両家の顔合わせ食事会とは?日取り・場所・服装・当日の流れなどを解説!
結婚を決めたら、両家の顔合わせをセッティングしましょう。
最近では結納の代わりに食事会をするカップルも増えています。
お互いの家族が一堂に会する大事なイベントですが、何から決めていくのがよいのでしょうか。
今回の記事では、両家の顔合わせ食事会の意義と、日取り・場所・服装・当日の流れなどを解説します。
Contents
両家の顔合わせ食事会とは?
両家の顔合わせ食事会とは、お互いの家族が顔を合わせて親睦を深める目的で行われる会のことを指します。
結婚式前にお互いの家族が集まる場としては「結納」がありますが、「結納」は婚約を正式に成立させるための儀式です。
結納は交わさないものの、家族同士の親睦の場は設けたいという場合には、両家の顔合わせ食事会を開催することになります。
食事会には決まった式次第がないため、かしこまらず家族同士が交流しやすい上に、高価な結納品を用意する必要もないので比較的安価です。
それだけに結納や結婚式はしなくても両家の顔合わせ食事会は開催するというカップルも少なくありません。
両家の顔合わせのために決めておくべきこと
伝統行事に比べて自由度の高い両家の顔合わせ食事会ですが、会食を開催するための準備はやはり必要です。
ここでは、両家の顔合わせのために決めておくべきことを紹介します。
日取り
食事会のためには家族の予定を合わせる必要があるので、まずは日取りの確認をしましょう。
開催するタイミングは結婚式の1年前というカップルも多く、遅くとも結婚式の半年前までには執り行うケースが多い傾向にあります。
特に「大安」「仏滅」といった暦の六曜を気にする家族がいる場合、できるだけ早めに家族全員の予定を確認するようにしましょう。
先の予定になればなるほど変更になる可能性も出てきます。
全員の予定が合うもっとも早い日にちに決めるのがおすすめです。
場所
日取りが決まったら、次は場所を選びましょう。
両家が揃えばそれなりの人数になるので、全員が集まれる個室のある場所を見つけることが大切です。
また、料理内容もチェックする必要があります。
家族のアレルギーや嫌いな食材なども確認した上で場所を決めていきましょう。
両家の顔合わせ食事会の主な開催場所には以下のようなものがあります。
- 料亭
- ホテル
- レストラン
- 結婚式場
- 自宅
もしお互いの実家が遠方の場合、開催するエリアを決めるところから始めましょう。
公平にお互いの地元の中間地点を選ぶ方法もありますし、カップルのいる地域で開催する手もあります。
高齢や足が悪いなどの理由で移動が困難な家族がいれば、そちらの自宅にお邪魔した方がいいかもしれません。
参加者の顔ぶれによって開催する場所もお店選びも変わってきますから、家族にしっかりヒアリングして条件に合った場所を選びましょう。
服装
両家の顔合わせ食事会は格式張った場ではないものの、結婚を控えた大切な行事なので、フォーマル感を意識した服装がのぞましいでしょう。
男性はスーツ、女性はワンピースがおすすめです。
華やかな場ですから、暗い色は避けできるだけ明るい色を選びましょう。
兄弟姉妹に学生がいる場合は制服姿でOKです。
服装の格についても、両家で認識の違いがあると、お互い居心地の悪い思いをします。
あらかじめ申し合わせておきましょう。
当日の流れ
顔合わせ食事会に決まった式次第はありませんが、一般的な当日の流れは以下の通りです。
最初の挨拶
↓
家族紹介
↓
婚約指輪の披露
↓
婚姻届に親のサインをもらう
↓
記念品交換 など
↓
記念撮影
↓
会食
↓
終わりの挨拶
↓
2人からの挨拶
↓
記念撮影
家族紹介は必須ですが、指輪の披露や婚姻届けにサインをもらうなどは必須ではありません。
とはいえプログラムに加えることでセレモニー感が増すので、余裕があれば行いましょう。
また会話のネタにもなるので両家で話も弾みやすくなります。
また、記念撮影は会食前と両家が打ち解けたお開き前のタイミングに行なうのが一般的です。
撮影回数に決まりはないので、1回でも問題ありません。
費用分担
両家の顔合わせ食事会の費用は通常、カップル2人で分担します。
しかし、両親や祖父母などの家族や親戚が支払いをしてくれる場合もあるので、申し出があった場合はよく話し合いましょう。
当日は2人で支払って後ほど清算するか、事前に預かっておくとスマートに会計を済ませられます。
費用の相場はだいたい一人当たり1万円で、会場によっては顔合わせプランなどお祝いの席用のコースが用意されている場合もあります。
会場を決めるときにあらかじめ料理内容や予算について確認しておきましょう。
両家の顔合わせでの挨拶するときのポイント
両家の顔合わせでは、始めの挨拶とお開きのときの挨拶が必要です。
ここでは、両家の顔合わせでの挨拶するときのポイントについて見ておきましょう。
挨拶は両家で均等に分担する
結婚関連の行事では、昔ながらの慣習で新郎や新郎側の男性が挨拶をする傾向があります。
ただ両家の顔合わせ食事会では、両家で均等に挨拶を分担するのもよいでしょう。
結納であれば男性側から女性側へ結納の品を渡すため、男性側が口上を述べることも多くありますが、食事会ではそういった違いはありません。
始まりとお開きとで新郎側と新婦側とで分担してもいいですし、どちらもカップル自身が担当するのも手です。
またスピーチが得意な家族がいればお願いしてもいいでしょう。
もちろん昔ながらの流れにこだわる人がいるなら、新郎側が担当しても問題ありません。
家族とよく話し合い、両家が納得いくよう決めていきましょう。
挨拶は事前にお願いしておく
挨拶を家族に頼む場合は、事前にお願いしておくようにしましょう。
その場でいきなり指名しても、たいていの人は対応できません。
あらかじめ伝えておけば心の準備ができますし、言いたいことを事前にまとめておくこともできるでしょう。
ただでさえ初対面の相手との顔合わせですから、家族はいつも以上に緊張するものです。
必要以上に負担をかけないよう配慮して、安心して参加してもらえるようにしましょう。
相手の名前はさん付けで呼ぶ
顔合わせの場で新郎新婦がお互いを呼ぶ場面もあるでしょうが、相手の名前はさん付けで呼ぶようにしましょう。
普段はあだ名や名前を呼び捨てで呼んでいるカップルでも、家族が一堂に会する場では、きちんと「さん」付けで呼ぶのがマナーです。
挨拶は暗記して参加者の顔を見ながら話す
顔合わせは両家の家族の親睦が目的ですから、長々と挨拶する必要はありません。
できるだけ挨拶の言葉は暗記して、参加者の顔を見ながら話すよう心がけましょう。
挨拶で伝えるべきは、本日の集まりの目的と出席いただいたことへの感謝です。
メモを見ながら「本日はお集まりいただきありがとうございます」とお礼を述べても、気持ちは伝わりません。
短く簡潔な言葉でもいいので、きちんと顔を上げて来客の顔を見ながら挨拶しましょう。
両家の顔合わせ食事会によくある質問
顔合わせの集まりは経験しないとわからないこともたくさんあります。
最後に、両家の顔合わせ食事会によくある質問を紹介します。
手土産は何を用意するべき?
当日持参する手土産は3,000〜5,000円で用意するのが一般的です。
両家で格差が出ないよう事前に伝えておきましょう。
おすすめは、お菓子やお酒など、後に残らない消えものです。
定番の品としては、二枚重ねで縁起が良いとされる最中やどら焼き、末長い幸せを象徴する年輪を模したバウムクーヘンなどが知られています。
逆に、切り分ける必要があるものや割れやすいものは縁起が悪いため、避けた方がいいでしょう。
手土産は持ち帰るものですから、かさばらず、あまり重くないものを選ぶことも大切です。
顔合わせのしおりは必要?
しおりは必ず用意しなければならないものではありません。
ただ、しおりがあると会話のきっかけにもなりますし、持ち帰ってもらえれば記念にもなります。
作れるならあった方が便利でしょう。
歓談におすすめの話題とタブーな話題は?
歓談の場にもっともふさわしいのは、やはり主催の2人に関する話題です。
しおりを作るなら2人の自己紹介も入れておけば、話題にしやすくなります。
また、食事会なのでメニューに関する話題もおすすめですし、天気やお互いの地元の話もいいでしょう。
逆に、タブーなのは宗教や政治といった主義主張に関わる話題です。
意見が対立しやすいので避けるようにしましょう。
同様にサッカーや野球などの話も、ひいきのチームが違えば対立を招きます。
自分語りや自慢話も他人が聞いて楽しい話ではないので控えるようにしましょう。
両家の顔合わせはお互いの両親に確認を取りながら開催するかどうか決めよう!
結婚を決めた2人の家族が顔を合わせる食事会は、こうしなければならないという決まりごとは特にありません。
それだけにどう進めたらいいのかわからない人もいるでしょう。
そもそも両親が結納を交わしたいと考えている可能性もあります。
両家の顔合わせはお互いの両親に確認を取りながら開催するかどうか決めていきましょう。
開催が決まったら、まずは日取りと場所を決めることです。
両家が離れている場合、開催するエリア選びも必要になってきますから、早めに準備しましょう。
両家の顔合わせは、お互いの家族が初めて顔を合わせる大切な場です。
2人で力を合わせて素敵な会にしてくださいね!
- 両家顔合わせ食事会は、お互いの家族が顔を合わせて親睦を深めるのが目的
- 両家の顔合わせのために決めておくべきことは、日取り・場所・服装・当日の流れ・費用分担
- 顔合わせで挨拶するときのポイントは、挨拶は両家で均等に分担する・挨拶は事前にお願いしておく・相手の名前はさん付けで呼ぶ・挨拶は暗記して参加者の顔を見ながら話す
- 手土産は縁起物の消えものがおすすめ・顔合わせのしおりは必須ではないがあった方が会話のきっかけになる・歓談のときは2人に関する話題や天気、お互いの地元の話などはおすすめだが、宗教や政治、ひいきのチームなど対立を招きやすい話題や自分語りはタブー