吊り橋効果って本当にあるの?恋愛テクニックの効果的な使い方を解説

恋愛心理学としてよく耳にする「吊り橋効果」という理論をご存知ですか?
恋愛テクニックとして活用できることは知っていても、「この吊り橋効果って本当に効果あるの?」「どんなふうに活用すれば成功する可能性が高くなる?」と疑問に思っている人も多いかもしれません。
今回の記事では、吊り橋効果の意味や発揮されやすいシチュエーション、また吊り橋効果を狙った恋愛テクニックに挑戦する際の注意点を紹介していきます。
ぜひ吊り橋効果を活用して恋愛に役立ててみてください。
Contents
吊り橋効果とは
それではまず、吊り橋効果の意味とその効果について紹介していきます。
言葉の意味
吊り橋効果とは、ホラー施設やミステリースポットなどに行ったときのドキドキした気持ちを、一緒に行った人に対する恋愛感情だと勘違いしてしまう心理現象のことを指します。
ガタガタ揺れる吊り橋を渡ったときのドキドキ感を恋愛のドキドキと錯覚することを利用して、好きな人へ効果的にアプローチできるとして広く知られています。
心理学の実験から基づく効果の嘘・本当
この吊り橋効果が本当に効果があるのかどうかについては、カナダの心理学者・ダットン氏とアロン氏の心理実験により結果がでています。
この実験は、男子学生に揺れない吊り橋と揺れる吊り橋を渡ってもらい、橋を渡り切ったところで女子学生から簡単なアンケートをお願いされ、「アンケート結果に興味があれば電話をください」と連絡先を書いたメモを渡される…という調査です。
その結果、揺れない吊り橋の場合は約1割程度の人しか連絡をしてこなかったのに比べて、揺れる吊り橋を渡った人は約半分の人が連絡をしてきたのです。
この結果からわかるとおり、揺れる橋を渡っているときの心拍数の増加を、女性への恋心と誤認する可能性が高いと見られています。
この実験を踏まえると、ドキドキしているときに一緒にいる人に対しても、同様の効果が期待できると考えられます。
「不安や恐怖、緊張からくるドキドキを恋愛感情と勘違いする」という心理作用は、大いに期待できるでしょう。
吊り橋効果が発揮されるドキドキのシチュエーション
それでは実際どんなシチュエーションで吊り橋効果はその真価を発揮するのでしょうか。
吊り橋効果を狙いやすいシチュエーションについて紹介していきます。
ホラーやアクション映画を一緒に観る
デートで映画を観る際にはホラーやサスペンス映画、アクション映画など、ハラハラする要素があるものを観るのがおすすめです。
恐怖を感じるシーンや、迫力のあるアクションシーンにより心拍数が上がり、吊り橋効果が期待できます。
映画は家で観るのもいいですが、映画館で見ればより音声にも迫力があり、ドキドキ感がさらにアップしますよ!
気になる異性を映画デートに誘って、2人の仲を深めてみてください!
遊園地で絶叫マシンに乗ったりお化け屋敷に入ったりする
遊園地デートに行く際は、絶叫マシンやお化け屋敷に積極的に入ることがおすすめです。
どちらもハラハラドキドキする要素が満載のため、気になっている人と一緒に入れば吊り橋効果が狙えます。
しかし、苦手で嫌がっている人を無理やり乗せるのは逆効果。
「自己中な人なんだ…」とあなたの印象が悪くなってしまう可能性があるので禁物です。
また、自分が極度に苦手な場合も、恐怖心からデートを満喫できなくなる場合があるので、2人が乗ってみたい・入ってみたいと思ったアトラクションを選ぶことが重要です。
スポーツ観戦をしに行く
スポーツ観戦に一緒に行くのも、吊り橋効果を狙うにはおすすめのシチュエーションです。
野球やテニスなどのスポーツ試合は、どちらが勝つのか手に汗握るハラハラ感が満載です。
自分はスポーツが苦手でも、スポーツ観戦は好きという人は意外と多いので、気になる試合があったら、ぜひ異性を誘ってみてください。
ルールが単純でわかりやすいスポーツだと、どんな人でも楽しめるはずですよ!
一緒にジムで運動する
意外かもしれませんが、ジムで運動をすることも、吊り橋効果を狙えるシチュエーションです。
運動すると単純に心拍数が上がるため、誰かと一緒におこなうことで、そのドキドキ感を恋だと勘違いすることがあるのです。
ジムでは一緒に走ったり、初心者向けのダンスプログラムに挑戦したりと、普段運動をしない人も気軽に楽しめるのでおすすめです。
相手が未経験の新しいことにチャレンジする
まだ相手が体験したことがない新しいことにチャレンジすることでも、吊り橋効果を発揮することが期待できます。
一般的に初めてのことをするとき、どんな人でも少なからず緊張しますよね。
その緊張感によってドキドキすることを恋愛感情だと錯覚する人がいるのです。
そのため、相手が未経験という情報を得たら、「今度、スキューバダイビングしてみない?」「鍾乳洞に遊びに行ってみない?」など、勇気を出して声をかけてみてください。
きっと未知の世界にドキドキするはずですよ!
仕事以外の場面でちょっとしたいたずらを2人でおこなう
ちょっとしたいたずらを好きな人と一緒に仕掛ける、ということも吊り橋効果が期待できるシチュエーションです。
ドッキリを仕掛けた相手を待つ瞬間はドキドキものです。
また、2人で共同作業して秘密を共有することで、お互いの距離感が近くなる可能性もあるでしょう。
具体的には2人に共通している友人を飲みに誘って、友人がトイレに行っている隙にペアルックになるなど、少し笑えるいたずらがおすすめです。
ただし、仕事中にいたずらをしてしまうと会社の迷惑になることもあるため、場面を考えておこなうように注意してください。
吊り橋効果を使うときの恋愛テクニック
吊り橋効果を活用するときは、ちょっとしたテクニックを使うとより成功しやすくなります。
吊り橋効果を使うときの恋愛テクニックを紹介していきますので、活用する際はぜひ参考にしてみてくださいね。
自分の存在を感じさせる
吊り橋効果を狙う際は、「隣にいる人に対して自分はドキドキしている」と相手に感じさせることが必要です。
いくら心拍数が上がっても、自分の存在を相手が感じていなければ、期待しているような吊り橋効果は起こりません。
たとえば、お化け屋敷やジェットコースターなどのアトラクションを楽しんでいるときも、話しかけたり触れたりして、自分がそばにいるということを実感してもらうようにしてください。
映画を観ているときに話しかけるのは難しいかもしれませんが、ドキッとするシーンでは相手を見て視線を合わせるなど、自分の存在をアピールすることがポイントです。
ドキドキを体験したあとは安心感を与える
ドキドキを体験したあとに安心感を与えると、より高い確率で吊り橋効果を期待できます。
たとえば、ホラー映画を観たあとに「大丈夫だった?」と優しく声を掛けたり、ジェットコースターに乗ったあとに「怖かったね!」と言って背中をなでたりして、相手に安心感を与えましょう。
職場でも、気になる人がトラブルでアタフタしているときに、積極的に自分がサポートすることで、緊迫状態からリラックスさせることが可能です。
「ドキドキ」と「ほっと」を上手に使い分けて、吊り橋効果を狙っていくのがおすすめです。
自分が得意な分野で誘う
吊り橋効果を狙いたいときは、そのドキドキが発生するシチュエーションを自分の得意な分野から選ぶことがかなり重要です。
なぜなら、自分が苦手な分野だと自分も一緒に驚いてしまうため、心に余裕がなくなって本末転倒になってしまう可能性が高いからです。
相手を気遣う余裕がなければ、「ここぞというときに逃げる人」「なんか頼れない」「一緒にいて楽しくない」と思われてしまうかもしれません。
絶叫マシーンが苦手なら映画を選ぶ、ホラーが苦手なら相手が未知のことにチャレンジする、など自分と相性のいいシチュエーションを選びましょう。
告白をするなら吊り橋効果の最中か直後
吊り橋効果を狙って告白をするなら、吊り橋効果が出ている最中か直後におこなうのがおすすめです。
吊り橋効果のドキドキはあまり長く続かないため、チャンスを逃すと上手くいかないこともあります。
また、告白をするなら脈ありサインが出ているときにすることが大事です。
・ボディタッチが多い
・こちらをよく見てくる
・LINEやメールは高頻度で連絡をしてくる
・デート回数が3回目
などの脈ありサインを確認してみてください。
全く相手からの好意を感じられていないのに告白しても、上手くいかない可能性が高いので注意が必要です。
吊り橋効果の注意点
吊り橋効果に挑戦してみたい!と思った人に向けて、吊り橋効果を行う際の注意点について紹介していきます。
容姿が魅力的でないと逆効果になる場合もある
吊り橋効果は、「容姿が魅力的な人でないと逆効果になる可能性がある」という研究結果が、メリーランド大学でおこなわれた実験で明らかになっています。
確かに髪の毛はボサボサ、服もヨレヨレ…などと清潔感がなく、外見に気を使っていない人が吊り橋効果を狙っても意味がないことは納得できますよね。
ただ身だしなみが整っていても、容姿が魅力的でなければ効果がないとすれば、この恋愛テクニックを諦めたくなる人は多いはずです。
しかし、容姿が優れていないからといって諦める必要はありません。
自分に似合う髪型や服装、男性なら筋トレ、女性ならメイクの研究するをなど、自分磨きをして好感が持てるような雰囲気になれば、吊り橋効果が成功する確率も上がります。
持続性は長くない
どんなにびっくりしても、ドキドキしている時間というのはそう長くはありませんよね。
吊り橋効果も同じで、ドキドキを恋愛感情だと勘違いする可能性のある時間は長くありません。
そのため、吊り橋効果はあくまでも恋のきっかけ作りとして活用するのがおすすめです。
一時的にドキドキ感を演出して、その後は着実に2人の仲を深める努力をして、恋愛関係を進展させていきましょう。
効果が期待できない人もいる
吊り橋効果は誰にでも効果が期待できる方法ではありません。
冷静沈着で興奮状態にならずいつも落ち着いている人や、ストレス耐性に強い人の場合、あまり動揺することなく、吊り橋効果で重要なドキドキを与えられないケースがあるからです。
そのため、好きな人の性格によって、吊り橋効果が期待できるか否かきちんと見極めてから実行することが大切です。
過度な恐怖感を与えるのはNG
いくら相手をドキドキさせたいからといって、過度な恐怖感を与えるのはNGです。
過度な恐怖心は恋愛感情よりも警戒心を生み出してしまう可能性が高く、あなたに対して心を開かなくなってしまう場合があります。
吊り橋効果による恋愛テクニックを失敗させないためにも、相手をさらにびっくりさせるような恐怖心を煽ることだけは絶対にしないでください。
また、警戒心を与えないために、ある程度仲良くなってから実行するのがおすすめです。
吊り橋効果はあくまでも恋愛のきっかけとして考える
ドキドキすることによって恋と錯覚する「吊り橋効果」。
しかし、その効果はいつまでも持続するものではありません。
吊り橋効果で恋愛のきっかけを得ることができますが、そこから恋愛関係を進展させるには、自分の努力が必要不可欠です。
吊り橋効果で心を掴んだら、その先の関係がもっと良いものになるよう、自分磨きや相手を気遣うことを忘れないようにしてください。
吊り橋効果はあくまでも恋愛のきっかけと考え、1つのテクニックとして活用するのがおすすめです。