とりあえず結婚する「とり婚」のメリットデメリット&向いているタイプとは

「とりあえず結婚したい!」そんな女性たちの心を揺らがす『とり婚』。
とりあえずで結婚なんてして大丈夫なの?と、結婚したい気持ちがありつつも不安を抱える女性は多いでしょう。
そこでこの記事では、独身女性が気になる『とり婚』について徹底解説していきます。
早まって結婚してしまうのではなく、メリットデメリット、向いているタイプを知ってとり婚を検討しましょう。
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とりあえず結婚する「とり婚」とは?
結婚と一括りに言っても、子どもができてから結婚する「できちゃった結婚」「授かり婚」や、運命を感じて即結婚する「ビビビ婚」「0日婚」などさまざまあります。
最近、メディアにも注目されつつある「とり婚」とは、その名の通りとりあえず結婚する考えを略したものです。
何かと批判されやすい「とり婚」ですが、とりあえずという部分に嫌悪感を抱かれ、結婚はそんな軽い気持ちでするものではないと思われているようです。
しかし、これは当事者がどのように捉えるかで大きく意味は変わり、「失敗するときはどんなに時間をかけても失敗するじゃない」と考えれば恋愛結婚かどうかは問題ではなくなります。
まずは、「とり婚」について自分がどのように考えるかを大切にしましょう。
「とり婚」するメリット・デメリット
「とり婚」は、結婚したい気持ちを最優先にするので、メリットを感じやすいですが一方でデメリットが生じることも忘れてはいけません。
取り返しのつかない行動になってしまわないためにも、事前に把握しておくことはとても大切です。
メリット:結婚適齢期を逃さない
やはり「とり婚」の一番のメリットといえば、結婚適齢期を逃さないことです。
日本女性の結婚平均年齢は、27〜29歳辺りで未婚者のまま30歳を迎えるとまだ結婚できていない女性のレッテルをはられることがあります。
もちろん女性の社会進出が増えてきていることから、30代で独身女性であっても何も不思議なことではありません。
しかし結婚に重きを置いている女性にとっては、一日でも早く結婚したいもの。
そんな女性には、とりあえず結婚することが人生のターニングポイントになります。
メリット:結婚プレッシャーから解放される
とりあえず結婚したい気持ちを抱えているくらいなのですから、周囲からの結婚プレッシャーは多いことでしょう。
実家に帰れば「まだ結婚しないの?」、職場では「結婚はいいものよ」なんて大きなお世話を焼かれているのではありませんか?
とり婚を選べば、そんなプレッシャーからは解放されます。
メリット:人生設計を立てやすくなる
結婚することで人生設計を立てやすくなります。
「何歳で出産したい」「何歳でマイホームを持ちたい」「何歳までに〇〇円貯めたい」など、具体的な人生設計を立てられるのも結婚しているからといえるでしょう。
そのためにも婚期を逃さず、「とり婚」するメリットになります。
メリット:婚活に時間もお金も割かなくて済む
婚活がスムーズにいけば最小限の出費と時間で済みますが、なかなか思い通りに進まない場合、多くのお金と時間を失ってしまうことになります。
- 「婚活アプリで何人もの男性と食事に行ったが、結婚相手になる人とは出会えなかった」
- 「結婚相談所に登録したが貯金のほとんどを費やすことになった」
- 「料理婚活パーティーやゴルフ婚活などに参加して、休日もお金も無駄にした」
など、婚活難民になる女性も少なくありません。
とり婚であれば、こういった無駄を省くことができるので経済的にも精神的にもメリットがあります。
デメリット:合わないかもしれない
人生最大のライフイベント、結婚が残念な結果になることはできれば避けたいですよね。
しかし「とり婚」した場合、結婚観・価値観・性格・金銭感覚など擦り合わせがないまま結婚しているので合わない可能性があります。
年の差婚であればジェネレーションギャップが理解できなかったり、結婚式は和婚か教会かで揉めたりと喧嘩が絶えないかもしれません。
とり婚したことを後悔した夫婦は離婚してしまうケースもあります。
デメリット:家族から反対されやすい
とりあえず結婚する!と家族に伝えて、二つ返事で喜ぶことはあり得ないと思っておきましょう。
「どこの誰だかわからない人と結婚なんて反対」「契約結婚でもさせられるのか」と家族からの心配・不安・反感は覚悟しておかなければなりません。
とり婚を選択しても、お互いの両親に安心してもらえるように伝えることが求められます。
デメリット:理想と反するかもしれない
婚活中は相手の収入や職業、性格など、しっかり見極めたうえで交際に踏み込みますが、とり婚の場合、相手を深く知る前に結婚することもザラです。
そうなると結婚相手に抱いていた理想とは異なる可能性があります。
「おしゃれな結婚生活を送りたいのに、彼は片付けられない人だった」「生活リズムが合わずセックスレスになった」なんてこともあるでしょう。
いくらとり婚であっても、人生を左右する結婚相手なのですから見極める目が必要になります。
「とり婚」に賛成派・反対派の意見まとめ
とり婚に対して、周囲からは賛否両論の意見が飛び交います。
周りの意見なんて関係ない!と思われるかもしれませんが、とり婚で後悔しないためにも参考程度に目を通しましょう。
賛成派意見
まずは、賛成派の意見を紹介します。
- 自分の直感を信じていいと思う
- 今どき結婚形態なんて自由じゃない?
- ダメならダメでやり直せばいいよ
- 後悔するより後悔ない人生にしたい
- 結婚でしか味わえない経験を逃したくない
など、賛成意見はさまざまですが、楽観的な考えや自分の意思を強く持つ人ほど賛成しやすい傾向にあります。
とりあえず結婚する相手であっても「この人となら!」と思えるのであれば、とり婚するメリットはありそうですね。
反対派意見
次に反対派の意見を紹介します。
- とりあえずなんてあり得ない
- とりあえずの結婚でできた子供が可哀想
- 婚活事業はたくさんあるのになぜとり婚するの?
- とりあえずは浅はかな考えだと思う
- 婚活本には相手を見極める時間が必要だとある
などが反対意見です。
結婚という人生の大きなターニングポイントを「とりあえず」で決めることに嫌悪感を抱いている人が多いようです。
反対派の人たちは、婚活サイト、マッチングアプリ、結婚相談所どこで出会った相手でも結婚するにはある程度の交際期間が必要ということでしょう。
「とり婚」に向いている人のタイプ
ではここからは、とり婚に向いている人のタイプについて紹介していきます。
とり婚に悩む女性は参考にしてくださいね。
結婚したくてたまらない人
「早く結婚したい」「今すぐにでも結婚したい」と、結婚したくてたまらない人はとり婚向きでしょう。
すでに婚活していたり、婚活支援を受けていたりしているのに何年もいい相手と出会えていなければ不安になってしまいますよね。
婚活が辛くて思い悩んでしまうくらいならば、とり婚を検討してみる価値はあるといえるでしょう。
親に結婚を焦らされている人
親に「いつ結婚するの?」「早く孫の顔が見たい」と結婚を焦らされている人もとり婚を検討してみてはいかがでしょうか。
たとえば東京でバリバリ働く女性は結婚と年齢をイコールで考えにくい傾向にありますが、親世代や環境によっては「20代で結婚しないなんてあり得ない」と考える人もいます。
娘の将来を心配するあまり結婚についてチクチク言ってしまう親心を安心させるために、とり婚するのもアリでしょう。
しかし、自分の気持ちが全く結婚に向いていない場合は親と話し合うか、とり婚相手に現状を話した上で結婚するか考えましょう。
恋愛は苦手だけど結婚したい人
恋愛に苦手意識がある人は、なかなか結婚を現実的に考えにくいでしょう。
しかし「子供がほしい」「結婚はしたい」と恋愛を飛び越えた悩みを持つ女性もいます。
そんな人は、とり婚向きかもしれません。
とりあえず結婚することでその悩みはクリアされるからです。
また同じ考え(悩み)を持つ男性も多いので、お互いの思いを合致させやすいでしょう。
とり婚は婚活方法の一つで考えよう!
とりあえず結婚することを「とり婚」と言います。
しかし、このとりあえずの部分には賛否両論あり、本人の希望通りにはいかないかもしれません。
周囲からの反対は覚悟しておかなければなりませんし、相手がすぐに見つかるとも限らないからです。
そのため「とり婚」は婚活方法の一つとして考えておきましょう。
「とり婚もアリかもしれないな〜」程度で婚活していると、あなたにとって良い選択肢が訪れるかもしれませんよ。
- とり婚とは、とりあえず結婚すること
- とり婚のメリットは、結婚適齢期を逃さない、結婚プレッシャーから解放されるなど
- とり婚のデメリットは、親から反対されたり理想とは違ったりする可能性があること
- とり婚への賛成・反対意見を参考にしよう
- とり婚向きな人のタイプは、事情があるものの今すぐに結婚したい女性