2020年のハロウィンっていつ?由来や日本と海外の違い、疑問も解説

ハロウィーンは、古代ケルト人を起源とする、死者のためのお祭りです。
カボチャをくり抜いたジャック・オー・ランタンを飾ったり、魔除けの仮装をしたりするお祭りですが、その楽しみ方など、日本のハロウィンと海外のハロウィーンとでは違いがあるようです。
この記事では、ハロウィーンの由来や日本と海外での違い、日本でのハロウィンイベントの楽しみ方を紹介します。
Contents
そもそもハロウィンの由来って?
ハロウィーンの起源は、古代ヨーロッパのケルト人が行っていた、宗教的なお祭りです。
1年の収穫を祝うと共に、悪霊を追い払う意味で行われていました。
古代ケルト人は、10月31日の収穫祭の日に死者が帰ってくると信じており、死者と共に悪魔や魔女などの悪霊もやってくると恐れられていました。
悪霊を追い払うために、カボチャをくり抜いたジャック・オー・ランタンを飾ったり、仮装で死者のふりをして生者である自分を隠す習慣があったのです。
また、翌日の11月1日は、キリスト教で諸聖人の日「All Hallows’ Day」と呼ばれ、1年の始まりの日とされていました。
前日を意味する「All Hallows’ Eve」が転じて、10月31日は「Halloween」と呼ばれるようになったと考えられています。
日本ではいつからハロウィンをするようになった?
日本でハロウィンが知られるようになったのは、1970年代とされています。
原宿の雑貨店でハロウィンの関連商品が販売されたことや、1980年代に表参道で仮装パレードが行われたことがきっかけです。
1997年には、東京ディズニーランドでもハロウィンの仮装パレードが行われるようになり、ユニバーサルスタジオジャパンでも2002年からハロウィンパレードが始まりました。
企業の販売戦略や仮装パレードが火付け役となり、日本でもハロウィンが広く親しまれるようになったのです。
日本と海外のハロウィンの違い
日本と海外では、ハロウィンを行う目的や楽しみ方に大きな違いがあります。
もともと日本にはハロウィンを行う風習がなかったことから、カトリック教会などで催される行事だと勘違いしている人も少なくありません。
日本と海外のハロウィンにはどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
日本のハロウィンの特徴
日本のハロウィンの特徴は、魔除けや死者のふりをするための仮装というよりも、コスプレをしてイベントを楽しむ目的が強いことです。
日本のアニメ・コスプレ文化と相まって、海外のような魔女や悪魔といった悪霊の仮装よりも、人気のキャラクターや可愛いコスプレを意識した仮装が目立ちます。
また、海外のように家族でハロウィンのお祝いをするというよりは、パレードやイベントに参加して若者同士で盛り上がるというのが一般的になっています。
海外のハロウィンの特徴
海外のハロウィンの特徴は、「死者が帰ってくる」「1年の収穫を祝う」という意味合いが強い点です。
まさに、日本でいうお盆のようなイメージです。
ハロウィン発祥の国の1つであるアイルランドでは、ハロウィン期間は学校が休みになり、街はジャック・オー・ランタンなどで装飾され、盛大なお祭りが行われます。
家庭ではハロウィン用のケーキを焼いたり、仮装した子供たちに配るお菓子が準備されます。
アメリカでは、日本のように民間行事としてハロウィンが定着しているようです。
2020年のハロウィンはいつ?
毎年10月31日に行われるハロウィンですが、2020年のハロウィンは何曜日にあたるのか、気になりますよね。
2020年のハロウィンは、10月31日土曜日です。
2019年や2018年はそれぞれ平日だったため、前の週などの週末に期間限定でハロウィンイベントが行われていました。
2020年のハロウィンは土曜日なので、とくに盛り上がることが予想されますね。
今年は週末の休みを利用して、ハロウィンイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ハロウィンの疑問を2018・2019年を参考にしてみる
日本でも定着してきたハロウィンですが、まだまだ若者だけのイベントだと思っている人も多いはず。
今年のハロウィンは週末の土曜日にあたるので、ハロウィンイベントに参加したことのない人は、ぜひこの機会に参加してみてはいかがでしょうか?
2018年・2019年に行われたハロウィンのイベント内容や情報を参考に、疑問点をチェックしていきましょう。
ハロウィンに仮装は必須?
日本のハロウィンは海外とは違い、仮装コンテストやパレードなど、コスプレを楽しむイベントというイメージが強いです。
ハロウィンイベントに参加するなら、最低限の仮装は必要だといえるでしょう。
とくに、仲間内でハロウィンイベントに参加する場合は、雰囲気を壊さないためにも、ちょっとした仮装をしてみることをおすすめします。
仮装に抵抗がある人は、黒や茶色といったハロウィンカラーの服装を意識したり、アクセサリーやハロウィン用のアイテムを身につけたりなど、控えめな仮装でもOKです。
仮装はどこで買うの?
ハロウィンの仮装をどこで買えばいいのか、疑問に思っている人も少なくないでしょう。
近年、日本でもハロウィンイベントが盛り上がってきたことから、雑貨店やディスカウントストアなどでも買い求めることが可能です。
ハロウィンが近づく8月〜9月頃に期間限定でハロウィングッズや仮装が販売されるようになっています。
東急ハンズ・ドンキなどのバラエティーショップ
ハロウィン仮装をリーズナブルに買いたいという人には、東急ハンズやドンキなどのバラエティーショップがおすすめです。
豊富な種類の仮装アイテムが、2,000円〜5,000円ほどのお手頃価格で販売されています。店頭に並ぶ仮装グッズは、男性用・女性用・セクシー系からギャグ系まで、幅広く取り揃えられているのが特徴です。
ハロウィンイベントに初めて参加する人は、ぜひバラエティーショップへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
コスプレ専門店
コスプレ専門店では、周囲の仮装と差がつくような本格的なコスプレグッズ・仮装アイテムが販売されています。
アニメキャラクターの衣装が多く取り扱われているのが特徴です。
価格は大体1万円〜2万円前後と少し高くなりますが、本格的な商品がほとんどです。
コスプレ専門店では、多くのショップがオーダーメイドで衣装を作製できるので、本格的な仮装で周りと差をつけたいという人におすすめです。
ネットショッピング
最近では、ハロウィンの仮装グッズをネットで購入する人も増えています。
直接ショップに足を運ばず、自宅に居ながらハロウィングッズを手に入れられるのは、大きな魅力ですよね。
ネットショップでは、たくさんのショップから商品を選ぶことができ、価格を見比べながら自分の衣装を決めることができます。
ハロウィン期間限定でセールを開催するショップも多いので、ハロウィン前にはいろいろなショップの情報をチェックしておきましょう。
地方に住んでいる人や、コスプレショップが近くにない人にとって、ネットショップの利用は大きなメリットになりますよね。
渋谷のハロウィンって何時から行ける?
毎年大規模なハロウィンイベントが行われる渋谷ですが、特定の主催者がいる訳ではないため、正確な開催期間や開始時間はありません。
2019年、2018年の渋谷ハロウィンから見てみると、大体17時〜18時頃にかけて人が集まり始め、22時頃に終了するようです。
渋谷でハロウィンを楽しみたいという人は、着替え場所の確保も踏まえて、17時までに到着するのがいいでしょう。
2018年、2019年は、渋谷センター街、スクランブル交差点、道玄坂などで交通規制が実施されました。
2020年のハロウィンイベントも、この辺りで始まることが予想されます。
派手な仮装だけがハロウィンじゃない!仮装をしなくてもイベントを楽しむ気持ちが大事!
ハロウィンには、期間限定のハロウィングッズやお菓子が販売されるなど、仮装以外の楽しみ方も豊富にあります。
派手な仮装で周囲から評価を得ることよりも、イベントを心から楽しむ気持ちが大切です。
2020年のハロウィンは週末の土曜日なので、イベント初心者の人も思い切って参加して、一年に一度のハロウィンを楽しんでみるのもいいかもしれませんね。