結婚できない40代の特徴は3つ。
- 清潔感がない
- 上から目線
- 高望みしすぎ
特に40代になると、肌の乾燥やシワやシミ、男性なら体臭がきつくなるなど、さまざまな体の変化が訪れます。そのため、清潔感は今まで以上に気をつける必要があるのです。
また、経験豊富な40代は上から目線になりがちなので、そういった態度は改めるようにしましょう。
さらに、年をとればとるほど結婚相手に求めるものが多くなることがあります。ですが、高望みすればするほど結婚には遠のいてしまうので、ある程度の妥協も必要なのかもしれません。
結婚できる40代の特徴
結婚できる40代の特徴はひとことでいうと「大人の余裕がある」ことです。
知性や経済力、言葉遣いなどは、一日二日で身につくものではなく、大人な40代だからこそ身につけているものなのです。
そのため、大人の余裕がある40代は若い男女にモテやすく、結婚にも近い存在といえるでしょう。
40代に最適な婚活手段
40代の婚活は、20代30代と同じ方法では成功しません。
なぜなら、街コンや婚活パーティーに参加すると若い男女と同じ土俵で戦う必要があり、特に婚活女性は精神的にも辛くなる可能性があるからです。
40代には40代の婚活方法が存在するので、チェックしていきましょう。
- 40代限定の婚活パーティー
- 結婚相談所
- マッチングアプリ
おすすめは上記の3つ。婚活パーティーは年代が限定されている方が、同じ思いの人が多く集まり良い出会いが期待できるといえます。
また、結婚相談所などの婚活サービスは結婚したい男女が集まるので、お金はかかりますが一番安心して出会いを見つけることができるといえるでしょう。
最後にマッチングアプリですが、こちらは手軽に出会いを求めることができます。
実際マッチングアプリで出会って結婚している人も年々増えているので、結婚の可能性が0というわけではありません。
自分にぴったりな方法でぜひ積極的に婚活を始めてみてくださいね。
日本の未婚率は上がり続けてる!結婚したい人は素敵な人と出会う努力をしましょう!
日本の未婚率の現状についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
女性の社会進出や自由恋愛などの普及が未婚率の上昇を助長しているといえます。
また、そもそも結婚しなくてもいいと考える人が増えていることも未婚率上昇の原因です。
そのため、結婚したいと思っている人は、早めに素敵な人と出会う必要があります。
後悔しないためにも、いますぐ行動にうつしてくださいね。