「好き」の意味は?どんな気持ちなの?恋愛感情を判断するチェックポイントも紹介
「人を好きになる」という気持ちを具体的に説明できますか?
「好き」という気持ちは多種多様です。
定義が明確ではないからこそ「好き」という気持ちがよくわからないという人もいるでしょう。
今回はそんな「好き」という気持ちを言葉の意味から解説していきます。
相手に抱いている感情が恋愛としての「好き」なのかチェックするポイントもお伝えするので、モヤモヤしている気持ちを抱えている人は参考にしてみてください。
Contents
そもそも「好き」という言葉の意味は?
まず「好き」という言葉の定義について見ていきましょう。
辞書によると「好き」とは「心ひかれること。気に入ること。また、そのさま」とあります。
「心ひかれる」という言葉についても辞書で詳しく見てみましょう。
「心ひかれる」とは「対象に魅力を感じ、好意を抱くこと」を意味しています。
魅力を感じる対象は人以外に動物や食べ物、趣味などさまざまです。
言葉の定義から恋愛感情としての「好き」という気持ちを考えてみると、相手を魅力的に感じることによって心がひかれている状態といえます。
「好き」という気持ちにはいくつかの意味がある!
「好き」と一言で表しても、人間関係のなかには恋愛感情だけではなく、さまざまな意味を持つ「好き」という気持ちがあります。
家族へ抱く愛情やアイドルに対しての憧れも「好き」という感情です。
ここからは4つのタイプに分けて「好き」という感情を解説していきます。
恋愛対象としての「好き」
ひとつめは相手のことを恋愛対象として「好き」という意味の気持ちです。
異性として興味があり、精神的にも肉体的にも親密になりたいと感じます。
他の人には取られたくない、自分だけのものになってほしいという独占欲を抱くことの多い情熱的な気持ちだといえるでしょう。
家族としての「好き」
家族や親族としての「好き」という気持ちは、情熱的で沸き立つような恋愛感情とは異なります。
親や子供、兄弟といった信頼した関係のなかで精神的に安定してリラックスできる、穏やかな気持ちになることが特徴です。
家族に対する「好き」という意味の気持ちは、相手のことを思って自ら行動できるような、見返りを求めない無償の愛情といえるでしょう。
友人・仲間としての「好き」
気の合う仲間や友達にも「好き」という感情を持つことがあります。
これは異性としての恋愛感情ではなく、あくまでも友人としての心地よさによる「好き」です。
家族としての「好き」と似ており、恋愛のような独占欲や性欲は関係ありません。
信頼関係が成り立っているので、安心した心地のいい付き合いができるのが特徴です。
憧れの「好き」
自分にはないものに心ひかれることもありますよね。
そんな憧れや尊敬の気持ちを抱くことも「好き」という意味の気持ちといえます。
たとえば、アイドルやトップアスリートが好きという気持ちがわかりやすいかもしれません。
身のまわりの例でいうと、仕事ができる先輩や上司に対して「自分もこうなりたい」という気持ちを抱くことが憧れの「好き」という気持ちです。
「好き」の意味がわからない原因とは?
このようにさまざまな種類のある「好き」という感情ですが、いざ自分の立場になるとどの「好き」を意味するのかよくわからなくなってしまう人もいます。
その理由は人それぞれですが、共通している部分もあるので、何が原因になっているのか深掘りしてみましょう。
恋愛経験が少なく自信がない
恋愛の経験値を積むことによって、より鮮明に「好き」という気持ちを理解できます。
たとえば、相手が好きなのかわからないまま付き合ってみても、付き合ううちに相手のことが好きだと思えるようになるといった場合があります。
このように、恋愛経験が少ないと「好き」という感情に気づきにくいのかもしれません。
恋愛に慣れていないと、他人から見れば明らかな好意でも、その気持ちを素直に受け止められないということもあるでしょう。
異性に対して苦手意識がある場合も、異性だというだけで警戒してしまい、どのように距離を縮めていけばいいのかわからない人もいます。
無意識に気持ちにブレーキをかけている
恋愛経験が豊富にあったとしても、何か理由があって無意識に「好き」という気持ちに気づかないようにしている可能性もあります。
たとえば「好き」という感情を恥ずかしいと感じている場合です。
誰かを好きになるという気持ちに恥ずかしさを感じている自分そのものを隠したいために、自分の気持ちにブレーキをかけてしまいます。
また、失恋や否定的なことばかりいわれて育った経験などから「こんな自分が好きになっても相手の迷惑になってしまう」と気持ちを押し込めてしまう人もいるでしょう。
人を好きになることで傷つきたくないという気持ちから、無意識のうちに「好き」という気持ちにブレーキをかけてしまっているのです。
普段から周囲に合わせて自分の気持ちに気づかない
普段から周りに合わせてばかりいる人は、恋愛感情だけではなく自分の気持ちに鈍感になっています。
このケースはストレスの多い環境で自分の気持ちを表現できない人や、自分の感情を表現することで批判された経験のある人に多く見られます。
この場合「好き」という気持ちがないのではなく、自分の気持ちを尊重することに不慣れなので「好き」という感情の感度が鈍っているのです。
理想が高すぎる
恋愛に対して求めるハードルが高すぎることはないでしょうか。
もちろん、人を好きになるにはある程度「こういう人がいい」という理想はあるでしょう。
しかし、理想が高すぎると、その理想に100%合致した人と出会う確率は低くなってしまいます。
人を好きになるということは、思い描く理想に対してどれぐらい譲歩できるのかということかもしれません。
これは恋愛の「好き」って意味?7つのポイントをチェック!
気になる人はいるけど恋愛の「好き」という意味なのかわからないということもありますよね。
そんなあいまいな気持ちにモヤモヤしている人におすすめ!
自分の気持ちを確かめる7つのチェックポイントをご紹介します。
当てはまる項目が多い場合は、恋愛としての「好き」と言えるでしょう。
その人のことばかり考えている
一緒にいるわけではないのに、つい気になっている人のことを考えてしまうことはありませんか。
グルメ番組を見て「あの人と一緒に食べておいしそうな顔が見てみたい」と思ったり、観光地特集で「あの人と遊びに行ったら楽しそうだな」と思ったり。
なんとも思っていない関係の人であれば、そういう考えにはなりません。
ふとしたときにその人のことを考えているのであれば、その人のことを好きな可能性が高いです。
相手とのメッセージやSNSを何度もチェックしてしまう
気になっている相手とメッセージのやり取りをしていますか?
友人や家族との連絡であれば、多少返信が遅れてもそこまで気にすることもないでしょう。
しかし、好きな人からの連絡は他の人よりも意識してしまっているはずです。
返信が来なくてついついメッセージをチェックしてしまったり、何かおかしいことを送ってしまったかなと自分が送ったメッセージを頻繁に見返したり。
相手のSNSも同様に何度もチェックしているのであれば、それは恋愛としての「好き」なのかもしれません。
好きな人のことであれば何でも知りたいもの。
相手とのつながりを求めて常にSNSをチェックしてしまうのでしょう。
他の異性と仲良くしていると嫌な気持ちになる
もし、気になっている相手がほかの異性と楽しそうに話しているのを見て、モヤモヤしたら、相手のことが好きになっている可能性が高いです。
恋愛感情を抱いていると自分だけのものであってほしいという独占欲が生まれます。
「気になっている人に恋人がいたら」「誰か別の人と付き合ってしまったら」と考えてみてください。
そんな状況が嫌だと感じるのであれば、その人のことが好きといえるでしょう。
接するときに緊張したりドキドキしたりする
気になる人の前でドキドキしたり緊張したりしてはいませんか。
ドキドキしてしまってうまく話せなかったり、緊張で手が震えてしまったりする場合は相手のことが好きなのかもしれません。
好きな相手から自分のことをよく思われたいと感じているはず。
こういう話をしようと頭の中で何度もシミュレーションしたり「こんな話では退屈させてしまう」と考えすぎて話せなくなってしまったり。
逆に、意識しすぎて自分でも思いもよらない態度をとってしまうこともあるでしょう。
たくさん話をしたいのに上手に話せないのは、相手から嫌われたくないという気持ちの表れといえます。
相手の言動で一喜一憂してしまう
好きな人の言葉や行動は影響力があります。
気になっている人に朝あいさつをされただけで1日のモチベーションになったり、ちょっと冷たい態度をとられて「自分に何か原因があるのでは」と必要以上に引きずってしまったり。
このように相手の言動によって気持ちが大きく左右されているのであれば、その人のことが恋愛として好きなのでしょう。
ダメなところも許せる
「恋は盲目」というように、好きな人であればダメなところも気にならないものです。
ほかの人であれば嫌な部分もその人であれば許せてしまうのであれば、その人を好きな可能性が高いです。
短所であっても、好きな人であれば特に目につかないということもあります。
逆に抜けていて、かわいく感じることもあるでしょう。
相手の欠点に目を向けてみて「この人であれば許せる」と感じるのであれば、その人に恋をしているといえます。
少しでも長く一緒にいたいと思う
好きな人とは少しでも長く一緒にいたいと思うもの。
「あの人が残業しているなら自分も残ろうかな」「あの人が飲み会の二次会に行くなら自分も行こう」と自分の行動をその人基準で決めているといったことはないでしょうか。
相手と同じ空間にいたり会話したりすることが幸せだと感じ、その時間が少しでも長く続くようにと願っているのであれば、その人のことが恋愛として「好き」なのかもしれません。
好きの意味を知って自分の気持ちに素直に向き合おう!
「好き」という気持ちは、いくらその意味を言葉で説明しても経験するまではピンと来ないという人もいるでしょう。
今回ご紹介したようなチェックポイントで「これって恋愛感情かも」と自分の気持ちに気づくかもしれません。
これをきっかけに自分の気持ちに素直になって、相手のことを改めて考えてみてはいかがでしょうか。
- 「好き」とは相手に魅力を感じて心ひかれている状態を意味する
- 独占欲や性欲のある恋愛の「好き」だけでなく、家族への無償の愛や憧れなどさまざまな意味を持つ「好き」がある
- 恋愛経験が少なかったり理想が高すぎたりすると「好き」という気持ちに気づきにくい
- 他の人と仲良くしていると嫌な気持ちになったり、ダメなところも許せると感じたりするのであれば相手のことを好きな可能性が高い