「月が綺麗ですね」にはどう返す?粋な告白への返し方を紹介!

「月が綺麗ですね」とは、相手に好意を伝える告白の言葉です。
文学的な男性であれば、直接的な言い回しをせずにロマンチックな告白をすることもあるでしょう。
しかし、実際に「月が綺麗ですね」と言われたとき、返し方を知っていないと返事に困ってしまいますよね。
そこでこの記事では、「月が綺麗ですね」と言われたときに粋に返す方法を紹介します。
この記事を読んで、「月が綺麗ですね」への完璧な返し方を覚えましょう!
Contents
そもそも「月が綺麗ですね」とは?
「月が綺麗ですね」とは、異性へ告白する際に使われる言葉です。
「あなたが好きです」や「あなたを愛しています」といった告白の言葉よりも、遠回しに愛を伝えることができます。
ロマンチックで粋な告白をしたいときには、ピッタリな言葉です。
「月が綺麗ですね」の元ネタは?
「月が綺麗ですね」は、夏目漱石の逸話が由来といわれています。
漱石が英語教師をしていたとき、生徒の一人が「I love you.」を「我君を愛す」と訳しました。
生徒の訳を見た漱石は、「日本人はそんな直接的に告白をしない。『月が綺麗ですね』とでも訳しなさい」と生徒に指導したのです。
夏目漱石と生徒のやりとりから、「月が綺麗ですね」は告白の言葉として使われるようになりました。
ただし、正式な著作や文献には残されておらず、真偽は不明です。
「月が綺麗ですね」と言う男性心理
実際に「月が綺麗ですね」を使って告白をする男性心理とは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、「月が綺麗ですね」と言う男性心理について解説していきます。
シャイ
「月が綺麗ですね」と言う男性心理として、シャイであることが挙げられます。
「月が綺麗ですね」は、直接「あなたが好きです」「愛してます」と言うよりも遠回しに愛を伝えることができる言葉です。
「まっすぐ好きだと言うのは照れる」「遠回しな言い方で相手に察してほしい」と思っている男性が、「月が綺麗ですね」という言葉を使うのでしょう。
ロマンチスト
ロマンチストな男性も、「月が綺麗ですね」を使って告白をします。
「月が綺麗ですね」は、男女二人が夜空を見上げているときに使う言葉です。
ロマンチストな男性は、夜空の下でムードを出すために「月が綺麗ですね」という粋な言葉で告白しようとするのでしょう。
意味が伝わるか試している
「月が綺麗ですね」と言う男性は、相手に意味が伝わるか試していることもあります。
文学好きにとって、「月が綺麗ですね」は知っていて当然の言葉ですが、誰しもが「月が綺麗ですね」を知っている訳ではありません。
「月が綺麗ですね」と女性に言うことで、「この人は文学が好きかな?」「この人は漱石の逸話を知っているのかな?」と試し、自分と趣味が合うかどうか探っているのです。
「月が綺麗ですね」と言われたときの返し方
「月が綺麗ですね」は、ロマンチックな告白の言葉です。
せっかくなら言われた側も、ロマンチックなOKの返事をした方が雰囲気が盛り上がるでしょう。
ここでは、「月が綺麗ですね」と言われたときの返し方を解説します。
「死んでもいいわ」
「月が綺麗ですね」にOKの返事をする際は、「死んでもいいわ」と返すことをおすすめします。
「死んでもいいわ」は、「月が綺麗ですね」の対としてよく使われる言葉です。
明治時代の文豪である二葉亭四迷は、ロシアの文豪ツルゲーネフの「片恋」という作品を翻訳した際、作中の「ваша(yours)」という言葉を「死んでもいいわ」と訳しました。
「ваша(yours)」は、直訳すると「私はあなたのものよ」という意味なので、「月が綺麗ですね」への返答としてピッタリだといえるでしょう。
「月はずっと綺麗でしたよ」
「月はずっと綺麗でしたよ」も、「月が綺麗ですね」に対するロマンチックな返し方です。
「月が綺麗ですね」を「あなたを愛しています」とするならば、「月はずっと綺麗でしたよ」は「私もあなたのことがずっと好きでしたよ」という意味になります。
「月はずっと綺麗でしたよ」と返せば、ロマンチックなムードを壊さずOKの気持ちを相手に伝えることができるでしょう。
「今なら手が届きそうですよ」
「月が綺麗ですね」には、「今なら手が届きそうですよ」と返すのもおすすめです。
「今なら手が届きそうですよ」は、「今なら私と付き合えます」という意味になります。
ロマンチックなムードを壊さず返事を承諾できるフレーズですので、覚えておきましょう。
「月が綺麗ですね」と言われたときの断り方
告白をされたときに相手と付き合う意志がない場合は、返事をお断りしなくてはいけません。
「月が綺麗ですね」と言われたときの断り方には、どういったものがあるのでしょうか。
最後に、「月が綺麗ですね」と言われたときの断り方を紹介していきます。
「私には見えません」
「私には見えません」は、「月が綺麗ですね」への断りの返事として有名なフレーズです。
「私には見えません」は、「私にはあなたへの恋心がありません」という意味になります。
「月が綺麗ですね」で告白をする文学的な感性を持つ男性であれば、「私には見えません」と返すことで十分に意味が伝わるでしょう。
「手が届かないから綺麗なんです」
「手が届かないから綺麗なんです」も、「月が綺麗ですね」に対する断りの返事の一つです。
「手が届かないから綺麗なんです」は、「私とあなたは付き合わない方がいい」ということを意味します。
「月が綺麗ですね」をきっぱりと断る表現として有名ですが、やや直接的な言い方なので、相手を傷つけてしまう可能性があることを覚えておきましょう。
「そうですね」
「月が綺麗ですね」と言われたら、「そうですね」とそっけなく返すやり方もおすすめです。
「そうですね」は断りの返事というよりも、相手の告白に気づかないフリをすることで返事を保留にできる言葉だといえます。
「まだ付き合うかどうか悩んでいる」「一旦考える時間が欲しい」という場合には、「そうですね」と返すことでやんわりと告白を流すことができるでしょう。
「月が綺麗ですね」には粋に返そう!
「月が綺麗ですね」は、遠回しでロマンチックな告白の言葉です。
相手が文学的な男性であれば、綺麗な夜空を見上げながら「月が綺麗ですね」と告白をしてくることもあるでしょう。
「月が綺麗ですね」と言われたら、ムードを壊さないようにこちらも適切な返し方をする必要があります。
OKの場合でも断る場合でも、定番のフレーズを使って相手の気持ちに応えるようにしましょう。
- 「月が綺麗ですね」とは、異性へ告白する際に使われる言葉
- 「月が綺麗ですね」は、夏目漱石の逸話が由来といわれている
- 「月が綺麗ですね」という男性心理は「シャイ」「ロマンチスト」「意味が伝わるか試している」
- 「月が綺麗ですね」と言われたときの返し方は「死んでもいいわ」「月はずっと綺麗でしたよ」「今なら手が届きそうですよ」
- 「月が綺麗ですね」と言われたときの断り方は「私には見えません」「手が届かないから綺麗なんです」「そうですね」