格差婚のメリット・デメリットとは?うまくいく夫婦の特徴を大公開!
格差婚は苦労するといわれる一方で、玉の輿というポジティブな印象を受ける言葉でもあります。
格差があるからといって必ずうまくいかないと決まったわけでもないですが、あまり差がない夫婦よりも問題点は多いかもしれません。
今回の記事では格差婚をテーマに、そのメリットやデメリットに加えて、格差があってもうまくいく夫婦の特徴を紹介します。
パートナーと格差があることに悩んでいる大人は要チェックです。
格差婚とは
格差にもいろいろあります。
相手が一回り以上も年下というカップルも、最近ではよく見聞きするようになりました。
実際にはどのような格差婚が多いのでしょうか。
まずは、格差婚の実態について見てみましょう。
「収入」に差が生じている
格差婚と聞いて、まず思い浮かぶのが収入に差が生じているパターンでしょう。
玉の輿という言葉も、女性が裕福なエリート男性と結婚する際に使われますよね。
反対に、男性が裕福なエリート女性と結婚することを、逆玉の輿と呼ぶことがあります。
どちらにせよ収入に差があると金銭感覚が異なり、家計に対する考え方にすれ違いが生じることも考えられます。
また、残念ながら世間は相変わらず「男子だから」「女子だから」といった性差に敏感です。
とくに男性は女性よりも稼いで当たり前と考える人が今もなお多く、女性のほうが高収入だと世間の目が気になり、男性がコンプレックスを抱くこともあります。
「学歴」に差が生じている
学歴に差が生じている場合も格差婚と呼ばれます。
IQが大きく違うと会話が成り立たないとよくいわれますが、何らかの問題が生じた際に学歴の差が顕著に表れることもあります。
夫婦で協力すべき場面で意思の疎通をとれないだけでもかなりのストレスですが、理解できるまで説明を求められるようになると、2人の間に大きな溝を感じる原因にもなってしまうでしょう。
「家柄」に差が生じている
昔ながらの格差婚としては、家柄に差が生じているパターンもあります。
生まれ育った環境の違いは、普段の仕草や生活習慣に影響を与えるため、デートのときには気づかなくても、結婚して一緒に暮らしはじめると徐々に気になりだすことがあります。
また、結婚は当事者だけでなく、家族にも関係するものです。
お互いの家柄が合わないと、両家が顔を合わせるたびになにかと不協和音を引き起こすことにもなりかねません。
お互いが置かれた環境の違いは家柄に留まらず、業種や勤め先の企業といった社会的地位の違いや、芸能人と一般人といった知名度の違いが格差となることもあります。
格差婚のメリット
何事にもメリットとデメリットがあるものですが、格差婚のメリットといえば、どのような点が挙げられるでしょうか。
ここからは、格差婚のメリットについて見てみましょう。
お互い仕事や家事に専念できる
格差婚ではお互い仕事や家事に専念できるというメリットがあります。
専業主婦あるいは専業主夫の家庭であれば1人は仕事、1人は家事と完全分業することで、どちらも効率よくこなすことができます。
お互いの担当に集中して取り組めるため、会社での出世や良好な家庭環境といった結果に繋がりやすいのは最大のメリットといえるでしょう。
広い視野を持てるようになる
格差があるということは、お互い見ている世界が違うということです。
パートナーが見ている世界は自分の知らない世界ですから、お互いの情報を共有することで、より広い視野を持てるようになります。
自分が知らない分野でも、パートナーがいるからこそ突き進むことができるのです。
より広い世界へと自分を連れ出してくれるパートナーへの信頼が厚ければ厚いほど、夫婦の絆もより強くなります。
お互いに足りない部分を補える
格差婚カップルの2人は、それぞれ違う価値観や世界観を持っています。
そのため、得意なことも苦手なこともお互いに違うケースが多いでしょう。
お互いに足りない部分を補える2人だからこそ、問題が起きてもお互いの知恵を出し合って協力し合える関係になれます。
自分では思いつかない方法をパートナーが知っていることも少なくないだけに、2人でいることの意味を実感できるのです。
常にパートナーに対して尊敬の眼差しを向けられるという点も、メリットの1つといえるでしょう。
格差婚のデメリット
世間では苦労すると考える人もいる格差婚ですが、具体的にはどのような問題点が考えられるのでしょうか。
格差婚のデメリットについても確認しておきましょう。
さまざまな価値観が合わない
年収にせよ学歴にせよ、取り巻く環境の違いは考え方の違いにも大きな影響を与えます。
そのため、さまざまな価値観が合わないということがあるのです。
たとえば収入格差があると、一方にとっては無駄な出費でしかないものが、高収入を得ている側には常識的な必要経費であることも珍しくありません。
また、庶民的な暮らしでは当たり前のフランクな付き合いが、格式高い生活に慣れている側にとってはとても失礼に見えることもあるのです。
「こんなものにお金をかけるの?」「そんな失礼な言い方はないんじゃないか」と文句を言ったところで相手には全く理解されず、2人の間に溝ができてしまうこともあります。
上下関係が生まれやすい
家族であれ友人であれ、人間関係における格差は劣等感や優越感を刺激し、上下関係が生まれやすくなります。
とくに格差婚は周りの人間が格差を指摘することも少なくありません。
最初は気にしていなかったとしても周りから頻繁に指摘されることで、自分の存在価値を過大評価したり、逆に卑屈になってしまったりすることがあります。
高収入だからとパートナーに対して無理な要求を押し付けたり、逆に収入が少ないからと必要以上にパートナーの世話を焼いたりしてしまえば、対等な夫婦関係が崩れてしまうのです。
家族が反対する可能性がある
格差が大き過ぎると周囲の理解を得られず、2人の結婚を反対する家族が出てくる可能性も考えられます。
似た者同士なら2人の将来はイメージしやすいですが、格差が大きければどうなっていくのか想像もできません。
家族の幸せを願うからこそ、手放しで祝福するわけにはいかなくなってしまうのです。
家族を説得するには、できるだけ時間をかけて、具体的な未来のビジョンをしっかり説明していくのがおすすめです。
離婚とは無縁!格差婚でもうまくいく夫婦の特徴
格差婚で起こりがちな価値観の違いや世間の無理解に、どのように向き合えば離婚と無縁な夫婦関係を築くことができるのでしょうか。
格差婚でもうまくいく夫婦の特徴とその理由を紹介します。
夫婦ともにポジティブ
お互いにポジティブなことが、格差婚でもうまくいく夫婦の特徴の1つです。
童話作家アンデルセンの書いた作品に『父さんのすることに間違いなし』というお話があります。
タイトルは翻訳によって異なりますが、物語の主人公は貧しい農家のお父さんです。
どう考えても正しいとは思えない選択をしてしまう彼を、奥さんは「父さんのすることに間違いなし!」と言って、いつもポジティブに捉えては全肯定してくれます。
極貧ながら揺るぎない夫婦の絆がもたらすハッピーエンドは、読者にポジティブに生きることの大切さを教えてくれるでしょう。
世間から見ればネガティブに見えることも、2人がポジティブに思えればオールOKなのです。
専業主夫で収入がないダメ夫と世間は言うかもしれませんが、おかげで妻は仕事に専念できますし、家を守ってくれる旦那に感謝するかもしれません。
世間がとやかく言う格差は、自分が選んだパートナーとともに生きる人生において問題はなく、Win-Winな関係を築くこともできる要素の1つです。
何事もポジティブに受け止めて夫婦で手を取り合っていけば、いかなる困難も乗り越えられるでしょう。
お互いの価値観を尊重している
仲の良い格差婚カップルはみな、お互いの価値観を尊重しています。
夫婦で価値観をすり合わせることはとても大切ですが、行き過ぎれば相手の否定にもなりかねません。
価値観にどちらが正しいということはありませんから、お互いの価値観を押し付け合っても夫婦関係は悪化するだけです。
だからといって、どちらかが相手に無理して合わせるということではありません。
お互いの違いを理解し、相手のテリトリーを侵害しないことで、最適な距離感を保つことができるでしょう。
相手がお小遣いの範囲で購入する買い物には口出しをしない、昔からの友人関係をいちいち詮索しないなど、夫婦であっても相手のプライベートを尊重することは大切です。
たとえ自分には理解できないことであっても、信頼するパートナーがそうしたいのであれば、何か意味があるのだろうと考えて、肯定する姿勢を持ちましょう。
コミュニケーションをとる機会が多い
格差があっても良好な関係を築くことができる夫婦は、コミュニケーションをとる機会が多いです。
夫婦なのだから言わなくても分かるだろうと思い込んでしまえば、お互いの本心は見えなくなり、すれ違いが増えていくでしょう。
相手の気持ちを勝手に推測せず、こまめにコミュニケーションをとることで、勘違いを防ぐことができます。
すぐに問題解決できないことでも、相手に聞く耳があることが分かるだけでパートナーへの信頼感は増し、夫婦の絆はより強くなるでしょう。
夫婦共通の目標がある
どんな家に住みたいのか、どんな教育を子どもに受けさせたいか、貯金をどのくらい貯めるかといった夫婦共通の目標があるカップルは、目の前の格差がさほど気になりません。
むしろ違う2人だからこそ幅広い視野を持ち、さまざまな意見を出し合えるため、彼らにとって格差はむしろメリットにさえなります。
すぐに大きな目標が思いつかなければ、2人共通の趣味でも構いません。
まるでタイプが違うのに仲のいい格差婚カップルは、夫婦揃って風水好きだったり運動好きだったりと、思いがけないところで共通点を持っているものです。
目標であれ趣味であれ、夫婦揃って取り組めるものを探してみるのがポイントです。
それがどんなに些細なものであっても、格差を乗り越えさせるのに十分な絆として2人を結びつけてくれるでしょう。
周囲の目を気にしていない
何かと好奇な目で見られがちな格差婚ですが、仲睦まじいカップルは周囲の目を気にしていません。
とくに玉の輿や逆玉の輿をやっかむ人は少なからずいます。
格差婚へのネガティブな意見の中には、嫉妬から来るものも少なくないことを理解しておきましょう。
「何もしないで裕福な生活ができていいね」「頭悪くてもエリートなパートナーがいれば安心だね」などど、心ない言葉を浴びせてくる人もいるかもしれません。
しかし、無責任な周囲の意見よりも、最愛のパートナーの愛を信じることが大事です。
周りのネガティブな言葉に振り回されることなく、夫婦の絆を深めることに専念すれば、どんなことを言われても気にならなくなるはずです。
「男が下・女が上」「男が上・女が下」でも努力次第で幸せになれる!
格差があるとうまくいかないという声に不安になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、たとえ格差がなくてもうまくいかないことはあります。
格差が原因で別れるカップルがいたとしても、それはそのカップル固有の問題で、全ての格差婚カップルに当てはまるわけではありません。
男が下で女が上だからうまくいかない、男が上で女が下だから別れるといった周囲の声に耳を貸す必要はありません。
価値観の違いを理解し、相手のプライベートを尊重することができれば、きっと2人は幸せになれるということをいつも忘れないでくださいね。