スピード離婚する夫婦の特徴&原因とは?離婚を回避する秘訣を解説!

世の中には、愛し合って結婚しても、ほんの数ヶ月で離婚してしまう夫婦がいます。
結婚前は、お互い一生をともにする覚悟を持っていたはずなのに、なぜスピード離婚してしまうのでしょうか。
今回の記事では、スピード離婚する夫婦の特徴や離婚の原因、スピード離婚を回避する秘訣を解説します。
ぜひ参考にして、幸せな結婚生活を送るヒントにしてくださいね。
Contents
スピード離婚の期間に定義はない
芸能ニュースなどでよく耳にする「スピード離婚」という言葉ですが、どれくらいの婚姻期間が目安となるのか、気になる人もいますよね。
実は、スピード離婚の期間に定義はありません。そのため、婚姻期間が2年であっても3年であってもスピード離婚と捉える人がいます。
ただし、一般的な感覚でいえば、新婚のイメージが強い1年以内に離婚した夫婦に使われることが多いかもしれません。
スピード離婚する夫婦の特徴
スピード離婚する夫婦には、いくつかの特徴があります。
すぐに幸せを手放すような夫婦にならないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
同棲をせずに結婚した
スピード離婚をする夫婦は、同棲をせずに結婚したカップルが多い傾向にあります。
付き合っているだけでは、相手の欠点や細かい性格までわからないことがあります。どんなにデートを重ねていても、ライフスタイルが根本的に違うことだってあるのです。
そのため、同棲をして結婚生活のシミュレーション体験をすれば、より深く相手を理解することができ、「こんなはずじゃなかった」という結婚後の失敗は少なくなります。
しかし、古い考え方の親や親族がいる場合は、同棲したくてもできないかもしれません。
同棲をせずに結婚すると、結婚後に相手を深く知ることになるため、想像していた新婚生活と現実のギャップにショックを受けて離婚してしまうのです。
できちゃった婚
「できちゃった婚」は、スピード離婚する夫婦によくありがちな特徴です。交際中に女性が妊娠してしまい、急いで結婚せざるを得ない状況になるケースです。
こういったケースは、まだお互いのことをよく理解していないことも多く、いざ結婚生活をはじめてみると、性格が合わずに離婚してしまう場合があります。
また、本来であれば新婚生活を楽しめる時期にもかかわらず、「できちゃった婚」をすると、スタートから育児に追われることになるので、憧れのイメージとかけ離れてしまいます。
無計画に進むさまざまなことに困惑してしまい、別れを選ぶ夫婦が多いのかもしれません。
人間の3大欲求が合わない
人間の3大欲求である「食欲・睡眠欲・性欲」が合わない夫婦は、スピード離婚の可能性が高まります。
たとえば、好きな食べ物が違っていたら、どちらか一方が我慢したり食事のレパートリーが減ったりと、食べる楽しみが半減して幸福感を得にくくなります。
さらに夫婦生活では欠かせない夜の営みも、夫・妻の性欲が合わない場合は、お互いにストレスを溜め込むことになるでしょう。
そして心身の休息のために必要な睡眠欲も、2人に大きな差が生じてしまうと、相手に不満を抱くきっかけになるかもしれません。
人間の3大欲求が全く合わないと、日々の生活にストレスを感じやすくなるため、スピード離婚につながってしまうことがあるのです。
今まで喧嘩をしたことがない
交際していて今まで喧嘩をしたことがない、というのもスピード離婚する夫婦によく見られる特徴です。
お互いの価値観が似ていて、喧嘩をしないのならいいですが、喧嘩を避けるためにどちらか一方、もしくは両方が我慢をしているとスピード離婚の確率が高まります。
喧嘩をすると、気まずい雰囲気になって嫌な気持ちになるので、できるだけ避けたいと思うのが自然です。
しかし、喧嘩をしてお互いの考えを言い合うことで、それまで気づかなかった相手の気持ちを知ることができます。
お互いを深く理解できれば、自然と喧嘩の頻度も少なくなりますし、揉め事も回避しやすくなるでしょう。
ところが、喧嘩を避けるために言いたいことを我慢している夫婦は、ストレスを溜め込みやすく、何かのトラブルで感情が爆発することも少なくありません。
小さなボタンの掛け違いレベルの喧嘩でも、スピード離婚に発展しやすくなるのです。
結婚式を挙げていない
スピード離婚をする夫婦は、結婚式を挙げていないことも特徴の1つです。
結婚式には、親族や友人など身近な人を招待するのが一般的です。
身近な人たちの前で結婚を披露し祝福されれば、万が一離婚を考えるようなことがあっても、世間体が気になり安易に別れを選択することは少ないでしょう。
一方で、結婚式を挙げていない夫婦なら、周囲の目をさほど気にすることがないため、結婚してすぐの場合でも離婚に踏み切りやすくなります。
結婚したのになぜ…スピード離婚する原因
愛し合って結婚したのに離婚をするのは、それなりの原因があるからです。ましてやスピード離婚となれば、よほどの理由があるはず。
ここからは、スピード離婚する主な原因について紹介します。
性格の不一致で我慢の限界
前述したように、同棲をせずに結婚した場合、結婚後に相手の細かな性格や癖を知ることになります。
それが自分にとって許容できない問題点だったら、喧嘩の数が多くなり我慢の限界を超えて、スピード離婚の決意をする原因になります。
多くの夫婦の離婚理由にも挙げられる性格の不一致は、結婚生活に大きな影響を及ぼすのです。
パートナーが不倫した
パートナーが不倫をしたことが原因で、スピード離婚することもあります。
たとえば、できちゃった婚などで急いで籍を入れる必要があった場合、男性側は責任を取るという気持ちで結婚した可能性もあります。
そんな気持ちで夫婦生活を送っていると、子供がいてもつい他の女性に目移りしてしまい、浮気をすることがあるでしょう。
新婚なのに配偶者が浮気すると、いい夫婦関係を維持できなくなってしまいます。これがスピード離婚の原因になるのです。
パートナーからモラハラや暴力を受けた
交際中は優しい人だったのに、結婚してみるとモラハラや暴力を振るう人もいます。こんな人とは一緒に夫婦生活を送ることはできませんよね。
自分の身の安全を確保するためにも、スピード離婚することになるでしょう。
パートナーに借金があった
結婚して家計を共有することで、パートナーの借金に気づくことがあります。それが大きな金額だった場合は、生活費を圧迫してしまいかねません。
交際中は知らなかった相手の借金を知ることで、裏切られたような気持ちにもなるでしょう。
そういった精神的ショックと経済的困難が原因でスピード離婚してしまうのです。
相手のことがどんなに好きでも、借金の額によっては、周りから反対される状態になり、離婚を余儀なくされるケースも少なくありません。
交際中に恋人が、ギャンブルにはまっていたり、浪費癖があったりする場合は、結婚する前によく話し合う必要があるでしょう。
スピード離婚を回避する秘訣
これまで見てきたように、結婚生活に想定外の問題が起こると、スピード離婚につながる恐れがあります。
しかし、世間体が気になったり相手への愛情が深かったりすると、離婚を回避したいと思うでしょう。
そんな人は、以下の方法を試してみるのがおすすめです。
感情的にならないで真剣に話し合う
スピード離婚を回避するための秘訣は、感情的にならず真剣に話し合いをすることです。
離婚を考えるほど追い詰められているのに、冷静になるのは難しいかもしれませんが、感情的になってしまうとお互いに歩み寄ることはできません。
しばらく別居するなどして、お互いが冷静になってから話し合いをすると、何か対策が思いつき離婚を回避できる可能性が高まります。
感情的になって離婚すれば、後悔につながってしまう場合もあるので、一度気持ちをクールダウンさせて、話し合いの場を設けましょう。
夫婦カウンセリングを受けてみる
離婚を回避したいと思っているなら、夫婦カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
夫婦カウンセリングとは、主に心理学に精通したプロのカウンセラーに夫婦間の問題を相談することで、近年では複数の窓口が設けられています。
2人だけでは冷静な話し合いができないときなど、カウンセラーを交えて話し合うことで冷静になれて相手を理解しやすくなるでしょう。
プロのサポートを受けることにより、スピード離婚を回避して、よりよい夫婦関係へと導いてもらえる可能性が高まります。
スピード離婚をして慰謝料を請求できる場合の相場
たとえ婚姻期間が1年未満のスピード離婚でも、離婚の理由によっては相手に慰謝料請求をすることができます。
離婚で慰謝料を請求できるケースには、相手の不貞行為やDV・モラハラが当てはまります。それぞれの慰謝料の相場は、次のとおりです。
- 不貞行為 :100万円
- DV・モラハラ :50~300万円
配偶者が不貞行為をしたときは、おおよそ100万円程度が相場になっています。
ただし、不貞行為の態様や婚姻状況によって金額が変わってくるため、場合によってはさらに多額の慰謝料を受け取ることができるでしょう。
DV・モラハラの場合は、被害状況や頻度などによって慰謝料の金額が決まるため、50~300万円と差が大きくなっています。
どちらの場合も、証拠となるものはできるだけ保存して、いざというときのためにとっておきましょう。
スピード離婚は男女ともに辛い出来事!
恋愛と結婚は性質が違うため、結婚してみてはじめて相手の欠点に気づくことも多いかもしれません。
それでもお互いが相手を思いやり歩み寄っていけるなら、夫婦関係を続けられますが、どうしても許せない場合は、スピード離婚を選ぶことになるでしょう。
離婚は男女ともに、精神的・肉体的労力を伴う辛い出来事です。
そんな思いをしないためにも、結婚前に相手のことをよく理解して、自分にふさわしい結婚相手を選ぶようにしてくださいね。