シングルファザーの再婚が難しい理由とは?シンパパにおすすめの婚活方法

「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、全国の父子家庭の数は約18.7万世帯とされています。
母子家庭の数、約123.2万世帯と比べると遥かに少なく、シングルファザーが抱える問題はなかなかクローズアップされることはありません。
参考元:厚生労働省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」
そうした不安を抱えながら子育てに奮闘する人の中には、「そろそろ再婚して新しいお母さんを連れてきたい」と考えているシングルファザーもいるでしょう。
しかし、シングルファザーという立場によって、再婚が思うように進まない男性は少なくありません。
そこでこの記事では、シングルファザーの再婚が難しい理由や、おすすめの婚活方法を解説します。
「再婚したい!」と思っているシンパパは、ぜひチェックしてみてください。
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シングルファザーの再婚が難しい理由
シングルファザーが婚活するときは、いくつものハードルがあるため、なかなかスムーズにいかないことが多いでしょう。
ここでは、シングルファザーの再婚が難しい理由を解説します。
仕事&育児・家事に追われている
シングルファザーは日々、仕事や育児・家事に追われているため、「再婚したい」と思っていてもなかなか婚活に時間を割くことができません。
両親がいる家庭では、母親と父親で仕事や育児・家事をそれぞれ分担できますが、父子家庭ではそれらを全てひとりでこなすことになります。
子供が小さいと手がかかる上、家事の手助けも望めないので、父親の負担は計り知れません。
もちろん子供を養うためにも、仕事で手を抜くこともできないでしょう。
シングルファザーが「再婚したい」と思っても、普段の生活で手一杯で婚活まで手が回らないため、恋人すらつくることが難しいのです。
子供の気持ちを優先しなければならない
父子家庭の子供は、ずっと離れて暮らしている実の母親を求めていることがあります。
子供がそのような心境でいる場合、シンパパは新しいパートナーを迎え入れることに抵抗を覚えるでしょう。
子供の気持ちを最優先に考えていることが、シングルファザーが再婚できない一番の理由かもしれません。
相手や自分の両親に反対される
相手や自分の両親に反対され、再婚が叶わないケースもあります。
とくに自分の両親と同居していたり子育てを手伝ってもらったりしているシングルファザーは、孫のことを第一に考えている両親から反対される傾向があります。
今は問題なく暮らせている孫が、別の女性と一緒に暮らして嫌な思いをしないかと不安を覚えることが原因です。
また、相手の両親が自分の娘がバツイチ子持ちの男性と結婚することを心配して、反対するパターンもあるでしょう。
必ずしも両親から祝福されるとは限らないということが、シングルファザーの再婚が難しくなる理由の1つです。
簡単に生活環境を変えることができない
子供がいる世帯が生活環境を変えることは、かなりの覚悟が必要です。
再婚すると引っ越しをして学校を転校しなければならなかったり、ある程度新しいパートナーの生活スタイルに合わせたりしなければならない可能性があります。
シングルファザーは自分が再婚することによって、どのような影響を子供に与えるのかを考えなければなりません。
生活環境が変わることによって生じる子供への負担を考えると、再婚に踏み切れないシングルファザーは少なくないでしょう。
金銭的な余裕がない
最近では、男性だけでなく女性の社会進出が進み、夫婦共働きで家計を支えている家庭が増えています。
しかし、シングルファザーは生活費を全てひとりで稼がなくてはなりません。
家事や育児も仕事と同時にこなさなければいけない状態では、収入を増やすために責任あるポジションに就くことも難しいでしょう。
収入が思うように増えないのに、子供が成長するにつれて支出は増えるため、生活するだけで手一杯という父子家庭は少なくありません。
婚活には何かとお金がかかるため、金銭的に余裕がないことが再婚できない理由となっているシングルパパは多いでしょう。
シングルファザーの再婚を叶える!おすすめの婚活方法
「シングルファザーだと婚活方法が限られてしまうのでは?」と心配している人もいるでしょう。
最近では、シングルマザー(シンママ)・シングルファザー(シンパパ)向けの婚活サービスも増えているんですよ。
ここでは、シングルファザーにおすすめの婚活方法を紹介します。
婚活パーティーに参加する
再婚したいシングルファザーは、婚活パーティーに参加するのがおすすめです。
婚活パーティーの中には、バツイチ限定のイベントがあります。
バツイチ同士なら離婚歴を気にしなくてもいいですし、子連れでもOKな女性と出会える可能性大です。
平日の昼間に開催しているパーティーもあるので、子供が学校や保育園に行っている間に参加することもできますよ。
結婚相談所に入会する
婚活アドバイザーのサポートを受けたいシングルファザーは、結婚相談所に入会するのがおすすめです。
結婚相談所なら、プロのスタッフに悩み相談をしながら婚活ができるため、不安を抱えている男性でも安心です。
また、シングルマザー・シングルファザー専門の結婚相談所に登録すれば、同じ境遇の女性と出会うことができますよ。
マッチングアプリを活用する
マッチングアプリは時間や場所を問わず、スキマ時間で婚活ができるというメリットがあります。
そのため、仕事や家事・育児に多忙なシングルファザーにぴったりな婚活方法といえるでしょう。
また、プロフィールに子供がいることを記載しておけば、理解のある女性だけとやり取りできるため、効率的に婚活を進めることが可能です。
ポイント課金制のマッチングアプリを活用することで、支払い額を調整しながらお相手探しができるのも、嬉しいポイントでしょう。
家計を気にして婚活を躊躇っているシングルファザーは、ぜひマッチングアプリの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
シングルファザーの再婚を叶えるコツ
シングルファザーが再婚するには、いくつかのコツがあります。
ここでは、シングルファザーの再婚を叶えるコツを解説します。
離婚の原因を改めて考える
再婚活をはじめる前に、離婚の原因を改めて考えてみましょう。
たとえ相手に非があったとしても、自分に全く原因がないとは限りません。
- 仕事にかまけて相手を放っておいた
- 何でも相手任せにしていた
- 愛情を示さなくなった
など、以前の結婚生活の中で自分の悪いところを発見した場合は、改善することが大切です。
もし改善せずに再婚したら、また同じ過ちを繰り返してしまうかもしれませんよ。
身だしなみは清潔感を意識する
仕事や家事・育児で忙しいシングルファザーは、身だしなみに気を使えていないことが少なくありません。
女性は男性の身だしなみに敏感なので、清潔感がなく疲れ切った見た目では恋愛対象として見てくれないでしょう。
きちんとしたスーツを着ていても髪がボサボサだったり、ひげの剃り残しがあったりすると、相手に不潔な印象を与えてしまいます。
婚活で女性に会うときは、服装や髪型、ひげ、指先まで気を配り、清潔感漂う身だしなみを意識することが大切です。
最初は「父親の顔」を相手女性に見せない
最初は「父親」としてではなく、「ひとりの男性」として相手女性との関係を深めていきましょう。
シングルファザーは、すぐに子供と女性の相性を知りたくなってしまうでしょうが、子供と会わせるのはお互いのことをよく知ってからにするべきです。
まずは本人同士の信頼関係を築かなければ、何もはじまりません。
最初は一男性としてお付き合いをして、相手女性と良好な関係を築くことが大切です。
その後、女性に父親の顔を見せるのがベスト。
彼女に受け入れてもらえれば、子供と女性を会わせてみるのがいいでしょう。
3人の関係性を上手く築くことができれば、自分・相手・子供が幸せになれる再婚ができるはずです。
経済的にも精神的にも自立する
男手ひとつで仕事や家事・子育てをしていると、経済的にも精神的にも誰かに頼りたくなるかもしれません。
しかし、誰かに頼るために婚活をしていると、「この人は私に依存したいだけだ」と気付かれて、お付き合いを断られてしまう可能性があります。
それ以前に、自立できていない男性は魅力的には見えないので、女性から恋愛対象外認定を受けてしまうでしょう。
本気で再婚したいのなら、経済的にも精神的にも自立して魅力的な男性になりましょう。
元嫁の悪口は言わない
婚活中に相手の女性から、離婚の理由を聞かれることがあるでしょう。
そのときに元嫁の悪口を言うと、マイナスイメージを持たれる可能性があります。
いくら別れた相手に非があったとしても、離婚の原因が全て元嫁にあるかのように話すと、「責任転嫁する人」「不誠実な人」という印象を与えかねません。
離婚の理由を聞かれたときは、事実を伝えた上で、自分の反省点も話すようにしましょう。
再婚したいシングルファザーの注意点
次の点に気をつけなければ、再婚が失敗に終わってしまう可能性があります。
ここでは、再婚したいシングルファザーが注意すべき点を解説します。
子供の年齢・気持ちを考慮する
シングルファザーが再婚を考えるにあたり、最も重要視すべきなのは子供の「年齢」と「気持ち」でしょう。
とくに子供が3歳を超えると、物心がつくといわれている年齢に達するため、新しいお母さんができることに抵抗を感じる可能性が高いです。
もし子供の気持ちを無視して再婚してしまうと子供はもちろんのこと、再婚相手までも傷つけることになるかもしれません。
「ひとりで子育てするのは大変だから…」と、父親の独断で再婚を決めるのは避けるべきです。
反対に、子供が「新しいお母さんがほしい」と思っているなら、再婚を考えるベストタイミングといえます。
子供の考え方も千差万別ですので、新しいパートナーを探す前に、わが子の気持ちを確認してみてください。
あなたが再婚を強く希望していたとしても、子供が嫌がるようなら婚活は一旦見合わせましょう。
自分が心から愛せる女性を選ぶ
子供がいると婚活相手の女性を、「子供の新しいお母さん」として見てしまいがちです。
しかし、新しいお母さんとして最適な人でも、あなたが心から愛せる相手でなければ再婚が上手くいく可能性は低いです。
相手を探すときは、まず自分が恋愛できる相手かどうかを考えましょう。
心から愛せる相手であれば、子供が独り立ちした後も2人で穏やかに過ごすことができるでしょう。
シングルファザーが再婚するには自信を持つことが大事!
「シングルファザーで再婚できる人はほとんどいない」と思っている人は多いでしょうが、決してそのようなことはありません。
婚活市場においてモテるシングルファザーは、あなたが思っている以上にいます。
ひとりで子供を育てながら仕事にも懸命に向き合っている男性の姿は、多くの女性の母性本能をくすぐるのです。
また、育児や家事のスキルが未婚男性より高い点も、シングルファザーの魅力の一つです。
それでも「バツイチ子持ちだから…」と、自分に自信がない男性は女性にモテません。
再婚が遠のくだけですので、卑屈になるのはやめましょう。
「自分は他の男性より魅力的だ!」という気持ちで、自信を持って婚活に臨めば、きっと素敵な相手が見つかるはずですよ。
- シングルファザーの再婚が難しい理由には「仕事・家事・育児が忙しい」「子供の気持ちを優先しなければならない」「両親に反対される」などが挙げられる
- シングルファザーが再婚を叶えるには「婚活パーティー」「結婚相談所」「マッチングアプリ」などの婚活サービスを利用するのがおすすめ
- シングルファザーが再婚するには「離婚の原因を考える」「身だしなみは清潔感を意識する」「経済的・精神的に自立する」などのポイントを押さえることが大切
- 再婚したいシングルファザーは「子供の年齢・気持ちを考える」「自分が心から愛せる女性を選ぶ」という2点に注意する