やきもちをやく心理とは?嫉妬との違い&やきもちへの対処法も伝授!

好きな人や彼氏が他の異性と仲良くしているのを見ると、やきもちをやいてしまうことがありますよね。
付き合っているならまだしも、とくに付き合っているというわけでもないのに心がもやもやしてしまうと疲れたり、やきもちをやいてしまう自分が嫌になったりします。
今回はそんなやきもちをやく心理や、対処法などについて詳しく紹介していきます。
やきもちをやく=好き?
「ヤキモチ」というのは、好きな人や気になっている異性に対して出てくる感情のひとつです。
たとえば「ただの男友達」だと思っていても、相手が誰かと話しているのを見てやきもちをやいてしまっていたら、その「ただの友達」ではなくなっている可能性があるといえるでしょう。
好きな人まではいかなくても、少なくとも気になっていたり好意を抱いていたりするはずです。
やきもちの意味
やきもちには大きく分けて2つの意味があります。
1つ目は、焼き餅で文字通り焼いた餅のことを指します。
2つ目のやきもちは嫉妬から派生した言葉で、自分の気になる相手の気持ちが他の誰かに向いてしまうのを心配するという意味です。
「焼く」と「妬く」どっち?
やきもちの語源として、漢字では「焼き餅を焼く」と表現します。
「妬く」の語源は嫉妬から来ていますが、妬く(やく)=焼くに、洒落の意味を込めて「餅」がくっつけられてできたものです。
「やきもち」と「嫉妬」の違い
やきもちは嫉妬という感情の一部に含まれています。
好きな人の気持ちが自分以外の誰かのところに行ってしまうことを恐れて、相手に対して不安になったり焦ったりするような気持ちがやきもちです。
やきもちは好意を持った相手に対して湧き上がる感情ですが、嫉妬はそうでない場合もあります。
自分より他の人の方が優れていたり評価されたりすることに対して妬んでしまうことも、嫉妬に分類されるのです。
【男女共通】やきもちをやく心理
やきもちは男女共通の感情であり、その心理にはさまざまな意味が込められています。
好きな人を独り占めしたい
やきもちをやく人の心理としては、「好きな人を自分だけのものにしたい」という独占欲がベースにあります。
常に自分だけのものだという安心感があれば良いのですが、それが少しでも脅かされるような存在が現れると、やきもちの感情が出てきます。
「好かれていないかも…」という不安
気になる相手が自分以外の異性と接触しているのを見て、「もしかしたら自分のことより、あの人の方が好きなのではないか」「私のことなんて見ていないのかも」という不安感が押し寄せてきます。
当然、世の中異性は自分だけではないため、自分以外の異性と関わることは当たり前に起きることですが、それを頭では理解していても、いざ目につくとやきもちをやいてしまうのです。
他の同性との劣等感
やきもちをやく人は、他の同性と自分を比べて劣等感を感じています。
- 自分に自信がないから劣等感を感じる
- 自分が気にしているコンプレックスを抱えている
自分に自信がないために同性と比較して劣等感を感じ、落ち込むのです。
自信がないと、些細な行動や態度を見て「あの子のほうが可愛い」「俺はイケメンじゃないしモテないし…」とさらに卑屈になり、負のループにはまります。
モテる人がうらやましい
単純にモテることがうらやましいという心理が働いている可能性があります。
嫉妬とまではいかなくても、この羨望感がやきもちにつながることもあるのです。
魅力的な人に対して、「自分の好きな人の心も奪ってしまうのではないか?」と考えてしまうこともあるでしょう。
プライドが高い
自分が魅力的な人間だと思っているパターンだと、「相手が自分に夢中になるのは当然だ」というプライドの高さが原因で、やきもちをやいてしまうことがあります。
こんなに完璧な自分がいるのに、他の異性と楽しそうにしていたり遊んだりすることが信じられず、どうしても許せなくなってしまうのです。
プライドが高いがゆえに、自分の言葉で素直に気持ちを伝えたり、自分の魅力をアピールすることができず、もやもやしてしまいます。
改善したい!やきもちをやいてしまったときの対処法
やきもちをやくことは誰にでもあることですが、その気持ちに自分が支配されてしまうと心が疲れます。
やきもちが深い嫉妬心に変わった場合には、相手を憎んだり陥れようとしたりといった負のに支配される恐れもあります。
心が疲れてしまう前に、やきもちをやいてしまったときの対処方法をお伝えします。
可愛らしさに変換して表現する
好きな人になら軽いやきもちをやかれると嬉しいものです。
毎度毎度では困りものですが、「やきもちやいちゃったなー」と素直に伝えれば、「かわいいなぁ」とプラスに働くことがあります。
ただし、やきもちを感情のままにぶつけると相手に不快感を与える可能性があります。
時と場合を選んで、お茶目に可愛らしく感情を表現すれば「自分のことを好きでいてくれてるんだ」と、安心感を持たせることにも繋がり、恋愛面ではプラスのエッセンスになることが期待できるでしょう。
相手を責めずに今の気持ちを素直に伝える
「何話してたの!?」「あの人とどういう関係なの!?」などと責めるような質問はアウトです。一度、冷静に自分の感情を整理して、その気持ちを素直に伝えることが大切です。
ポイントは感情的にならずに「好きだから不安になる…」「自分に自信がないから少し心配になって、やきもちやいちゃったんだよね」と伝えることです。
きっとあなたの気持ちに同情して、言動に気を付けてくれるようになるでしょう。
「自分のことをそんなふうに想ってくれているんだ」と、相手の気持ちの再確認にもなるのでおすすめです。
自分磨きをして自信をつける
やきもちをやく原因のひとつに「自分に自信がない」ということがあります。
男性であれば、適度なトレーニングでスタイルを良くしたり読書などで知識を深めたり、女性なら料理教室に通って料理の腕を磨いたりするのがおすすめです。
自分に自信がつけば、そのような感情とは無縁の状態になるはずです。
やきもちをやく人への上手な対応
「やきもちをやく=自分に好意を抱いている」ということです。自分にやきもちをやいている人には上手に対応してあげましょう。
この項目では、やきもちをやく人への対処法を紹介します。
わかりやすく愛情表現をする
相手は自分に自信がなく、どこか別の人のところへ行ってしまうのではないか?という不安に駆られていることが多いので、わかりやすい言葉で気持ちを伝えたり、愛情表現したりしましょう。
やきもちやいてくれるのが嬉しくて、もっとやかせようとSっぷりを発揮すると、相手の心が疲れて離れていってしまう…というような逆効果になることもあります。
「ありがとう、あなたのこと好きだから安心してね」と、わかりやすく伝えてあげると相手は安心します。
長所や魅力を褒める
その人の長所や魅力を褒めることによって、やきもちをやいている人に自信がつきます。
「仕事頑張ってるところがすごく魅力的だな」「ふくれてる顔も可愛いけど、笑った顔のほうがもっと可愛いよ」など、前向きな気持ちになれるような伝え方がベストです。
他の人を蔑むことがなく、自分を褒めてくれたら自信が倍増します。
特別感を出す
他の異性と接触していても、「自分の大切な人はあなただけ」という特別感を演出してあげましょう。
「あなたといると幸せ」「あなたとの時間が一番大切」など、自分にとって特別な相手であると認識させてあげることが大切です。
可愛いやきもちは恋愛のスパイス
やきもちをやくことは、決して悪いことではありません。相手のことが好きで、だからこそ失うのが怖い…そういった恐怖心や自信のなさから生まれる感情です。
紹介したような対処法を身につければ、感情をコントロールできますし、自分磨きのいいきっかけになります。
やきもちやいたことを可愛く表現すれば、相手はそんなあなたを愛おしく思ってくれることもあるでしょう。
程よいやきもちは、マンネリ解消にもなる恋のスパイスなのです。