マンネリ化の意味とは?倦怠期との違いやカップルがマンネリを解消する方法
恋人のことが好きなはずなのに、一緒にいてもトキメキを感じにくくなる「マンネリ化」。
お付き合いが落ち着いてきたカップルの多くが、この現象に悩まされるといわれています。
この記事では、カップルがマンネリを解消する方法を紹介します。
マンネリ化の意味や、倦怠期との違いも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
マンネリ化の意味とは?わかりやすく解説
マンネリとは芸術用語の「マンネリズム」を略した言葉で、代わり映えせず独創性がなくなることをいいます。
近年では恋人との時間を退屈に感じたり、新鮮さがなくなったりした状態のときに「マンネリ化」と表現されることが多いです。
付き合いたてはお互いに気持ちが盛り上がっていても、時間がたつにつれ、良くも悪くも相手に慣れてしまうもの。
相手のことを知る楽しさやドキドキが減り、気持ちが落ち着いたときに陥りやすい現象です。
マンネリと倦怠期の違いって?
似ているようで若干違うのが、マンネリと倦怠期です。
マンネリは相手へのトキメキや興奮が薄れ、新鮮さを感じなくなる状態のことをいいます。
「恋人のことは好きだけど、なんだかつまらない…」と感じるのがマンネリです。
一方で倦怠期は、恋人への愛情が少しずつ離れていく状態のことをいいます。
倦怠期に陥ると、相手の嫌な部分ばかり見えてしまったり、不満を感じてイライラしやすくなったりします。
なかには、そのまま気持ちが冷めて別れを切り出す人もいるでしょう。
マンネリ状態が続くと倦怠期に突入してしまい、破局へのカウントダウンが近づいてきます。
マンネリ化しているカップルの特徴は?
付き合いたての熱い気持ちがなくなり、恋人にマンネリを感じるカップルは少なくありません。
ここでは、マンネリ化しているカップルの特徴について紹介します。
恋人との関係に悩んでいる方は、2人の今の状態に当てはまるものがないかチェックしていきましょう。
身だしなみに気を使わなくなる
付き合い始めは、会えるのがほんの少しの時間でもおしゃれをして、自分を魅力的に見せようとしていた人も多いはず。
しかし、関係がマンネリ化すると自分を良く見せたいという気持ちが薄れ、外見や身だしなみに気を使うことが少なくなります。
着飾らず素を見せているともいえますが、お互いに刺激やトキメキを感じにくくなるでしょう。
連絡を取る頻度が少なくなった
好きな人とのメッセージのやり取りや電話は、会えない時間も繋がりを感じられる唯一の手段です。
もともと連絡を取り合うのが苦手なカップルもいるかもしれません。
しかし連絡を取る時間が面倒に感じたり、恋人への返信を後回しにしたりするようになると要注意。
恋人の優先順位が下がっている状態が、マンネリ化の特徴なのです。
会話などのコミュニケーションが減る
コミュニケーションの減少は、マンネリ化したカップルの大きな特徴です。
順調なカップルは、コミュニケーションを大事にする傾向があります。
長年交際していても、お互いの近況に関心を持ったり、他愛ない話も2人で共有したりして会話を欠かしません。
しかし、マンネリ化したカップルは相手への興味が薄れているので「2人でいても話すことがない」と感じやすくなるのです。
同じ空間にいてもお互いにスマホを触っていたり、2人で一緒に楽しむことをしなくなったりしている場合は、マンネリサインだといえるでしょう。
些細なケンカが増える
付き合い始めは、お互いの合わない部分も話し合ったり歩み寄ったりして、2人の関係を良くするために努力していたカップルも多いでしょう。
しかし、付き合いが長くなってマンネリ化すると、価値観のすり合わせが面倒に感じ、衝突が増えていきます。
些細なケンカが増えたり、小さなことがきっかけでお互いを罵るような言い合いに発展したりすることもあるかもしれません。
相手の気持ちを考えようとせず、自分の感情しか見えなくなった状態がマンネリ化の特徴です。
恋愛においてマンネリ化する原因は?
長い交際期間のなかで、マンネリを感じるカップルもいれば、順調に関係を育むカップルも存在します。
マンネリ化するカップルには、どのような原因があるのでしょうか。
いくつかの原因を知り、2人の関係を見つめ直してみましょう。
一緒に過ごす時間が長過ぎる
同棲中などで一緒に過ごす時間が長過ぎるカップルは、マンネリ化を感じてしまいやすい傾向にあります。
付き合いたては、一緒にいればいるほど愛が深まっていくと感じるものの、相手の存在に慣れてしまうスピードが早いのも事実。
寝起きでボサボサの髪や、すっぴんの状態を見せるのが当たり前になり、いつしか恋人らしいトキメキや胸の高鳴りが減っていくのです。
お互いがその状況を心地よく感じられれば良いですが、別々に住んでいるカップルに比べるとどうしても新鮮さがなくなってしまいやすいでしょう。
デートする場所に新鮮味がない
デートする場所や内容が代わり映えせず、いつも同じようなデートコースになっていることも、マンネリ化の原因です。
2人のお気に入りの店や思い出の場所があるのは良いことですが、慣れたところにばかり行っていても目新しさや新鮮味がありませんよね。
いつも同じ行動パターンでは退屈に感じ、恋人への気持ちもマンネリ化しやすくなります。
共通する趣味や楽しみがない
恋人と共通する趣味や楽しみがないことも、マンネリ化する原因のひとつかもしれません。
性別は違えど、音楽やスポーツなど共通して楽しめるジャンルはたくさんあります。
好むものや趣味が違うと会話をしても盛り上がらず、結果的に「この人とは合わない」と感じてしまいます。
そうしたマイナスな気持ちが、マンネリを生み出している可能性も考えられるでしょう。
自分をさらけ出し過ぎている
交際を長く続けていると、だんだん恋人に素の自分を見せられるようになってきます。
お互いに気を使わなくていい関係はとても楽ですが、それも場合によってはマンネリ化する原因となるでしょう。
恋人のすべてを知り尽くしてしまうと、付き合いたての頃に感じていた相手を知る楽しさやワクワクを味わうことがなくなります。
恥じらいを忘れるなど自分をさらけ出し過ぎていると、いつしか恋人ではなく家族のように感じてしまい、刺激や新鮮さがなくマンネリ化しやすくなるのです。
相手への思いやりより自分を優先する
相手への思いやりをなくしていることも、マンネリ化する大きな原因です。
恋人への思いやりは、順調な交際を進めていくうえでとても重要なもの。
誰しも付き合いたての頃は、相手のことを理解しようとしたり気を配ったりして、仲を深めていたでしょう。
しかし2人でいることに慣れてしまうと、次第に思いやりは薄れ、自分の感情が優先になってしまう人もいます。
恋人の気持ちを考えられないと相手からも大切にされず、マンネリが悪化してしまうのです。
マンネリを解消してラブラブに戻る方法は?
恋人のことが好きな気持ちは変わらないのに、マンネリ化した現状に不安を感じる人も多いはず。
今の状態が悪化すると倦怠期に繋がる可能性もあるため、早めに対処する必要があります。
恋人との関係を修復してラブラブな関係に戻りたい人必見の、マンネリ解消法について紹介します。
1人で楽しむ時間を作る
マンネリを解消するには、恋人との距離感を適度に保ち、恋人以外のことにも目を向けるのが大切です。
趣味や習い事などに打ち込むなど、1人で楽しむ時間を積極的に作ってみましょう。
同棲カップルは2人の距離が近すぎることが、マンネリ化の原因となっているかもしれません。
好きな人と一緒にいたいと思うのは当然ですが、2人で過ごす時間が日常になると、新鮮味がなくなってしまいやすいです。
1人の時間を充実させると、内面からキラキラと輝いたり、美意識が上がったりと良いこと尽くめ。
あなたの魅力を再認識させることができ、ラブラブに戻れる可能性が高まります。
いつもと違うデートプランを練る
デートコースがワンパターンで代わり映えしないと感じているカップルは、いつもと違うプランを練るのがおすすめです。
いつも決まった店に行ったり、お家デートばかりになっていたりすると、飽きを感じてマンネリ化しやすくなります。
まだデートしたことのない新しい場所へ2人で出かけると、相手の知らなかった一面が見え、マンネリが解消できるかもしれません。
登山デートで絆を深めたり、土地勘のない場所に旅行したりして、楽しみながら新鮮さを取り戻しましょう。
イメチェンして新しい自分を見せる
恋愛テクニックとして定番のイメチェンは、マンネリカップルにも大きな効果が期待できる対処法です。
見慣れてしまった姿と雰囲気を変えることで、新たな魅力を発見してもらえるかもしれません。
イメチェンというと、髪をばっさり切るなど大掛かりなイメージがありますが、小さなイメチェンなら気軽にできます。
男性ならヘアスタイリングを変えたり、眼鏡とコンタクトを使い分けたりするのがおすすめ。
女性ならファッションをいつもと違う雰囲気にしたり、メイクを変えたりすると気づいてもらいやすいでしょう。
愛情や感謝を言葉で相手に伝える
愛情や感謝の気持ちを「好き」「ありがとう」と言葉にして相手に伝えることに、照れくささを感じる人も多いのではないでしょうか。
気持ちも落ち着き、一緒にいる時間が当たり前になると、自分の感情を言葉にする機会が減ってきやすくなります。
「言わなくても伝わっている」と思うかもしれませんが、やはり言葉にしないと自分の心のすべてをわかってもらうことはできません。
交際期間が長くても順調なカップルは、愛情や感謝をいつもしっかり相手に伝えているという特徴があります。
自分の気持ちをしっかり相手に伝えることが、ラブラブな関係を取り戻すきっかけとなるでしょう。
記念日に特別なデートやサプライズをする
付き合う期間が長くなればなるほど、誕生日や交際記念日を祝うワクワク感も減少してしまいがち。
そんなマンネリ化を打破するためにも、記念日は特別なデートやサプライズを企画しましょう。
いつもは行かない敷居の高いレストランで一緒に食事したり、感謝のメッセージを書いた手紙をプレゼントしたりするだけでも、特別感を演出できます。
非日常を味わうことが刺激になり、お互いに惚れ直すきっかけとなるかもしれません。
別れに繋がるかも?マンネリ中のNG行動とは?
マンネリ化を放置すると、倦怠期や別れに繋がる可能性があるので、早めの関係修復が大切です。
しかし焦って行動するのは、余計に関係をこじらせてしまう原因となることも。
最後に、マンネリ中のNG行動について紹介します。
相手に変化や愛情を求めすぎる
マンネリ解消を急ごうとするあまり、相手に変化や愛情を求めすぎるのはNG行動です。
なぜなら、2人の関係がマンネリ化したのは、刺激が足りない状態に自分自身が飽きている場合が多いから。
つまり、慣れや気持ちの落ち着きがマンネリに繋がっているだけで、相手が悪いわけではないのです。
無理に変化や過度な愛情を求めるよりも、2人で一緒に楽しめることを見つけて新鮮さを感じたり、自分の気持ちに刺激を与えたりする方がマンネリ解消の近道となります。
わざと異性と仲良くして妬かせようとする
恋人の目の前でわざと異性と仲良くして、妬かせようとするのも逆効果。
マンネリ化すると焦って相手の気を引きたくなりますが、反対に不信感を植え付けてしまうでしょう。
付き合いたてのころと比べて気持ちが冷静になっている分、恋人のマイナスな面は目につきやすくなります。
「自分と交際しているのに、ほかの異性とベタベタしているなんて…」と感じさせてしまい、気持ちが離れる原因となることも。
マンネリ化しているときこそ、恋人への愛情をしっかり表すことが大切です。
相手の気を引くために冷たい態度を取る
マンネリ中の恋人に対して「自分のことで頭がいっぱいになってほしい」と考える人もいるでしょう。
しかし相手の気を引くために、わざと冷たい態度を取るのもよくありません。
マンネリ化は、恋人への興味や関心が薄れてしまう状態です。
それなのに素っ気ない態度を取ったり、連絡を返さなかったりしていると、余計に2人の距離を遠くしてしまいます。
恋人への丁寧な対応は、関係を修復させるために欠かせない行動です。
自分の感情を素直に口に出さない
相手の気持ちや愛情を取り戻したいがあまり、自分の感情を素直に口に出さないのもNGです。
恋人関係とはいえ、実際は他人同士なので、合わない部分があるのは当たり前のこと。
相手に無理に合わせて言いたいことを我慢していると、確実に2人の距離は縮まりません。
そしてその様子は相手にも伝わり、あなたに違和感を覚える原因となるでしょう。
不満は溜め込まず、本音で話してお互いに歩み寄るのが、より良い関係を築く秘訣です。
距離を置く期間が長い
マンネリを解消するためには、近すぎる距離を少し離して新鮮さを取り戻すのが重要です。
しかし、距離を置く期間が長いと相手のいない生活に慣れてしまい、そのまま気持ちが冷めたり別れに繋がったりすることもあります。
距離を取っているとお互いに連絡するタイミングを見つけにくくなるので、必ず期間を決めるようにしましょう。
マンネリカップルが距離を置く期間の目安は、平均1週間〜2週間といわれています。
上手に距離を置き、お互いの大切さを見つめ直せる期間にしましょう。
マンネリ化は交際期間が長いカップルなら誰にでも起こるあるある現象!恋人の大切さを見つめ直してマンネリを打破しよう
マンネリ化は、交際期間が長いカップルのほとんどに起こりうる現象です。
マンネリに陥る理由や心理をしっかりと理解し、早いうちに対処することがラブラブな関係を取り戻す近道となります。
マンネリ化しているときこそ、相手に対して不信感を与えないように明るく振る舞うことが重要。
恋人の大切さを見つめ直し、マンネリを乗り越えて2人の絆を深めましょう。
- マンネリ化とは2人の関係に慣れを感じ、新鮮さを味わえなくなること
- マンネリ化は相手への興味や関心が薄れること、倦怠期は相手への気持ちが離れていくこと
- 一緒にいる時間が長いことや、デートが定番化していることがマンネリ化する原因
- ラブラブに戻るには、程度な距離を保って新鮮さを取り戻すのが重要
- 相手の気を引こうとするのはマンネリ解消に逆効果