一生独身を選ぶ女性の特徴|独身のメリットデメリットと必要な準備を解説
いつの間にか30歳も過ぎ、「このままでは一生独身かも?」と不安な気持ちを抱えている女性も多いのではないでしょうか。
今回はそんな女性に向けて、「一生独身でいることのメリットデメリット」を詳しく解説していきます。一生独身という道を選ぶ際にやっておきたいことも合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
生涯独身を選ぶ人が増えてきた?独身の割合
国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2019年)」のデータを見ると、2000〜2015年の間で50歳時点での女性の未婚率が大幅に上昇しているのがわかります。
2000年時点では5.82%と一桁台だったのに対し、2010年はおよそ倍の10.61%、2015年では約3倍の14.06%まで急増しています。
参考元:国立社会保障・人口問題研究所「-人口統計資料集(2019)-」
女性だけでなく男性も同様に、2000年以降は未婚率が年々上昇し続けています。
この背景には、バブル崩壊による世相の変化や、時代の変化と共に人々の生き方が多様化したことが原因であると考えられます。
また、同時に離婚率も年々増え続けていることから、結婚に対する良いイメージがなく「結婚することにメリットを感じられない」という若者が急増していることも、未婚者・未婚率が上昇する大きな理由となっています。
一生独身でいる女性の特徴
一生独身でいる女性には、共通する特徴があります。
独身を貫こうと思っていた訳ではないけれど、いつの間にか一生独身になりそうな予感がする…!という方は、チェックしてみましょう。
キャリアウーマン
一生独身でいる女性にもっとも多いのが、キャリアウーマンタイプです。
自分の人生においては「仕事が第一」と考えているので、恋愛や結婚が後回しになってしまいます。
また、キャリアウーマンは男性よりも年収が高い人が多いため、結婚相手が見つかりにくい傾向があります。
結婚に対するポテンシャルの低さや結婚相手が見つかりにくいことから、キャリアウーマンは一生独身でいる人が多いです。
明確な夢や目標がある
明確な夢や目標がある人も、一生独身でいる女性に多い特徴です。
自分の夢や目標に向かい努力するタイプで、結婚のことなど考える余裕がありません。
そのため、気がついたらいつの間にか歳を重ねていた、というようなケースが多くあります。
一人でいるのが好き・ラク
友人や家族と一緒に過ごす時間は大切だと思っているものの、自分ひとりの時間が至福過ぎて手放せない女性も一生独身でいる傾向があります。
このようなタイプの女性は、人一倍「気遣い屋」であることが多く、誰かと一緒にいる時は無意識に相手を優先してしまう癖があります。
他人を気遣う習性のある日本人に多く、自分ひとりの時間がもっともリラックスできる時間となっていることから、ひとりでいるのが好き・ラクだと感じてしまうのです。
没頭する趣味がある
没頭する趣味がある女性は、自分の時間をすべて趣味に費やしたいと考えていることから、結婚したくないと思っている人が多いです。
自分の趣味以外に興味がないため、婚活や恋活に時間を割くこともありません。
恋人いない歴がかなり長い人も多く、気づけば一生独身の道を歩んでいたという人も少なくありません。
恋愛に奥手・興味がない
恋愛することに消極的であったり、恋愛自体に興味がない人も一生独身でいたりすることが多いです。
相手からのアプローチを待っているだけでは恋愛はなかなか進行しませんし、恋愛自体に興味がなければ、恋人ができることはないからです。
一生独身のメリット・デメリット
一生独身と聞くと、どうしてもネガティブなイメージが浮かんでしまいがちですが、デメリットばかりではありません。
次からは、一生独身のメリット・デメリットを解説していきます。
メリット①:金銭的な余裕がある
結婚をして子供ができたら、稼いだお金のほとんどは子供のために消えてしまいます。
しかし、独身者であれば、自分で稼いだお金は自分のためだけに使うことができます。
メリット②:仕事に集中して取り組める
既婚者よりも独身者の方が、仕事に全力で取り組めるのもメリットといえるでしょう。
育児をしながら仕事をするとなると、現代の社会構成上どうしても未婚者より仕事にかけられる時間は少なくなってしまいます。
「社会人として認められたい」「役職や地位が欲しい」という仕事が第一であると考えている女性の場合は、一生独身の方が充実した毎日を送ることができるかもしれません。
メリット③:何事にもチャレンジできる
新しいことにチャレンジがしたくても、家庭があると思い切った選択をすることができません。しかし、独身者であれば自分のことだけを考えれば良いので、何事にもチャレンジしやすいでしょう。
メリット④:見た目の若さを保てる
独身者は自分に使えるお金が多いので、既婚者よりも見た目が若い傾向があります。
自己投資として自分磨きをすることで、いつまでも若々しい見た目を保つことができるのです。
メリット⑤:義理親からのしがらみがない
結婚は恋愛とは違い、自分ひとりではなく家族同士の付き合いが必須です。
なかでも義理親との関係を上手く保つのは、至難の業。
一生独身であれば、この煩わしいしがらみから逃れることができます。
メリット⑥:家事など家のことを頑張らなくていい
家族がいると、食事の準備や掃除、洗濯などを毎日やらなくてはいけません。
しかし独身であれば、面倒な時は後回しにできますし、自分のやりたいタイミングで行うことができます。
デメリット①:周囲の目
昔に比べ独身者は増えたものの、それでも世間一般的には適齢期を過ぎた女性が未婚であると、好奇の目にさらされることも少なくありません。
親戚や友人など近い人たちからは、心ない言葉をかけられ傷つくことがあるかもしれません。
自分のメンタルを守るためにも、そういった周囲の視線や声はうまくスルーするのが大切です。自分のためにもスルースキルや対処法を身につけてくださいね。
デメリット②:老後の不安
一生独身でいることの最も大きなデメリットは、老後の不安です。
いずれはひとりになることを覚悟し準備をしておかないと、経済面で後々苦労することになります。また、高齢者になった両親の介護をするのもひとりではなかなか大変です。頼れる兄弟や親戚がいる場合は良いですが、ひとりっ子の場合、両親の老後についても早い段階で考えておいた方が良いでしょう。
デメリット③:両親に孫の顔を見せられない
子供を持つ親であれば、誰もが孫の顔を見ることを心待ちにしているはずです。
一生独身の場合、両親の期待を裏切ることになるため、心苦しい気持ちになるのもデメリットのひとつであるといえます。
デメリット④:孤独
どんなにひとりが好きでも、心や体が疲れて弱ったときには、誰かそばにいて欲しいと思うことでしょう。
しかし、一生独身の場合には、この孤独感をずっと耐えなければなりません。
独身を貫ぬく気でいても、友達から結婚生活の話を聞いたり、周りにどんどん子供ができたりすると、孤独感に襲われることもあるでしょう。
デメリット⑤:何かあった時に頼れる人がいない
老後でなくても、人生はいつ何が起きるかわかりません。
そんな時、結婚をしていれば家族に頼ることができますが、独身の場合には自分ひとりで解決をする以外に方法がありません。
デメリット⑥:既婚者よりも仕事量が増える
独身者は家庭がない分、時間に融通がきくと思われがちです。
その結果、既婚者よりも任せられる仕事量が多く、ストレスに思うこともあるかもしれません。
一生独身でいるならやっておきたい準備
一生独身でいることはデメリットばかりではなく、メリットも多くあります。
とはいえ、一生独身でいるのであれば、以下のような準備をしておくことが重要です。
健康管理
独身の場合は頼れる家族がいないため、病気やけがなどを極力避ける必要があります。
そのためには、食事の栄養バランスや適度な運動を習慣にすることを心がけ、常に健康管理に気を配ることが大切です。
ライフプランニング・貯金
家計においても同様に、老後を見込んだライフプランニングを自分で立てる必要があるでしょう。
ただし、ひとりで計画を立てるのが難しい場合には、専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してみることをおすすめします。
人間関係の構築
ひとりで生活できる自信がある場合でも、人の助けが必要になる可能性は非常に高いです。
家族のいない独身者は、いざという時に頼れる人が必要なので、普段から身近な人と良好な関係性を構築しておくようにしましょう。
「一生独身でいるには覚悟が必要!人生のライフプランニングを考えよう!」
一生独身でいることは、時間やお金を自由に使えることや、人間関係のストレス軽減などメリットがたくさんあります。
しかし、老後の不安や孤独感などデメリットも同様に多くあるため、一生独身でいるのであれば覚悟や準備が必要になります。
一生独身の場合には自分以外に頼る人がいないので、老後の生活費も見据えたライフプランニングや貯金、いざという時のために、円滑な人間関係を構築しておくことが大切です。
後々困らないためにも、人生のプランをしっかり立てて自分の納得する人生を選びましょう!
- 生涯独身を選ぶ女性は、調査によると2000〜2015年の間で約3倍と急増している
- 一生独身でいる女性には、キャリアウーマン・夢や目標がある・ひとりが好き・没頭できる趣味がある・恋愛に興味がない等の特徴がある
- 一生独身でいるメリットは、お金や時間を自由に使える・仕事に集中できる・若さを保てる・家族や家事のストレスがないなどが挙げられる
- 一生独身でいるデメリットは、周囲の目・老後の不安・孤独感・頼れる人がいないなどが挙げられる
- 一生独身でいるなら覚悟を決め、デメリットをカバーするライフプランニングを立てることや、頼れる人との良好な人間関係の構築が必要