【ネット恋愛の闇】初めて会う時に注意すべき7つのポイント

新たな局面を迎えつつある現代の恋愛事情。
アンケートによれば、10人に1人が「出会いのきっかけはインターネット」と回答しています。
恋人たちが電脳世界で出会う…そんな映画のような世界が現実のものとなりつつあります。
始まったばかりのネット恋愛時代。
ネットでの出会いといえば、出会い系サイト・出会い系チャットを思い浮かべる人も少なくないでしょうが、最近では婚活マッチングアプリなどを利用する人も増えています。
果たしてネットでの出会いは安全なのでしょうか?
今回はネット恋愛の最新事情と初めて会う時に注意すべきポイントについて解説します。
Contents
今や「ネット恋愛」は常識になりつつある!?
リクルートブライダル総研が15歳〜49歳の未婚の男女2100人に実施したアンケート「恋愛観調査2014」では、男女の出会いに関して興味深い結果が出ています。
交際相手との出会いのきっかけを尋ねたところ、「SNS」と答えた人は5.0%、「SNS以外のインターネット」と答えた人は4.7%の割合でした。
男女別に見ると
男性の場合は「SNS」が6.2%、「SNS以外のインターネット」が5.1%
女性の場合は「SNS」が3.7%、「SNS以外のインターネット」が4.3%
を獲得し、「イベントやパーティー」と同率の6位にランクインしています。
実に約1割の男女が、出会いのきっかけをインターネットだと回答しているのです。
男女全体で「サークルや趣味・習い事」が11.4%、「お見合いや結婚相談所」が1.2%ですから、これらと比較しても決して少数とはいえません。
かつては出会い系サイトや出会い系チャットなど、ネガティブなイメージが強かったネット恋愛ですが、婚活マッチングアプリなどの普及によって、現在ではネット恋愛が一般化しつつあります。
ネット恋愛で顔は重要?
ネットで出会う場合、いきなり顔を合わせることはほとんどありません。
写真や年齢、趣味など相手の情報をプロフィールで確認し、そのうえで気になればメッセージを送り合うところからはじめるのが通常です。
外見に惑わされず、相手の人柄を知ることができる点は、ネット恋愛の大きなメリットといえます。
従来の恋愛では、タイプの顔に出会ったら性格の良し悪しを考えずに交際をはじめて失敗したり、自己アピールが苦手でシャイな人は、内面を見てもらう前に相手に見切りをつけられてしまうことがあったはずです。
その点、メッセージを送り合うことで内面をしっかりと見てもらえるネット恋愛では、本当に相性の良い異性と出会えるというメリットがあります。
実際に会うのはある程度お互いを知ってからになるため、ネット恋愛において顔だけが優先されてしまうことはありません。
プロフィールを自由に書くことができるのもネット恋愛の特徴です。
趣味・年齢、休日の過ごし方、性別までも思い通りに選択することができます。
自由にアピールできるのは良い点ですが、裏を返せば相手側に詐欺師や不正利用者が紛れ込んでいても、簡単には判別できないということです。
顔を合わせずに済む分、利用には慎重さが求められます。
また、顔がまったく重要でないかというと、そうではありません。
もしあなたが、プロフィールを見てメッセージを送りやり取りしていくなかで、相手を気に入り会ってみたいと考えたとします。
プロフィール写真を載せている人と載せていない人とではどちらを信用しますか?
当然、顔が確認できる方を信用します。
内面をしっかり見てもらっても、顔を見せることを必要以上に拒否すれば「顔を見せられないのはプロフィールを偽っているからではないか」と相手を不安にさせてしまうこともあります。
プロフィールに偽りがないことを証明する意味でも、実際に会ってみようという相手には自分の顔を知ってもらう方が良いでしょう。
不安を感じる気持ちは相手も同じです。
最初から全体に公開する必要はありません。
ある程度親しくなり、2人の間で実際に会う話が出るようになったら「自分はこんな顔だ」と知らせておくことで、相手を安心させることができます。
ネット恋愛において顔を見せることは、「信用性」を高める役割を果たしているのです。
顔で幻滅されないコツ
どうせ顔を見せるなら、少しでも好印象を持ってもらいたいものです。
しかし、良く見せようと考え過ぎるのはおすすめできません。
写真が良ければ良いほど、実物とのギャップに相手は幻滅してしまいます。
写真を載せる場合は「普段の通り」か「いつもより少し写りが良い」くらいのものを選び、写真と実際に会った時との差が大きく開かないようにすることが大切です。
有料の恋活サイトは顔写真の掲載率が高い傾向にあります。
顔を公開している分、安全性も高く内面と外見の両面から相手を知ることができます。
盛った写メは極力避ける
実際の顔以上に盛った写真を使うのは極力避けるべきです。
最近の女子に見られる特徴ですが、加工アプリで撮った写真で相手の心をつかむのは最初だけです。
実際に会えば確実に幻滅されてしまいますし、中には騙されたと感じる人もいます。
これでは、自分で自分の恋愛を遠ざけているようなものです。
写真にこだわるよりも、実際に会った瞬間に相手の心をつかむように工夫します。
普段着のありのままの写真を登録して、実際に会う時はスタイリッシュに決めると効果的です。
ネット恋愛で初めて会う時の注意点
ネットで出会った相手と実際に会うことになったら、これまで以上に慎重な判断が必要です。
いざ何かあっても、我が身を守れる状況を常に確保しておきましょう。
自分に馴染みのない場所に連れて行かれたり、初めて会った日に「家で飲もう」と誘われたりした場合、その時点で付き合いを考え直すことを視野に入れるべきです。
ネット恋愛のメリットは、身の回りに出会いの少ない男女がお互いを思い合える関係を築けることです。
初めて会う人を警戒することはごく自然なこと。
それを好ましく思わない相手との恋愛は、危険をともなう可能性があります。
初めて会う時は人が多い場所を選ぶ
初めて会う場所はカフェや公園など、できるだけ人が多い場所を選んでください。
いくら心が通じ合っていると感じていても、それはネット上での話です。
本音を隠してあなたに合わせている可能性もあります。
漫画喫茶やカラオケ、個室居酒屋に誘ってくる相手は下心があると考えてください。
自分から誘う場合でも、軽い人間と思われないように2人きりになる状況は避けましょう。
自宅の場所は教えない
お互いメールやLINEで連絡が取れるのであれば、これ以上の個人情報は相手に伝える必要はありません。
会って間もない段階で自宅を教えるのは危険です。
楽しい時間を過ごしたあと「家まで送る」と言われると紳士的に感じてしまいがちですが、初対面の人間が家まで来ると考えたらどうでしょうか。
冷静になれば「急すぎる」と感じるのが普通です。
会った初日は喜びたい気持ちを抑えて、丁重に断りすることをおすすめします。
断りきれない場合、逆に「私が送る」と言いましょう。
別れを惜しんで「家まで送る」と言ってくれていた場合、あなたの申し出に素直に応じてくれるはずです。
自家用車で来ているなら、近くの繁華街まで送ってもらい、買い物をして帰れば自然に別れることができます。
どんなに良い人でも、いつ何時魔が差すかはわかりません。
うっかり自宅を教えてストーカー被害に発展してしまう可能性も出てきます。
大切な個人情報は、自分自身で守るように心がけましょう。
お泊りはしない
どんなに意気投合しても、初めて会った日に相手の家に泊まるのは危険です。
あくまでも初対面の相手だということを忘れないでください。
心が通じ合っていると感じていても、それはメッセージのやりとりで高ぶった気持ちによって判断が鈍っているのかもしれません。
一度、冷静になるためにその日は家に帰りましょう。
ネット上では自分をどのようにでも見せることができます。
初めて会ったのにも関わらず、顔なじみだと感じてしまうのはネットの良い点でも悪い点でもあります。
まずは友達として関係をスタートさせ、少しずつお互いの気持ちを確認しながら距離を近づけていきましょう。
交番の近くで待ち合わせをする
交番の前で待ち合わせをして、相手の出方をうかがうのも良い方法です。
「待ち合わせとしてわかりやすい」と理由を伝えれば自然な流れになります。
万が一、相手が良からぬことを考えていたら、交番での待ち合わせに躊躇するはずです。
相手が嫌がったら、会うことを考え直した方が良いかもしれません。
未成年には注意!
相手が未成年なら要注意です。
向こうは「保護者の了解を得た」と言うかもしれませんが、もしそれが嘘だった場合、誘拐罪が適用されることがあります。
未成年だって立派な大人だと思う人がいるかもしれませんが、それはあくまでも個人的な見解です。
法律上、未成年は保護されるべき存在ですから注意しましょう。
10代は周りに影響されやすく背伸びしたい年頃です。
大人と対等な関係を築くのは難しいといえます。
たとえ相手が言い出したことであっても、問題が起きた場合には大人の責任です。
次のデートも人が多いところを選ぶ
お互い「いいな」と思い、次のデートの約束をすることになったら初回同様、人が多いところで会うようにしてください。
良からぬことを考えている人の場合、初回は手を出さず、相手を安心させて、2回目、3回目でアクションを起こすことが考えられます。
用心するに越したことをありません。
何度か大勢の人の目があるところでデートして、相手の真意を見極めるようにしましょう。
相手が誠実な人であればきっと同じように考え、あなたの意見に賛同してくれるはずです。
服装はカジュアルな清潔感溢れるテイストで!
初めて会う時は服装にも気を配りましょう。
あまりにも堅苦しい服装では相手が萎縮してしまいます。
かといって、カジュアル過ぎるのも考えものです。
女性は清楚なイメージを心がけ、肌の露出を抑えた服を選びましょう。
男性は清潔感を意識します。派手な服装や過度なアクセサリーを苦手とする女性が大半です。
多少個性がなくても、無難な服を選ぶのが賢明な判断といえます。
心理学ではアンカリングといって、最初のイメージがその人の印象を決定づけるといわれています。
好印象を与えられるような服装選びをしましょう。
ネット恋愛での告白のベストなタイミング
ネット上のやりとりで気持ちが盛り上がっていると、会ってすぐにでも告白をしたいと考えてしまうかもしれません。
しかし、恋人同士になるには相手の気持ちも大切です。
自分はloveのつもりで「好き」と言い続けていたのに、相手はlikeのつもりだったということもあり得ます。
相手の「好き」と自分の「好き」は同じだったのか、客観的な答え合わせをするのが初回のデートです。
しかし慎重になりすぎるのも良くありません。相手に見切りをつけられてしまいます。
ここぞというタイミングがあれば、一般論は気にせずチャンスを逃さないことも大切です。
3回以上デートをする
目安として3回デートができれば、相手はあなたに好意を持っていると考えて良いでしょう。
告白のタイミングとしても、十分な回数だといえます。
婚活サイトを利用している場合、お互い早く本命を見つけたいのが本音です。
そんな中、恋人気分を味わうためだけに何回もデートをすることはほとんどありません。あなたに好意を寄せている証拠です。
3回デートして告白をしたにも関わらず断られてしまった場合、それは2人の間で気持ちやタイミングにズレが生じてしまった可能性があります。
告白は、する側だけに責任があるわけではありません。
告白される側も相手に伝わるようなコミュニケーションを心がけましょう。
告白する時は対面で直接伝える
告白は相手と向かい合って直接伝えましょう。ネット恋愛でもそれは同じです。
出会いのきっかけはなんにせよ、気持ちを伝えることまでネットに頼るのは好ましくありません。
相手の目を見て告白することが、あなたの真剣な気持ちを伝える確かな方法です。
勇気を出して、自分の思いを伝えましょう。
場所は静かなところで!
告白はできるだけ静かな場所をおすすめします。
これからの2人の行く末を決める大事な言葉です。それを聞き逃したいと考える人はいません。
あなたの気持ちがはっきりと届くような場所を選ぶべきです。
ネットを通じて湧き上がった思いを確かめるように、告白の言葉をゆっくりと伝えてください。
その誠実な気持ちが相手に届けば、きっとハッピーエンドを迎えられるはずです。
ネット恋愛では慎重に愛をはぐくもう!
ネット恋愛は相手の見えにくい手探りなものです。
ストーカー被害や下心が目的の相手に遭遇するケースもあるため、慎重に距離をはかる必要があります。
しかしデメリットばかりではありません。
ネットを通じてメッセージを送り合うことで、どんな性格や趣味の持ち主かを理解したうえで出会うことができます。
初対面で緊張してしまう人にとっては、願ってもない出会いのツールなのです。
大切なのは活用の仕方ですから、まずは気軽にやり取りしてみてください。
十分にお互いを知って「この人は信用できる」と感じたら実際に会ってみましょう。
そこで「違う」と感じたら別の相手に再チャレンジすれば良いですし、「好き」と感じたら積極的にコミュニケーションして相性を確かめていけば良いのです。
ネット恋愛にリスクはつきものですが、運命の相手に出会うチャンスでもあります。
ぜひ自分の目で確かめて、素敵な出会いをゲットしてください!
- 約1割の恋人たちはネットで出会っている
- 顔を合わせない分ネット恋愛は慎重にすべき
- プロフィール写真はありのままの自分を
- 相手と会う時は身の安全を確保して
- 告白する時は、静かなところで直接伝える