結婚前に同棲するメリット&デメリット!上手くいく秘訣を徹底解説!

結婚前には同棲しておいたほうがいいとよくいわれます。
確かに一緒に住むことで相手をよりよく知ることができますが、デメリットを指摘する声もあります。
今回の記事では、結婚前に同棲するメリットとデメリットを紹介した上で、同棲が上手くいく秘訣を徹底解説します。
同棲経験を活かしてハッピーウェディングを迎えましょう!
Contents
結婚前に同棲する割合・期間・親の反対はどれくらい?
結婚前に同棲するカップルはどれくらいいるのでしょうか?
また、同棲の期間や親の反応も気になるところです。
まずはブライダル情報サイト「ゼクシィ」がおこなった調査をもとに、同棲の実態を見てみましょう。
参考元:ゼクシィ「今や常識?結婚前の同棲」
同棲する割合は約7割
ゼクシィのユーザーアンケート調査では、結婚前の同棲率は約7割という結果がでています。
7割といえば3人に2人ですから、多くの人が同棲を結婚へのステップと考えていることがわかります。
同棲した期間は半年以上が多い
結婚前の同棲期間については、半年以上と答えた人が6割を超えています。
もっとも多いのが1年以上で、半年~1年の回答がこれに続きます。
ある程度の期間をともに過ごしてから結婚へと進んだ人が多いようです。
同棲に反対する親は約3割
同棲にあたっては、親の反対も影響を受けることがあります。
しかし調査によれば、約半数の親が同棲に賛成しており、結婚前の同棲に対するハードルは割と低いかもしれません。
ただし、3割の親は結婚前に一緒に住むことを反対しているので、「同棲はダメ」と言われてしまったときのために、説得できるような理由を準備しておくといいでしょう。
【GOOD】結婚前に同棲するメリット
多くのカップルが選択している結婚前の同棲ですが、どのような利点があるのでしょうか。
結婚前に同棲するメリットを具体的に見てみましょう。
結婚後の生活を具体的にイメージできる
カップルにとっての同棲は、新婚生活のシミュレーションのようなものです。結婚したらどういう暮らしが待っているのか、同棲することで結婚後の生活を具体的にイメージできるようになります。
頭の中であれこれ思い描いてみても、いざ2人の生活がはじまると想像通りにはいきません。実際に協議離婚では、性格の不一致や価値観の相違によるものがもっとも多いと指摘する声もあります。
結婚後、一緒に暮らしてみて、初めてお互いの考え方の違いに気づき、そのズレが埋められないまま離婚に至るケースは決して珍しくありません。
結婚前に同棲することで夫婦生活を疑似体験できるため、お互いの考え方の違いにいち早く気づき、結婚前に価値観をすり合わせることができるのが最大のメリットといえます。
貯金が貯まりやすくなる
同棲には経済面でのメリットもあります。
2人が一緒に暮らすことで光熱費を節約できますし、食費もまとめて作ったほうが安上りになる場合が多いです。また分譲・賃貸物件に関係なく、2人で住むことで家賃も低く抑えられますよね。
生活にかかる費用が節約できれば、結婚資金を効率よく貯めることができます。
相手の素の部分が見れる
同棲をすれば、デートでは見られない、相手の素の部分を見ることができます。
人間誰でも好きな相手にはいいところだけを見せたいものです。しかし、結婚すれば四六時中、一緒にいることになるため、いい顔ばかりはしていられません。
結婚前の同棲でお互いをよりよく知ることができれば、結婚後に「こんな人だとは思わなかった」とがっかりせずにすみます。
結婚の準備に向けて話し合う時間がとれる
結婚を意識するカップルは、お互い社会人であることが多いです。社会人ともなれば仕事が忙しく、デートの時間を確保することもままなりません。
しかし結婚を決めたら、両家の顔合わせや式の日取りなど、2人で決めなければならないことはたくさんあります。
同棲すれば休日だけでなく、帰宅後も2人きりの時間を持つことができるため、結婚の準備に向けて話し合う時間をとりやすくなります。
親への説得がしやすい
同棲は中途半端な気持ちではできません。それまでひとり暮らしであっても実家暮らしであっても、生活スタイルはがらりと変わります。
引っ越して住所が変われば、会社や友人に2人の関係が公となり、お互いがパートナーとして社会的に認められるきっかけにもなるでしょう。
それだけ真剣に交際しているということですから、同棲すれば結婚の際、親への説得がしやすくなります。
親としても、月に一度や二度デートする相手よりも、ともに暮らして上手くいっている実績がある相手のほうが、我が子の結婚相手として安心ですよね。
【BAD】結婚前に同棲するデメリット
結婚前の同棲にはたくさんのメリットがありますが、実は不都合なことが生じる場合もあります。
ここでは、結婚前に同棲するデメリットについて紹介します。
新婚生活を味わいにくくなる
結婚前に同棲すると結婚後の不安は軽減できますが、2人の生活に早くから慣れてしまうため、新婚気分を味わいにくくなってしまうことがあります。
何もかも初めてだからこそ感じる初々しさが新婚生活の醍醐味です。
あまりに長過ぎる同棲は関係のマンネリ化を招き、新婚時の喜びを半減させてしまいます。
結婚への意思が鈍る
「愛する人といつも一緒にいたいから結婚を決意する」という人は多いです。しかし、同棲すればその願いが叶ってしまうため、同棲をきっかけに結婚への意思が鈍る人もいます。
他にもリアルに近いカタチで結婚生活を体験したことで、「この人で本当にいいのだろうか…」という迷いが生じることもあるでしょう。
また、女性よりも男性のほうが入籍前に同棲すると、結婚への意思が鈍る傾向にあります。
女性の場合は同棲してもしなくても、結婚によって生活習慣が大きく変化する人が多いです。今でも入籍して名字が変わるのは女性側であることが多いですし、いずれ子どもを持つなら働き方について考える必要もあります。
しかし男性の場合、もっとも大きな変化は2人の生活がはじまったときに訪れます。同棲生活に慣れてしまえば、結婚をしてもしなくても、男性の生活習慣はさほど大きく変わりません。
むしろ両家の顔合わせや結婚式の経済的負担などを思えば、このままでもいいんじゃないかと結婚の必要性を感じなくなってしまうことがあるのです。
窮屈に感じる場合がある
他人同士が共同生活をするのですから、ひとり暮らしのときと同じ生活スタイルや生活リズムというわけにはいきません。
お互いの予定をシェアし、遅くなるときには連絡を入れるなど、守るべきルールが必要ですが、それが窮屈に感じる場合もあります。
また、以前ならデートで喧嘩してもお互い家に帰って頭を冷やすことができましたが、一緒に暮らせば逃げ場はありません。
気まずい思いをしながら同じ空間にいなければならず、喧嘩が多いカップルには大きなデメリットとなる可能性があります。
簡単には別れられない
お互いの生活スタイルが大きく変わる同棲は、軽い気持ちではじめられるものではありません。2人で暮らすためには、住む家を探したり家具を新調したりと、経済的なことが大きく関わってくるからです。
そのため、別々に住んでいるカップルは、別れた後すぐに自分の生活に戻れるかもしれませんが、同棲中のカップルはそうはいきません。
2人の破局が決定したら、次に住む家を探すことや新しい生活用品を購入するなど、さまざまな労力がかかります。経済的にも精神的にも、かなりの負担がのしかかるため、簡単には別れられないことを理解しておく必要があるでしょう。
また、もし同棲をはじめるにあたって婚約にあたる約束を交わしていた場合は、とくに注意が必要です。別れ話が婚約破棄と見なされることがあり、場合によっては高額な慰謝料が発生する可能性があります。
もちろん別れを想定して同棲をはじめる人はいないでしょうが、結婚前の同棲は責任をもってはじめなければ、後々面倒な問題が生じることも覚えておくことが大切です。
結婚前に同棲が上手くいく秘訣
同棲にはメリットもデメリットもあります。メリットは最大限に活かし、デメリットは対策しておけば、結婚へと一歩前進することができるでしょう。
最後に結婚前の同棲が上手くいく秘訣を紹介します。
両親にしっかり挨拶をする
結婚前の同棲をはじめるにあたっては、事前準備を怠らないことが大切です。
どこに住むのか、どんな手続きが必要なのかを調べたうえで、それぞれの両親にしっかり挨拶をしておきましょう。
何事も初めが肝心です。最初の挨拶で好印象を残すことができなければ、結婚はおろか、同棲することすら反対されてしまうかもしれません。
とくに男性は、結婚と同じだと考えて慎重に取り組みましょう。
手順としては、彼女の両親に挨拶をして同棲の許可をもらい、そのうえで彼氏の両親に挨拶に行くのが一般的です。しかし、地域によって作法が異なる場合もあるため、周囲の人の体験談を参考にするのがおすすめです。
それぞれの両親が納得がいく方法で進めるようにしましょう。
同棲期間のリミットを決める
あらかじめ同棲期間のリミットを決めておくこともポイントです。
女性にとって結婚前の同棲は結婚へのステップですが、男性の場合は2人で暮らせることがゴールになってしまうこともあります。とくに同棲期間が長くなり過ぎると、結婚への意欲がどんどん下がっていく可能性もあります。
同棲生活に慣れ切ってしまう前に結婚へとステップを進めることで、ダラダラと交際期間が延びることもなく、結婚後の新婚気分も満喫できるでしょう。
そのため、同棲する前には「いつ頃結婚する?」と2人で相談することをおすすめします。
生活費の負担割合や管理方法を相談する
同棲する前に、生活費の負担割合や管理方法を相談しておくことも大切です。
お金の問題は結婚前に必ず決めておきましょう。同棲のタイミングで具体的に決めておけば、結婚前にいろいろな方法を試してみることもできます。
恋愛には非日常的な部分が少なからずありますが、結婚を見据えると現実的な問題として向き合っていかなければならないことが数多くあります。
その最たるものが経済面です。お金の話をしっかりできない相手と、素敵な夫婦生活を送ることは至難の業です。
同棲の段階でそのことをしっかり意識できれば、結婚へとスムーズに移行していけるはずです。
家事の分担について話し合う
経済面とあわせて家事分担についても話し合っておきましょう。こちらも結婚後の夫婦生活に欠かせない問題です。
結婚前に具体的に話し合っておけば、同棲期間にお互いにとってのベストなカタチを見つけることができます。
しかし、たとえお互いの得意な家事で分けたとしても、毎日継続するとなると大変です。
分担して終わりではなく、大変な部分をいかに補い、快適な環境を整えていくかを2人で考えていきましょう。
相手を尊重する
他人同士の2人が一緒に暮らすのですから、自分の価値観を押しつけていては上手くいくはずがありません。
大切なのは相手を尊重することです。わかってくれるはず、察してくれるはずと思い込んで言葉を惜しめば、すれ違いの原因にもなりかねません。
最愛の人とともに暮らせる幸せを常に噛み締め、結婚前の同棲で良好な関係を築いていきましょう。
そうすれば、結婚後の生活をより幸福なものにできるでしょう。
結婚前に同棲する場合はルールを決めることが大事!
男性と女性とではライフサイクルが大きく異なります。
結婚は女性にとって大きな人生の転換点ですが、男性にとってもっとも大きな転換点は2人がともに暮らしはじめたときに訪れます。
そのため、結婚前に同棲する場合はルールを決めることが大事です。同棲を結婚と同じように考え、両親の許可を得ることからはじめましょう。
そして同棲期間にはリミットを設け、常に相手を尊重する気持ちを忘れなければ、結婚前の同棲はきっと上手くいくはずです。
リミットが訪れたら、2人で協力して幸せな結婚へとステップを進めていってくださいね!