ロミオメールとは?メッセージを送る男性の特徴&心理・対処方法を解説
みなさんはロミオメールを知っていますか?
勘違いした男性から届く理解不能な愛のメッセージですが、思わぬ文才につい笑ってしまうこともあります。
しかし、あまりにしつこく届くようなら放ってもおけません。
今回はロミオメールの意味とメッセージを送る男性の特徴や心理、その対処方法について詳しく解説します。
とくにロミオメールを送られたことがある女性は、これから紹介する情報は必読ですよ!
Contents
ロミオメールとは
「ロミオメール」とは、自分に気があると勘違いした男性から届く愛のメールのことです。
ポエム調だったり上から目線だったり、読んでいる方が恥ずかしくなるような内容が多いことで知られています。
その名はシェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」に由来しており、恋するジュリエットに愛を語るロミオのセリフのように、芝居がかった甘い言葉が多いことにちなんで名付けられたそうです。
ちなみに女性から男性へと送られる勘違いメールは、「ジュリエットメール」と呼ばれています。
ロミオメールの種類まとめ
一口にロミオメールといっても、その種類はさまざまです。
ここでは、ロミオメールの種類について紹介していくので、さっそく見ていきましょう。
ポエム調
恋は人を詩人にするといいますが、ロミオメールでもポエム調であることが多いです。
もっとも愛の告白というより、自分がいかに恋に苦しんでいるかをスラスラと語る場合が多く、「これは告白なのか…?」と思えるものも少なくありません。
もしかしたら日本男子は恋を語る機会がほとんどなく、恋について語ろうと思うとラブバラードの歌詞しか思いつかないのかもしれませんね。
歌の歌詞は聴く人に向けて書かれているため、それを恋愛メールに流用してしまうと、誰に向けたものかわからない文章ができあがってしまいがちです。
ロミオメールを読んだときに理解不能で笑いたくなるのも、そうした理由があるのかもしれませんね。
上から目線
ロミオメールは上から目線のテイストになっている場合もあります。
とくに元彼や元配偶者からの復縁希望メールに使われることが多いでしょう。
偉そうなメールを送りつけられて復縁しようと思う女性はいないと思うのですが、なぜか上から目線のロミオメールが届いたという報告は後を絶ちません。
マザコン・シスコン
マザコン・シスコン系と呼ばれるロミオメールは、男性が自分の母親や姉妹がらみで妻に送る場合が多いでしょう。
義母とのトラブルに「ママも悪気があったわけじゃない」「お前のためを思ってのことだから悪く取らないで」とストレートに義母の味方をすることもあれば、「ママにちゃんと注意しておくよ」と妻の味方に見せかけて何もしない言い訳メールがあります。
自分の姉妹がしたことに対しても、「ちょっと癖があるけど妹も反省してるみたいだよ」と養護するメールを送ることも少なくないようです。
基本的にロミオメールでは、見栄えの良い言葉を使用するので、夫のメッセージに「腹黒いヤツだ…」と怒りをあらわにする妻もいるでしょう。
下ネタ
下ネタ満載の愛を綴ったメッセージもロミオメールの1つです。
上から目線同様、復縁を願う元カレから送られてくることが多いようです。
付き合っていた頃のことを書き連ねて、当時の気持ちを思い出させたいのでしょうが、女性にとってはセクハラ以外の何ものでもありません。
クリスマスなどイベントが近づくと増える傾向にあり、1人で過ごしたくない男性が元カノを一夜のパートナーにしようと目論んで送ってくるのでしょう。
しかし、残念ながら男の恋はフォルダ保存、女の恋は上書き保存といわれるように、男性が思うほど女性は昔の恋を覚えているわけではありません。
ましてやセクハラ系のロミオメールを送ってくるような男との過去は、黒歴史として削除してしまう女性がほとんどでしょう。
ハネムーン期
ハネムーン期の愛のメッセージは、DV男が送るロミオメールです。
DVには周期があり、イライラしたり威圧的になったりする「緊張期」・感情をコントロールができずに激しい罵倒や暴力を振るう「爆発期」・被害者に優しく接する「ハネムーン期」を繰り返すといわれています。
暴言や暴力によって避難した被害者あてに、爆発期を過ぎた加害者から送られてくるのがハネムーン期のロミオメールです。
「悪かった」「どうかしていた」「2度としない」「お前がいないと生きていけない」などと、別人のように優しいメールが届くことで、被害者は「こんなに反省しているならもう1度やり直してみよう」と加害者のもとに戻ってしまうことがあります。
しかし、ハネムーン期は反省したから訪れるわけではありません。ターゲットを逃がさないために優しく接するだけなのです。
そのため、被害者が戻れば、再びサイクルは回り出してしまいます。
DV気味の男性からのロミオメールは、絶対に真に受けないようにしてくださいね。
ロミオメールを送る男性の特徴
女性をドン引きさせる勘違いメールの送り主はどのような人物なのでしょうか。
ロミオメールを送る男性の特徴を紹介します。
ナルシスト
ロミオメールからはナルシストの傾向がうかがえます。
自分のことが大好きだからこそ、相手の女性もきっと自分を好きに違いないと信じることができるのでしょう。
しかし、それは確固たる自信に支えられたうえでの行動ではありません。
自分はすごいと称賛しつつも、実際には何がすごいのか彼ら自身わからないのです。
そのため、心の底では自分に劣等感を感じているナルシストも少なくありません。
ロミオメールを送るときも、女性に拒否されることを恐れているため、心象風景をつづってみたり、女性にマウントを取ってみたりといった回りくどいやり方を選択します。
彼らの望みは、自分を好きに違いない女性たちを利用して、自分の不安を取り除かせることなのです。
それは女性に対する愛情というより、自己愛のなせるわざでしょう。
生粋のロマンチスト
その文面を見てもわかるように、ロミオメールの送り手は生粋のロマンチストであることが多いです。
ラブソングを口ずさみ、自分の世界に酔いしれては自己完結してしまうタイプです。
女性とわずかでも素敵な瞬間が共有できると、そのワンシーンから彼の頭の中で壮大な物語が展開し、現実との区別がつかなくなることさえあります。
アニバーサリーで派手な演出をしたがったり、誰も望まないフラッシュモブを計画したりして、周りの人を共感性羞恥に陥れることもあります。
恋愛に依存傾向がある
恋愛に依存傾向がある男性は、恋愛なしには生きていけません。
常に恋をしていたい彼らは気になる女性が現れると、すぐに相手に恋心を伝えたがります。
新たな出会いがないときは、別れた彼女と復縁できないかと考え、相手が既婚だろうがおかまいなしに自分がいかに好きであるかを訴えます。
しかし、彼らが好きなのは恋愛している自分自身です。
彼らにとって重要なのは、恋愛プランがスムーズに進行することで、女性の気持ちではありません。
ロミオメールを送る男性の心理
女性にとっては不可解極まりないロミオメールですが、何を考えて彼らはメールを送ってくるのでしょう。
ロミオメールを送る男性の心理を覗いてみましょう。
プライドが高い
ロミオメールを送る男性は総じてプライドが高いです。
高い自己肯定感は自信につながりますから、決して悪いことではないのですが、行き過ぎると認知を歪める原因にもなってしまいます。
「自分はすごい人」とセルフイメージが高くなり過ぎると、身近で起こる現象は全て自分に関係していると考えるようになるのです。
そのため、混雑した社食で女子社員が近くの席に座れば、自分に近づきたいのだと思い込み、コンビニでレジの女性が笑顔で接客すれば、自分に気があるのだろうと信じて疑いません。
たまたま席が空いていたからとか営業スマイルだろうといった可能性は、一切頭に浮かばないのです。
女性が大好き
ロミオメールを送る男性は、当然のことながら女性が大好きです。
頭の中は女性のことでいっぱいで、どうやって親しくなろうか、親しくなったら何をしようかと四六時中考えています。
延々と妄想を膨らませるので、自分が女性ととても近いところにいるように錯覚してしまうことも…。
手を伸ばせばすぐに意中の女性が自分のモノになると勘違いした結果が、ロミオメールというわけですね。
女性が自分に気があると思っている
彼らは女性が自分に気があると思っています。
普通に考えれば、相手の気持ちは相手に聞かなければわからないはずですが、共感性が乏しいと「自分の気持ち=相手の気持ち」という感覚に陥ってしまうのです。
「彼女も自分のことが好きだし、愛でも囁いて交際のきっかけを作ろう」と考えた末に、ロミオメールを送るのです。
独占欲が強い
ロミオメールを送る男性は、独占欲が強いうえに他人の気持ちを考えられません。
そのため、ひどいときはDVによって相手を支配しようとさえ考えます。
女性の意思を無視したロミオメールも、女性をモノとして独占する手段といっていいでしょう。
彼らが期待しているのは女性の本心を知ることではなく、女性が自分に従うことだけです。
うざいロミオメールの対処方法
勘違い満載のメールを受け取ったら、どうすればよいのでしょうか。
うざいロミオメールの対処方法について見ていきましょう。
スルーする
対策方法として一番いいのはスルーすることです。
勘違い男に何を言っても正しく伝わることはありません。
「迷惑だからやめてください」と言えば照れていると理解し、「素直になれよ」と謎の上から目線のメールがさらに届くだけです。
日本語が通じない相手と割り切ってスルーしましょう。
受け取ったメールはすぐにでも消してしまいたいでしょうが、しばらくは削除せず、保存しておいてください。
何もないに越したことはありませんが、ストーカー規制法に該当する事態に発展しないとも限りません。
その場合、証拠のメールが残っていれば相談しやすくなります。
断りの連絡を入れる
スルーで諦めてくれれば問題ありませんが、非難をしてくるようなメールが届くようになったら要注意です。
その場合は早めに断りの連絡を入れるようにしましょう。
返事をぼかすと都合のいいように解釈されてしまうため、その気がないことははっきりと伝えることが大切です。
この際、「うざい」「頭がおかしい」といった感情的な言葉を使うのはいけません。
あまりにしつこいとつい文句を言いたくなりますが、勘違い男はプライドが高いわりにメンタルが弱く、否定の言葉にとても敏感です。
逆恨みしないとも限らないので、今後の安全のために感情的な言い回しは極力控え、その気がないことを淡々と伝えましょう。
自宅や会社の場所を知られているなどリアルで接点がある場合は、第三者に間に入ってもらった方がよい場合もあります。
直接会うのは避けた方がいいですが、どうしても会う必要がある場合は必ず友人に一緒に行ってもらい、日中の人目の多い場所で会うようにしましょう。
警察署や交番が近いところならより安心です。
警察や弁護士に相談する
はっきり断ってもメールが続いたり、攻撃的な内容のメールが届いたりするようなら、ただちに警察や弁護士に相談してください。
状況次第ではすぐに対応してもらえない場合もあるかもしれませんが、一度相談しておけば何かあった際に事情を把握してもらいやすくなるでしょう。
メールの保存と合わせて接触があった場合は、その履歴も記録しておくことが大事です。
これぞ傑作!爆笑ロミオメール
数あるロミオメールの中には傑作と思えるものも少なくありません。
巷で噂の爆笑ロミオメールをピックアップしてみました。
祈りを捧げる
爆笑のロミオメールに多いのが、ポエム調で祈りを捧げるタイプです。
女性の幸せを祈るのならまだしも、たいていは自分の恋愛成就ばかり祈っていて、謙虚に聞こえる言葉とは裏腹に自己中極まりないものもあります。
この愛が届くよう 僕は夜空を見上げ
一筋の流れ星に祈りを捧げる
僕の気持ちは変わりません
いつかかならず2人はひとつになれる…
僕はいつもそう祈っています
この胸にあなたが飛び込んでくるのを妨げるものが何もないよう
準備しているよ
書いているうちに自分に酔ってしまうのでしょうね。
しかし、超えられない身分の違いがあるわけでもなし、告白もせずに星に祈っていても仕方がない気がします。
女性を非難して復縁を望む
メッセージを読んだ女性が怒りに震えたあと、なぜか笑ってしまう究極のロミオメールが、相手を非難して復縁を望むタイプです。
ヨリは戻したいけれど頭を下げてお願いするのは絶対イヤという、モラハラ男子の典型が透けて見えます。
男は浮気するもんだって理解できたら復縁してやるよ。
わかったらすぐ電話しろ。
俺を待たせるなよ?
とうとう他の男で我慢することにしたんだね。
でも、もう大丈夫。
家庭的でない君のことは完全に許しました。
だからまた僕の世話をさせてあげる。
新しい旦那にはごめんなさいしてすぐこっち来て。
洗濯溜まってるから急いでね。
ロミオメールはマッチングアプリにも多い?
スマホで出会いを探せるマッチングアプリにも、ロミオメールを送る男性は少なくありません。
とはいえ、そういった男性をすぐに判断できるので、苦手な人とはやり取りをしないようにしましょう。
安心してマッチングアプリを利用したい人には「ハッピーメール」がおすすめです。
累計会員数3,000万を突破しているので、数多くの出会いが期待できます。
女性は基本無料・24時間サポート付きなので、初めての人でも安心して利用できます。
ぜひハッピーメールで素敵な恋を楽しみましょう。
名作になるようなロミオメールを送る男性は少なくない!
何かと話題のロミオメールですが、共感性に乏しく他人と対等な関係を築けない男性が勘違いから送ってくることが多いようです。
もっとも名作になるようなロミオメールを送る男性が少なくないのも事実です。
彼らは自分だけの独特の世界観を持っており、独創的な想像力に恵まれているともいえます。
せっかくの才能ですから、女性を困らせるためだけに消費せず、芸術方面でもっと独自の才能を開花させた方がいいかもしれませんね。