週末婚とは?結婚生活におけるメリット・デメリット&実際の声をお届け!
「結婚はしたいけど、常に夫婦一緒なのは抵抗がある…」と思ってはいませんか?
そんな人には週末婚という選択肢があります。
週末婚とは、平日は別々に過ごし週末だけ一緒に生活する形式の結婚のことです。
週末婚ならお互いのペースを崩さずに結婚生活を送ることができるでしょう。
今回の記事では、週末婚のメリット・デメリットや実際の声について紹介していきます。
Contents
週末婚をどう思いますか?
成人男女200人にアンケート調査したところ、週末婚をしたいですか?という質問に対し「したい」と答えたのは半数近くの96人でした。
この結果から見ると、週末婚に対して肯定的な人と否定的な人はほぼ半々であり、それほど抵抗感は持たれていないと考えられます。
現在は共働きの夫婦が珍しくなく、仕事のためにもあまりライフスタイルを変えたくないと思っている人も多いでしょう。
とくにキャリア志向の強い男女にとっては週末婚のほうがメリットが多いかもしれません。
週末婚のメリット
週末婚におけるメリットは以下のとおりです。
ライフスタイルを変えなくていい
週末婚の第一のメリットは、お互いのライフスタイルを変えなくてもいいという点です。
通常の同居婚の場合、結婚後は共に生活を送ることからある程度譲歩し合うことが必要です。
一緒に住むためにも、住所地を変えたりといった事務的な手続きも多くなるでしょう。
一方、週末婚の場合は平日はお互い1人なので、これまでのライフスタイルを変える必要はありません。
自分の生活スタイルを変えたくないという人にとっては、週末婚はストレスの溜まりにくい結婚形式といえるでしょう。
夫婦関係がマンネリ化しにくい
夫婦関係がマンネリ化しにくいのも、週末婚のメリットです。
どんなに熱愛したカップルであっても、毎日会っていればマンネリ化は避けられません。
しかし、週末だけ会うという形式であれば恋愛時代のような気持ちが長続きしやすく、いつまでも新鮮な夫婦関係が続きやすいのです。
お互いが対等な存在でいられる
週末婚の場合、お互いが対等な存在でいられるというメリットがあります。
同居だとどうしても家事・仕事の割合の不均衡が生まれてしまうものです。
そうした不均衡のせいで相手に依存してしまったり、もしくは立場が上だと勘違いしてしまったりする可能性は否めません。
週末婚であれば、家事や経済面で相手に頼る部分がほとんどないため、お互い対等な関係を築きやすいでしょう。
不要なストレスに悩まされない
いくら好きな相手であっても、他人との暮らしはストレスが生まれやすいものです。
せっかく片づけた部分を汚される、お互いの生活リズムが合わないなど、些細なことが積み重なってイライラしてしまうこともあるでしょう。
しかし、週末婚の場合はそもそも週末しか顔を合わせないので、生活面でのすれ違いでストレスが溜まることはないのです。
お金・生活のことで揉めない
週末婚の場合、お金や生活のことで揉めることはほぼありません。
平日は別々に、週末のみを共有の生活費で賄えばいいため、普段のお金の使い方にとやかく言う必要はないでしょう。
そもそもお互いの生活が切り離されているので、相手のお金や普段の過ごし方に干渉せず過ごすことができるのです。
キャリアアップができる
仕事のキャリアアップがしやすいのも、週末婚のメリットです。
平日は一人暮らしと変わらない生活なので、パートナーの都合を気にせず仕事に励むことが可能です。
結婚してもフットワークが軽いままでいられるので、キャリアアップの足かせになることもないでしょう。
週末婚のデメリット
メリットばかりに感じる週末婚ですが、マイナス面がないわけではありません。
以下、週末婚に考えられるデメリットについて見ていきましょう。
同居婚より生活費がかかる
週末婚は同居婚に比べ、余計に生活費がかかるのは確かです。
生活拠点が2つ以上必要なので、家賃や光熱費などは単純に倍は必要です。
週末婚を維持するにはそれなりの経済力が必要であり、無計画のままだと貯金も溜まりづらくなるでしょう。
週末婚を継続させるには、あらかじめ共同の貯蓄額などを話し合っておくことが大切です。
お互いの生活が把握できない
週末婚は平日離ればなれなので、お互いの生活が把握しづらいというデメリットがあります。
今何をしているのか、しっかり食事を摂れているかといった生活面が見えづらいため、お互いマメに連絡をとらないとモヤモヤしてしまうかもしれません。
帰宅後は必ずLINEを送るなど、生活状況を把握しやすくなるようルールを定める必要があるでしょう。
夫婦のすれ違いが起きやすい
週末婚は同居婚よりも相手の生活が見えづらく、夫婦のすれ違いが起こりやすい可能性があります。
忙しい時期が重なるとまったくコミュニケーションが取れないなど、話したいときに話せないのはデメリットです。
そうしたすれ違いのせいで仲が冷え切ってしまう恐れもあるため、同居婚よりも相手をこまめに思いやることが必要です。
育児が片方に任される
大人同士であれば、生活拠点が別々でもさほど問題はありません。
しかし、子どもが産まれると話は変わってきます。
もし子どもを持っても平日は別居婚を続ける場合、子どもはどちらか一方の家で暮らさざるをえません。
結果、片方だけが育児を担う形になってしまいます。
パートナーどちらかだけに負担がかかるのは避けられないため、子どもを望む場合はよく話し合っておくことをおすすめします。
離婚する抵抗感が薄れる
週末婚の場合、結婚しているという意識が薄くなりがちです。
そもそもパートナーに依存している部分がほとんどないため、同居婚よりずっと離婚へのハードルは低いでしょう。
ちょっとした行き違いであれば話し合いで解決できることも少なくありません。
しかし、週末婚の場合はその抵抗感のなさから「すぐ離婚」という考えになりかねないのです。
週末婚体験者の実際の声をお届け!
ではここでは、週末婚経験者の生の声を紹介します。
リアルなお声から週末婚を検討してみるのもいいでしょう。
いつも一緒にいないせいか会うととても愛しくなってお互いに優しくできて幸せです。(38歳)
いちど喧嘩して3ヶ月ほど週末婚でした。一緒に生活していないと、お互いの大変さが分かり、最終的に仲直りしました。ですが、本音はいろんなことに縛られず、楽だなぁと感じる部分も正直ありました。離婚しようと思った方は、離婚する前に一度週末婚をしてみるのも良いかと思います。 (40代前半)
結婚していた時の元旦那とは出張が多く月に1~2回土日に帰ってくる週末婚だった。平日仕事に追われて相手の料理を作る余裕はなかったので寂しいという思いもあったが楽でよかった。 子どもがいないので、平日はお互い好きなように過ごして週末だけ一緒に過ごすという週末婚は私には向いていました。(31歳)
夫の単身赴任先についていかず週末婚になりました。仕事が好きで会社を辞めたくなかったんです。週末だけ夫に会うため、会う時は自然とメイクや服装にこだわり綺麗にするようになりました。夫も同じような感じで、以前よりも新鮮さやときめきが戻った感じがして良かったです。夫のことを気にせず同僚と飲みに行ったり残業できるので精神的に楽でした。(44歳)
お互い週末の時以外は自由行動で、よく実家に行っています。独身時代のように自由な時間を満喫できるのが良いです。 (31歳)
24歳の時に週末婚を経験しました6年間続きましたが、結局お互いの価値観の不一致で別れてしまいました(58歳)
週末婚はケンカが少ない、1週間で会う回数が少ないのでお互いストレス削減になります。(41歳)
週末婚だとケンカがほとんどなく、夫に対して思いやりを持てるようになるし、自分時間ができてリフレッシュできます。(52歳)
週末だけ会うので恋人時代のように、土曜日にはレストランで食事をして、その日はホテルに泊まってイチャイチャしています。(22歳)
単身赴任で近隣県でしたが、週末婚してました。お互い子育てと仕事に忙しくて他人のようなすれ違い。結局離婚しました。(34歳)
週末婚するときの6つの話し合い
最後に、週末婚を円満に過ごすために必要な話し合いをポイントを交えて解説していきます。
お金の使い方
週末婚は生活費が別々なのがメリットですが、夫婦である以上まったく無関係というわけにはいきません。
将来を考えたら、ある程度共同で貯蓄などをしておくべきでしょう。
好きに使う金額と、共有財産として運用していく部分をしっかり話し合うなど、夫婦としてのお金の使い方ははじめにはっきりさせておくのがおすすめです。
住民票について
週末婚の場合、お互いの住民票は別々の住所地で提出することになります。
住民票はあくまで実際に住んでいるところにおくものなので、それぞれの生活拠点が違うなら当然住民票の住所地も別になるからです。
普段はこれといってデメリットはありませんが、会社で家族手当などの福利厚生を受ける場合、配偶者であっても住民票が別々だと対象外になる可能性があります。
気になる場合は、事前に職場の規定を確認しておくとよいでしょう。
子どもについて
子どもができた場合、週末婚のままでは生活が難しくなる可能性があります。
平日別居のままでは、子育てがどちらかに偏ってしまうからです。
週末婚を選ぶなら子どもはどうするのか、子どもが産まれたら同居婚に移行するのかどうかなど、しっかり話し合っておくことが大切です。
子どもを望むなら、基本的に行政サービスを受けられるのは住民票のある場所です。
そうしたサポートの受け方まで含めて、あらかじめ考えておくことをおすすめします。
ライフプラン
いくら普段は別々に生活しているといっても、結婚したら夫婦であり家族です。
お互いのライフプランも別々というわけにはいかないでしょう。
もし週末婚を選ぶとしても、将来的にはどうするのか事前にライフプランを共有しておくことが大切です。
- 老後資金の貯め方
- いずれマイホームを買うかどうか
- 将来的には同居するのか
- 子どもができた後のライフスタイル
とくに上記の点は、実際結婚生活をはじめる前にしっかり話し合っておくことをおすすめします。
連絡頻度・方法
離ればなれで生活していると、ついパートナーへの連絡がおろそかになりがちです。
結婚しているのにほとんどコミュニケーションをとっていない、なんてことにならないよう連絡頻度や方法を二人で決めておくようにしましょう。
定期的な連絡を欠かさないことで、関係の希薄化を防ぐことができます。
周囲への報告
週末婚をはじめる前には、周囲にしっかり報告しておくことが大事です。
とくに親世代には、夫婦なのにバラバラで暮らす週末婚が理解できないという人もいるでしょう。
なぜ週末婚という形式にするのか、どんな必要性があるのかを事前に説明しておけば、周囲からもスムーズに祝福してもらいやすくなるはずです。
週末婚を成功させるには夫婦のルールを決めておくのがポイント!
週末婚は、仕事でキャリアアップしたい人やライフスタイルを変えたくない人にとって理想的な結婚スタイルです。
とくに、キャリア志向が強く経済的に余力のある男女にとっては、メリットの多い結婚形式でしょう。
ただし、週末婚には子育てが難しい、老後の計画が立てづらいなどのデメリットも存在します。
もし週末婚を成功させたいなら、あらかじめライフプランやルールをしっかり決めておくことが大切です。
メリット・デメリット両方をよく理解して、自分たちに合った結婚生活を選んでくださいね。
- 週末婚とは、平日は別々に過ごし週末だけ一緒に生活するスタイルの結婚のこと
- 週末婚にはライフスタイルを変えなくていい、夫婦関係がマンネリ化しにくい、キャリアアップしやすいといったメリットがある
- 週末婚には、同居婚より生活費がかかる、すれ違いが起きやすい、離婚のハードルが下がるといったデメリットもある
- 週末婚を選ぶなら、お金の使い方や子供についてなど、あらかじめお互いのライフプランをよく話し合っておくことが大事