付き合ってから好きになる…これってアリ?お試し恋愛のメリットとは

恋人関係になるとき、好きだから付き合うパターンと、付き合ってから好きになるパターンがありますよね。
しっかり好きになってからじゃないと付き合ってはいけないのではないか…と考える人もいるかもしれませんが、それはある意味、時間のロスともいえます。
10代の頃の恋愛ならば、「恋するキラキラした自分」を大切にしたい時間も余裕もあるかもしれませんが、結婚適齢期で婚活パーティーなどに参加している人は、時間を無駄にしたくないはずです。
そこでこの記事では、付き合ってから好きになる、いわゆる「お試し恋愛」のメリットやデメリットなどを解説します!
Contents
付き合ってから好きになるのはアリ?
付き合ってから好きになることを肯定的に考える人もいれば、「好きでもない人と付き合って相手に失礼じゃないだろうか」、「付き合って好きになれなかったらどうしよう…」とネガティブに捉える人もいるなど、人それぞれです。
後者の場合
「まだ好きになってないだけでこれから好きになる可能性がある」
「付き合ったからこそ相手のいいところに気付ける」
と考えてみてはいかがでしょうか。
生理的に無理な相手でない限り、「好きでも嫌いでもない相手」なら、これから相手のいいところを見つけることで好きになる可能性が大いにあるでしょう。
恋活・婚活中の人は、ドラマチックな恋愛相手だと感じられなくても、堅実で将来性のあるパートナーであれば、好きになる前にお付き合いしてみるのは全然アリですよね。
重く考えずに、たとえば3ヵ月という期間をあらかじめ自分の中で設け、自分の気持ちが全く変化しないのであれば、それまでのご縁だったと割り切ればいいわけです。
付き合ってから好きになる!お試し恋愛のメリット
「絶対に自分が好きになった人じゃないと付き合いたくない」という価値観の人は、好きになる前に付き合うことが理解できないかもしれません。
そこで付き合ってから好きになるお試し恋愛のメリットを紹介します。
相手のことをよりよく知れる
付き合ってから好きになるお試し恋愛のメリットは、相手のことをより深く知れることです。
友達状態では知り得なかったけど、恋人関係になって初めてわかることってたくさんありますよね。
「恋人」という関係になれたからこそ、より踏み込んだ話も出来て、よりスピーディーに親密になれることでしょう。
また、恋愛感情を持ってないと思っていた相手とのデート中だったとしても、何気ないきっかけで手を繋がれ、「あ、ドキッとした」と心がときめくことがあるかもしれません。
好きになれない人なら、特に感情が湧くこともなく、むしろ嫌悪感さえ覚えてしまうはずです。
このように自分の反応に気付くだけでも、「もしかしてお試し恋愛アリかも?」と思えるでしょう。
好きになっていく過程が楽しめる
相手のことを好きになっていく過程を楽しめる点も、お試し恋愛のメリットといえます。
好きになってから付き合うパターンだと、相手のことが好きで好きでたまらない状態で付き合いを開始するので、カップルになってすぐは超ハッピーですよね。
しかし、いざ付き合い始めて、もし好きだった相手に嫌な部分が見えたりしたらどうでしょうか。
今まで好きだった分、嫌悪感は大きくなってしまうかもしれません。
付き合う前に抱いていた気持ちが大きいからこそ、現実とのギャップが生まれてしまうことがあるのです。
ところが、お試し恋愛であれば愛情が満ちていない状態ですので、相手のことを冷静に見ることができます。
もともと相手に対するハードルが高くないので、相手の何気ない仕草や口癖に好感を覚えたり、相手の意外な一面を見つけるたびに、自分の気持ちが高まっていくことがあります。
不安がない中でじっくりマイペースに好きになっていくのは、楽しく心地いいものです。
愛される恋愛ができる
愛される恋愛ができることも、付き合ってから好きになるお試し恋愛のメリットのひとつです。
男性でも女性でも恋愛体質な人は、尽くしすぎが原因で浮気されたりして別れてしまった…などという経験もあるのではないでしょうか。
相手からのアプローチでお付き合いをはじめるお試し恋愛では、自分の気持ちが定まらない状態ではありますが、愛されているという実感を味わうことができます。
愛される喜びを感じ、自己肯定感もアップするはずです。
恋愛経験が増える
付き合ってから好きになるお試し恋愛のメリットは、恋愛経験が増えることです。
「本当に好きな人とだけ恋愛できればいい」と考える人もいますが、ある程度の経験はあったほうが恋愛では有利になることがあります。
恋愛経験を積むたびに、立ち振る舞いや異性への接し方などが体得でき、素敵な相手と巡り合えたときにチャンスをものにできる確率も高まるでしょう。
お試し恋愛だとしても恋愛の経験値が上がることに変わりありません。
だんだんと「自分なりの恋愛の仕方」を決められるようになり、自分軸も確立していくはずです。
付き合ってから好きになる!お試し恋愛のデメリット
もちろんお試し恋愛にもデメリットはあります。
メリットと比べながら、自分にとってどちらが大きいか考えてみてくださいね。
好きになれなかったとき罪悪感が生まれる
付き合ってから好きになるお試し恋愛のデメリットは、好きになれなかったときに罪悪感が生まれる可能性があることです。
どんなに優しくて自分のことを好きでいてくれる人でも、この先この人が恋愛対象になることはないと確信することってありますよね。
相手がイイ人であればあるほど、好きになれなかったときの罪悪感は強いでしょう。
別れを切り出すのも申し訳なさでいっぱいになります。
追われる立場から追う立場になるかもしれない
お試し恋愛のデメリットとして、追われる立場から追う立場になるかもしれないということも考えられます。
これは実際お試し恋愛だけに限ったことでなく、恋愛をしていればいつでもあり得る話です。
相手から猛烈なアピールを受け続けて、付き合っていくうちに自分も好きになったはいいけれど、相手の気持ちが落ち着いてしまい、立場が逆転してしまうケースです。
「最初は向こうのほうが好きでいてくれたのに…」と、恋愛初期とのギャップに苦しむかもしれません。
でも、せっかくこちらも好きになれたのだから、これからも相手と良好な関係を続けていけるように、ポジティブに捉えましょう。
別の恋のチャンスを逃す可能性がある
恋人がいるときは、当然ながら別の恋のチャンスを逃す可能性があります。
これも付き合ってから好きになるお試し恋愛の大きなデメリットといえるでしょう。
お試し恋愛中にもっと魅力的な人が現れた場合、フリーのときと違ってすぐにアピールできる状況ではありません。
モヤモヤしている間に、より好きになれたかもしれない相手を逃す可能性があるのです。
また、下手すれば二股状態になり、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざ通り、自滅して幸せを逃すことも…
相手のことを心から好きになれれば問題ないですが、そうでない場合は「時間を無駄にしてしまった…」と後悔することもあるかもしれませんね。
【男女共通】付き合ってから好きになるパターン
好きになってから付き合う派の人は、付き合ってから好きになるイメージがわかないかもしれません。
ここでは、男女共通の付き合ってから好きになるパターンを紹介します。
共通点が多くて好きになった
付き合ってから好きになるパターンには、共通点が多かったということが挙げられます。
いざ付き合ってみて知る共通点は意外と多いものです。
共通点が多いと一緒にいても話題が尽きることがないですし、一緒に楽しめる趣味があれば充実した休日を過ごすことができます。
相手のことを知るにはコミュニケーションを取るしかありません。
共通点が多いというだけで心の距離感が近まり、相手のことをポジティブに受け入れることができるのです。
価値観や考え方が似ていて好きになった
価値観や考え方が似ている場合も、付き合ってから好きになることがあります。
今までなんとなくしか話したことがない相手とも、しっかり向き合って色々なテーマについて話すことで、知らなかった一面や考え方を知ることができ、自分の価値観と照らし合わせることができますよね。
恋愛観や家族観、金銭感覚、仕事のことなども含めて価値観が似ていると、お互いが一緒にいて楽なので、好きになるのは自然なことといえるでしょう。
まっすぐに愛されて好きになった
付き合ってから好きになるパターンには、相手にまっすぐに愛されて好きになったというケースもあります。
とくに彼氏に振られて傷心中や、長い間彼氏彼女がいなくて恋愛観をこじらせているときほど、自分のことを健気に想って愛情表現してくれる人にグッとくるものです。
相手のまっすぐな気持ちを聞くと、恋愛対象外だった存在が「意外とアリかも?」と思えるようになり、「こんなに愛情を注いでくれる人は他に現れないかも…」と感じて惹かれるのかもしれませんね。
意外なギャップを知って好きになった
カップルになってから好きになるケースとして、意外なギャップを知って好きになることもあるあるです。
付き合う前と違ったいろんな面を知り、じわじわと相手のことを好きになるパターンです。
大好きな状態からスタートすると、意外なギャップに引いてしまうこともありますが、スタートがフラットな恋愛だからこそ、加点方式で前向きに相手のことを見られるのでしょう。
嫌なところがなくて自然と好きになった
付き合ってから好きになるパターンには、嫌なところがなくて自然と好きになったということもあります。
今まで生きてきたバックグラウンドが違うので、100%相手のすべてを好きになるのはなかなか難しいもの。
しかし、相手に対して「ここが嫌だな」「これが気になるな」という点がこれといってない場合、人として好きになりやすく、それが自然と恋愛感情に発展することがあるのです。
最初は相手をまるっと受け入れなくても、徐々に「一緒にいてもいいな」「この人といると楽だな」と安心感を得られるようになるでしょう。
付き合ってから好きになるための心得
恋愛感情に確信がない状態でも、一度付き合うと決めたなら、相手を好きになるための努力は必要です。
そこで付き合ってから好きになるための心得を伝授します。
相手の良い部分をどんどん見つける
付き合ってから好きになるためには、相手の良い部分を積極的に見つける努力をしましょう。
受け身ばかりでいては相手に失礼ですし、「自分のほうが好かれてるし」と上下関係を意識すれば、結果的に自分の魅力も下がります。
「彼の仕事に対する姿勢が素敵だな」「子供に優しくできる彼女を尊敬できるな」などと、相手のいいところにフォーカスするように意識することで、「好き」が増えていくことでしょう。
一緒に時間を過ごす
付き合ってから相手を好きになるには、できるだけ一緒の時間を過ごすことがポイントになります。
恋愛中のドキドキやワクワクがないと、積極的に会いたいとは思わないものですよね。
しかし、週に一度はデートに行ったり、仕事終わりにご飯に行ったりと出来るだけ2人の時間を作るようにしましょう。
たとえ、日々連絡を取り合っていたとしても、実際に2人で過ごす空気感などはまた別ものです。
お互いの気持ちを確認したり、距離を縮めたりすることが出来るはずです。
スキンシップに胸キュンして、相手に惹かれていくこともあるでしょう。
自分磨きを怠らない
自分磨きを怠らないことも重要です。
相手が自分のことを好きだと知ると、相手の気持ちに答えようとせず、あぐらをかいてしまう人がいます。
相手の気持ちに甘えたまま自分磨きを怠ると、気付いたら幻滅され、相手が去っていったなんてこともよくある話です。
自分磨きを怠らない人は、人としても魅力的で、モテます。
おしゃれや体調管理など、自分のためにも相手のためにも磨きをかけてくださいね。
付き合ってから好きになる恋愛が結婚に発展することも!
恋愛観は人それぞれですが、なかには「好きじゃない人と付き合うなんてあり得ない」という人がいます。
一途といえば聞こえはいいですが、自分を大切にしてくれる相手との恋愛のチャンスを逃しているともいえます。
ドラマチックな恋がしたいという心理があったとしても、現実的に考えると、理想ばかり追いかけていては時間の無駄です。
付き合ってから好きになった相手と結婚に発展することもあるので、どんな出会いも逃がさないフットワークの軽さも大切かもしれませんよ。
- 付き合ってから好きになるのはアリ!
- お試し恋愛のメリットには「相手のことをよく知れる」「愛される恋愛を経験できる」などがある
- お試し恋愛のデメリットには「好きになれなかったときに罪悪感を感じる」「他の恋を逃がすかもしれない」などがある
- 付き合ってから相手のことを好きになるには、相手の良い部分をどんどん見つけ、一緒の時間を大切にしつつ、自分探しを怠らないなどの方法がある