幸せな結婚を送るために「結婚とは何か」意味やメリットなどを知っておこう

「結婚とはなにか」永遠のテーマのひとつではないでしょうか。
恋をしたとき、誰かが結婚したとき、恋が破綻したとき、恋愛にまつわる何かがあったとき、ふと結婚とはなにか…頭をよぎりますよね。
好きな人を守るため、お金のため、子供が欲しいから、と人によって結婚する・したい理由はさまざまです。
さらに、昨今の日本では結婚する理由を見出せずに、結婚する意味を感じないと思う人も増えてきています。
そこで、この記事では結婚の意味とは、結婚する理由・メリット、入籍前に押さえておきたいポイントなどを解説していきます。
Contents
結婚とはなにか?まずは意味を理解しましょう
結婚とは、法的手続きを行い社会的にも婚姻関係を認められることをいいます。
一緒にいたいという気持ちだけで関係性が築ける恋人とは違い、婚姻届を出し入籍を済ませたあと、夫もしくは妻の苗字変更・名義変更(銀行や免許証など)や保険の変更など多くの手続きが必要となります。
面倒に感じるかもしれませんが、その分お互いに責任感が生まれます。
人生のパートナーと結婚するメリットとは?
「結婚という法的手段に頼らなくてもパートナーとして居られるんじゃないの?」
「結婚して既婚者になるってなんだか面倒だな」と、感じた人もいるのではないでしょうか?
結婚するということは、恋人関係のときとは違い法的制約もでてきます。
それでも、夫婦関係になりたい!と思う、結婚する理由やメリットを紹介します。
人生のこれからを、大好きな人と歩める
大好きな彼・彼女とはずっとずっと一緒に居たいものですよね。
恋人同士では、いつでも別れられるので幸せもありつつトラブルが起きたときに「別れ」が頭をよぎる不安もあるでしょう。
しかし、結婚すると一生一緒に側にいれるという安心感が得られます。
嬉しいこと・悲しいこと・幸せなこと・時には怒りなど、さまざまな感情を夫婦で共有することで年々家族としての絆が深まります。
子供を授かることができる
男性女性ともに結婚のきっかけとして、「子供が欲しいから」と結婚を望む人が多いでしょう。結婚する最大の理由といっても過言ではありません。
もちろん子供をもたない、という選択肢もあります。しかし、大多数の人たちが結婚し、夫婦で子育てすることを願い望んでいるのが現状でしょう。
子供を協力して育てることで、親としての責任感も生まれ、さらに夫婦としての絆が深まります。
生活面の負担が軽減される
結婚することで、生活における負担を軽減することができます。
家事分担・経済的分担など、得意不得意をお互いカバーすることができるのです。
夫婦の間に不平等が生まれないように、夫婦生活をスタートするときには
- 食事を作るのは◯◯、ゴミ捨ては◯◯
- 生活費はいくらで、貯金はいくらする
- 掃除は、こうしていく
など、ルールを決めておくことをおすすめします。
法律的メリットも存在する
結婚とは、法的な契約を行なっているので、法律上受けられるメリットもあるのです。
ここでは、2つのメリットを紹介します。
配偶者控除が受けられる
夫婦どちらかが、無収入もしくは年間収入が38万円以下の場合、配偶者控除を受けることができます。
配偶者控除とは、納税者に所得税法上の控除対象配偶者がいる場合には、一定の金額の所得控除を受けることができることをいいます。
控除対象配偶者の条件は以下の通りです。
1.民法の規定による配偶者であること(内縁関係の人は該当しません。)。
2.納税者と生計を一にしていること。
3.年間の合計所得金額が38万円以下(令和2年分以降は48万円以下)であること。(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
4.青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。引用元:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1191.htm
扶養控除が受けられる
配偶関係にあるパートナー以外にも、16歳以上の子供や親がいる場合、家族(親族)を扶養する人が一定の扶養控除を受けられます。
控除を受けるには、条件があります。
1.配偶者以外の親族(6親等内の血族及び3親等内の姻族をいいます。)又は都道府県知事から養育を委託された児童(いわゆる里子)や市町村長から養護を委託された老人であること。
2.納税者と生計を一にしていること。
3.年間の合計所得金額が38万円以下(令和2年分以降は48万円以下)であること。(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)
4.青色申告者の事業専従者としてその年を通じて一度も給与の支払を受けていないこと又は白色申告者の事業専従者でないこと。
子供の年齢が16歳以下の場合、児童手当の受給があるため、扶養控除は受けることができません。
入籍前に押さえておきたいポイント
「大好き!今すぐ結婚しよう」と気持ちが高ぶって、勢いだけで婚姻届けを出す前に、確認しておくべきポイントを5つ紹介します。
結婚する、と決めたのならば責任ある行動を心がけましょう。
子供は欲しい?欲しくない?
男女ともに結婚のきっかけとなることが多い子供については、必ず結婚前に確認しておきたいポイントです。
「子供は嫌いだからいらない」
「子供は3人欲しい」
など、子供の有無は夫婦生活を送る上でとても大切なことです。
そのほかにも、
「子供は、幼稚園から私立でしっかり勉強させたい」
など、育児方針も確認しておくと安心です。
結婚してから、子供の有無について衝突したり、育児方針の違いなどが発覚したりしていては事あるごとに喧嘩してしまうことになるでしょう。
お金にルーズな面はない?
結婚してから「借金発覚!」なんてことがないように確認しておきましょう。
ほかにも、趣味や好きなものに浪費癖がないかもチェックしておきたいポイントですね。
結婚したからといって、経済的に安心があるわけではないのです。2人での生活にも当然お金がかかります。
そして、将来家族が増えたとき、マイホームを持ちたいときのために貯蓄も必要ですよね。
未来のため、家族のために想い描くような生活を過ごせるようお金のことはきちんと把握しておきましょう。
互いの両親の老後はどう考えている?
自分の親はもちろん、結婚すれば相手の親も親族になり、老後問題がでてきます。
結婚してすぐに老後のことが出てくるわけではないかもしれませんが、いずれは考えなくてはいけない問題です。
「親が年老いたら二世帯にしたい」
「いずれは地元で親の近くに住みたい」
「老後は、田舎で過ごしたい」
など、意見のズレがでてくる可能性があります。自分たちの老後含め話し合っておくことをおすすめします。
せっかく夫婦仲良く結婚生活を送っているのに、義理両親のせいで離婚…なんてことになっては元も子もありません。
夫婦生活だけでなく、義理両親と良好な関係を築いていけるかも重要ですね。
共同生活をするのに価値観は合っている?
これから同じ屋根の下で生活をしていかなくてはいけません。
前述でも紹介した「家事・子供・お金の価値観」が合っているのか、確認しておきましょう。
ほかにも、お互いの生活ルーティンやこだわりを理解できるのかも大切です。
「これをしないと1日が始まらない」
「食事のあとは甘めのコーヒーを飲みたい」
など、どっちでも良くない?と思うことでも、相手にとっては欠かせないものかもしれません。
ルーティンやこだわりを理解し、お互い譲り合える価値観も見つけておくといいですね。
お互いの仕事・趣味に理解ある?
お互いの仕事や趣味への理解を持つことは、夫婦にとって必要不可欠なことでしょう。
仕事は、人生のほとんどの時間を捧げています。趣味は、そんな仕事のストレス発散に効果的です。
どちらも、なくてはならないものであり、生き甲斐にしている人が多いといっても過言ではないでしょう。
もちろん、生活ができないくらいの仕事しかせず趣味に明け暮れているようでは困ります。
そのような場合以外は、趣味や仕事をお互いに理解し合いましょう。
「結婚とは」がわかる名言を放った偉人や本を紹介
最後に、結婚とは何か…そんな疑問に答えてくれる名言や本などを紹介します。
アルベルト・アインシュタインの名言
「男は結婚するとき、女が変わらないことを望む。女は結婚するとき、男が変わることを望む。お互いに失望することは不可避だ」
アルベルト・アインシュタインの名言です。
結婚において男女別の考え方がある、そのことがわかる一言ではないでしょうか。
そもそも求めるものが違うのですから、必ずしも男女一緒の結婚観なんてことはないのです。
結婚相手に多くを求めず、違って当たり前と心しておきましょう。
ソクラテスの名言
「とにもかくにも結婚せよ。もし君が良い妻を得るならば、君は非常に幸福になるだろう。もし君が悪い妻を持つならば哲学者となるだろう。そしてそれは誰にとっても良いことなのだ」
この名言は、自分自身に、自分の妻にあてた皮肉を含んだ名言なのです。
ソクラテスの妻は、悪妻で有名でした。しかし、そんな悪妻だからこそ有能な哲学者になれたことをソクラテスはいっています。
結婚生活において、相手のことをよく知ることで自分が人間的に成長し、同時に相手も成長できることを伝えているのではないでしょうか。
本:結婚の奴
結婚はいやだ、でも一人もいやだ。
そんな風に考える主人公の女性が、結婚と称してゲイの男性と同居し、友情でも恋愛でもない不思議な「生活」を送る日常を描いた小説です。
一人じゃしなかったことも二人ならする、そんな人生の豊かさを感じ考えさせてくれる一冊となっています。
結婚とは?悩んだときに読んでいただきたい作品ですね。
結婚とは、国で決めた契約を結び永遠の愛を約束するもの。ですので、簡単に決めてはいけない。
結婚とはなにか。人によって、捉え方や考え方は違うかもしれません。
しかし、法的手続きを行なって入籍をし、晴れて夫婦になることはみんな同じです。
法的な手続きを行う、ということはとても責任のあること。だからこそ、なんとなく…や勢いだけでの結婚はおすすめしません。
しっかり両方の意見や考えを擦り合わせて、結婚へと進みましょう。婚活中の人も、この機会に「結婚とは」をご自身の中でも考えてみてください。
そうすることで、結婚相手に求めるものや将来が見えてくるかもしれませんよ。