試し行動とは、相手の愛情や関心を確かめるために、わざと困らせるようなことをする行動のことです。
幼少期に見られやすい行動ですが、大人になっているのに試し行動をする人もいます。
そんな試し行動を行ってくる人には、どのように対処すればいいのでしょうか。
この記事では、大人が試し行動をする心理や試し行動の具体例について解説します。
試し行動をする恋人への対処法についても解説するので、恋人の試し行動に困っている人はぜひ参考にしてください。
試し行動とは
試し行動とは、相手の愛情や関心を確認するために、わざと相手を困らせるような言動をとることを指します。
「大切な人に愛されているのか」「きちんと見てくれているのか」といったことを確認するための行動なので、どうでもいい相手にはしないとされています。
幼少期によく見られる行動ではありますが、自分に自信が持てないまま大人になってしまった場合に、試し行動をしてしまうこともあるようです。
大人の試し行動の具体例4選

では、大人がしてしまう試し行動には、どんなものがあるのでしょうか。
ここでは、大人がする試し行動の代表的な例を4つ紹介します。
急に音信不通になる
大人がする試し行動として、急に音信不通になることが挙げられます。
相手から連絡が来ても返さず、職場や学校などで会っても無視をするのです。
一般的にこのような行動をする場合、トラブルが原因で起こることがほとんどですが、試し行動の場合は、何の前触れもなく音信不通になります。
連絡を返さないことで、相手が焦って連絡してくることを望んでいるのです。
理由を言わずに不機嫌になる
理由を言わずに不機嫌になるのも、大人がする試し行動のひとつといえます。
試し行動をする人は、言葉で相手に不満を伝えることが苦手です。
そのため、自分から気持ちを伝えるのではなく、相手に察してほしいと思っています。
理由を言わずに不機嫌になることで、相手に不満を伝えたいのでしょう。
相手の容姿や人格などを否定する
相手の容姿や人格を否定するのも、大人がする試し行動の典型的な例といえます。
否定しても怒られなかったり、許してもらえたりすることで、愛されているという安心を感じるようです。
また、このような安心感は一時的なものなので、度々繰り返されることもあります。
一度言って許されたことは、「何度言っても許されるんだ」と認識して、内容もエスカレートしていく傾向があるでしょう。
すぐに「別れる」と言う
すぐに「別れる」と言うことで、相手の愛情を試そうとする大人もいます。
本気で別れたいわけではなく、「別れたくない」と相手にすがってもらうことが目的なのです。
また、別れを切り出すことで、自分の意見を押し通したいという心理も働いていると考えられます。
一度、意見が通ってしまったら、頻繁に別れを切り出されることもあります。
試し行動をする大人の心理
大人になっても試し行動をしてしまう人は、どんなことを考えているのでしょうか。
ここからは、試し行動をする大人の心理を解説していきます。
不満があることを察してほしい
試し行動をする人は、「自分の不満を察してほしい」と思っています。
大人であれば、話し合って不満を解決することが多いでしょう。
しかし、試し行動をする人は自分に自信がないので、気持ちを言葉にするのが得意ではありません。
そのため、相手を困らせることで自分の不満に気付いてもらおうとするのです。
また、不満を察してくれないことを、「自分が愛されていない証拠」だと結びつけてしまうこともあるでしょう。
構ってもらって安心したい
大人が試し行動をするときの心理には、「構ってもらって安心したい」というのもあります。
試し行動をする人は、「構ってもらえる=愛されている」「構ってもらえない=愛されていない」と考えます。
そのため、興味がある人に対して構ってもらうために、わざと困らせるようなことをしてしまうのです。
急に音信不通になり、心配されることで安心感を得るのも、このような心理によるものといえるでしょう。
自分が優位なことを確認したい
大人が試し行動をするとき、その根底には「自分が優位なことを確認したい」という心理が働いていることもあります。
このタイプの人は、相手をコントロールできていると感じることでしか、自分の価値や安心感を見出せない傾向があります。
たとえば、安易に別れを切り出して「行かないで」とすがらせようとするのは、相手の弱みにつけ込み、自分の方が立場が上であることを証明したいという欲求の現れです。
一度この手法で安心感を得てしまうと成功体験として学習され、思い通りにいかないたびに何度も繰り返される「支配のループ」に陥る恐れがあります。
何をしても離れないと思って甘えている
試し行動を繰り返す大人の心根には、「何をしても自分からは離れられない」という、相手の慈愛を履き違えた過度な甘えが潜んでいます。
相手を困らせ、振り回してもなお受け入れられることを「絶対的な愛の証明」だと思い込み、徐々に行動がエスカレートしていくのです。
しかし、人の忍耐には限界があります。
積み重なった不信感によって、いつか必ず決定的な「愛想を尽かされる瞬間」が訪れるでしょう。
試し行動をする恋人への対処法

では、試し行動をする恋人には、どういった対応をすればいいのでしょうか。
ここからは、試し行動をする恋人への対処法を紹介していきます。
しっかりと愛情表現してあげる
試し行動をする恋人には、しっかりと愛情表現をしてあげることが大切です。
恋人に試し行動をする人は、「ちゃんと愛されているかわからない」という不安を抱えている傾向があります。
そのため、日頃から言葉や態度で愛情を伝えて、安心させてあげる必要があります。
「自分はきちんと愛されているんだ」と思わせることができれば、徐々に試し行動をしなくなるでしょう。
試し行動が逆効果なことを教える
試し行動が逆効果なことを教えてあげるのも、対処法として効果的です。
愛情を確かめるための行動であっても、試し行動が繰り返されたら愛情が冷めてしまいますよね。
そのため、試し行動を繰り返していると、気持ちが離れたり関係が終わってしまったりする可能性があることを、相手に理解してもらいましょう。
恋人の試し行動が嫌なときは、「嫌だ」ときちんと伝えてみてください。
そのうえで、「試し行動をしてしまったときはどうするか」「試し行動の代わりになる行動は何か」などを一緒に考えておくと、少しずつ状況が改善されるはずです。
距離を置いて冷静になる
試し行動をする恋人に対しては、距離を置いて冷静になるのもひとつの手です。
試し行動をする恋人と無理に付き合い続けても、お互い険悪になっていくだけです。
一旦距離を置くことで、お互いを見つめ直す時間が生まれます。
長い目で見たときに、別れる覚悟で距離を置くのは悪くない手だといえるでしょう。
恋人が試し行動をする心理を理解してあげよう
試し行動をする人は、悪気があって困らせようとしているわけではありません。
試し行動をする恋人と上手く付き合っていきたいのなら、相手の心理を理解してあげましょう。
相手は、愛情の確かめ方や不満の伝え方がわからず、わざと困らせるような言動をとってしまっている可能性が高いです。
恋人の試し行動をやめさせたいときは、しっかりと愛情表現して相手を安心させてあげつつ、試し行動が嫌なことをきちんと伝えましょう。
恋人の試し行動を少しずつ減らしていけば、安定した関係を築いていけるはずですよ。
- 大人の試し行動の具体例には「急に音信不通になる」「理由をいわずに不機嫌になる」「相手の容姿や人格を否定する」などがある
- 試し行動をする大人の心理には「不満があることを察してほしい」「構ってもらって安心したい」「自分が優位なことを確認したい」などがある
- 試し行動をする恋人への対処法には「しっかり愛情表現してあげる」「試し行動が逆効果なことを教える」「距離を置いて冷静になる」がある



